Mirror Rider Stratos【完結】 作:無限正義頑駄無
どうも、5歳になった織斑一夏です。
カードデッキを貰ってからは幼稚園の合間を縫ったりしてちょくちょく変身してミラーワールドに潜ったりしているのだが、なかなかミラーモンスターには出会えない。
ちなみにデッキに入っていたカードは……、
ミラーモンスターから身を守る『
ミラーモンスターと契約する『
ライドセイバーを呼び出す『
複数の分身を生み出す『
対象者の能力を複写する『
対象者の攻撃を打ち消す『
対象者の武器を奪う『
契約モンスターを融合させる『
姿を消す『
対象者の動きを封じる『
1度使ったカードを再使用できる『
何が起こるかわからない『
加速して攻撃する『
対象者の攻撃を反射する『
以上の14枚だ。
自分で頼んだものだが、結構豪華なものになっている。
オルタナティブのアクセルベントまであるよ。
カードのイラストは正規のミラーライダーのものになっているけど。
しかし契約のカードは1枚しか無いのにユナイトベントの出番はあるのか?
そしてリフレクオーツベント。
これはスーパーヒーロー大戦で龍騎がゴセイジャーから貰ったカードだ。
まさかこんなカードまでくれるなんてな。
で、俺は今1人で道端を歩いている。
契約するモンスターを探すためだ。
アドベントカードが何枚あろうと、モンスターと契約しなければライダーは弱いままだ。
…………………………
これは……例の金切音⁉︎
近くにミラーモンスターが居るのか?
慌てて周囲を見渡すと、とある店の窓に蜘蛛型ミラーモンスター『ディスパイダー』の姿が。
その視線の先には買い物帰りの
あの2人が獲物か!
俺は急いで人目につかないガラスの前に走ってカードデッキを翳す。
それに応じて、俺の腰にベルト型デッキホルダー『Vバックル』が巻き付けられる。
「変身!!」
掛け声と同時にデッキを差し込む。
その瞬間、俺は騎士の兜を模した頭部をもつ『仮面ライダーナイト』のブランク体へと姿を変えた。
未だモンスターと契約しておらず、変身しているのはたかが5歳の子供だ。
それでもあの母娘が喰べられるのを見過ごす訳にはいかない!
「ハァッ!」
ガラスに飛び込み、ミラーワールドへ移動する。
元居た場所に戻ってみれば、ディスパイダーがまさに母娘に対して糸を吐こうとしていたところだった。
「させるかぁ!」
俺はディスパイダーにタックルをかます。
あまりダメージは与えられなかったが、注意を引くことには成功した。
「キシャァァァァァ」
「さて、これからどうするか……」
ディスパイダーの間合いギリギリの位置を維持しながら考え込む。
この場をどうにかするだけなら封印で追い払うか、フリーズベントで母娘が離れる時間を稼ぐだけで十分だろう。
だがミラーモンスターには、1度見定めた獲物に執着する習性がある。
つまりこの場をどうにかしても、このディスパイダーは再びあの母娘を狙うということだ。
だから今この場で撃破しないといけない。
モンスターと契約していない俺が持つミラーモンスターに対して有効な攻撃手段はストレンジベントしかない。
はっきり言って運任せだが、ライドセイバーでは歯が立たないことは龍騎が番組の第1話で証明している。
「よしっ」
デッキから1枚のカードを引く。
DNAのような二重螺旋が描かれたストレンジベントのカード。
それを腰に差してある剣型の
『STRANGE VENT!!』
頼む、何でもいいから奴を倒す力を!
『SUMMON VENT!!』
ライドバイザーから発せられた2度目の音声に、俺は首を傾げる。
何が起きるんだ?
「ギャオオオオオッ!」
何かの咆哮と共に、俺の身体が影に覆われる。
上を見ると、金と銀が入り混じった3つ首龍が空から降りてくるところだった。
・サモンベント
ミラーモンスターをランダムで自分の近くにテレポートで呼び寄せる。