Mirror Rider Stratos【完結】 作:無限正義頑駄無
「専用機持ちは織斑兄妹、オルコット、デュノア、ボーデヴィッヒ、凰だな。では10人グループの出席番号順になって実習を行う。各グループリーダーは専用機持ちがやること。良いな?では分かれろ」
そして俺、マドカ、セシリア、シャル、ラウラ、鈴の元に9人ずつの生徒が集まった。
「ええと、いいですか〜皆さん。これから訓練機を1班1体取りに来てください。数は打鉄が3機、リヴァイヴが3機です。好きな方を班で決めてくださいね。あ、早いもの勝ちですよ〜」
「……と、山田先生が言っているが皆はどっちにする?」
「う〜ん、じゃあ打鉄で」
「わたしはラファール!」
班のメンバーの意見を集計した結果、打鉄6票でラファール3票だったため打鉄を取って来る。
「じゃあ始めようか。誰が最初にする?」
「はいはいはーい!」
そう言って元気良く挙手したのは同じ1組の相川 清香さんだ。
「ん?相川さんがやるのか?」
「うん!わたしはハンドボール部所属!趣味はスポーツ観戦とジョギングだよ!」
「ん?何故に自己紹介……」
「よろしくお願いします!」
腰を折って深く礼をすると、右手を差し出して来る。
どういうことだ?
その手を握ればいいのか?
「ああっ、ずるい!」
「わたしも!」
「第一印象から決めてました!」
他のメンバー8人も横一列に並び、同じように頭を下げたまま右手を差し出して来る。
訳が分からず周りを見ると、専用機持ちたちとラウラのグループに居る鋼夜が苦笑いしていた。
千冬お姉ちゃんは額に手を当てた後、こちらに歩いて来る。
あ、なんか嫌な予感。
「おい皆、なんか知らねぇがブリュンヒルデ注意報が発令されたみたいだぞ」
(((((((((ギクッ!)))))))))
「そっそれはマズいわね!よし、真面目にやろう!」
おいコラ。
今までは真面目にやってなかったのか?
授業前に『気を引き締めろ』って千冬お姉ちゃんに言われただろうに……ったく。
気を取り直して相川さんの装着・起動・歩行を見る。
うん、特に大きな問題は無かったな。
問題は2人目だ。
「コックピットに届かないんだけど……」
「あらら〜……」
訓練機を使用する場合、解除時にしゃがまないといけないのだ。
立ったままISを解除すると、当然ながらISは立ったままの状態になる。
「しょうがないな」
『ADVENT!!』
シャインバイザーを部分展開してブランウイングを呼び出す。
「え、何この白鳥!?」
「
「ピィ(わかりました)!」
ブランウイングは言葉を喋れるし、人化能力も習得している。
だが、今は人目があるので喋らない。
ブランウイングが2人目の女子・岸里さんの肩を掴んで打鉄のコックピットに運ぶ。
「むぅ〜どうせなら織斑君に運んで欲しかった〜」
「却下だ。他のメンバーが『わたしも』とか言って面倒なことになるからな。それに織斑先生の雷が落ちるかもしれないし」
「そっそうね……。わたしが悪かったわ」
なんてやり取りがあったが、そこからは特にトラブルが起きる事無く進んでいった。
☆
午前の授業が全て消化され、時刻は昼休み。
場所は屋上。
俺、マドカ、光莉、鋼夜、ラウラ、鈴、セシリア、シャル、簪、楯無さんが集まって昼食を取っている。
ちなみに鋼夜には光莉のことを紹介済みだ。
ラウラと鋼夜は購買のものだが、他の皆は自前の弁当だ。
俺とマドカの分は光莉が作ってくれた。
「もぐ……もぐ……」
ラウラは俺が分けたおかずをリスかハムスターのように頬張っている。
その微笑ましい光景に、この場の全員が癒された。
全員が食べ終え、飲み物を口にしていたら……。
…………………………
ミラーモンスターの金切り音がし始めた。
ちょうどこの場には学園のライダーが全員集まっている。
皆が無言でアイコンタクトをすると、各々が自前の手鏡などを取り出す。
俺も伊達眼鏡を光莉に持って貰う。
「「「「「「「「「変身!!」」」」」」」」」
今回のミラーモンスターも大群で現れた。
種類はまちまちの様だが。
俺たちがミラーモンスターたちと対峙する前から、そこでは戦闘が行われていた。
『FINAL VENT!!』
カメレオン型のモンスター・バイオグリーザが長い舌で緑色のライダーの足を掴んで宙吊りにすると、ライダーはミラーモンスターの1体をラ○ュタの燃える塔のシーンと同じ要領で掴み、空中で上下を入れ替えて頭から地面に突き刺す。
SPECIAL EDITIONでも見たが、1番くらいたくないファイナルベントだと思った。
って、あれベルデじゃん!
誰だ変身してるのは?
「やっほ〜。かんちゃんにたっちゃん、おりむーにりっちゃん。あとは……誰?」
おい、その声……。
「「「「「「「「「「本音/のほほんさん/布仏さん!?」」」」」」」」」」
ベルデは本音ですか……。
いや、本音は着ぐるみを着ていることとかあるし、バイオグリーザともある意味お似合いなのかな?
オーディンめ……。
カードデッキを誰かに渡したなら教えてくれても良いじゃないか。
「本音、一体どうしてカードデッキを?」
「なんかね〜、不死鳥を連れたライダーが現れてカードデッキをくれたんだ〜」
楯無さんの質問に本音が答える。
「いろいろ聞きたいところだけど、まずは
「はいはい」
『UNITE VENT!!』
「いきますよ皆さん。念心合体!!GO!!アクエリオーン!!」
ユナイトベントの効果で、
しかし光莉、なんでそんなノリノリなんだ?
そして生まれたのは、身長5mを超える巨人だった。
『えぇぇぇぇぇっ!?』
全員が驚愕する。
5体合体は俺も初めてだ。
契約のカードを確認する。
「SACRED TITAN(13000AP)」
しかし13000APって……。
思わず『なぁにこれぇ』と言いそうになった。
「ではマスター、わたしは目標を駆逐しますね」
セイクリッドタイタンの主人格は光莉らしく、そう言って攻撃を開始した。
その巨体から放たれる攻撃は圧倒的で、ファイナルベントの必要性が皆無だった。
「キシャ……」
見ると、合体からあぶれていじけているボルキャンサーがアビスラッシャー・アビスハンマー・ハルピュイアクイーンに慰められていた。
ごめんねボルキャンサー!
『FINAL VENT!!』
別の方向を見ると、鋼夜がミラーモンスターたちをジェノサイダーの腹部のブラックホールに蹴り込んでいた。
あっちはあっちで頑張っているようだな。
「俺たちも動くか」
「うむ。了解だお兄様」
「わかった」
「そうね」
「巨人の迫力に呆然としてしまいましたわ」
合体したモンスターたちの契約ライダーである俺・ラウラ・簪・鈴・セシリアは気を取り直して、戦闘に参加する。
しかし、セイクリッドタイタンのファイナルベントは使う機会があるのだろうか……?
人化したブランウイングのイメージ
ソードアート・オンラインの「ユイ」
セイクリッド・タイタンのイメージ
遊戯王の「VWXYZ-ドラゴン・カタパルト・キャノン」
ポジション
デストワイルダー➡︎V-タイガー・ジェット
スカイブレイダー➡︎W-ウイング・カタパルト
シャインナーガ➡︎X-ヘッド・キャノン
ドラグレッダー➡︎Y-ドラゴン・ヘッド
アクアギガ➡︎Z-メタル・キャタピラー