ハイスクールD×D 赤い乳龍と愉快な仲間。   作:キバタニア

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赤い乳龍と赤い乳龍の娘達 後編

テレビで賑やかに歌う茶髪の美少女。

観客たちは盛大に盛り上がっており、彼女の歌に合わせて踊ってる人もいる。

 

『いいね!みんなもっと盛り上がって!最高!』

 

この子が俺とイリナの娘。イース。

なんかすげえな。

 

「ぽけー」

 

と口に出してしまうほどイリナが驚いている。

おーい、しっかりしろ?イリナ?

 

「イリナさん、あまりの驚きで声もでないようですね?」

 

「うふふ。さて、それじゃアナ?」

 

「はい?」

 

「さっそく話してくれる?この冥界の状況を」

「あー。うん、それね?」

 

「あはは。ちょっと言いづらいですわね?」

 

二人はちょっと困った顔をする。

だが、しかしリアスには悪いが、俺にはもうひとつ聞かなきゃならないことがある!

 

「キリア!」

 

「!?なんです?急に叫んで? 」

 

「お前に一つ聞きたい!お前はギャスパーの娘なんだよな!?」

 

「は、はい」

 

だったら!

 

「母親は誰なんだ?」

 

「?あー!そういうこと?えーっとね?僕、ママがいないの。でも決して両親がいない訳じゃないの。どういう意味かわかる?」

 

「!ま、まさか!?」

 

「そう。両方パパだから。ね?イッセーパパ?」

 

っぎゃああああああああああああああああああああ!!

恐れてたことが!恐れていた事態が!!

男同士で子供!?いったいどうやって!?

いや、そもそも俺は・・・ギャスパーと・・・うぇえええ!

 

「もう、キリくん!何、適当なこといってますの!!あなたを私の妹にした覚えはありませんわ!」

 

・・・・・・え?

 

「ふふふ。ごめんごめん。安心して、イッセーさん。僕のパパは一人、ママはヴァレリーって知ってる?」

 

ヴァレリー?んー。聞き覚えが・・・。

 

「え!?ヴァレリー!?君の母親ってヴァレリーなの?」

 

お!ギャスパーが知ってるのか?

 

「ヴァレリー・・・あの聖杯のヴァレリーのことかしら?」

 

「はい、その通りです。でもヴァレリーは今、聖杯のせいで隔離状態のはずです。それなのに僕の子供が・・・」

 

「ああ。その件は色々あって解決してるよ?んで、僕誕生ってね。お互い幸せに暮らしてるよ」

 

「そうなんだ・・・よかった」

 

ギャスパーは涙を浮かべながら、喜ぶ。俺たちの未来、まだ色々ありそうだな。

 

「さて、リアスさん。それじゃ話しますね?この世界の事情を」

 

「ええ。お願いするわ」

 

「まず、お姉ちゃんから聞いたと思うけど、この世界の浮かぶ島あれね?私たちのもう一人の姉妹のやったことなんだ」

 

「・・・・・・はい?」

 

「実はリアスさんにはもう一人子供が、つまりお姉ちゃんの双子の妹がいるんだけどね?その子、ちょっと能力が強すぎて、赤ん坊の頃に暴走しちゃったの。それで世界が浮いちゃったの」

 

「ま、マジデ?」

 

「今はその子ちょっと訳あって今、会えないんだけどね?」

 

「でも、問題なのはそこじゃありませんわ」

 

とあかねが言う。問題?

 

「ここ最近、渦の団やら色んな派閥がこぞって攻めて来ていますの」

 

「渦の団が!?この時代でも好き放題やってるのかあいつら!」

 

「うん。でも、お父さん達が戦った曹操さんやヴァーリーさんは完全にこちらの仲間として一緒に戦ってくれてるよ?」

 

「ヴァーリーはともかく曹操も!?あっ!そういやディアスが曹操のこと先生って」

 

「はい、ディアスお姉様の槍術を指南したのは曹操さんですから」

 

そんなことも言ってたな。まさか本当だったとは。

 

「でもさらに困ったのは・・・異世界からの侵略」

 

「ですわ」

 

「「「「「!?」」」」」

 

異世界の侵略!?なんだよそれ?

 

 

異世界

 

俺が前に異世界の神、乳神様とあったことで存在は知っているが、その世界から侵略されているとは。

アナ達の話によると、俺の世界、つまり人間世界で例の二代魔神による世界滅没のあと、しばらく安らぐ生活が続いたが、その後別の世界から攻撃を受けた。俺たちはなんとかそれに立ち向かった。

実は今、この時代の俺達も異世界に行って、それの調査をしてるようだ。

 

 

「異世界の敵・・・前回は味方になってもらっていたけどまさかこんな形でもう一度聞くことになるなんてね」

 

「お父様達も今だなお頑張っていますが、それでも人手足りないのですわ」

 

「ん?てことはなにか?そいつらは、この世界だけでなく別の世界も攻めているのか?」

 

「ゼノヴィアさん、正解。というか私たちの方がまだマシ。攻められ、落とされた世界は・・・」

 

すると突然、テレビからけたたましい警報が鳴り響く。

な、なんだ!?なにごとだ!?

 

『番組の途中ですが、緊急ニュースです!先ほどまで、緊急異世界会議をしていた会場が何者かによって攻撃されました』

 

なっ!緊急異世界会議!?なんだ?その凄そうな会議は。

 

「会議が・・・?お姉ちゃん!?」

 

「お姉ちゃんって・・・まさかディアスがそこにいるのか!?」

 

「お姉様はこの会議の代表人物のひとりなんです!それが襲われた・・・お姉様達が危ない!」

 

 

 

パパ達と別れて、僕、ディアス・グレモリーはとある大事な会議に向かった。

それにしてもやっぱり勇者君の転移魔法はお腹にくるな。

 

『遅かったな?ディアス嬢』

 

ん?上から声が。向くと巨大なドラゴンがいた。

 

「あ!タンニーン様!お久しぶりです!お元気そうで何よりです!」

 

『はっはっはっ!まあな。それよりどうした?こんな大事な会議に遅刻とは』

 

「あはは。実は・・・」

 

タンニーン様なら信用できるし、話した方がいいよね。

 

 

『・・・まさかそんなことになっていたとは・・・相変わらずトラブルに事欠かない連中だな?』

 

「僕の家族たちですから。それで皆さんはもうお集まりで?」

 

『ああ、聖王、獣王の二人はすでに来ている。今はミリキャス殿がお相手しているよ』

 

「ミリキャス兄が!大変だ!急がなきゃ!」

 

僕は急いで会議室に向かう。

ミリキャス兄って優しいんだけどたまに毒づくからな。

会議室の前についた。中から微かに声が聞こえた。二人とも怒ってるだろうな。

よしっ!

僕はバンと扉を開ける。

 

「すいません!遅くなりました!」

 

扉を開けると深紅の髪の男性と二人の女性がいた。

 

「・・・やぁ?ディアス」

 

「お久しぶりです。ミリキャス兄様。申し訳ありません」

 

「メイドのティナさんから話は聞いてるよ?後で高校生時代の兄さん達に会いに行くよ」

 

「うん。いつでも来て。さてお二人とも、わざわざ集まって貰ったのに、こんなことに」

 

僕の目の前にいるのが今日の大事な会議の大事なゲスト。一人は金髪、碧眼。背中に巨大な剣を背負うのが、神のいない天界で新たに生まれた王聖王アドミラ様、もう一人が赤みがかった茶髪に紫瞳、お尻フサフサの尻尾。武器を持たず、己の拳が武器な新たな勢力獣人界の王 獣王のエドノーラ様。この二人が今や世界の王の二人。

 

「ふん。ずいぶん遅かったな?何かトラブルか?」

 

「もしよろしければ協力しますが?」

 

「そんな!お二人の手を煩わすことではありません!ありがとうございます。二人とも」

 

「「・・・」」

あ、あれ?なんか僕、気にさわったかな?

なんか二人とも暗い表情。

 

「アドミラ様、エドノーラ様。何か気にさわりましたか?僕いえ、私はなにぶん若輩もので」

 

「ミラとは呼んでくれないのですか?」

 

「はえ?」

 

「そうだな?なんだ?その他人行儀なしゃべり方は?俺のこともエドと呼んでくれていいんだぜ?」

 

「え?いやあの」

 

「なんだよ~?王になったら親友の絆はjcjyjのかよ?最近手紙もくれないし、寂しいんだぞ!!」

 

「エドの言う通りです。私達は世界は違えどそれぞれが王になったら共に和平を結び世界の為に役立とうと誓ったではありませんか!」

「そうだろ?神竜王 ディアス・兵藤。兵藤の名を重く考えすぎなんだよ?」

 

そう。僕の姉妹があまり自分を兵藤と名乗らないのはその名があまりにすごいものとなってしまったからだ。神竜王。それは魔王、神、聖王、獣王に並ぶ新たな勢力の一つ。この名を最初に貰ったのがなにをかくそう、僕の父、兵藤一誠である。まぁ、体は無限のオーフィスと夢幻のグレートレッド製。腕には天龍一頭。まぁ、妥当かな?そしてなぜその後継者が僕になっている。パパは現役バリバリだが、何分忙しい。だから新たな王として選ばれた僕はなぜか王の育成機関学校に通わされ、そこでこの二人と出会った。

 

「一応学校からは合格はもらったけど、僕は正式な王じゃないよ」

 

「だが、同じ日、同じ時に、我ら三人王の審判に合格したのだ。きっとお前にも近々王になるのではないか?」

 

「私なんて前人者がいなくて大変なんですよ?一応ミカエルさんが手伝ってくれてますが、何分初の王。勝手が違いすぎます」

 

「あはは。全くわかったよ。んじゃミラ、エド

・・・これでいい?」

 

「はい!」

 

「おう!」

 

「もう。さて、それじゃ本題に入りましょう。まず、今回集まって貰ったのに理由。二人ともご存知のように異世界の侵略者について」

 

「ああ。我が獣人界も幾度か襲われた。まぁ返り討ちにしてやったがな?ミラお前は?」

 

「私の方にはまだ。でも既に防御の陣を展開してあります」

 

「準備は万全と?オーケー。それで?ディアス?何か作戦があるのかい?」

 

「うん。あの約束。まだ僕は正式な王じゃないけど。今からそれできないかなって!」

 

「三世界同盟か」

 

「正直、パパや皆が世界のあっちこちを飛び回っているけど、人手不足なんだ。せめてあとはもう一勢力、ううん!二人の力があればきっと 」

 

「・・・なにかあったのか?」

 

「・・・この間、僕の家族がすごい怪我をして、帰ってきたんだ。普通の怪我ならアーシアさんのトワイライトヒーリングで治せるけど・・・異世界の攻撃の怪我は」

 

「聞いてます。確かまるで毒のようだと」

 

「はい」

 

「なるほどな?つまりもうこれ以上そんな奴は出したくないと・・・誰がやられたんだ?家族って」

 

「僕の双子の妹 リオナ・グレモリーです」

 

「リオナが!?大丈夫なのか!?」

 

「今はなんとも・・・ただ」

 

「ただ?」

 

「これまで起きた同じように重症をおった人達となんか症状が違うみたいなんだ。それが」

 

「なるほど。気になりますね?」

 

「リオナは今、グレモリー領の医療スタッフが見ています。なんとか治療方法は見つけてみせます」

 

「ミリキャス殿。そうか。それならば安心だな?そしてディアス?お前の申し出だが」

 

「は、はい!」

 

「俺は快く受けよう」

 

「もちろん私も!」

 

「二人とも・・・ありがとう・・・っ!だけど」

 

「そうだな。こういう時」

 

「お邪魔虫さんは何処にでもいますね?」

 

「さすが、天才王の三人だね?確かに何か来たな?」

 

『おい!ディアス嬢、ミリキャス殿!なにやら良からぬものが乱入してきたぞ!』

 

そう。こういう時に限って嫌な奴等はやってくる!

私達が構えたと同時に会議室の天井が爆発した。

 

「っ!」

 

「これは!タンニーン様!」

 

タンニーン様が天井を壊しながら突っ込んできた!

「タンニーン様!大丈夫!?」

 

『ぐぐ、すまない。油断した』

 

タンニーン様を吹っ飛ばすなんて一体誰が。

 

「けけけっ!いきなり龍王とやれて俺様ラッキー!」

 

っ!急に後ろから声がし、僕達は振り向く。

「おまけに神竜王、聖王、獣王それに次世代魔王までいやがる!」

 

「君は・・・・・・渦の団か?」

 

「オーノー?ミリキャス坊っちゃん読みがまだまだあっまーい」

 

「てことは異世界からのお客さん?可笑しいな?今回はこの二人以外お呼びしてませんが?」

 

「ふふん。そこだよ?お嬢ちゃん」

 

気安いやっちゃ。

 

「なんで、異世界の一大事を決める会議に僕、つまり異世界の覇王を呼ばないの」

 

っ!

 

「なっ!覇王!君が!?」

 

「異世界最強の王・・・そして最悪の王」

 

「世界滅亡の王」

 

「そう。覇王!そんで呼んでくれないから、せっかくだし・・・この世界滅ぼしちゃう?」

 

「・・・ふざけんな!」

 

「おー!怖い怖い!」

 

こいつ!人の世界をそんな簡単に!

 

「落ち着け。ディアス。覇王殿」

 

「はいはい?なに?獣王ちゃん」

 

「たかだかこんな会議に呼ばれなかっただけで、あなた本人が出向くと?」

 

確かにそんな暇な奴じゃない。なにかある?

 

「なんだよ?さすがに武勇誉れ高い獣王。お察しの通り!ぼくちゃんの目的はね?神竜王。君に預けた物を回収しに来たの!」

 

「は?僕は何も預かってないよ?」

 

「いやあるよほら?」

 

そう言って後ろの空間から何か出現した!

ってあれって!?

 

「り、リオナ!?」

 

「何!リオナだと!」

 

そう。そこにいたのは僕の双子の妹今はグレモリー領のベッドで寝てるはずの リオナの姿だった。

 

「なにをしてるの!?リオナ!?」

 

「・・・お姉ちゃん」

 

「いやん!最愛の眠り妹と究極の再開!ん~。最高!さらに最高なのは」

 

「バイバイ」

 

「っ!?」

 

「その妹が俺の下僕ってこと!」

 

リオナの滅びの力が僕らに向けられ放たれた!

「ケヒヒヒ。消し飛んだ?ってんなあまっちょろくないよな?あ?」

 

なんともない?なにが?・・・っ!僕の目の前にいたのは・・・パパだった!

 

「大丈夫か!?ディアス!!」




はい!ありがとうございました。
次回は新たな敵と新たな仲間登場です。

では次回もよろしくお願いいたします!
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