超A級小姓 アインクラッドを往く。   作:渚カエデ

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お待たせしました。
久しぶりの【超A級小姓 アインクラッドを往く】の最新話です。

転移門の機能がおかしくなったことを告げられたルナ。
さらに彼の背後を追う謎の気配がついに姿を現す。


第20話 藤色の女剣士

ルナ視点

 

 

 

 

ルナ「戻れなくなった!?どういうことだ?」

ランマル「どうやら転移門がうまく機能しないようで、下の層に行こうとしてもこの層に戻されてしまうようです。」

俺はランマルから聞かされた事実に驚きを隠せなかった。まさか転移門までおかしくなるとは……。

ランマル「とりあえず転移門に行きましょう!」

ルナ「ああ。」

 

 

 

転移門の前にはオダ軍メンバー以外にも多くのプレイヤーが集まっていた。それぞれ唖然としてたり、絶望するなど、各人の反応は様々だった。

ルナ「オダ軍の皆さん!何があったんですか!?」

俺の前に出たのはオダ軍のサブリーダーであるノブカツだった。

ノブカツ「ルナさん、どうやら下の階層に戻れなくなったようです。」

ルナ「ランマルから聞きました。下の階層を選択してもここに戻されてしまうとか……」

ノブカツ「それだけじゃないです。転移結晶もおかしな反応をして、転移門と同じく使用してもここに戻されてしまいます。しかも僕たち全員が試しても……」

ルナ「ということは俺の転移結晶も……」

ノブカツ「はい。今は使っても無駄になります。」

これは困った。レベリングやスキル復活のために下の層に行こうにも、不可能になるとかなりキツイ。

しかも48層には攻略組からの信頼も厚い【リズベット武具店】がある。【イマジネーションアーク】の強化や修繕をあの店でできないというのはかなり不安になる。

ルナ「ありがとうございます。ノブカツさん。俺はこれからこの街を探索します。」

ノブカツ「わかりました。僕たちは新しい本丸(ギルドホーム)を探しますので、これにて失礼します。」

ランマル「ここで一旦、お別れですね。ルナさん。」

ルナ「そうだね、ランマル。いい本丸が見つかるといいね。」

ランマル「はい!」

オダ軍は転移門前を離れた。俺もオダ軍とは別方向に歩いていく。

 

 

 

街中を歩いている最中、75層ボス部屋の時から感じる謎の気配をより強く感じた。

俺は裏路地に入ってその気配に問いかける。

ルナ「おい!前の層からつけていることはわかってるんだぞ!そろそろ姿を見せたらどうだ!」

俺が叫ぶと路地の方から声が聞こえた。

???「あ〜あ、気づかれちゃったか。」

路地の角から声の主が現れた。

声の主の正体は、露出度が少し高めな衣装を着た女性だった。

ルナ「キミは何者だ?」

???「始めましてだね。アタシはストレア、よろしくね。」

ストレア……こんな奴は攻略組に居なかったはず。それもかなりレベルの高い隠密スキル持ち。こいつはいったい何者なんだ……

ストレア「どうしたの?怖い顔しちゃって。」

ルナ「それはそういう顔になるだろ。コソコソ後をついてくる奴に警戒心を持たない奴はいない。」

ストレア「そうなんだ。それにしても君、結構顔がイイね。」

ルナ「顔がいい?突然何を……」

俺が言い終わる前に突然、視界が暗くなる。

なんだか柔らかくモチモチした感触……こ、これはまさか!

ストレアは俺の顔を自身の巨大な乳房に押し付けたのだ。

ストレア「だって可愛いんだもん。こうしたくなっちゃう。」

なんだコイツ……もしかしてソッチの趣味でもあるのか?それとも罠か?

1分ぐらい経つと、彼女は胸から俺を解放する。

ルナ「はぁ……はぁ……あまりこれやらないで……息苦しくなるし、俺が恥ずかしい。」

ストレア「あ、ごめんね。ところでさ時間ある?君とデートしたいんだけど。」

デ、デート!?まあいいか。何かしら情報が手にはいるかもしれないし。

 

 

 

俺とストレアが入ったのはごくごく一般的なカフェだった。

ストレア「ルナ、そのカフェ・オレ、おいしい?アタシのミルクティーちょっとあげるからそっちも飲ませて。」

ルナ「あ、いいよ。」

ストレア「ありがとう。ん〜甘くて美味しい。コーヒーって苦いじゃない。苦いのって好きじゃないんだよね〜」

ダメだ……この娘のペースに乗せられて、聞きたいことが聞けない。

ルナ「そ……そうなんだ。」

ストレア「うん。」

ルナ「俺はコーヒーでもイケるぞ。」

ストレア「へぇ〜、ルナって大人!」

ルナ「あ、ありがとう……ところでストレア。」

ストレア「何?」

ルナ「ストレアはなぜ俺をつけていたんだ?」

よし、ここで俺のターン開始だ。

ストレア「ちょっと興味があったから。」

ルナ「興味?」

ストレア「キミの75層ボス戦での活躍を見てね。キミが使うOSS(オリジナルソードスキル)のクレセントファイナル。結構かっこいいね。」

ルナ「あ、ありがとう。」

スカルリーパー戦のことか……あの時、こんなプレイヤーは居なかった。まあ、あれだけの隠密スキルを持っていれば誰にも気付かれずにあの場にいることも可能か。

でも、そうだとしたら何のために?

ルナ「ストレア……キミはいったい何者なんだ?」

ストレア「ん?それってアタシのことをもっと知りたいってこと?」

ルナ「ま、まあそんな感じだな。」

ストレア「ルナってけっこう積極的なんだね。」

ルナ「おい、変な意味に取るな。」

ストレア「でも質問はここまで。答えてほしければまた今度デートしようよ!」

そういうと彼女は自分が頼んだミルクティー代のコルを置いて去っていった。

何なんだ……あの娘は……

 

 

 

カフェを出るとキリトからメールが来た。どうやらエギルがこの街で宿屋の営業を始めたらしく、来てほしいという内容だった。

俺は《今から行く》と返信し、エギルの宿屋に向かった。

 

 

 

ルナ「キリト、来たぞ。」

キリト「おっ、来たか、ルナ。」

俺は驚いた。なぜならキリトの隣の席には知らない女の子が座っていたからだ。

しかも2人だ。片方は金髪ポニーテールの女の子。もう片方は黒髪ショートヘアだ。

ルナ「キリト、その2人は誰?」

今後もFGOのサーヴァントを元ネタにしたキャラを登場させますが、このキャラを見たいというのはありますか?

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