Mirror Rider Stratos【完結】 作:無限正義頑駄無
読者の皆さんに感謝です。
無人ISの襲撃から3日後の朝。
1年1組にマドカが編入することになった。
「織斑マドカです。皆さんよろしくお願いします!」
あれからいろいろあったが、結果的にマドカは軽い処罰で済んだ。
それどころか、サイレント・ゼフィルスの正式なパイロットに任命されている。
セシリアの両親であるオルコット夫妻の協力があったほか、サイレント・ゼフィルスの稼働データを見たイギリスの技術者たちが『操縦者を罰して機体を初期化するのが非常に惜しいくらい良いデータだ』と言ったのが理由だ。
そしてマドカは、IS学園在学中の3年間サイレント・ゼフィルスの所有を認められた。
あと、今の教室に篠ノ之は居ない。
入学してからの俺に対する度重なる暴行、そしてクラス代表トーナメントにおける妨害行為。
これらを
束お姉ちゃんは俺の頼みを聞き入れたらしく、日本政府やIS委員会の横槍は一切無かった。
篠ノ之が懲罰房から出るのは、7月の臨海学校が始まる直前だ。
それまでは平和に過ごせることだろう。
非常に良いことだ。
☆
「「変身!!」」
俺とマドカが寮の自室でライダーに変身し、ミラーワールドに潜る。
ミラーモンスターが現れたのだ。
言い忘れていたが、マドカの部屋は俺と同じ1050号室だ。
男と女だが、兄妹なら問題無いと判断されたらしい。
話を戻すが、現れたのは猿型モンスター『デッドリマー』だ。
そしてマドカのカードデッキはやはり仮面ライダーファムのものだった。
ただし、背中のマントは鳥類の翼みたいなものに変わっているが。
マドカの戦いを見たいので、今日は見物に徹するとしよう。
『SWING VENT!!』
マドカは薔薇の蔦のような鞭を装備する。
「ウキッ!」
デッドリマーは尻尾を取り外して銃にして撃って来るが、マドカの鞭に全て弾かれている。
そのままマドカはデッドリマーに接近し鞭で滅多打ちにする。
えげつねぇな……。
「ウキャアッ!」
デッドリマーは距離を取ろうとするが、マドカはそれを許さない。
「させないよ」
『FEATHER VENT!!』
マドカの背中から羽根が分離して、あらゆる方向からデッドリマーを切りつける。
どうやら羽根はマドカの意思で動いているようだ。
こういう武器を扱っていたならBT適性が本家であるセシリアを上回っていてもおかしくないな。
「トドメだよ」
『FINAL VENT!!』
マドカがファイナルベントを発動すると、ギリシャ神話のハーピーみたいなモンスターが集まり、マドカと共に陣形を組む。
「ハァッ!」
「ウギャアアアアア……」
マドカとハーピーたちを炎が包み込み、1羽の巨大な不死鳥になる。
不死鳥はそのままデッドリマーを焼き尽くす。
炎が収まり、ハーピーたちは去って行く。
「どうだったお兄ちゃん。わたし……仮面ライダーセイレーンの力は?」
「凄いの一言だ。流石は俺と千冬お姉ちゃんの妹だ」
「ホント!?えへへ……」
マドカは嬉しそうだ。
マドカ……いやセイレーンはインペラーみたいに複数のミラーモンスターを従えるタイプのライダーなんだな。
俺とマドカはミラーワールドから帰還する。
ちなみに、先日回収したベルデのデッキはオーディンに預けてある。
俺とオーディンのどちらかがライダーに相応しい相手を見つけたらデッキを渡す手筈になっている。
オータムさんが王蛇だと仮定すると、所有者不明のデッキはライアのみとなる。
そいつとはどんな出会いをするんだろうな……?
仮面ライダーセイレーン
契約モンスター…ハルピュイアクイーン(5000AP)
イメージは遊戯王の「ハーピィ・クイーン」
ファイナルベント…ヴァーミリオンヘルファイヤー
イメージは遊戯王の「ハーピィ・レディ 鳳凰の陣」