Mirror Rider Stratos【完結】 作:無限正義頑駄無
翌日。
とある演習場にて、俺はボーデヴィッヒ隊長と対峙していた。
俺は
あの機体、近々ヨーロッパ内で行われる『イグニッション・プラン』というコンペに参加するものらしい。
『では、これより模擬戦を開始する』
千冬お姉ちゃんのアナウンスが流れ、俺とボーデヴィッヒ隊長は戦闘のスイッチを入れる。
ビー!
『THRUST VENT!!』
試合開始のブザーが鳴ると同時に俺はシャインランサーを呼び出し、ボーデヴィッヒ隊長は6本のワイヤーブレードを展開する。
シャインランサーでなんとか捌くことが出来ているが、早めに決着つけないとジリ貧になりそうだな。
『ACCEL VENT!!』
「
アクセルベントで急接近して、シャインランサーを勢い良く前に突き出す。
シャインランサーの切っ先はそのままボーデヴィッヒ隊長を捉え………………る一歩手前で停止した。
俺自身の身体も動かない。
何だこれ?
何が起きた!?
「どうだ!我がシュヴァルツェア・レーゲンの
慣性停止結界。
つまり射程圏内に入った物体を今の俺みたいに停めてしまう訳ね。
まさかこんな機能を搭載したISがあったなんて……!
無防備な俺に大口径リボルバーカノンのレールガンが叩き込まれる。
「くらえ!」
「ぐはあっ!」
被弾の衝撃で演習場の反対側に叩きつけられる。
どでかい一発を貰ってしまったな……。
シールドエネルギー残量は……あと2割か。
たった1度の被弾でこれとは、重量級のISの攻撃は無闇に食らうモンじゃないな。
絶対防御が発動しなかっただけマシか。
「たとえ貴様が教官の弟であろうと、
立ち上がった俺にワイヤーブレードの追撃が降りかかる。
それに対して俺は、とあるカードを使用する。
『STEAL VENT!!』
スチールベントでワイヤーブレードを奪う。
シュヴァルツェア・レーゲンの肩と腰からワイヤーブレードが消滅し、
俺はワイヤーブレードを
「なっ……わたしのワイヤーブレードが!」
「アドベントカードには、相手の武装を奪う効果があるものも存在するのさ。戦闘が終わったら持ち主の元に戻るがな」
「チッ!ならばこれだ!」
そう言って、ボーデヴィッヒ隊長は大口径リボルバーカノンを構える。
なら俺はこのカードにしましょうかね。
『CONFINE VENT!!』
「リボルバーが……使用不可能!?今度は何をした!」
「今使ったコンファインベントの効果は、『相手の武装を
「貴様ぁぁぁぁぁっ!」
武装を2つも使えなくされたせいかボーデヴィッヒ隊長がキレて、恐らく最後の武装であろうプラズマ手刀を発動させる。
そろそろ逆転の一手を打たせて貰うか。
俺は
ちなみにこのシャインレイザーとVバックル以外の装備は
「何だそれは?」
「コイツは俺の
カードデッキから抜いたシャインナーガの契約のカードをシャインレイザーに搭載されているスキャナに読み取らせる。
読み取りが終わったシャインナーガのカードは、オルタナティブのカードの様に消滅する。
リターンベントを使用しない限り、次の戦闘までシャインナーガのカードとファイナルベントは使えない。
「ドロー、モンスターカード!」
2枚目、ブランウイング。
「ドロー、モンスターカード!」
3枚目、ドラゴニュートウォリアー。
「ドロー、モンスターカード!」
4枚目、ドラゴニュートソルジャー。
「ドロー、モンスターカード!」
5枚目、ドラゴニュートサムライ。
「5体のモンスターと契約しているだと!?」
本当はもっと居るんだけどな。
とりあえず5体分の力で十分かな。
読み取りを済ませた俺はシャインレイザーをガンモードで構える。
「いくぜボーデヴィッヒ隊長!
「ぐわあああああっ!」
俺の放った一撃がボーデヴィッヒ隊長とシュヴァルツェア・レーゲンを包み込む。
SIDE OUT
SIDE ラウラ
(こんな……こんなところで負けるのか、わたしは……!)
油断は一切しなかった。
だが、相手の意表を突くアドベントカードの連続で冷静さを失い、回避出来たかもしれない
それは間違えようの無いミスだ。
しかし、それでも……。
(わたしは負けられない!負ける訳にはいかない……!)
ISが現れ、更には
そんなわたしを待っていたのは、部隊員からの嘲笑と侮蔑、そして『出来損ない』の烙印だった。
わたしはそのまま底なしの闇へと堕ちていく………………はずだった。
わたしの未来を変えたのは、教官との……織斑千冬との出会いだった。
「ここ最近の成績は振るわないようだが、なに心配するな。1ヶ月で部隊内最強の地位へと戻れるだろう。なにせ、わたしが教えるのだからな」
その言葉に偽りは無かった。
訓練が始まってまだ2週間程度だというのに、わたしの成績が徐々にIS登場前の最盛期の頃のものに戻りつつあるからだ。
だからわたしは負ける訳にはいかない。
ここで負けたらわたしは今度こそ駄目になってしまうだろう。
たとえ教官の弟であろうと、わたしは勝たなければならない!
そのためにも……。
(力が、欲しい)
そう願った瞬間。
ドクン……と、わたしの奥底で何かが蠢く。
そして、そいつは言った。
『願うか……?汝、自らの変革を望むか……?より強い力を欲するか……?』
言うまでもない。
力があるのなら、それを得られるのなら、わたしなど……空っぽのわたしなど何から何までくれてやる!
だから、力を……比類無き最強を、唯一無二の絶対を……わたしに寄越せ!
Damage Level……D.
Mind Condition……Uplift.
Certification……Clear.
『Valkyrie Trace System』……boot.
・
サバイブ入手から約1年後に使用可能になった。
シャインレイザーのスキャナに契約済のカードを読み取らせることでシャインレイザーによる一撃の威力が上がる。
斬撃「バーサークスラッシュLv.◯」
砲撃「バーサークブラストLv.◯」
の2種類がある。
攻撃力をアドベントカードに依存しているため、零落白夜のように
イメージは遊戯王DMの速効魔法「
・シャインレイザー
輝龍逆鱗が発現すると同時に使用可能になった銃剣。
イメージは「天装戦隊ゴセイジャー」のゴセイナイトが使う「レオンレイザー」。
本来ならレオンセルラーを装着する部分に、ム◯キングのようなカードスキャナが装着されている。
・ドラゴニュートサムライ(5000AP)
光莉の部下のモンスターの1体。
ウォリアー(4000AP)やソルジャー(4000AP)と同じ、竜人型のミラーモンスター。
イメージはデュエル・マスターズの「ボルシャック・大和・ドラゴン」。