超A級小姓 アインクラッドを往く。   作:渚カエデ

23 / 26
キリトが保護した2人の少女は、なんと別の世界から来たらしい。
さらにランマルも別のフィールドに飛ばされてしまう。そこでランマルが見たモノとは……


第21話 異世界から来た少女たち

ルナ視点  

 

 

 

ルナ「キリト、その2人は誰?」

俺はキリトの隣に座っている2人の少女について尋ねる。

キリト「ああ、2人とも異世界……別ゲームの方から来たらしい……」

ルナ「なんだって!?」

驚いた。まさかシステムの異常が別ゲームにまで影響をもたらしていたなんて……

唖然としていると金髪ポニーテールの少女が声を発する。

???「すいません、始めましてですね。私はリーファです。」

ルナ「リーファ……さんですか……」

リーファ「はい……あとさん付けとか、敬語とかなくても大丈夫です。」

ルナ「わかったよ……リーファ。」

金髪少女……リーファに続いて、黒髪ショートヘアの少女が声を発する。

???「私は……シノン……です。」

ルナ「シノンさん……ですか。」

シノン……彼女は少し自信なさげに名乗った。

キリト「悪い、ルナ。どうやらシノンは記憶が少し無くなっているらしい。」

ルナ「そうなんだ。」

キリト「あと、リーファは俺の妹だ。」

ルナ「そうなんだ。妹さん、いたんだね。」

リーファ「はい、顔は似てないですけど、現実だと同じ屋根の下で暮らしています。」

ルナ「へえ……兄妹か……」

まさかのここでキリトの妹が登場とは……それにしても2人(リーファとシノン)はどこから来たんだ……?

リーファ「私、フルダイブ型ゲームの【アルヴヘイム・オンライン】。通称【ALO】のプレイヤーだったのですが、2年間も目覚めないお兄ちゃんが心配になって、SAOにログインすることにしたんです。ログインしたら、妖精と勘違いされて襲われかけて、そこをお兄ちゃんに助けてもらって……。」

ALO……同じフルダイブ型MMORPGかな。SAO事件中に似たようなシステムのゲームを出すなんて、発売した会社はずんぶんと肝が座っているな。

とりあえず、今後の連絡のためにフレンド登録でもしとくか。

ルナ「リーファ、シノン。今後の連絡のためにフレンド登録してもいいかな?これからも会うと思うから。」

リーファ「あ、いいですよ。」

シノン「まあ……いいわよ」

ルナ「ありがとう、2人とも」

俺は彼女らとフレンド登録をすると、キリトに向かって言う。

ルナ「キリト、彼女らに関する情報が見つかったらキミにメッセージ送るね」

キリト「了解」

 

 

 

俺は探索のために再び街へくり出した。すると上から水色の小竜(こりゅう)が舞い降りてくる。

???「キュルル〜」

この子、写真で見たことあるような……そう思っていると後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。

シリカ「ピナ〜!勝手にそっち行っちゃ!ってルナさん!」

シリカ!ということはこの小竜はピナか。

ルナ「久しぶりだね。シリカ」

シリカ「えへへ。攻略組のみなさんが76層に行ったと聞いて、あたしも来ちゃいました」

ルナ「シリカはもう知ってると思うけど、下の層にはもう二度と戻れないんだ。そこは大丈夫?怖くない?」

シリカ「あたしも最初は驚きましたけど、今はルナさんやキリトさんみたいな強豪プレイヤーさんがたくさん居ます。なので怖くはないです。」

ルナ「良かった。安心した」

シリカ「あたし、ルナさんたちのお手伝いがしたいです!レベルが低くてあんまり役に立たないと思いますが……」

ルナ「ありがとう。助けが必要な時はメッセージで呼ぶね」

シリカ「はい!ありがとうございます!」

 

 

 

ランマル視点

 

 

 

はぁ〜、ようやく本丸(ギルドホーム)も見つかったし、ちょっと物資調達でもするか。

僕は買い出しのために【アークソフィア】の街中を歩いていた。あとは行きつけの鍛冶屋さんを見つけるだけだ。

???「あ、ランマル!」

ランマル「リズベットさん!?」

なんと雑踏の中からリズベットさんが現れた。攻略組でもない彼女がなぜ76層に?

ランマル「どうしてここにいるんですか!?」

リズ「どうしてって……そんな言い方はないでしょ……」

ランマル「すいません……」

リズ「まあ、あんたの無事もわかったのはなによりだわ」

ランマル「はい、ところで……リズベットさんはどうしてこの層に?」

リズ「攻略組がこの層に着いたって聞いてやって来たのよ。アスナから聞いたけど75層のボス戦、色々あって大変だったみたいね。」

ランマル「はい……ボスが強かったですし、何よりヒースクリフが……」

リズ「信じていた正義に裏切られる……これほど辛いことはないよね」

ランマル「はい……もうキリトさんたちとギルドメンバー、貴女しか信じることができません……」

リズ「あたしのことも信じてくれる?ありがとう、相談したいことがあったらあたしにも言ってね。力になれるかはわからないけど……」

ランマル「はい!ありがとうございます!」

リズ「いいってものよ」

ランマル「そういえばリズベットさんは知ってますか?もう76層から下には戻れないということ」

リズ「それもアスナから聞いたわ。それでさっきから【リズベット武具店】の2号店開店準備をしてるところなのよ。」

ランマル「そうなんですか。何かお手伝いできることはありますか?」

リズ「大丈夫よ。あともうちょっとで終わる感じだから。」

ランマル「そうですか!開店したら教えてください!一番乗りしたいんで。」

リズ「いいわよ、メッセージで教えるね」

ランマル「はい!じゃあ僕は街の探索に戻ります」

リズ「ええ、入店、待ってるからね!」

ランマル「はい!」

 

 

 

リズベットさんと話し終えて10分後、僕は【アークソフィア】の裏路地を歩いていた。

さすがの大都市アークソフィアも、裏路地は寂れている。何か起きなきゃいいけど……

そう思った瞬間、僕の体を青い光が包み込んだ。これはいったい!?

 

 

 

光が消えると、そこは裏路地ではなく緑豊かな森の中だった。

今の強制転移もバグなのだろうか。メニュー画面から現在地を確認するが、そこに表示されたフロアの名前は【ホロウ・エリア】

ホロウ・エリア?聞いたことない名前だ。バグで新しいフロアでも生まれたのだろうか。

新たに生まれた謎について考えていると、後ろから何者かが走ってくる音が聞こえる。

後ろを振り向くと、なんと女の子が走ってきた。

ぶつからないように避けるが、彼女はすれ違った直後にダガーを抜いて襲いかかってきた。

僕も咄嗟(とっさ)に刀を抜いて応戦する。

刀とダガーが何度もぶつかり合う。

ほんの一瞬の中、僕は隙を見つけて刀による一撃を彼女におみまいしようとしたが、ダガーに刻まれている凹凸で防がれてしまった。この武器はたしか……【ソードブレイカー】か!

???「あんた……誰!?」

ランマル「それはこっちのセリフです」

彼女からの問いに問い返しをした直後、彼女が走ってきた方向の木が倒れる。

倒れた木の向こう側から現れたのは、もう二度と会いたくないあのボスモンスターだった。

今後もFGOのサーヴァントを元ネタにしたキャラを登場させますが、このキャラを見たいというのはありますか?

  • エルキドゥ
  • 徐福
  • バーヴァン・シー
  • メリュジーヌ
  • バーゲスト
  • 長尾景虎
  • 武田晴信
  • ノア
  • エリザベート・バートリー
  • 花咲翁
  • 宮本武蔵
  • アントニオ・サリエリ
  • マシュ・キリエライト
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。