Mirror Rider Stratos【完結】   作:無限正義頑駄無

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第25話 妹はライダー

無人ISの襲撃から3日後の朝。

1年1組にマドカが編入することになった。

 

「織斑マドカです。皆さんよろしくお願いします!」

 

あれからいろいろあったが、結果的にマドカは軽い処罰で済んだ。

それどころか、サイレント・ゼフィルスの正式なパイロットに任命されている。

セシリアの両親であるオルコット夫妻の協力があったほか、サイレント・ゼフィルスの稼働データを見たイギリスの技術者たちが『操縦者を罰して機体を初期化するのが非常に惜しいくらい良いデータだ』と言ったのが理由だ。

そしてマドカは、IS学園在学中の3年間サイレント・ゼフィルスの所有を認められた。

 

あと、今の教室に篠ノ之は居ない。

入学してからの俺に対する度重なる暴行、そしてクラス代表トーナメントにおける妨害行為。

これらを(かんが)みて、篠ノ之には2ヶ月の懲罰房入りが決定した。

束お姉ちゃんは俺の頼みを聞き入れたらしく、日本政府やIS委員会の横槍は一切無かった。

篠ノ之が懲罰房から出るのは、7月の臨海学校が始まる直前だ。

それまでは平和に過ごせることだろう。

非常に良いことだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「変身!!」」

 

俺とマドカが寮の自室でライダーに変身し、ミラーワールドに潜る。

ミラーモンスターが現れたのだ。

言い忘れていたが、マドカの部屋は俺と同じ1050号室だ。

男と女だが、兄妹なら問題無いと判断されたらしい。

 

話を戻すが、現れたのは猿型モンスター『デッドリマー』だ。

そしてマドカのカードデッキはやはり仮面ライダーファムのものだった。

ただし、背中のマントは鳥類の翼みたいなものに変わっているが。

マドカの戦いを見たいので、今日は見物に徹するとしよう。

 

『SWING VENT!!』

 

マドカは薔薇の蔦のような鞭を装備する。

 

「ウキッ!」

 

デッドリマーは尻尾を取り外して銃にして撃って来るが、マドカの鞭に全て弾かれている。

そのままマドカはデッドリマーに接近し鞭で滅多打ちにする。

えげつねぇな……。

 

「ウキャアッ!」

 

デッドリマーは距離を取ろうとするが、マドカはそれを許さない。

 

「させないよ」

『FEATHER VENT!!』

 

マドカの背中から羽根が分離して、あらゆる方向からデッドリマーを切りつける。

どうやら羽根はマドカの意思で動いているようだ。

こういう武器を扱っていたならBT適性が本家であるセシリアを上回っていてもおかしくないな。

 

「トドメだよ」

『FINAL VENT!!』

 

マドカがファイナルベントを発動すると、ギリシャ神話のハーピーみたいなモンスターが集まり、マドカと共に陣形を組む。

 

「ハァッ!」

「ウギャアアアアア……」

 

マドカとハーピーたちを炎が包み込み、1羽の巨大な不死鳥になる。

不死鳥はそのままデッドリマーを焼き尽くす。

炎が収まり、ハーピーたちは去って行く。

 

「どうだったお兄ちゃん。わたし……仮面ライダーセイレーンの力は?」

「凄いの一言だ。流石は俺と千冬お姉ちゃんの妹だ」

「ホント!?えへへ……」

 

マドカは嬉しそうだ。

マドカ……いやセイレーンはインペラーみたいに複数のミラーモンスターを従えるタイプのライダーなんだな。

俺とマドカはミラーワールドから帰還する。

ちなみに、先日回収したベルデのデッキはオーディンに預けてある。

俺とオーディンのどちらかがライダーに相応しい相手を見つけたらデッキを渡す手筈になっている。

オータムさんが王蛇だと仮定すると、所有者不明のデッキはライアのみとなる。

そいつとはどんな出会いをするんだろうな……?




仮面ライダーセイレーン

契約モンスター…ハルピュイアクイーン(5000AP)
イメージは遊戯王の「ハーピィ・クイーン」

ファイナルベント…ヴァーミリオンヘルファイヤー
イメージは遊戯王の「ハーピィ・レディ 鳳凰の陣」
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