チェンソーマンとの戦闘後、一人新幹線に乗り姿を消そうとしてたレゼ。
しかし、デンジの言葉に刹那的な可能性にかけてみたくなり思わずデンジと約束した喫茶店二道へ向かうが・・・・。



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※注意 本当にご都合主義と妄想で作られた作品。映画見た後チェンソーマンの漫画を履修中なので、キャラ崩壊している可能性あります。素人が書けばこうもなる。我ながらこんな展開になるわけないだろというのを必死で黙らせた。
最初は映画で満足しようと思ったのに。あんな映画特典第二弾を見せられたら居ても立っても居られず衝動で書いた。
映画の最後からちょい違った展開になりやす。石を投げないでください。多分デンレゼはこれ以上のことは書けないから。
これ以降の展開が今んところ思い浮かばないんじゃ。ぴえんぴえん


第1話

最初は電話ボックスの中で殺すつもりだった。本国からの命令でデンジ君の心臓を持ち帰ってまた次の任務へと赴く。

他の任務と何も変わらない。抵抗したら派手にボムをまき散らしてやればいい。

そう思ってたのに。ただ一輪の花を貰ったのがとても嬉しくて。

私に花をくれたこの人がどんな人間なのか興味を持ってしまったから。もう少しだけこの時間に浸っていたいと思ってしまった。

募金してもらってきた花を見ながら軽く笑う。

 

(思えばあの時からもう失敗は見えていたの・・・か)

 

学校の時も祭りの時も殺す機会はいくらでもあったのに。計画通りに自分が動かなかったことに動揺していたのかもしれない。

カフェや夜の学校でデンジ君の話を聞けば聞くほど自分と似たような境遇なことが分かっていった。学校にもいけない。

普通の生活が出来ず、デビルバスターとして悪魔を狩る毎日。自分と同じような境遇の彼とならもしかしたら今からでも普通の生活を送れるかもしれない。普通に学校にいってお昼を一緒に食べて帰り道に喫茶店に寄って公園でベンチに座りながら他愛もない事をして遊んで喋って帰路につく。

都会でわざわざ危険を冒してまで生活することはない。贅沢な暮らしなんてしなくていいから人並みな生活をデンジ君と送りたいと

 

-そんな夢を見てしまった-

 

新幹線に乗ろうとして足を止める。彼は・・・デンジ君はこう言ってくれた。

 

「一緒に逃げねぇ?俺も戦えるから逃げれる確率上がるぜ」

 

少し動揺している私に彼は言葉を続ける。それ以上聞いては駄目なのに。

任務に失敗した自分に残された道は本国に帰って失敗を報告するか、どこか遠いところにいって日本の公安からも本国からも隠れて生き続けるしか出来ないのに。それにデンジ君が付き合う必要はない。

 

「仕方くねえけど仕方ねえな。まだ俺ぁ好きだし」

 

あどけなさが残っている表情で真剣にそう言ってくれた。

 

新幹線に乗ればしばらくは生き長らえるだろう。もし彼の言葉の通りにカフェにいって二人で逃亡したら私は殺されるだろう。彼と一緒に。だから私は彼に残酷な言葉を向けた。

今までの行動は訓練で彼を殺すための行動であったと。そしてこのまま自分はこの場を立ち去る。

このまま別れるのがお互いのためなのに。自分のためでもあるのに。

 

(今日の昼にあのカフェで待ってるから!)

 

気付いたら私は新幹線に乗らず、かつてのバイト先の喫茶二道へ向かっていく。例えこの先に困難しかなくても私は彼と一緒にいたい。もっと話をしたいし、デンジ君と一緒に色々なところに遊びに行きたい。

夜の学校で私の質問に対して都会の鼠の方がいいと言っていたのに。私の為なら二人で田舎のねずみに堕ちてもいいと言ってくれた彼ともっと・・・。

 

--え?--

 

ふいに腕を引っ張られる。感情に夢中になっていて周りの警戒を怠っていた。

(もしかして公安?)

やはり張られていたかと内心舌打ちするも電話ボックスに引き込まれる。ただで殺されてたまるかとすぐさま首元のチョーカーを引こうとした瞬間。

 

「おいおいおい、こんなところでボンするなよ!もうレゼと戦うのは痛いからごめんだぜ」

 

「デン・・・ジ・・・君?」

 

首のピンから手を放して態勢を整えるとそこには花束を持ったデンジ君が目の前にいた。

喫茶店にいた彼がどうしてこの電話ボックスにいるのかとかどうして大きな花束を持っているのかとか状況がよく理解出来ず思わず言葉を漏らす。

 

「どうしてここに?二道の喫茶店で待ってるんじゃなかったの?」

 

「おっと説明は後だ。とりあえず今はここから離れようぜ」

 

「えっ・・・きゃっ!!」

 

私は彼に抱きかかえられて初めて彼と出会った電話ボックスを後にした。

 

「まさかこうしてデンジ君と一緒に逃げられるなんて思ってもみなかったな」

 

「おう、俺もマキマさんを裏切ってレゼと一緒に逃げるなんておもわっ・・・あで!!」

 

「その名前言うの禁止」

 

「いでーなぁ、わかったよ」

 

やれやれと内心ため息をつく。折角今こうして幸せの絶頂に浸っているというのにどうして公安のあの女の名前が出てくるのか。公安を裏切ったデンジ君はその女に殺される可能性だって十分あるのに。

 

「肩震えてるけど大丈夫か?」

 

少し俯き思わず本音を彼に告げる。

 

「んー、ちょっと怖いかも」

 

この先、絶対的な安心な場所なんて存在しないだろう。私達を追う組織はそれだけ執拗で厄介で手ごわい存在なのだ。

 

「大丈夫だって。二人で力合わせて頑張ればなんとかなるからよ」

 

満面の笑顔でそう答えるデンジ君を改めて守りたいとそう思ってしまった。

 

 

「あははははは!!なにそれ!!おっかし~!」

 

「そ、そんなに笑うなよ。別に変な事じゃないだろ!」

 

「だって~!」

 

あの後、新幹線で遠いところに二人で一緒に逃げて、適当な公園で一先ず落ち着くことにした。

その公園でまずはどうして二道ではなく電話ボックスで私を待っていたかの理由を聞いてみると。

 

「んー、あそこでずっと待っているとレゼともう会えない気がしたんだ。なんとなく」

 

「なんとなく?」

 

「そ、なんとなく」

 

そんな理由で電話ボックスで待っていたなんて。でも確かにあのまま二道を待ち合わせ場所にしていたら私は殺されていたかもしれない。思い返してみればあの二道の裏路地は奇襲をかけるのには絶好の場所だ。それこそ公安のマキマ・・・もしくは彼女に仕えている刺客が来たら?

現に私は電話ボックスでデンジ君に腕を引っ張られた時も無防備だった。そんな私をやることなんて彼らにとっては造作もないことだ。

 

「あとデンジ君はなんでそんな花束を持ってるの?」

 

「あー、それは・・・」

 

彼は少し恥ずかしそうに頭を掻きながら答えた。

 

「前に俺が電話ボックスでレゼに花をあげただろ」

 

「うん」

 

「一輪の花であんな笑顔見られるならこんくれえの花持っていけば、もっといっぱいレゼの笑顔見られると思ってよぉ!」

 

「へ?」

 

思わず返答も目もキョトンとしてしまった。そんな単純計算の理由でこれだけの花束を持ってきて・・・。

それで私はこの花の数だけデンジ君に笑顔を向けるのかとシュールな光景を思い浮かべたら思わず笑ってしまった。

 

「デンジ君って本当単純だね~」

 

「おー、やっぱレゼは笑ってる方が可愛いぜ。敵になった時はいつも仮面張り詰めたような顔してたからな」

 

デンジ君の言葉に思わず声を失う。本当に彼は痛いところをついてくる。

 

「都会の鼠になりたかったんじゃないの?」

 

ここまで逃げてきてこんなことを言うのは酷な話とは思う。でも聞かずにはいられなかった。

本当に私のために田舎の鼠になって良かったのか。デンジ君は少し考え込んでから答える。

 

「俺も最初は都会の鼠になりたかったさ。うめーもん食っていっぱいお金貰って色々な仕事して・・・でも」

 

「でも?」

 

「レゼと一緒にこうして逃げるのもなんか楽しそうだし、人並みな生活田舎で堪能できるならそれも幸せそうでいいなぁって」

 

田舎でだって美味しい物は食べられるし、遊びにいくところは沢山あると話すデンジ君を見ていたら本当に何とかなるかもと夢を見てしまう。それならば私はこの夢を守るために彼のボマーとして大勢の人を巻き込んでも彼だけは守ろうと心に誓った。

 

「デンジ君、お祭りの時も言ったけど私がデンジ君を絶対守るから」

 

「ちげーって。俺がレゼを守るんだ。レゼにあんな痛そうなことずっとさせられっか」

 

「こういう時は素直に分かったって言ってくれないかなぁ?デンジ君は」

 

知らない公園で他愛もない話をした後、二人一緒に立ち上がり手を繋ぐ。

 

「もうちょっと遠いところに行かないとね。ねえデンジ君はどこか行きたいところある?」

 

「レゼと一緒に楽しく遊べるところいきてえなぁ」

 

「賛成。私もデンジ君と一緒にいられるところに行きたいなぁ」

 

デンジ君。ホントはね、私も学校いったことなかったの。

だから二人で一緒に初めて学校行こうね。




映画マジでよかったっす。チェンソーマン全く知らなかったのにあの映画だけで脳を焼き尽くされました。正直、全然彼女が助かる未来みえんとです。でもビームも可愛かったしマキマさんはマキマキだったし、デンジ君がガチでいい子すぎて俺の涙腺解放しっぱなし

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