ここだけレグルスがねこと一緒にいて幼馴染ちゃんも幸せな結末を迎える世界線です。よろしくおねがいします。   作:ねえ、おなまえは?

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さくさく、くりすぴー!


短編 困った時には?そう!よろしくお願いします。

 

ねこです。皆さんお元気ですか?

ねこたちは元気いっぱいです。

 

 

 

街から少し離れた所を皆で歩いている時でした。

 

すばるくんが小石に躓いて咄嗟に手で顔を守って転びます。

 

 

いやあ、ははっ、俺ってばドジだからさ、へーきへーき!と心配をかけない様に笑うすばるくんに駆け寄り、状態を確認します。

 

擦り傷には砂粒が入り込んでしまって、これはかなり痛いでしょうね…。

 

 

収容していた水を取り出して流して、とりあえず目に見える砂粒なんかを取りましょう。

 

いてて、と言いながらも我慢が出来て偉いです、すばるくん。

 

 

 

 

うぅん、なかなか血が止まりませんね、絆創膏…いえ、こんな時には、そうだ、そうでした、あれがありました。

 

 

 

 

 

 

 

それでは、よろしくお願いします。

 

ぎゅる、と財団のまーくが変わって、出てきたのは?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こけて出来た擦り傷?

 

血が止まらない?

 

そんな時にはこの『CRANKYさくさくぴーなっつ味!』

 

 

そう、今回のお仲間はSCP-1617-JP『東北地方のとあるCRANKYさくさくぴーなっつ味について』です!

 

 

 

 

 

ねこが突然、じゃーん、と披露する様に『CRANKYさくさくぴーなっつ味』を片手に出現させながら、胸を張り、大きな声で元気いっぱいに声を出したのですばるくんたちは、え、ね、ねこ!?と驚いています。

 

 

ふふふ、驚くにはまだまだ早いですよ!

 

『CRANKYさくさくぴーなっつ味』は███(会社名)の作る万能菓子!医者いらず、薬いらずのすーぱーすなっく!

 

ね、ねこ?どうした?困惑するすばるくんを横目にねこはえい、と袋の上から半分に割った菓子を取り出します。

 

 

袋から取り出した『CRANKYさくさくぴーなっつ味』を適量を傷口に当てればあら不思議!

 

ねこはすばるくんの手をとって、手の甲に出来た傷に粉砕した『CRANKYさくさくぴーなっつ味』を押し当てます。

 

 

 

おいねこ、ちょ、待て待て!意味が分かんねぇよ!

く、クランキー?

どう見てもお菓子じゃねーか、傷が余計悪化する、いた、いや普通に痛い痛い痛い…あ?あれ?と止めに入るすばるくんを置いていきぼりにして、さくさくくりすぴー!まろやかぴーなっつ!お店で絶賛販売中!と、言い終わると同時に、傷がみるみる治っていきます。

 

 

 

 

 

え…?は…?すばるくん困惑です。

 

 

これでもう痛い痛いのは無しです、だって『CRANKYさくさくぴーなっつ味』ですから!███(会社名)から発売の!

 

 

ねこが胸を張って宣言します。

 

 

まーたでた…ねこの仲間にはおかしい奴が多すぎると思うんですけど?

いや、お菓子とかけている訳じゃないから、そこ笑わなくて良いよ、と理解に苦しむすばるくんが言います。

 

 

 

この『CRANKYさくさくぴーなっつ味』は青森県██村██地区における『CRANKYさくさくぴーなっつ味』に関連する一連の異常現象です。

 

『CRANKYさくさくぴーなっつ味は』日本の菓子めーかー株式会社███が国内で製造、販売しているすなっく菓子です。

 

ごく普通の。

 

 

 

ただし、██地区内では当該菓子は、食用に限らず、"所有者の意図する用途"に伴いいかなる性質も取得、消失する事が出来るのです。

 

 

つまり、この菓子は、質量保存則の無視、えねるぎー保存則の無視、えんとろぴー増大の法則の無視、因果律の無視、慣性の無視、理想的な剛性の獲得、理想気体の性質の獲得、任意の化学変化の操作、任意のみーむ性の獲得、任意の反みーむ性の獲得、神性の獲得、第六生命えねるぎーの獲得、ひゅーむ値の操作、認識の操作、記憶の操作が可能であるのです。

 

 

 

何でもあり、そのものです。

 

 

 

 

 

それを、金づちだと思えば『CRANKYさくさくぴーなっつ味』で釘を打てます。

 

それを、包丁だと思えば『CRANKYさくさくぴーなっつ味』は物をすぱりと切り裂く包丁になります。

 

それを、がそりんだと思えば『CRANKYさくさくぴーなっつ味』は車を動かせるだけのがそりんとなります。

 

それを、飲み物だと思えば『CRANKYさくさくぴーなっつ味』は美味しい飲み物になります。

 

 

 

██地区の住民のこの菓子に対する異常な認識と評価もおかしいです。

 

██地区の住民は当該菓子の万能性について自覚的であり、当該菓子を利便性の高い日用品として評価します。

 

そのため、██地区の住民は日常的に当該菓子を携帯しています。

 

この認識異常は██地区に滞在する人間であれば出自を問わず全員が獲得するのです。外から来た人も、最初はおかしい、いかれていると思っていても、時間の経過で『CRANKYさくさくぴーなっつ味』の万能性に異常性を感じずに、まぁ、いわばそれが"普通"だと認識して虜になります。

 

あれもこれも『CRANKYさくさくぴーなっつ味』で解決する住民と同じ様に。

 

 

異常の進行は地区への滞在のみによっても進行しますが、地区内での住民との交流、当該菓子の視認、接触によってより急速に進むとみられます。

 

まぁ、そんな感じでおもしろ"おかし"いSCPなのです、くらすはけてるですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数日後の事でした、竜車に揺られているとがこんっと音がして、竜車が大きく上下に揺れます。

 

 

御者の方が降りて、額に手をやって首を振っています、どうも老朽化に伴ってか分からないが、部品の一部が壊れてしまい、進むに進めない状態になってしまったとの事でした。

 

のが、壊れる直前にねこの耳には何かを撃ち抜く様な小さな音が聴こえていて、意図的なものかと御者の方を含む周囲の警戒を強めます。

 

 

 

 

困り事は続きます、にっちもさっちもいかないなか、森の中でどうしたものかと考えていたら、がさがさと音がして、物騒な物を持った人たちが現れました。

 

たいみんぐが悪いですね、野盗の人たちですか。

あぁ、きっと、彼らが竜車がわざと壊れる様に罠をはったのでしょう。

 

 

でなければここで待ち伏せする理由が薄いですからね。

 

それが先程聴こえた音ですか。

 

 

緊張で空気が張り詰めます。

 

 

 

 

 

 

 

 

仕方ありませんね、穏便に済ませたいので、よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

元気いっぱい、はっきりとしたねこの声が響き渡ります。

 

 

野盗の人たちが現れた?

 

大丈夫!そんな時には『CRANKYさくさくぴーなっつ味!』

 

 

小さなお子さまから大人まで病みつき!おいしさ満点のすーぱーすなっく!

さくさく、くりすぴー!まろやかぴーなっつ!

 

食わず嫌いでも1口食べれば、あら不思議!

 

 

野盗の襲撃なんてこれ1つで大丈夫!

 

野盗の人たちに向けて『CRANKYさくさくぴーなっつ味』を沢山生み出してえいっと投げて渡します。

 

思わず、といった感じで受け取ってしまった野盗の人は、武器を地面にからん、と落として、袋を開け、夢中で食べ始めます。

 

それを、受け取らなかった仲間の人が、おい、何してんだよ!馬鹿、そんなことしてる場合かよ!んなもん食うな、さっさと…と言っているその口に、仲間の人が、もぐもぐと口に詰め込みながら、ん?オレの仲間が怒っている?

 

仲間割れの危機!?それは大変!

 

でも大丈夫!そんな時には『CRANKYさくさくピーナッツ味!』

 

濃厚なピーナッツで仲間割れもなし!

 

 

皆で食べればもっとおいしい!と口に無理やり突っ込んで、そうして野盗の人たちは皆仲良く『CRANKYさくさくぴーなっつ味』に夢中になって、貪る様に食べ進めて、そしてねこにお嬢ちゃん、これもう無いのか?と問うてきます。

 

 

ねこは服のぽけっとをぽんぽんと叩いて、明らかにぽけっとの容量からは考えられない量の『CRANKYさくさくぴーなっつ味』を取り出して、野盗の人たちに配ります。

 

ありがとなぁ!と無邪気に、満足そうに夢中になって食べている間に、竜車を直してしまいましょう。

 

 

竜車の部品が壊れた?それで動かなくなってしまって困っている?

 

不安ですよね、でも大丈夫!

 

そんな時には、そう!『CRANKYさくさくぴーなっつ味!』

 

 

 

1つ取り出して壊れた所を確認します。

 

困り事には███(会社名)から発売の『CRANKYさくさくぴーなっつ味!』いつでもどこでも何でも頼りになる███(会社名)の『CRANKYさくさくぴーなっつ味!』と声高々に宣言して、壊れた部分へ押し付けます。

 

するとあら不思議。直ぐに新品そのものになりました。

 

 

 

 

さ、参りましょう、彼らが夢中になっている間に、と御者の人に告げて、森を抜けます。

 

 

 

いやぁ、流石███(会社名)から発売の『CRANKYさくさくぴーなっつ味』

 

うんうん、と1人で頷いていると、すばるくんやえみりあさん、れぐるすが諦めた様にこちらを見つめています。

 

ねこも見つめ返して、あ、よかったらこれ食べてください、まろやかぴーなっつにさくさくした食感、美味しいですよ、と1つずつ手渡します。

 

 

 

もっ、もっ、と食べ進めて、うん、美味しい、と皆が笑顔になってくれました。

 

諦めた様な目をして遠くを見つめているのはとりあえず置いておきましょう、さくさく美味しいです。

 

 

飲み物が欲しくなるわね、とえみりあさんが言うので、喉が乾いた?

そんな時には『CRANKYさくさくぴーなっつ味!』これさえあれば大丈夫です!

 

紅茶、こーひー、何でもおっけー!と新しい物とかっぷを取り出して笑う、そんなある日の出来事のお話でした。

 

 

 

…おや?あなたも『CRANKYさくさくぴーなっつ味』お1ついかがですか?




クリエイティブ・コモンズ 表示-継承3.0ライセンス

本小説、およびイラストはCC BY-SA 3.0ライセンスの内容に従い公開させていただいております。

SCP財団
http://scp-jp.wikidot.com/

SCP-040-JP - 『ねこですよろしくおねがいします』
by Ikr_4185
http://ja.scp-wiki.net/scp-040-jp

SCP-1617-JP『東北地方のとあるCRANKYさくさくピーナッツ味について』
by KABOOM
http://ja.scp-jp.wikidot.com/scp-1617-jp
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