Mirror Rider Stratos【完結】   作:無限正義頑駄無

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第31話 トーナメントに向けて

『今月開催される学年別トーナメントでは、より実践的な模擬戦闘を行うため、2人1組での参加を必須とする。なお、ペアが出来なかった者は抽選により選ばれた生徒同士で組むものとする。締め切りは(以下略)』

 

つい先日、上記の旨が書かれたプリントが貼り出された。

つまりパートナーを探す必要がある。

俺は鋼夜と組むことにした。

シャルは雷轟を当日まで秘匿するため、マドカと組んだ。

他にセシリア・鈴ペアとラウラ・簪ペアが結成されたようだ。

俺以外は皆専用機持ち同士で組んでいる。

彼女たちはライダーとしての経験値もあるため、一般の生徒では相手にならないだろう。

俺も俺で『次期モンド・グロッソ優勝候補』だと世間では言われている。

 

IS/EXVSにおけるCPU最大レベルの龍騎士(ドラグナー)は俺のデータを参照にしている。

その情報が公開されてからはあらゆるゲーマーやIS操縦者がゲームの俺に挑んだが、最大レベルの俺に勝ったのは俺自身を含めて世界で数十人程度らしい。

対戦モードにおける龍騎士(ドラグナー)の出現条件である『暮桜で倒す』を成し遂げた人数は更に減って、両手の指で数えられる程度なのだとか。

ちなみにこれらの情報源は束お姉ちゃんだ。

やはり龍騎士(ドラグナー)のデータをゲーム会社に渡したのは束お姉ちゃんで、その際に同意の元とある細工をしたらしい。

ゲーム内で最大レベルの龍騎士(ドラグナー)が倒されたら束お姉ちゃんとゲーム会社に通知する機能があるのだとか。

その機能でゲーム内の俺に勝った者の人数を集計しているそうだ。

 

話を戻すが俺は今、鋼夜と訓練中だ。

鋼夜のための訓練機を借りることが出来なかったため、IS用武装のみを借りてライダーに変身した状態でミラーワールドで練習している。

飛行能力など、一部の性能を除けばミラーライダーとISはほぼ互角の戦闘力がある。

武器の重さに慣れるだけなら十分な訓練だ。

 

鋼夜は今、打鉄用の近接ブレード『(あおい)』を振るっている。

鋼夜はトーナメント当日は訓練機の打鉄で出場する予定だ。

変身するのが仮面ライダーガイという都合上、防御主体の打鉄の方がラファールよりも使いやすいと判断したからだ。

 

「どうだ、そのブレードの使い心地は?」

「う〜ん……。リーチはメタルホーンやベノサーベルより上、威力と耐久性は量産品だから下といったところだ。まぁ扱いやすくはあるかな」

「打鉄の基本装備はそのブレードとアサルトライフル『焰火(ほむらび)』だ。当日はそのままでいくか?」

「そうだな……メタルホーンとエビルウィップの代わりになる武装があればライダーの時とほぼ同じ装備で戦えるんだが……」

「籠手型と鞭型の武装か……。こっちで用意出来るか試してみるよ」

「ホントか?助かる」

「気にするな。次に話すべきは連携だ。先に言っておくが、今回のトーナメントで俺は機体性能ではなく自身の力で戦えることを各国の上役に見せるためにサバイブや特殊カードの使用、光莉たち契約モンスターの召喚をギリギリまで封印するつもりだ」

「なんでまたそんなことを?」

「いや、俺って『モンド・グロッソに優勝して男が女より劣った存在ではないことを証明する』という目標を公言してるからさ。女尊男卑な奴らからの風当たりが強いんだよ。そいつらを黙らせるくらいの腕っ節を見せつける必要があるのさ」

「なるほどな……。それで、連携だが、どっちが前衛後衛を務める?」

「鋼夜……お前、銃の腕は?」

「からっきし。だってデッキにシュートベントが無いんだもん」

「ガイのデッキならそうだよな……。なら基本は俺がシャインブラスターやシャインレイザーで援護射撃をしつつ、鋼夜が突っ込むといった感じかな?専用機持ちが相手の場合の戦術はおいおい考えれば良い」

「そうだな」

 

俺と鋼夜の談義はミラーワールドを出てからも続いた。

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