ある日、ソードアート・オリジンの世界で温泉を見つけたフィリア。彼女は恋人のランマルと共にその温泉に入ることにした……
ここはソードアート・オリジンでのアインクラッド。大地切断が起こる前が舞台らしい。
僕の隣に立つ少女、フィリアこと竹宮琴音とは戦いのパートナーから恋人関係にまで進展した。それまでの間には様々な困難があったけど、それらもすっかり思い出になっている。
そんな中、アインクラッドのとある層をフィリアと歩いていると……
フィリア「ねえ、ランマル。」
ランマル「どうしたの?フィリア。」
フィリア「私……この層に温泉見つけたんだけど。せっかくだから温泉デートしない?」
お、温泉デート///たしかに現実世界でもVRの世界でもすでに互いの裸は見せあったけどさ……やっぱりフィリアの裸を見るのは恥ずかしいし、逆に彼女に裸を見せるのも恥ずかしい……
でもせっかく見つけてくれたんだから……僕は覚悟を決める。
ランマル「そうだね。温泉デート、しよっか。」
フィリア「ありがとう。ランマル!」
あ〜。やっぱこの娘と恋人になって本当に良かった。ホントに可愛い。
やがて僕らは彼女の見つけた温泉に着いた。そこは木製の冊が付いているだけの簡素な構造で、まるで昔の温泉みたいだ。
う〜ん。でも2人で入る訳だから守衛が必要だな〜。そうだ。あの子を呼ぼう。
リーファ「というわけであたしが呼ばれたって訳ね。」
フィリア「うん。私たちが温泉に入ってる間にモンスターやマナーが悪いプレイヤーから守ってほしくて。」
リーファ「そうなんだ。わかったよ!絶対2人には誰も手出しさせないから!」
ランマル「ありがとう!リーファ!」
リーファ「その代わりだけど……そのうち、フィリアさんと2人きりで入るけどいい?」
ランマル「いいよ。リーファもフィリアの友だちだしね。」
フィリア「私もリーファといつか入りたかったから賛成だよ。いつか女の子2人、水入らずで入ろうね。」
ランマル「温泉なのに水入らずって……面白いこと言うね。フィリア。」
フィリア「う、うるさいわね///」
僕とフィリアがいちゃついてるとリーファが羨ましそうな顔で言う。
リーファ「君たちってホントに仲が良いカップルだね。正直言って羨ましいかも。」
フィリア「リーファはまだキリトのこと……諦めきれてない?」
リーファ「うん。いつか素敵な人と会うまでお兄ちゃんのことを想うことにしてるから。」
ランマル「優しくて頑張り屋のリーファのことだから……そのうち出会えると思うよ。」
リーファ「あ、ありがとう……ランマル。」
照れるリーファもホントに可愛い。正直言ってキリトさん以外に視野を向ければ、すぐに恋人とかできると思う。
フィリア「そろそろ入ろう。ランマル。」
ランマル「わかったよ。じゃあリーファ。見張りお願いね。」
リーファ「OK!任せてね!」
僕とフィリアは温泉の脱衣スペースに入る。
僕とフィリアは互いに背中を向けるような体勢で脱衣をする。僕の胸はすごいドクンドクンしてる。それだけフィリアと温泉に入るのに緊張してるってわけだ。
やがて産まれたままの姿になった2人はまず、身体をお湯で清める。
そして洗い場に入る。
フィリア「ねえ、ランマル。せっかくだから互いに洗いっこしよ。」
ランマル「う、うん。わかったよ。でもその前に……僕のアソコに冷水かけてきてからでいい?」
フィリア「いいけど……まだ初心だね。ランマルって」
ランマル「だって……好きな女の子と裸のお付き合いしてるんだよ……そりゃ、冷水で落ち着きたくなるよ。」
フィリア「そ、そういうのはいいから!とりあえず冷水浴びたら、洗いっこしようね。」
ランマル「うん。待っててね。」
僕は冷水で身体を冷やす。僕たちはすでに何度も身体を重ねてきたけど、2人で入浴は今回が初だ。
このドキドキの正体はわかっている。夜の営みは半分、非日常の行為だが、入浴は完全に日常の行為だ。しかし、普段は1人でいるところに今回はもう1人の人物。しかもそれが恋人という事実が僕の胸の鼓動を昂らせてる。僕は冷水でその鼓動を落ち着かせたあと、洗い場に行く。
ランマル「おまたせ。フィリア。」
フィリア「待ってたよ。じゃあまずは私が洗うね。」
ランマル「う、うん……お願い。」
普段の僕なら先に彼女の身体を洗うだろう。しかし、僕は未だに冷静さを取り戻せていないからか、彼女に任せることにした。
彼女はお湯を溜めた風呂桶にタオルをつけてタオルを濡らす。その後、風呂桶に石鹸を入れる。石鹸を風呂桶で馴染ませて風呂桶を泡で満たすと、そこに再びタオルを入れる。
タオルはすっかり泡まみれだ。
フィリア「じゃあまずは首から下ね。行くよ。」
ランマル「……お願いします。」
彼女は僕の身体をタオルで洗う。タオルの温かさと泡の感触が気持ちいい。もちろん下の部分もしっかり洗われた。
やがて僕の全身が泡まみれになると、彼女は手桶で僕の泡を流す。
フィリア「よし!これでランマルの身体はキレイになったよ。次はランマルが私を洗って。」
ランマル「わ、わかった!」
新しいタオルを出すと同じように泡まみれにする。そのタオルで僕は彼女の身体を洗う。たまに彼女が「んっ。」と声を漏らすけど、気にしないようにしながら彼女の首から下、全部を洗う。そして僕は彼女の顔以外を見ないようにしながら手桶で彼女の泡を落とす。
フィリア「ありがとう!ランマル!じゃあ湯船浸かろうか。」
僕は彼女に引っ張られながら湯船に入る。
これなら彼女の身体の大部分が見えなくなるから安心だ。
フィリア「ふぅ〜、やっぱ温泉はいいね〜。特に狩りや宝探しで身体を動かした後は。」
ランマル「うん。そうだね。やっぱ日本人には温泉だよ。疲れた時こそ、湯船に浸かるのはいいことだよ。」
フィリア「ははは。そうよね。」
それから僕たちは湯船で会話をする。
フィリア「それにしてもここがバーチャルの世界だなんて、ホントに信じられないよね。」
ランマル「それほどリアルに作られているってことだよね。前のアインクラッドとかアルヴヘイムでも思ったけど。」
フィリア「私たち……いつか現実とバーチャル世界の見分けがつかなくなっちゃうのかな……」
ランマル「それはその時までわからないよ。とりあえず僕たちの
フィリア「そうね。」
会話を続けていく内に僕たちは頭がポワーっとし始めた。
フィリア「どうする。我慢比べでもしちゃう?」
ランマル「いや、しないかな。一応待たせている人居るし。」
フィリア「わかった。じゃあ出ようか。」
僕たちは並んで湯船から出る。そしてかけ湯をして脱衣場に戻る。
フィリア「見張りしてくれてありがとう。リーファ。」
リーファ「いいよ。でもその代わり、今度はあたしと入ろうね。」
フィリア「そうだね。楽しみにしてるから。」
ランマル「僕からもありがとね。リーファ。」
リーファ「うん!ランマルも友だちだからね。次もフィリアとふたりきりで入りたい時はまた見張りやるから、その時は呼んでね。」
ランマル「うん!」
僕とフィリアはリーファと別れて、また宝探しを始める。
でも、僕にとっての最高の宝物は君だよ。フィリア。
これからもずっと2人でいようね。