Mirror Rider Stratos【完結】   作:無限正義頑駄無

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祖父母の家に出掛けている間にバッテリーが切れてしまい、投稿が遅れてしまいました。
申し訳ありません。


第27話 2人目の妹!?

「やっぱりハヅキ社製のがいいなぁ」

「え?そう?ハヅキのってデザインだけって感じじゃない?」

「そのデザインが良いの!」

「わたしは性能的にミューレイのが良いかなぁ。特にスムーズモデル」

「あ〜、あれね〜。モノは良いけど、高いじゃん」

 

月曜日の朝。

教室では女子生徒たちがカタログ片手にISスーツについて談笑していた。

 

「そういえば織斑君のISスーツってどこのやつなの?見たことない型だけど」

「俺か?俺のは『MADE IN SHINONONO』。つまり束お姉ちゃんの特注品だ」

「あ〜、篠ノ之博士ねぇ〜。納得」

「いいなぁ〜」

 

そう言われて、俺は苦笑いする。

ちなみにISスーツとは、文字通りIS展開時に体に着ている特殊なフィットスーツのことである。

このスーツ無しでもISを動かすことは可能だが、反応速度がどうしても鈍ってしまう。

俺が龍騎士(ドラグナー)を扱う場合も、ライダーモードはともかくISモードではスーツがあった方が良い。

ISスーツには他にも機能があるんだが、それは……。

 

「ISスーツは肌表面の微弱な電位差を検知することによって、操縦者の動きをダイレクトに各部位へと伝達、ISはそこで必要な動きを行います。また、このスーツは耐久性にも優れ、一般的な小口径拳銃の銃弾程度なら完全に受け止めることが出来ます。あ、衝撃は消えませんのであしからず」

 

山田先生が現れて、俺が言おうとしていたことをすらすらと説明してくれた。

さすがはIS学園教師。

 

「山ちゃん詳しい!」

「一応先生ですから。……って、やっ山ちゃん!?」

「山ぴー見直した!」

「今日が皆さんのスーツ申し込み開始日ですからね。ちゃんと予習してきてあるんです。えっへん!……って、やっ山ぴー!?」

 

しかしカリスマ性は皆無だ。

IS学園入学から約2ヶ月。

山田先生は生徒たちから8つくらいの愛称をつけられている。

 

「あの〜、教師を仇名で呼ぶのはちょっと……」

「えぇ〜、いいじゃんいいじゃん」

「まーやんは真面目っ娘だなぁ」

「ま、まーやんって……」

「あれ?マヤマヤの方が良かった?マヤマヤ」

「そ、それもちょっと……」

「じゃあ前のヤマヤに戻す?」

「あ、あれはやめてください!」

 

山田先生が語尾を強めて拒否する。

ヤマヤって仇名にトラウマでもあるのか?

 

「諸君、おはよう」

『お、おはようございます!』

 

千冬お姉ちゃんが教室にやって来た。

その瞬間、女子生徒たちはピシッと礼儀正しく挨拶を返す。

 

「今日から本格的な実戦訓練を開始する。訓練機ではあるがISを使用しての授業になるので各人気を引き締めるように。各人のISスーツが届くまでは学校指定のものを使うので忘れないようにな。忘れたものは代わりに学校指定の水着で訓練を受けてもらう。それも無い者は……まぁ下着でも構わんだろう」

 

いや構うだろう!

俺と鋼夜という男子がここに居るんだぞ!?

ちらっと鋼夜とアイコンタクトをする。

 

(なぁ鋼夜)

(皆まで言うな。一応教えておくが、今の織斑先生の言葉は原作そのまんまだ)

(マジで!?)

 

以上、アイコンタクト終了。

 

「ではHRを始める。……山田先生」

「はっはい!」

 

連絡事項を話し終わった千冬お姉ちゃんが山田先生にバトンタッチする。

 

「ええとですね、今日はなんと転校生を紹介します!」

「え……」

『えぇぇぇぇぇっ!?』

 

クラスが騒然となる。

この時期で転校生?

鋼夜が平然としているということは原作通りなんだろうが、一体どんな人なんだ?

 

「では、入って来てください」

「失礼します」

 

山田先生の言葉に応じて転校生が入って来る。

その人を見て、俺は固まってしまった。

 

「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。ドイツ軍『シュヴァルツェ・ハーゼ』に所属。階級は少佐。国家代表候補生でもある。よろしく頼む」

 

そう言って頭を下げているのは、かつてドイツで知り合ったラウラだったからだ。

挨拶を済ませたラウラは俺の席の前にやって来る。

 

「久しぶりだな『お兄様』。また会えて嬉しいぞ」

「俺も嬉しいぞラウラ。だがその呼び方はどうにかならないものか?」

「不服か?男はこう呼ばれると喜ぶとクラリッサが言っていたのだが」

 

ハルフォーフ中尉、アンタって人はぁー!!(2回目)

妹はマドカだけで十分なんだよ……。

 

『えぇぇぇぇぇっ!?お兄様ぁぁぁぁぁっ!?』

 

再びクラスが騒然となる。

 

「えっ!?織斑君の妹さん!?」

「マドカちゃん以外にも妹が居たの!?」

「って事は織斑先生の妹!?」

「でも明らかに外国人だけど……」

「そもそも苗字も違うよ?どういう事?」

「静まらんか、貴様らぁっ!」

 

シンッ……。

 

千冬お姉ちゃんの一喝で、女子たちが一瞬で黙る。

 

「ではHRを終わる。各人はすぐに着替えて第2グラウンドに集合。今日は2組と合同でIS模擬戦闘を行う。以上だ、解散!」

 

千冬お姉ちゃんが締めくくる。

女子たちは今からここで体操服に着替えることになるから男である俺と鋼夜は開いているアリーナの更衣室で着替えなければならない。

 

「行こうぜ、鋼夜」

「あぁ。しかし一夏、話には聞いていたが本当にラウラと親しい関係になってたんだな」

「まぁな」

 

これからの学園生活はラウラも一緒か……。

楽しくなりそうだな。

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