Mirror Rider Stratos【完結】 作:無限正義頑駄無
〜準決勝第2試合直前〜
「さて、次はマドカとシャルVSラウラと簪の戦いだな」
「あぁ。一夏はどっちが勝つと思う?」
「そうだな……。兄という贔屓目があるが、マドカたちかな〜。シャルの機体も第3世代だし」
と、鋼夜と次の試合について話していると……。
…………………………
ミラーモンスターの出現を知らせる金切り音がした。
「鋼夜、どうする?」
「二手にわかれよう。片方がミラーモンスターの相手をして、片方が試合を見て情報を得る」
「それしか無いか。よし鋼夜、じゃんけんだ!」
「良いぜ!負けた方がミラーモンスターの相手な!」
「「じゃんけんポン!」」
俺➡︎グー。
鋼夜➡︎パー。
「くっそ負けたー!」
「はい、という訳でミラーモンスターはよろしく〜」
「ハァ……。妹の試合が見たかったんだがな〜」
「俺が代わりに見ておいてやるから、とっとと行って来いシスコン」
「はいはい……。って、誰がシスコンか」
妹を溺愛して何が悪い。
とにかく人目の無いところに移動して鏡にカードデッキを翳す。
「変身!!」
腰に巻きついたVバックルにカードデッキを装填して仮面ライダー
「ブオォォッ!」
現れたのは、イノシシ型モンスター『ワイルドボーダー』だった。
さてどう料理してやろうか、と考えていたら背後から光莉がやって来た。
「マスター」
「ん?光莉か。どうした?」
「もちろんあのミラーモンスターを倒すのを手伝いに来ました。それにあたって、1つ提案があります」
「何だ?」
「わたしとブランウイングをユナイトベントで合体させてください」
「光莉とブランウイングを?わかった。俺自身どんな結果になるのか興味がある」
「では、お願いします」
「おう!」
『ADVENT!!』
『UNITE VENT!!』
ブランウイングを呼んで、光莉と融合させる。
周囲が光に包まれ、光が収まった後そこに居たのは…………天使だった。
具体的な容姿を述べると、翼の付け根が機械でできており、上は紫で下は純白の衣を纏い、杖を携えている。
そして豊かな黒髪を後ろで1本に束ねている。
天使がこちらに振り向いた。
顔立ちこそ違うものの、その目は確かに光莉だった。
俺は光莉の姿に魅了され、契約のカードの確認もせず呆然としてしまっている。
そんな俺の状態を仮面越しに感じ取ったのか、光莉はクスリと微笑むと前を向いてミラーモンスターとの戦闘を開始する。
「ハッ!」
そこでやっと俺の意識は現実に引き戻され、契約のカードを確認する。
『TWILIGHT ANGEL(9000AP)』
シャインヒュードラーと同じ9000APか……。
光莉とブランウイングは相性が良いのか?
とにかく、俺も戦闘に参加しなければ!
『SHOOT VENT!!』
ブランスナイパーを呼び出し、射撃で
今の光莉の攻撃手段は、杖による打撃のほかに、追尾能力のある光球に、ダメージを与える光のカーテンなどがあるらしい。
随分多彩な技があるんだな。
そのまま光莉との連携で追い詰めていき、遂にワイルドボーダーが膝を突いた。
「マスター、トドメを!」
「おう!」
『FINAL VENT!!』
ファイナルベントの発動と同時に、光莉の杖の先端が
光莉は杖を振るって、黒い光をワイルドボーダーに投げつける。
黒い光を浴びたワイルドボーダーは闇に包まれて身動きが取れなくなった。
あれは……ブラックホールか?
そう考えている内に手が勝手に動いて、ブランスナイパーの照準を定める。
そして光莉が俺に寄り添って、右手を重ねる。
「ハァッ!」
引き金を絞り、銃口から放たれたのは、いつもの弾丸ではなく一直線に伸びる極太のビームだった。
ワイルドボーダーはそのビームで全身を焼かれ爆散する。
残された生命エネルギーを光莉が飴玉サイズに圧縮して口に含んだのを見届けた俺は、現実世界に戻るため近くの鏡に向かう。
「待ってください、マスター」
ブランウイングと分離した光莉に呼び止められる。
何事かと問おうとしたらVバックルからカードデッキを抜かれ、変身が解除された俺は光莉にキスで口を塞がれる。
「んっ……」
「んちゅ……ぷはぁ。いってらっしゃいのキスです。決勝戦、頑張ってくださいね」
「あぁ。ありがとう、光莉」
惚れた女にキスのエールを贈られたからには負ける訳にはいかないな。
光莉と別れて現実世界に戻り、鋼夜の隣で試合を途中から観戦する。
勝ったのは、試合前に予想した通りマドカとシャルのペアだった。
学年別トーナメント 1年生の部
決勝戦
織斑 一夏&工藤 鋼夜
VS
織斑 マドカ&シャルロット・デュノア
さあマドカ、シャル、勝負だ!
トワイライトエンジェルのイメージ
「そらのおとしもの」のエンジェロイドタイプ
CV:日笠 陽子(箒と同じ声優)
ファイナルベント…ディメンションクラッシュ(10000AP)
イメージはスマブラforのパルテナの「最後の切り札」ブラックホール+波動ビーム。
技の名前の由来は特命戦隊ゴーバスターズのロボの必殺技。