Mirror Rider Stratos【完結】 作:無限正義頑駄無
「では、本日から格闘および射撃を含む実戦訓練を開始する」
『はい!』
1組と2組の返事が重なる。
60人分の声は威力があるな。
「今日は戦闘を実演してもらおう。そうだな……凰とオルコット、前に出ろ」
「わたくしたちですか?」
「専用機持ちはすぐに準備出来るからな。それで「あぁぁぁー!どっどいてくださぁーい!」……まったく」
ドガーン!
千冬お姉ちゃんの話の途中で何かが高速で俺に突っ込んで来たので、
「……って、山田先生!?」
「あ、あはは……。見苦しいところをお見せしました」
『何か』の正体はラファールを纏った山田先生だった。
「山田先生はああ見えて元代表候補生だ。それで、話の続きだが彼女が凰とオルコットの相手だ」
「え?あの、2対1で……」
「いや、さすがにそれは……」
「安心しろ。今のお前たちならすぐに負ける」
それを聞いて、鈴とセシリアは瞳に闘志を宿らせる。
「では、はじめ!」
号令と同時に3人が飛翔し、模擬戦が始まる。
「さて、今の間に……そうだな。丁度良い。デュノア、山田先生が使っているISの解説をしてみせろ」
「あっはい。山田先生が使用されているISはデュノア社製『ラファール・リヴァイヴ』です。第2世代開発最後期の機体ですが、そのスペックは初期第3世代型にも劣らないもので、安定した性能と高い汎用性、豊富な後付武装が特徴の機体です。現在配備されている量産型ISの中では最後発でありながら世界第3位のシェアを持ち、7ヶ国でライセンス生産、12ヶ国で制式採用されています。特筆すべきはその操縦の簡易性で、それによって操縦者を選ばないことと
「ああ、一旦そこまでで良い。……そろそろ終わるぞ」
視線を上空に向けると、山田先生が射撃による誘導で鈴とセシリアをぶつけてグレネードを投擲。
爆煙から鈴とセシリアが落っこちてきた。
「あいたたた……」
「くっ……どうしてわたくしたちは負けたんですの?」
「連携がなってなかったからだろ。戦闘において1+1は必ず2になるわけじゃないんだ。互いの足を引っ張ってしまえば1−1=0になって
「「うぐっ……」」
「さて、これで諸君にもIS学園教師の実力は理解出来ただろう。以後は敬意を持って接するように」
俺の指摘で鈴とセシリアが沈み、千冬お姉ちゃんが締めくくる。
「そんなお前たちに、連携というものを教えてやる。次、織斑兄妹が山田先生と戦え」
「俺は構いませんが、山田先生は連戦でしょう?大丈夫なんですか?」
「わたしのことなら気にしなくて良いですよ〜」
「……と、本人が言っている。問題無い」
「わかりました。いくぞマドカ」
「うん!わたしとお兄ちゃんの相性がピッタリだって皆に教えてあげよう!」
そう言ったマドカはチラリとラウラを見る。
俺のことを『兄』と呼ぶ者同士、対抗意識でもあるのか?
「では、はじめ!」
『STRIKE VENT!!』
ナーガクローを装備し、俺が前衛を務める。
「いきますよ、山田先生!」
「こちらこそ!」
俺は山田先生が放つアサルトライフルの弾丸を掻い潜って肉薄する。
山田先生はシャル程ではないが、普通に比べるとかなりの速さで武器を近接ブレードに変更して、俺のナーガクローを迎え討つ。
「そこだっ!」
「なっ!?」
そこにマドカがすかさずビットで背後から攻撃を行う。
『SLASH VENT!!』
「おりゃあっ!」
「え!?きゃああっ!」
隙が出来た山田先生にドラゴニュートウォリアーの斧『ドラゴアックス』で切りかかる。
「くっ……やりますね!ですが……」
「いいえ」
「チェックメイトです」
『ACCEL VENT!!』
マドカが山田先生の武器を破壊し、俺がドラゴアックスで山田先生を打ち上げる。
山田先生が態勢を立て直す前に俺とスナイパーを持つマドカとで連続攻撃を叩き込む。
「「トドメッ!」」
最後に大きな1発で山田先生を地面に叩きつける。
「見ての通り、織斑兄妹は山田先生にノーダメージで勝利した。同じ2対1という条件で敗北した凰とオルコットとの違いは連携を重んじた結果だ。それによって1+1は10にも100にもなる。わかったか、特に凰とオルコット」
「「はい……」」
『はい!』
千冬お姉ちゃん、なんか鈴とセシリアに追い打ち掛けてない?
後で2人にフォロー入れておくか。
最後の連携攻撃
大乱闘スマッシュブラザーズforにおけるルフレの「最後の切り札」。
本来はドラゴニュートウォリアーのファイナルベント。