キヴォトス、先生大量発生中!?   作:ユメ先生

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SRTの先生:見えない檻

 

 

 

 合宿場のグラウンドに沈黙が降りた。

 

 大勢の子供と数人の大人の中で、彼女は問うた。

 

「……我々の存在が無意味だと言うのなら、我々は何だと言うのですか?」

「犬だよ」

 

 打ちのめされているスバルの問いに、SRTの先生は端的に言った。

 

「お前達は人間ではない。お前達の言葉は犬っころがワンワン吠えてるのと同じだ。俺達人間の残飯を漁り、泥水を啜って生きる犬畜生だ。何度も言わせるな」

 

「“そんなわけない!!”」

 

 しかし、シャーレの先生はそれを否定するように声を挙げた。

 

「“この子たちは人間です、SRTの先生!!”」

「……はあ、ゲヘナの先生も大変だな」

 

 SRTの先生はマスクの下で目を細め、そうぼやいた。

 

「ならば、教えてやろうシャーレの先生。

 こいつらが犬だと言う証拠をな」

 

 彼はおもむろに、事態を飲み込めずにいる正義実現委員会の一人に近づいて、耳元に何かを囁いた。

 

 その子は、ギョッとして一歩後退った。

 

「で、出来ません、そんなこと!?」

「そうか。悪かったな」

 

 大慌てで否定する彼女からあっさり離れ、今度は演習に参加しなかったアリウスの生徒の一人に近づいて、何かを囁いた。

 

 同じように、その子もギョッとした。

 

「嫌なら他の奴にやらせるが?」

「う、うう、うわーん!!」

 

 そのアリウスの生徒は、腕で目元を隠し、シャーレの先生の方へと逃げ出した。

 

「“大丈夫かい!? 何を言われたんだ!?”」

 

 シャーレの先生は彼女を抱き留め、そして気づいた。

 その子が、何の表情も浮かべていないことに。

 

「先生、危ない!!」

 

 先ほどSRTの先生に話しかけられた正義実現委員会の生徒が声を挙げた。

 

「“えッ”」

 

 その時、シャーレの先生は腹部に違和感を抱いた。

 

 ────ナイフだった。

 

「俺ならこいつらをこう使う」

 

 SRTの先生は二人に近づいて、アリウスの生徒からナイフを取り上げた。

 そして見せつけるように、自分が渡した玩具の刃が引っ込むタイプのナイフを押したり引いたりさせる。

 

「そして、絶対に失敗しない」

 

 それが、彼が懸念していることだった。

 シャーレの先生は泣いている子供を見過ごすことが出来ない。

 

「あっちの子は拒否した。

 こっちの子は実行した。

 これで分かっただろ、お前が子供に見えてるのモノは、飼い主の意向次第で何でもするんだ。こいつらに尊厳なんて、意思なんて無いんだよ!!」

 

 それが現実だった。

 アビドスの先生が顔を覆って、他の男先生二人は目を伏せた。

 

「“そんなこと、そんなことあっていい筈がない!!”」

 

 膝をついて、悲痛にシャーレの先生は叫んだ。

 目の前の生徒をかき抱くも、その子はなぜ彼が悲しんでいるのか理解できていなかった。

 

「シャーレの先生よ。お前はこいつらをただの子供だと思ってる。

 それに間違いはないよ。だた、こいつらは犬として育てられた。それだけの話だ」

 

 ゲヘナの先生は慰めるように彼の肩を叩いた。

 

「そうだ、だから俺はこいつらを可哀想などと思わない。

 先生達がここでこいつらにしてきたことを間違いだとは言わねぇけどよ」

 

 その現実を突き付けた当人こそが、何よりもやるせなさそうにしていた。

 

「シャーレの先生、どうしてこいつらは逃げなかったと思う?」

「“……まさかッ”」

「そうだ、学習性無気力って奴だ」

 

 有名な心理学の実験だ、シャーレの先生も知っていた。

 

 犬を使った、実験だ。

 それは自分の意思で状況を改善できないと学習すると、たとえ逃げられる状況に陥ってもその場に留まると言う、諦めに至るというものだ。

 

 アリウスの生徒達は、そんな見えない檻に閉じ込められている。

 

「それで、あんたはいつまで嘆いているんだ?

 俺はこいつらの鎖と首輪を外してやる」

 

 SRTの先生はシャーレの先生を掴んで、無理やり立たせた。

 

「その後はお前の仕事だろうが。俺はこれしかできない、あんたはそれしかできない。大人の役割分担だ」

「“そう、ですね。嘆いている場合ではない……!!”」

 

 シャーレの先生は自らに発破をかけた。だからこそ、自分はこの男からRABBIT小隊を任されたのだから。

 

「そうだ。お前は“シャーレの先生”だ。こいつらの状況に何もできなくても、知らないなんてことは許されない」

 

 SRTの先生もまた、他の先生達のように、シャーレの先生という若者の成長を望んでいた。

 なにせ彼は、先生達の代表なのだから。

 

「正義実現委員会の諸君、いい仕事をしてくれた。俺の雇い主にもそう報告しておくよ」

「……当て馬にされたことについては言いたいことはありますが、そう言うことでしたか」

 

 大人達のやり取りに口を挟むべきではないと発言を控えていたハスミが口にした。

 

「ですが、我々も知らなかった……知ろうともしていなかった。

 トリニティのアリウスへの忘却は、とても罪深い現実となって我々の前に現れたのでしょう」

 

 そしてハスミもまた、その事実を重く受け止めていた。

 

「この事は上に報告します。実に有意義な時間でした」

 

 そして彼女は、最後にこう述べた。

 

「シャーレの先生。行動を起こす時は、我々にもお声をお掛けください。貴方にはその権限と、責任がある筈ですから」

 

 シャーレの先生はハスミの顔を見た。

 無表情だった。いや、無理やり怒りを押し殺している顔だった。

 無理やり、淑女として体裁を取り繕っている表情だった。

 

「それでは、我々はこれで。

 さて、ツルギには何と言いましょう。きっと一人で突っ込んで行ってしまうでしょうから。それから突入訓練の予定も増やさなければなりませんね……」

 

 正義実現委員会の生徒達は、ハスミの怒気を感じ取って粛々と退散していった。

 

 

 

「今からお前達を、大きく分けて二つの部隊に分ける」

 

 SRTの先生は、アリウスの生徒達にそう告げた。

 

「俺は戦いたくない奴に戦わせるほど外道ではない。

 後方支援として、これまで通り先生達と過ごし、残りの面々を支える部隊」

 

 彼は生徒達を示す。

 

「そして残りは、俺と共に戦う道だ。これは過酷な訓練を伴うが、先ほども言ったように二度とお前達を可哀想などと思う奴は居なくなる。

 お前達の尊厳と、本当の強さを取り戻す道だ」

 

 彼は自らを示した。

 

「選べ」

 

 彼は、人間としての選択を迫った。

 

「勿論、犬としての人生に戻りたいならそれでもいい。

 自分達の自治区に戻って、マダムとやらを喜ばせる芸でも磨いていればいい」

 

 どうする、と彼は顎をしゃくった。

 

「……私達には、まだ大勢の仲間が、自治区に居ます」

「そうか」

「私達がマダムに背いたと知れば、きっと彼女達が酷い目に遭うでしょう」

 

 スバルは血を吐くような気分でそう言った。

 その酷い目がどう言うモノか、想像もついた。

 

「──自分達の抹殺を命じる。あの女はそう言う奴だ」

 

 スバルは吐き捨てるようにそう言った。

 それは本物の、彼女の内から湧き出る憎悪だった。

 

「ひとつ、教えてやろう」

 

 SRTの先生はマスクの下でニヤリと笑った。

 

「キヴォトスでは、自分の学校に反旗を翻すのは“悪”ではない」

 

 その言葉が発端になった。

 

「わ、私、自治区に友達がいてッ」

「もう訓練は嫌ですッ、殴られたり撃たれたくないッ」

「自分は皆の為に戦います!!」

 

 それは自我の萌芽だった。

 彼女達は思い思いに自己主張を始めた。

 

 

「私も目を背けていたということか」

「“山海経の先生?”」

「私達は彼女らを人間として扱った。

 それが間違いだとは言わないが、彼女達が必要だったのは優しさや憐れみだけではなかったのだろう」

 

 山海経の先生は溜息を吐いた。

 

「自らが、己の力で自分の意思と自由を勝ち取ること。

 それは自分達を搾取してきた相手への復讐にも似た、ケジメなのだろう」

「“私は、そんな風に彼女達になって欲しくは無かったです”」

「私もだ。だがそうしなければ前に進めぬ者もいる。

 キヴォトスは光も強いが、闇もまた濃い。責任は彼女達には無いが、……彼女達には落とし前が必要だろう」

 

 そんな物騒なことを言う山海経の先生だった。

 

「……思い出しました」

 

 アビドスの先生が赤くなった目元を拭ってそう言った。

 

「シャーレの先生、エマちゃんもキヴォトス出身だって言いましたよね」

「“ええ、そうでしたね”」

「彼女の出身校は、アリウス分校なんです。

 私、全然知らない学校だったし、エマちゃんもあんまり学生時代について話してくれなかったから……私ったら、今になって思い出して!!」

 

 アビドスの先生は自分の不甲斐なさに憤っているが、シャーレの先生は無理もないと思った。

 キヴォトスには何千も学校が存在する。似たような名前の学校なんていくらでもあるし、その全ての学校名を覚えるなんて非常に難しい。

 自分と全く関わり合いの無い無名の学校を覚えていないなんて、仕方がないだろう。

 

「班分けが終わったみたいだな」

 

 ずっと煙草の紫煙を揺らめかせていたゲヘナの先生がそう言った。

 殆ど半々、およそ五十人が後方支援を選び、残りは戦いを選んだ。

 

「シャーレの先生。俺は彼女達が人生で初めて選んだ選択を、尊重したいと思う。

 幸い、学習性無気力の対処法は確立されてる。俺達には俺達の出来ることをしようぜ」

「“その通りですね……”」

 

 シャーレの先生は頷くしかなかった。

 そして、戦いを望まぬ彼女達を温かく迎えようと思った。

 

 

 

 

「“それじゃあ、模試の結果を発表するね”」

 

 午後、補習授業部の使用している教室では午前の模試の結果を配布していた。

 

「“今回はその、あまり集中できなかったみたいだね……”」

 

 シャーレの先生はやんわりとそう言った。

 安定して合格点を取っていたヒフミも合格ラインを下回っていたのだ。

 

「あうう、すみません」

「仕方がないだろう。自分の失態を棚に上げるつもりは無いが、あんなことがあればな」

 

 部長として肩身の狭そうにしているヒフミを、アズサはそう言って慰めた。

 

 午前のアリウスと正義実現委員会の演習は、この教室からも見えた。

 その結果も、その後の有様も。

 

「それはそうだけど……ちょっと、ハナコ!! あんたやる気があるの、0点って!!」

 

 結果発表を見て、コハルが声を荒げる。

 なんと、ハナコの答案は名前が未記入であった。

 

「……あッ、ごめんなさい」

 

 その当人は、椅子に座ったまま物憂げに外を眺めていた。そうしているとまるでただの美少女である。

 その視線の先には、戦いの道を選んだアリウスの生徒達がSRTの先生に過酷な訓練が施されている様子が見える。

 

「本当に、ふざけていたわけではなく、うっかり書き忘れてしまって……」

「あんた、本当に大丈夫なの?」

 

 ハナコを糾弾したコハルさえも、彼女の様子は少しばかりおかしく見えた。

 

「ええと、ハナコちゃん、調子が悪いとかですか?」

「無理もない。ここ連日、夜遅くまで勉強続きだからな。スケジュールは管理されているが、素人が体調を崩しても当然だろう」

「いえ、大丈夫です。本当に、何でもないんです」

 

 ハナコは心配しているヒフミとアズサに、愛想笑いでそう返した。

 これには他の三人も顔を見合わせた。

 

 ヒフミはハナコの成績が去年まで極めて優れているのを知っているし、それを先生達と共有もした。

 その結果、とりあえずハナコの事は様子見となった。

 だから突っ込んで話を聞くタイミングを見計らっている段階だった。

 

 そこに一緒に居たアビドスの先生がそっと近づいてそっと耳打ちをした。

 

「もしかして、あの日? シャーレの先生の前だと言いにくい?」

「あ、いえ、違います。ありがとうございます、気を使って貰って」

「そう? それならよかった」

 

 アビドスの先生は女性には毎月訪れるあの日かと思ったのだが、それは違うようだった。

 

 そうしていると、合宿場のインターホンが鳴った。

 来客のようだった。

 

「陽動か? く、先生達の行き来を考慮し、正面玄関付近にトラップを仕掛けられなかったことが悔やまれる」

「アズサちゃん!? そんなことしてたんですか!?」

 

 なぜか口惜しそうにしているアズサに、ツッコミを入れるヒフミ。

 とまあ、そんな理由も有って、来訪者はすんなりと案内されてやってきた。

 

「お前らに客だよ」

 

 ゲヘナの先生が非常に不機嫌そうに、案内してきた。

 マリーと、トリニティの先生だった。

 

 

 

「ハスミ君から、報告を受け取ったよ。

 私には報告義務など無いのだがね、真面目な子だ」

 

 書類仕事をする時間的余裕は無かっただろうから、口頭での報告だったのだろう。

 ハスミはトリニティの先生に情報を共有していた。

 

「どうやら、補習授業部の方は問題無いようだね」

「“ええ、その、はい……順調です”」

 

 学力に問題のあったアズサやコハルの点数が上がっているのは本当なので、シャーレの先生はそう言う他なかった。

 

 トリニティの先生は、物憂げに廊下から教室で話をしている生徒達を見やる。

 

「聖園君から聞いたかね? 白洲君はアリウス出身だと」

「ああ、聞いたよ」

「ええッ、そうなんですか!?」

 

 端的に答えるゲヘナの先生。

 なお、アビドスの先生には情報が共有されてなかった模様。

 

「私は彼女がSRTの先生が言うような子だとは思えない。

 自らの意思で他者を助けたと伊落君が言っていたようにね。まあ、方法は少々問題はあったようだが」

 

 老人は少し微笑み、つられてシャーレの先生も笑った。

 

「聖園君に乞われて色々と助言したが、彼女は正しいことを成そうとしている。

 数日後、討論会を行い桐藤君と直接対決するつもりなのだ」

「へぇ、やるなぁあのお姫様」

「“ミカが、ですか?”」

 

 ミカは語った。自分の目的はアリウスの解放だと。

 

「ティーパーティーとして、聖園君に与えられた権限は少ない。

 今回のアリウスの事も、独断として突き上げを食らっている。私はそんな彼女達を宥めたり、調整を行っているところだ」

「“私は二人には仲良くしてほしいんですけど……”」

「まあまあ。幼馴染だからこその信頼があるのだろう。羨ましいことだ」

 

 トリニティの先生は好々爺然として笑っている。

 

「さて、私も忙しい。アリウスの子たちを頼みますよ、皆の衆」

「“はい。勿論です”」

 

 ここまでは、ただの世間話で終わった。

 いや、終わる筈だったのである。

 

「あら、先生。改めて、こんにちわ」

「ああ、浦和君。上手くやっているようで何よりだよ」

 

 教室から、マリーと共にハナコが現れた。

 どうやら玄関まで送るつもりらしい。

 

「ところで、先生!!」

「な、何かな?」

「お子さんが沢山いるって本当ですか!?」

 

 ハナコにとって、単なる猥談に過ぎなかった。

 自分達の先生との、ちょっとした自分との共通点に浮かれただけだった。

 

「……それは、ゲヘナの先生から聞いたのかね?」

「ええ、そうですが」

 

 トリニティの先生はゲヘナの先生を睨んだ。

 

「つまり、私の失敗をこの子達に話したのかね?」

「なんのことかねぇ」

「惚けるなッ」

 

 トリニティの先生が声を荒げた。

 その声で、教室の中の三人や周囲の面々も驚いた様子だった。

 

「ああそうさ。俺が教えたんだ。

 あんたの一番下の娘は、悪い男に引っかかって家を飛び出した挙句、行方不明だってな。あんたは娘の教育に失敗したダメオヤジだってな!!」

 

 ゲヘナの先生は鼻を鳴らして声高々にそう言った。

 

「そんな奴がトリニティで先生をやってるなんて信じられねぇもんな!!

 なあ、もしかしてあんた、トリニティで自分の失敗をやり直そうとしてんじゃねえのか?

 だとしたらやっぱり、あんたに先生面する資格はねぇさ!!」

 

 その時だった、彼の顔に何かが投げつけられた。

 トリニティの先生の、手袋だった。

 

「決闘だ。よもや、拒否はするまいな?」

「上等だクソジジイ。ちゃんと手加減してやるよ」

「では明日決行だ。立会人と決闘方法はこの後伝える」

 

 トリニティの先生は顔を真っ赤にしながら去って行った。

 

「せ、先生、お気を確かに!!」

 

 マリーが慌てて彼に追従し、考え直すように説得をする声が遠ざかっていく。

 

「あ、あわわ、け、決闘……」

「“ゲヘナの先生!! 今すぐ誤解を解くべきです!!”」

 

 アビドスの先生は急展開にあたふたし、シャーレの先生はすぐにそう言った。

 

「いや、あの爺さんとはいつかきっちり白黒つけたいって思ってたんだ。丁度いい機会だ」

 

 だが、ゲヘナの先生は譲らなかった。

 

「さっきの言葉は俺の本心だよ。どうせだから盛大にやろうぜ」

 

 だからよ、とゲヘナの先生は顔を真っ青にしているハナコに言った。

 

「お前は悪くねえよ。間が悪かっただけだ」

 

 某セクシーなフォックスは、ハナコを一を知れば十を理解すると語る。

 だが、最初から見えない、存在しない地雷を踏むなと言うのは、あまりにも酷だった。

 

「ご、ごめんなさい……」

「気にすんな。あの偏屈爺を叩きのめしてやっからよ!!」

 

 ゲヘナの先生は楽しそうにそう言った。

 

 こうして、両先生の決闘は決まった。

 午後には決闘方法が伝えられ、立会人はシャーレの先生に決まった。

 

 そして翌日、補習授業部の合宿五日目。

 

 二人の決闘は決行される。……大雨の中で。

 

 

 

 

 

 





トリニティの先生はトリニティそのものなので、ハナコのめんどくさいところも反映されています。ミカやナギサもめんどくさいって? それはそう。
というか、トリニティの生徒って大体めんどくさいような……。

あなたはどの先生に勉強などを教わりたいですか?

  • トリニティの先生
  • ゲヘナの先生
  • ミレニアムの先生
  • アビドスの先生
  • 百鬼夜行の先生
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