キヴォトス、先生大量発生中!? 作:ユメ先生
ゲヘナ学園、本校舎の校門前。
「あ、先生だー」
「先生おはよー!!」
「よう、お前ら」
朝、校門前に立っているゲヘナの先生が手の平を少し高い位置で差し出すと、元気のいい生徒達がハイタッチしていく。
「先生、今度勉強教えてー」
「おう良いぜ」
「やった、友達大勢呼んでお菓子も買っとくね!!」
「はははッ、いいね。でも勉強は真面目にやるからな? 騒ぎたいだけなら先生帰るからよ」
「はーい、わかってまーす」
手を振りながら校内へ歩いて行く生徒達。
先生もそれを手を振って見送った。
すると、近くで銃撃戦の音が聞こえ始めた。
登校中の生徒達は顔こそ音の方へ向けるが、関係無さそうに関心を失った。
「なんで私の尻尾踏んでおいて謝らないの!?」
「謝ってるじゃん!! そっちこそ急に撃って来るじゃん!!」
「なにその態度ッ、誠意が感じられないじゃん!!」
「はぁ!? カツアゲでもしたいって言うの!?」
まるで小突き合いのような感覚でお互いに銃弾を飛び交いさせながら走って登校する生徒達。
とは言え普段からまともに訓練していないからか、銃弾は明後日の方向にばかり飛んで行っている。
はあ、と先生は溜息を吐いた。
「なにやってんだお前ら」
「あッ、先生ッアブなッ」
「急に飛び出してこないでよせんせー!!」
彼が割り込んだことで、生徒達は銃口を上にあげた。
生徒達は漠然とだが、先生達を傷つけることを忌避している。
罰則を理解しているからではなく、生徒達は頑丈で意図的に計画しないと殺害できない。
キヴォトスの生徒達にとって、その殺意こそ禁忌なのだ。
自分達が死ににくいからこそ、死が恐ろしいのだ。
まるでベッドで眠るまでの間に、死を想像して不安になるように。そう言う価値観なのだ。
だから銃弾一発で簡単に死んでしまう先生達が、危なっかしくてしょうがないのである。
先生は思う。或いはその躊躇いこそが、連邦生徒会長が望んでいたことなのかもしれない、と。
「おら、朝っぱらから銃なんてぶっぱなすんじゃねぇ」
「あいたッ」
「ぎゃん!?」
先生は撃ち合いをしていた生徒二人の首根っこを掴んで、両者のおでことおでこをガチンとぶつけた。
「ほら、これで両成敗だ。ちゃんとお互いに謝れ。悪いことして謝ることが出来なくなったらヒトとして終わりだ」
「はーい、ごめんなさい……」
「うん、こっちも……」
「よし。それでいい。お前ら知り合いか?」
ちゃんと謝れた二人の生徒は、首を振った。
学年もクラスも違うと言う。
「ならお前ら、これも縁だ。折角だから放課後にでも遊んでみたらどうだ?
学年が違ったら遊んじゃいけない決まりはないだろ。
どーせ俺も暇だし、俺と一緒にアイスでも食いに行こうぜ。奢ってやるよ」
「え、本当!?」
「ありがとう先生!!」
先生はそんな約束をして生徒達を送り出した。
ちゃんと勉強しに来てる生徒も多くいる。あいつらは守らないとな、と先生は手を振りながら思った。
「お、イオリじゃーん。おはよう」
「おはようございます、先生」
イオリはそそくさと硬い挨拶をして、さっさと校内に入って行ってしまった。
「ああ、イオリったら。
すみません、先生。あの子が失礼を」
それを偶々登校の最中だったチナツが見ていて、彼女が先生の前に来て頭を下げた。
彼女の方が年下なのにまるで年上のような対応である。
「いやいいさ。俺の故郷の男連中もあんな感じで堅物ばかりでよ、正直嫌われてたんだ。
時間厳守、倹約して真面目にルールを守り、質実剛健こそ美徳ってな」
「ふふ、先生のイメージにはあまりあいませんね」
「俺はそう言う連中は好きだったんだぜ? なにせ俺を不快にさせないからな」
絶妙に冗談か分からない言葉に、チナツも困ったように微笑むだけだった。
「でもこのルールを守るってのが曲者でな。
時間外労働は絶対にしないって奴も多いんだわ。だからお前らも、ほどほどに上手くやるこった」
「……はい、委員長たちに伝えておきます」
毎日残業が当たり前、休日出勤が当然のようにある風紀委員会の体制を指摘されたようで、チナツは恥じ入るように頭を下げて校門に向かっていった。
「まったく、ガキなんだから休日は遊べばいいのによ。
そうやって仕事のパフォーマンスを落としたらそもそもの責任問題だろうに。真面目過ぎるのも考えもんだな」
「そう言う先生こそ」
なんて独り言ちていると、背後から声を掛ける者が居た。
「休日は家から出ずに家族と過ごす文化をお持ちだそうですね。
しかし報告によれば日曜日も生徒達と遊び惚けているとか」
「うわ出た」
「何がうわ出たですか!!」
彼女こそ誰あろう、風紀委員会のナンバー2、行政官を担う天雨アコであった。
「先生、貴方は学校の顔なんですよ!!
もっと慎みを持って行動してくださいッ」
「あー、はいはい」
「なんですかその投げやりな態度は!!」
「会うたびにそんな風に言われちゃな」
先生はアコに目の敵にされていた。
どうやら相性が悪いらしい。
「校風が自由なのはわかるがよ」
先生はアコを見やってこう言った。
「お前の方こそ慎みを持った格好したらどうだ?
お前この間廊下で書類おっことしてた時、後ろから下の方見えてたぞ。俺は見ない振りをしてたんだが、他の生徒達はくすくす笑ってたしな」
「あッ、あの時ですか!?
書類を落としただけで何をと思ってましたが、あ、あ、もう!!」
瞬時にアコは茹で蛸みたいに真っ赤になってしまった。
「あと先生ッ、セクハラですよ!! 連邦生徒会に訴え出て解雇して差し上げますからねッ!!」
「いやお前のファッションセンスの問題だろうが。
自分から下着見せびらかしておいて理不尽すぎるだろ」
「見せびらかしていません!! この変態ッ、淫行教師ッ!!」
アコはそのような捨て台詞を吐いて、逃げ出すように校門をくぐった。
「次からはちゃんと膝を折ってモノを拾えよ!!
女子校だからって油断するなよッ」
「わかってますよ!!」
先生が大声でそう言うと、律儀にそんな言葉が返って来た。
ところ変わって、風紀委員会本棟のレセプションルーム。
「以上が今日の伝達事項よ。
各自、本日もつつがなく業務を遂行するように」
委員長のヒナが幹部及び各部隊長に朝の業務連絡をしていた。
「それでは、各員から報告はあるかしら?」
「はい、はいッ、ヒナ委員長!!」
「……何かしら、アコ」
ヒナは斜め後ろに侍っているアコを見やった。
「あのセクハラ淫行変態男の弱みを握り、万魔殿に即座に解雇するように訴えましょう!!」
「ああそう、そちらでやって頂戴」
「なんでそんな投げやりな態度なんですか!?」
「どうせ通らないってわかってるもの」
ヒナはアコの性格を熟知しているので、どうせ下らないことを肥大化して語っていることぐらい態度ですぐわかった。
「それに、うちの先生にあまり関わるべきではないわ」
「なぜですか!!」
「彼は校内のパワーバランスを慎重に見定めている。
万魔殿や我々のどちらにも肩入れせず、どちらかの権力が強まる行動をしないように見て取れる。
情報部によると、トリニティの先生と頻繁に連絡を取り合って、お互いに校内のバランサーを務めているらしいわ」
ゲヘナの先生の動向は、常に情報部に監視されている。
当人もそれを理解してあまり目立つ行動をしないようにしているようだった。
「それに彼を追放して、例の条約の時にこちらの学校から先生を出せなかったら世間はどう思うかしら。
マコト達も面子は大事にしているし、彼を追い出すなんて出来るわけがない」
まさに政治的な判断であった。
「しかしッ、トリニティの先生と連絡を取り合ってるのは、利敵行為かもしれませんよ!!」
「アコ、大人同士のやり取りに口を出すものではないわ。
シャーレの先生も、ゲヘナもトリニティの先生も、私達のやり方に口を出してきたりしないでしょう?」
それが生徒と、先生との分別であった。
今のところお互いに適切な距離を取って、大人と子供は関わり合っている。
「それに向こうはともかく、こちらの先生は機密情報に触れられるような立ち位置に居ない。
先生と接触した生徒も、政治に興味のない一般生徒ばかり。
利敵行為なんて言いがかりも甚だしいわ」
「うぐぐ……」
完璧に論破されて、アコは唸った。
そして敬愛するヒナに、わかりました、と頷いて見せる。
「……ヒナ委員長、まるであの軽薄な男に触れたくないように聞こえますね」
「何が言いたいのかしら、イオリ」
「アコちゃんの言い分はともかく、あんな毎日遊び惚けている奴が我が校の顔なんて納得がいきません」
ヒナはイオリの言葉に応えず、窓の外を見やる。
その視線の先には本校舎がある。
最近先生と彼を慕う生徒達で、壁のラクガキなどを大掃除したのだ。
ゲヘナにも美化委員会ぐらい存在するが、それを上回る速さで悪ガキどもが汚すので、まるで効果が無い。
ゲヘナ校内で美化と清潔が保たれているのは、風紀委員会の本棟ぐらいである。
それが、古くとも歴史ある校舎の壁が白さを取り戻している。
それこそが、ゲヘナの顔、彼女らの先生の象徴だった。
「最近、本校舎で銃撃の音が減ったわね」
「え、確かに、そうですけど……」
ゲヘナの本校舎はまさにゲヘナの混沌の巣窟である。
違法サークル、違法部活、そんな校則違反を何とも思っていない連中が占拠し我が物顔で好き勝手している。
風紀委員会ももう一々取り締まるのも馬鹿らしいので、暴れでもしない限り目くじらを立てたりはしない。
「昨日も本校舎の音楽室の使用許可が申請され、それが受理され、正規の部活動が活動したそうよ」
「……え、嘘でしょ?」
ゲヘナの生徒なんて申請書類を鼻をかむ紙にしか思っていない連中である。
「それを仲介し、占拠していた連中を退去させたのが先生だそうよ。
彼単身で、占拠していた連中は銃弾の一発も撃たなかったらしいわ」
「……先生は魔法でも使ったんですか?」
まさしくそんなことを疑うような出来事だった。
「イオリ、先生の経歴はちゃんと読んだの?」
「ええと、向こうじゃ軍人だって聞いてたけど」
「ミリタリーインテリジェンスが専門の、元情報将校だそうよ。
出世を蹴ってキヴォトスに出向しているって話していたわ」
「エリートじゃないですか」
エリートがこんな学校で子供を相手にしているなんて、左遷も良いところであるとイオリは思った。
「その経歴が何か問題でもあるのですか?」
チナツが首を傾げ、ヒナに問うた。
「彼は、うちの先生は生徒の味方よ。真っ当な生徒の、ね」
「え?」
「先日、他にも本校舎から退去した生徒達が問題を起こしたから、事情を聴いてみたの。
そしたら────」
「あ、あの、先生からは何も言われてないよね?」
「私ら、自分らが新しく活動できる場所探してただけで、ちょっと撃ち合いになっちゃったけど、悪いことはしてないから!!」
「おッ、お願いだから、このこと、先生にだけは言わないでッ」
この場に居る多くの生徒達が、ゾッとした。
「先生にとって、自由とは与えるモノなのよ」
白い本校舎が、それを示していた。
「聞きましたか、皆さん。あの建物でフウカさんがさる珍味を入手し、試食会をするそうですよ!!」
「え、本当!?」
「わぁ、楽しみです☆」
美食研究会の面々が、ゲヘナの自治区にあるビルの一つに突入する。
給食部の名前が入った車が止まっていることから、フウカがここに居るのは確実に見えた。
「よう、お前ら。会いたかったぜ」
しかし、そこに居たのはがらんとした何も無い部屋に、テーブルを設置してミートスパゲッティを食べている彼女らの先生だった。
「……おや、フウカさんは?」
「ああ、あれはお前らを誘い出す為の口実だよ」
くるくる、とフォークを使って先生はスパゲッティを巻き取って口に入れた。
「……私達を呼び出して、何の用ですか?」
アカリが尋常ならざる雰囲気を悟り、彼に問うた。
「お前らに聞きたかったんだ。
お前達は俺の生徒か? それとも、話が通じないケダモノか?」
四人は、顔を見合わせる。
「あの、何が言いたいのよッ」
理解の出来無い問いに、苛立ったジュンコがそう言った。
「お前らのことは調べさせて貰ったよ。
随分と派手に活動してるみたいじゃないか。
まあ、若気の至りってのもあるが、やり過ぎなんじゃないの?
食材を奪ったり店爆破したり、フウカを誘拐したり……まず基本的な人権から教えなきゃなんねぇのかな」
先生は困ったように笑っている。
「……察するに、我々にそれらの所業を改めて欲しいと、そう仰りたいのですか?」
部長のハルナは居ずまいを正してそう言った。
「ああ、俺はお前達の進路を真剣に案じてるんだよ。
正直しんどいが、今なら謝罪行脚に付き合ってやる。被害金額の弁済も、まあお前の能力ならさほど難しくもないだろう。
俺はやり方次第でお前たちの活動は素晴らしいものに出来ると思っている。
なあ、先生の話を聞いてみないか?」
「先生、我々のことを調べたのならわかっていらっしゃるでしょう?
我々の活動は誰かに指図されるものではありません」
ハルナはそう断言した。
そうだそうだ、とイズミも声を挙げる。
「うーん、困ったなぁ。やっぱり誠意が足りねぇか」
先生は手持ち無沙汰なのか、煙草に火を点けた。
「先生、食事中の煙草とは頂けませんね」
「ああ。お前ならそう言うだろう。そこで、お前に問題を出そう」
そして先生は、おもむろに煙草の先をスパゲッティの入った皿に押し付けた。
「なッ」
「ハルナ、お前は食事を冒涜する奴は許せねぇんだろ?
じゃあ俺を爆破しろよ。出来ないなら、てめぇの信念ってのはその程度だってキヴォトス中に言いふらしてやるよ」
彼は、テーブルから立ち上がる。
四人が、気圧されるように後退った。
「この問題の答えは二択だ。てめぇらが俺を殺すか、俺がお前らの幼稚な信念とやらを殺すか。
俺を殺すとどうなると思う? 学校は絶対にお前らを赦さないだろう、退学で済むと思うな。キヴォトス中から徹底的に追われ、お前達を何十年も牢獄の底へ繋ぐだろう。
対して、お前たちの信念を俺が殺すとなるとどうだ? 結局は探求心やら信念やらを盾にしてやりたい放題していたカスどもだってことになる。
……俺の誠意、理解したか?」
「ひ、卑怯だよ!!」
「そうよ、お、大人げないわよ!!」
イズミとジュンコが非難の声を挙げるが、彼は微笑んでいる。
自らの罠に掛かった、憐れなネズミどもを嘲弄している。
「この場を凌いでも、これで終わると思うな。
今度は衆目のある場所で同じことをして、お前たちの名前を呼ぶぞ。
俺は食べ物を粗末にするダメオヤジで済むが、お前らはどうだろうな。
ネットの声が聞こえるようだ。なんで爆破しなかった、やっぱり美食研究会なんて下らないテロリストだったんだ、正体現したね……俺はお前達を徹底的に貶めてやろう」
彼の
彼は自分の命を天秤に掛けて、四人に更生を迫っている。
狂気だった。
「最近のネットは怖いぞ。
俺はお前達が言葉が通じると信じてこうして話しているんだ」
彼は煙草をまた取り出そうとする。
すると、彼の胸元からカードのようなモノが落ちた。
それは、誰かの学生証だった。
「それ、その学生証って……」
「ああこれか? お前らも最近は温泉開発部とかいうバカ集団が散り散りになって嬉しいだろ?
そこの部長に今課題を出してるんだ。それが終わるまで、こいつは返さない、とな」
生徒達にとって、学生証は自分の命と銃、その次に大事なものだ。
これが無ければ公共サービスを受けるのに制限が掛かるし、電子マネー機能と連動した口座にも触れない。
学籍。生徒にとって、人権そのものだ。
「あいつは俺がいくら説得しても、お願いしてもダメだった。
ロマンが大事だの、そこに温泉があると思ったら温泉なんだとか。
だから俺は“課題”を出した。そこまで温泉を掘るのが好きだって言うんだから、温泉を掘って見せろってな。
……今頃、独りでレッドウインターの僻地で凍った地面を素手で温泉を掘ってるだろうな」
先生が、四人を見やる。
詰みの盤面、彼はそれで手番を差し出す。
「俺は先生として、お前達を社会に送り出す義務がある。
俺はお前達の自由を尊重し、選ばせてやっているんだ」
彼は四人に現実を突き付けた。
この世に生きる以上、自由とは社会の枠組みと言う不自由の中にしかないのだと。
それを逸脱した者を、野放しには出来ないのだと。
それが、彼の教育だった。
「さあ選べ。俺を殺すか、自分達の魂を殺すか。
それともう一つ、俺の課題をこなすか。どれがいい?」
彼女達は、答えた。
「そうか。よく覚えておけ。
他人の自由や尊厳を脅かす者に、それらは与えられないってことをな」
先生はテーブルの上のミートスパゲッティから煙草の灰を取り除いて、残りを一気に平らげた。
「ゲヘナの校風は自由と混沌。
そこの先生である俺の自由もまた、肯定されるのだ。
文句は無いよな? お前達がこれまでしてきたことなんだから。
さて、そんなお前らに先生として課題をやろう」
怯える彼女達に、先生はこう言った。
彼女達を安心させるように、優しい笑顔で。
「お前達のSNSは全部確認した。
お前達の紹介した飯屋は確かに美味かったぜ。
だが、逆にお前達が爆破した店がなぜダメだったのか、それには一切触れられてなかった。
覚えている限りで良い。爆破した理由、その原因をレポートとして提出しろ。
そしてそれらをお前達の活動として、ネットに上げるんだ。
俺はお前達のやり方を、自由を侵害するつもりは無い。
情報は使い方次第だ。お前達がテロリストか、食の安全を守る守護者になるのか、見物じゃねぇか」
「聞いたー? 美食研究会がまた食品偽造と産地偽造とラベルの張り直ししてたお店を爆破したんだって」
「知ってる知ってる。お米をプラスチックで嵩増ししてたんでしょー?」
「怖いよねぇ、せんせー」
「んあ? そうだな」
彼は生徒達の声に、スマホから顔を上げる。
スマホにはモモトークのアプリが表示されていて、『これから許可取ってから温泉開発します反省します赦してください寒くて死にそうですおんせんはいりたい』と最後に表示されていた。
それを既読無視してから、彼は生徒達に向き直る。
「あ、そう言えばこの近くに美食研究会が紹介してた店があるんだよ、先生行こ行こ!!」
「あん? また奢らせる気か? よーし、次のテスト全員80点以上取ったらな」
「えー、また勉強会しないとじゃない」
「またお菓子食べ過ぎて太っちゃうよねッ」
彼の周囲の生徒達は笑顔で、クラスも学年も違うのに仲良しだった。
彼女達の将来と青春を守らなければならない、他者を蔑ろにする者の犠牲にするわけにはいかない。
その為に自由と責任を行使する。それがゲヘナの先生だった。
今回はゲヘナの先生の周囲の反応でした。魔王かな?
支配と風紀、ゲヘナの先生はゲヘナ学園の二つの秩序を併せ持つ。雷帝の暴君要素も。
多くの読者の皆様に目に触れるようになって、残念ながら低評価を頂くことは仕方ないと思っています。。
でも、ああまたか、と名前見て見たら、自分の書く作品全部に低評価付けてる人がまたいてワロタ。
今回は匿名で書いてるのに、悪縁ってあるんですねぇ。勿論、読者の皆さんとの出会いは良縁ですけどね!!
今回の反応を見てから、他の先生の話を書くのか、トリニティかミレニアムの先生の話を書くのか決めますね。
あなたはどの先生に勉強などを教わりたいですか?
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トリニティの先生
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ゲヘナの先生
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ミレニアムの先生
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アビドスの先生
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百鬼夜行の先生