ウマ娘 VRダービ― 黄金因子獲得レギュRTA 作:重バ鹿
私が刺客になるんだよぉ! RTAはーじまるよー。
早速ですがまずはスキルチェックです。
ウェルカムレースで取得していたスキルヒントレベルの確認と、必要であれば習得を行いましょう。
あの時に狙っていたのは影踏みで、取得できていればうま味も良いところなんですが……おおう、むき出しの情熱ですか。追い比べ発生時ゴールまで残り200を切った時わずかに前へ出ると言う効果ですね。
有用と言えば有用ですのでありがたく習得しておきましょう、追い込みなら発生確率は高いですし。
他に取得しているスキルはスリップストリームですね、スキルポイントが不足しているので習得できませんが、今回の結果次第で習得できるでしょうしいつ習得するか検討しておきましょう。
ステータス画面を閉じてライスシャワーの方を見れば未だに戸惑っている様子です。
メタ的に言えばライスシャワーはお兄様、もといトレーナーが見つかるまでは大した脅威になり得ません。
ですが大した脅威ではなくとも強いことには変わりありません。
残り1000を切ったあたりで始まるロングスパートは今からでもはっきり言って恐ろしいです。
完封策を考えるのであれば、ライスシャワーの前を走って蓋をし続けることなどが挙げられますが難易度は高く、また追い込み作戦を取る以上現実的ではありません。
ですので今回はライスシャワーの背後にピタリとつける形を取りましょう。
マーク上手なライスシャワーですが、逆にマークされる経験に乏しいので十分に戸惑ってくれます。
マッチレースという形ではありますが、トレーニングとしてはスキルポイントの美味しい併走トレーニングとして考えられますし、他に出走バがいるわけでもないので紛れがありません。
最後にレース目標を確認です。
①ライスシャワーに勝利する。
②30秒間2バ身以上の差を付けらず背後を走行する、ですか。
これはどちらかの条件を満たせば最低限の報酬が約束されますし、両方を満たせばかなり美味しい経験点が得られますので是非とも狙いたいところさん。
では、スタート位置に立ちましょう、コースは2000の右回り。合図はコインが落下した瞬間に開始です。
スタートは当然グレート評価、でしたがホープちゃんのコンディションが良かったのかパーフェクト判定。
おかげでライスの前を余裕持って取れる形での始まりとなりましたが、当然速度を緩めていきます。
「っ!?」
そのまま背後へとピタリ。
ひとまず1000の地点までに勝利条件②を達成できるように動きますか。
大きく引き離されないことだけを考えてリズムゲーを消化していきます。
が、やはり適正距離4000と言われたのは伊達じゃあないですね。
スタミナ消費を気にせずぐんぐんと距離を開いて、開いて――開き過ぎじゃない? え? これ5バ身位ありますけど!?
うーん、どうやらかかっているようですね、落ち着きを取り戻せるといいんですが。
とは言えこの開きは少し不味いです。
二つめの条件達成は諦めましょうか、ならこの状況を利用して勝利を確実なものにしつつ中盤押し上げに関するスキルを狙います。
「――は、ぁ! はぁっ! はぁっ!!」
おっ、大丈夫か大丈夫か。
随分とライスの息が上がっているようですね。距離を詰めるにつれて激しく消耗している様子が強く伝わってきます。
「なん……なん、でっ!!」
口にした疑問が何なのかはわかりませんが、察するにこれだけ開いていた距離がどうしてこんなにすぐ詰められているのかに戸惑っているのでしょう。
「っ!!」
堪えきれずまだ1000を切ってすらいないのにロングスパートをかけ始めました。
うーん、こちらとしても無理をして距離を詰めたせいで想定以上にホープちゃんもスタミナを削られています。
元々スタミナの面では遠くライスシャワーに及んでいなかったので、あのかかりは渡りに船でしたね、両者ゴールまでスタミナが保つ可能性は消えました。
ではスタミナ切れも確定した事ですし勝利を決定すべくトドメとして四角の鬼を早めにコーナーで並んだ瞬間に発動しましょう。
効果にロスはありますが、どちらかと言うと固有スキルこと領域の発生を相手に知覚させることで。
「あ――」
相手の状態次第ですが、心が折れることがあります。
それこそクラシックを乗り越えシニア期に突入したライスシャワーであれば絶対に折れませんが、お兄様不在のライスシャワーは能力が強くてもね。
とは言え最後まで競り合っていたのなら勝敗はわからなかったでしょう、今のメンタルよわよわライスは追ってきません。懐刀なんてなかったんや!
ゴール板を先に通過し、ホープちゃんと同じくヘロヘロになってライスシャワーが2バ身ほどの差でゴール。
そのままターフへと膝をついて荒い呼吸を続けるライスへと出てくる選択肢は。
・ご理解いただけましたか?
・(何も言わずに立ち去る)
ホープちゃん!? あなたほんとに見た目に合わず結構過激な子ね!? 大丈夫!? お友達いる!?
まぁ、はい。
ここは立ち去っておきましょうか、これ以上ホープちゃんの性格が掴めないまま会話を続けてもガバりそうですし。
ホープモードはクールに去るぜ!
「ま、まってっ! ほーぷ、さんっ!」
ホープモードはクールに去るぜ!(鋼の意志)
寮へと帰りながら得られたスキルを確認しておきましょうか、まずちゃんと見込み通り中盤押し上げに必要なスキルが取得できたかどうか――え? 《まなざし》と《先行駆け引き》? デバフスキルじゃんっ!?
どぼじでごぼなるのほぉおおっ!! 言ってみろ! どぼめじろせんせい!
プレイング! めっちゃプレイングは押し上げたじゃん!? あ、こらホープちゃんあなたストレッチしてる場合じゃないから!
あーもう!! 想定外はやめて! オリチャーはしないんだから! 絶対に!
頭が痛くなってきたので今回はこの辺で。
ご視聴ありがとうございました。