アイエス!彼の事が大大大大大好きな150人の彼女! 作:どこかの超電磁砲
「近付くと……危ないですわよ」
「君も囚われているんだろ。なら救ってやる…君も」
切姫夜架は攻撃を放つ。翔真はそれを交わしながら近付く。翔真は夜架が心の底から助けを求めているのを感じた。例え腕の1本を犠牲にしても彼女を助けようと自ら近付く…ベルファストとグレイフィアはそんな翔真に心配な眼差しを向ける。
「大丈夫だ。俺は君を苦しめたりしない。辛い事は終わりにしよう。俺は…『もらったァァァァァァ!』っ!」
夜架に手を伸ばした時、セイトが手元に持った剣で後ろから翔真の心臓を貫いた。血が噴き出し、翔真は膝から崩れ去る。
「「翔真様っ!!」」
「ああ…あ…」
「馬鹿が!!下級国民が逆らうからこんな事になるんだっ!!ここに来た事を後悔するんだなァ!」
ベルファスト、グレイフィアが叫び、夜架は狼狽えて後ろへ下がる。ようやく差し込んだ希望が一瞬にして絶望に変わる。
「ベルファスト、グレイフィア…お前等にはヒルデを逃がした罰がある。今日はたっぷりとお仕置きしてやるからな」
「(もう…ダメなのでしょうか…)」
「(…誰でもいい…私達を…助けて)」
ベルファストとグレイフィアが諦めかける。しかし突如として翔真は炎に包まれる。やがて立ち上がると炎が消え去り、翔真は生還した…いや生き返ったというのが正しいだろう。
「ば…馬鹿な!心臓を刺したのに!なんで!」
「危うくあの世へ召されるかと思ったぜ。わりぃが俺には加護があってね。それにグレイフィアさんやベルファストさん、夜架を救い出せずに死ぬなんて無理だ」
翔真はゆっくり近付く。そして即座にソードメイスを召喚すると、それをセイトに投げ放つ。放たれたソードメイスはセイトの腹を貫く。
「がっ…!?き、貴様っ!!」
「楽には殺させない。テメーは社会的制裁で死ぬべきだ。さて」
翔真は機体を解除して尻餅をついていた夜架を抱える。
「どうして…!」
「女の子の正義の味方。それが俺だからだ…行こう。これで君は自由になれる。ベルファストさんやグレイフィアさんもね」
「本当に…」
「翔真様……」
「さあ、ヒルデさんの所へ案内するよ。それとあの上級国民は心配するな。ジャンヌが裏で色々手を回してくれてる」
翔真は3人を連れて屋敷を後にした。ジャンヌの手回しにより柊セイトは色々な罪で逮捕され身柄を拘束された。そしてベルファストとグレイフィアはヒルデとの再会を喜び、夜架も晴れて自由の身になった。一仕事終えた翔真は学園へと帰った。しかし翌日……大変な事が起きる。
「翔真様。私は貴方をお慕いしています……ですから私を側に居させてください!!」
「ご主人様。私は貴方に助けられた身……今度は私が貴方をお守り致します。このベルファスト、翔真様の為に…」
「翔真様。私は貴方にどうやら惚れたみたいです。もし嫌じゃなければ……」
「主様。この夜架、主様の為に一生お側に居ますわ。主様……貴方を愛していますわ」
「……マジで?」
この日、恋人が四人増えた。