孤独な冒険者の始まりの物語   作:狐男

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前回の話でフォックスさんが死んでしまいました…数分の内に一体何があったのでしょうか?それでは本編スタート!


第12話 ガレス達vsオロチ そして覚醒

ガレス達がアンナ達の場所へ向かう数分前の事…

 

「お前を破壊する!」

 

フォックスはオロチに対して拳を振るう、風圧と共にオロチを飛ばそうとするがオロチはその場で固定されたかのようにビクともしなかった。

 

「なっ!」

 

フォックスは驚きを隠せなかったがオロチは依然として平然を装っていた。

 

「気付かないのか?お前が使っている力は俺の一端の力に過ぎん、そしてその力の主たる俺には通用しないのだ。」

 

オロチはそう言うとフォックスに対して強烈な蹴りを入れる。

 

「ぐはっ、げほっ」

 

フォックスは血反吐を吐き膝を地面につける。

 

「ハァハァ、それでもこの力でお前を倒す!」

 

フォックスは更に力を込めてオロチに殴りかかるがオロチはその拳を避け、自身の拳に魔力を込める。

 

重量の衝撃(ヘビー・インパクト)

 

その拳は100t以上の威力を持っていた、それをもろに食らってしまうフォックス…

 

「なんだ、この魔法は…」

 

フォックスでも知らない魔法を使用していたオロチは説明する。

 

「昔、奪ったのだ、高名な魔法使いからな!俺のスキルは合計8つまでならスキルや魔法を奪う事ができる、上限の8つまで奪っていたら新たにスキルや魔法を奪えば古いスキルや魔法から消滅していくがな」

 

オロチは丁寧に説明していく。

 

「そして今俺はお前たち妖狐族を殺す術も持っている、お前たち妖狐族は殺しても死なんからな」

 

そしてフォックスの耳元でオロチはこう言う。

 

魂の破壊(ソウル・デストロイ)

 

その魔法を受け、フォックスの魂にヒビが入り、それは徐々に広がっていく。

 

「この力は…」

 

フォックスはそのまま倒れてしまう、アンナはフォックスの瞳を見る、瞳からは徐々に光が失われていき心臓の鼓動はどんどん小さくなっていく。

 

「フォックス!ねぇ、死なないよね!?フォックス…」

 

アンナはフォックスの体を揺さぶる、そしてアンナはふと周りを見る、クルスも倒れており、クルスの体は徐々に粒子となっていっている。

 

「クルス!?なんで…」

 

困惑するアンナにオロチはこう言う。

 

「ほぅ、その娘はそこの妖狐族の複製品か何かか…さしずめ魂が同じなのだろう、本体(オリジナル)が死ねば複製品も死ぬ運命か…面白い、ふはははははは」

 

そして高笑いを続けるオロチの元にガレス達がやってきたのだった。

 

「お前がヤマタノオロチか!」

 

ガレスの声が森に響き渡る

 

「今度は人間か…それにお前はあの時の妖狐族、名は確か九華だったか?懐かしいな〜」

 

九華とそして椿を見てオロチは歓喜する、復讐の対象が今この場にいるからだ

 

「お前を殺す!」

 

九華はフォックスを殺された怒りでオロチへと猛進する

 

「小娘風情が!俺に勝てると思うな!」

 

オロチもすかさず九華の頬に拳を入れる、お互いの拳が頬に入ったのか両方が後方へと吹き飛ぶ

 

轟苑断(ごうえんだん)!」

 

ガレスはオロチの背後へと周り大剣を振りかざす

 

「くくっ、中々いい攻撃だぞ?だが甘い!」

 

オロチはガレスの一振を指1つで止めガレスの腹に蹴りを入れる。

 

「くっ、まだまだこの程度じゃねぇよ」

 

ガレスは咄嗟の判断から闘気で身体を防御してダメージを最小限に抑えていた。

 

「闘気で俺の蹴りのダメージを減少させたか、だが外は守れても内はボロボロだろう?」

 

オロチがそう言うとガレスは血反吐を吐き散らした

 

「ぐへぇ、確かにな…だがうちには優秀な回復魔法使いがいるもんでな」

 

サージャは血反吐を吐くガレスに近づき完全回復を使用する。

 

「ガレスさん、今治します!」

 

だがオロチが回復の隙を許してくれるはずもなく、ガレスを回復するサージャに攻撃を仕掛けようとする。すると…

 

「東流 剣術 蘭菊(らんぎく)

 

椿が東流の技を使う、その技は対象の視界を暗黙にし、乱れ切りをするというもの、その技でオロチの身体にはあちこちに傷がついてしまう。

 

「東流か…悪くない技だな、それに昔よりも遥かに進化している」

 

自身が傷つく事を恐れていないのかオロチはまだまだ余裕の笑みを浮かべる。

 

「だがその技は自信にもデメリットがあると見た、東の者よ、貴様、今目が見えていないな?」

 

椿の使用した技は対象の視界を奪い、乱れ切りを行うもの、しかしデメリットも存在しており、対象の身体に無理に介入するというもののため縛りを課し己の肉体にも作用するようにした技なのである。そのため一定時間の間椿は目が見えない状態なのだがオロチも同様目が見えない状態である。

 

「これでお前は目が見えない…」

 

オロチはそう言われるが…

 

「確かこうだったか?」

 

オロチは自身の目に魔力を当てる。すると…

 

「おぉ、できたできた」

 

オロチはサージャが使用していた魔法技術の完全回復をあの1回で覚えてしまったのだ。

 

「詰めが甘かったな?オロチ流 八岐ノ彌陀(ヤマタノミダカ)!」

 

オロチは魔力で具現化した蛇の尾をパーティの連携を崩すように分断するように攻撃する。

 

「炎竜先生!どうにかできませんか!?」

 

シリウスは五月雨撃ちを使用しつつ炎竜にそう言及する。

 

「無理だよ!こんなに尾が乱れているんじゃ本体に攻撃しようもない!それになんでか知らないけど俺の魔力は半分以下なんだ!」

 

他の作戦を考えるシリウスはメアリーに火球を出して欲しいと頼む。

 

「メアリー!火球(ファイヤー・ボール)を使ってくれ!」

 

シリウスがメアリーにそう言うとメアリーは頷く

 

「わかった!火球(ファイヤー・ボール)!」

 

メアリーが火球を放った瞬間シリウスは椿に指示をする。

 

「椿さん!東流で水を巻き付けてあの火球を攻撃してください!」

 

シリウスの指示が椿に届き椿は闘気で湖まで瞬間移動し、東流の剣術で水を刀に巻き付け火球目掛けて打ち上げる。

 

「シリウス!?これって…」

 

シリウスの作戦は水蒸気爆発を起こし、オロチの視界を塞ぐ事である、そして…

 

「ふん、視界を封じたとて魔力を感知すれば…」

 

オロチが魔力を感知しようもした瞬間、背後から打撃を受ける。

 

「どうだ?オレの拳は効いたかよ!」

 

魔力がまったくないポーラには魔力感知は通用しない。

 

「ぐはっ、くっ人間の女風情がぁ!」

 

シリウスはポーラの攻撃が効いたオロチを見て確信する。

 

『サージャ、念話使えるよね?皆に伝えたいことがあるんだ。』

 

『はい、何を伝えるんですか?』

 

サージャの質問にシリウスはこう答える。

 

『オロチの弱点がわかった。』

 

シリウスは念話で皆にオロチの弱点を伝える。

 

「なるほどな、そういう事か!」

 

ガレスはその事を聞くとオロチに攻撃を仕掛ける。

 

「これでも喰らえ!炎熱斬!」

 

闘気を纏わせ炎を発生させた技だがオロチには当てず地面に当てそのまま大剣に闘気を流すのをやめ通常の剣撃を喰らわす。

 

「ガハッ、なんだと?この俺にダメージが?」

 

何が何だか分からないオロチにシリウスはこう言う。

 

「お前の弱点は魔力と闘気を宿していない攻撃には弱いだろ?」

 

オロチは常に魔力で身を守り闘気で身体能力を強化している。しかし常に魔力と闘気。使いっぱなしにしている影響で魔力と闘気を使わない攻撃には弱いのである。

 

「なるほど、俺自身でも知らぬ弱点があったとは教えてくれてありがとうな?」

 

シリウスはオロチの底知れぬ自信に既視感を覚える。

 

「オロチよ、お主は追い込まれておるんじゃぞ?何故そこまでの自信が出るんじゃ?」

 

九華からの質問にオロチは…

 

「答える必要性はないな、仮にお前たちに言ったとて対処しようもない。」

 

オロチが余裕をこいているとポーラはすかさず闘気無しの打撃を喰らわす、だが…

 

「効かんな、その様な攻撃は!」

 

オロチにその攻撃はもう通用しなかった(・・・・・・・・・)

 

「なっ、馬鹿な…」

 

シリウスはその事に驚きを隠せなかった、しかしシリウスのそんな隙をオロチは見逃さなかった…

 

「がら空きだぞ?」

 

オロチの鋭利な爪がシリウスの胴体を貫く

 

「がっ、どういう事だ…」

 

シリウスはそんな事を言いつつ倒れてしまう。

 

「シリウスさん!」

 

サージャはシリウスの回復を急ぐ為近づこうとするがオロチに阻まれる。

 

「お前の回復魔法は厄介だ!まずはお前から始末してやる!」

 

サージャに爪の斬撃を喰らわそうとするが炎竜がその間にやってくる。

 

「させねぇよ!」

 

炎竜は炎獄刀でオロチの爪を弾き飛ばすがオロチの拳が炎竜の頬に当たる。

 

「ぐへぇ」

 

炎竜は約1Kmの林に追いやられる。

 

「まずい!」

 

炎竜の進路を妨害するかのようにオロチの眷属である魔物が押し寄せる。

 

「くそっ、邪魔だ!」

 

炎竜は魔物を焼き払おうとするが瞬時にその魔物の正体に気付く。

 

「これは…」

 

それは炎竜だけではなく九華やガレス達にも堪える程の出来事である。

 

「くそっ、炎竜先生が吹っ飛ばされちまった。どうすりゃ」

 

ガレスは必死に考えるが答えが思いつかない。

 

「サージャ!シリウスの回復は!?」

 

ガレスはサージャにシリウスの状態を聞く。

 

「大丈夫です!回復しました!」

 

サージャは大声でそう答える。

 

「私も頑張るよ!」

 

メアリーは詠唱を始める。メアリー自身1日に2回程しか使えない絶級魔法だからである。

 

「シリウス!オレたちで時間を稼ぐぞ!」

 

シリウスとポーラは連携でオロチと戦う。だがオロチは一向にその場から動こうとはせず絶級魔法の使用を待ち続ける。

 

「きたか!」

 

オロチはニヤリと笑う、メアリーの使用する絶級魔法に込められた魔力量に歓喜しているからである。

 

「絶級魔法・氷結の大地(フリージング・アース)!」

 

瞬間、辺り一帯が氷の大地になりオロチも凍結してしまう。

 

「ハァハァ、今の私が使える大規模の魔法…」

 

メアリーに最早次の魔法を使うだけの魔力は残っていなかった。これでオロチが大人しく凍結されていれば良かったのだが…

 

「ハハハハハハッ、いいぞ、これ程の魔法は初めて喰らった!」

 

オロチは凍結から難なく脱出してしまい、メアリーを褒め称える。

 

「魔法使いよ!お前は俺が会ってきた魔法使いの中で1番の使い手だ!」

 

魔力が枯渇しかけているメアリーを見てオロチは…

 

「なんだ?魔力が枯渇しているぞ?まだまだなのになぁ〜」

 

その隙を突きシリウスは魔力の矢でオロチに攻撃を仕掛けるが…

 

「ちっ、弓使い風情が俺に勝てると思うな!」

 

大きな声を出し音波を繰り出すオロチの声に耐え切れずシリウスはダメージを受けてしまう。

 

「ぐはっ、くそっ」

 

「はぁ〜、つまらんな、お前もあの俺の力を使っていた妖狐族も、最早興が冷めた、お前ら食え」

 

オロチは魔物達を呼びつけシリウス達を食らうよう促す。

 

「まだ負けてない!」

 

シリウスは弓で魔物を仕留めようとするが瞬時にやめる。

 

「おい!シリウス!何やってんだ魔物がすぐそこまで…」

 

ガレスはシリウスの肩を掴むが瞬時に魔物の正体を理解する。

 

「おいおい、まじかよ」

 

魔物の正体、それはオロチの力によって姿を変えられたこの国の人間達である事だった。

 

「なんで、こんなことが出来るんですか…」

 

サージャはその事をオロチに聞く。

 

「ふん、魔族の分際で俺に質問するか、まぁいいだろう答えてやろう、楽しいからだ、人間は脆いだが魔物に変えれば強くなれる人間もいる。人間は俺の玩具だ」

 

その言葉を聞きサージャは激怒する。

 

「ふざけるな!強い者は弱い人を退ける事をしてはいけない!守る為に力を使うのが正しいんだ!」

 

サージャの怒りは魔力を伝ってオロチに伝わる。

 

「いいぞぉ〜、その魔力、お前は今まで見た魔族の中で1番俺に対して悪意がある。」

 

今この瞬間、オロチとサージャが激突するのであった。

 

オロチとサージャが戦っている中フォックスの精神世界では…

 

「ここは…」

 

フォックスは目が覚めると白い空間に居た

 

「俺は一体何をやってたんだっけ?」

 

フォックスは何をやっていたとかが分からなかった。

 

「これは…」

 

フォックスは頭に流れてくる現実世界の映像を見て…

 

「大変だ、このままじゃあ皆が…」

 

フォックスは急いで精神世界から現実世界に戻ろうとするが戻れない事に困惑する。

 

「なんでだ!なんで戻れない!」

 

混乱するフォックスの背後にある人物達が立っていた。

 

「誰だ!?」

 

フォックスは後ろを振り向くとそこにはかつて自分が殺してしまった九華の夫でありフォックスの第2の師匠であった転真(テンマ)とその息子である白夜(ビャクヤ)

 

「なんで…」

 

フォックスが驚いていると背後から話しかけられる。

 

「能力に付随されていた魂の残りカスみたいなものだとその2人は…喋ることはできないけどね」

 

フォックスの背後から話しかけてきたのはもう1人のフォックスであった。

 

「もう1人の俺?」

 

フォックスは再び困惑し、もう1人の自分に話しかける。

 

「ふふ〜ん、そうだよ!もう1人の俺だよ」

 

「でもどうして…」

 

フォックスは考えているともう1人のフォックスはこう答える。

 

「君自身が隠していた弱い部分、要は本来の君って事」

 

フォックスはこれまで冷静でいられるよう人格を変えていたと言っても過言ではない程昔の性格と今の性格はかけ離れていたのだ。

 

「だけど、その影響を直さないまま、オロチの力を受けてしまい、人格がごちゃ混ぜになったんだ、そして君自身向き合わなければならない、今の人格を受け入れ、そしてあの2人のスキルも受け入れるか、それともこのままここで皆を皆殺しにし、君自身も死んでいくか。」

 

その言葉を受けフォックスは…

 

「受け入れる。もう弱い自分は見せない、誰でも守れる最強になりたい、それが俺の願いだから。」

 

フォックスはそう言うともう1人のフォックスは…

 

「わかった、俺も今の君を受け入れる。人格の統合を始めるよ、ほら手を繋いで」

 

フォックスはもう1人のフォックスの手を繋ぐと徐々に2人の肉体が同化していく。

 

『もう俺は消えてしまうけど、君自身は素直になっていいと思う。もう暗殺者フォックスなんて言わせないで、君は仲間を信じるんだいいね?』

 

「あぁ、俺はもう負けない、もう誰にも負けられない!」

 

フォックスはそう言うと新たに作業を始める。

 

「さぁ始めようか、破壊の力の制御を!」

 

フォックスはそう言うと1人…いや転真と白夜と共に修行をするのであった。

 

現実世界ではオロチとサージャの激突が始まっていた。

 

「うぉぉぉ!」

 

サージャは中級魔法の雷鳴の雷(ライトニング・ボルト)を使用し、オロチに応戦していた、しかしオロチには1つも、傷はつかない。

 

「その程度か!魔族の女!」

 

オロチは蛇の尾を出しサージャに重い攻撃を仕掛ける。さすがのサージャでもその攻撃は堪える。

 

「ガハッ、ハァハァ」

 

戦闘能力が低いサージャにガッカリするオロチはため息をつく。

 

「はぁ〜、ここまでか、魔族だからと少しはやるのかと思ったが戦闘経験が少なすぎるな。」

 

オロチは周りを見渡す、周りでは自身の眷属と戦い苦戦を強いられるガレス達の姿があった。

 

「ほぅ、あの金髪、鑑定眼の固有スキルを持っているな?だが魔物に変えられた人間を戻す事など不可能なくせに無駄に頑張る、これだから人間を玩具にするのは楽しい!」

 

オロチはガレス達の背後に周り鋭利な爪で一突きするガレスとシリウス、ポーラとメアリーは刺されオロチの爪に内包されている毒で命の灯火が消えてしまう。

 

「なっガレス!シリウス!ポーラ!メアリー!」

 

4人の目からは光が失われ息絶えていた。

 

「オロチ!」

 

炎竜は怒りで我を忘れオロチに攻撃を仕掛けるが…

 

「ふっ、例え元■■でも死ぬだろう?」

 

炎竜はオロチに首を切断され死亡する。

 

「さて次は…まだあの複製品とメガネの女は死んでいないのか、まぁいい、俺が直に始末してやろう。」

 

アンナとクルスに近づくオロチに九華は止めに入るが…

 

「ふん、小娘風情が俺の邪魔をするな!」

 

オロチが威圧した瞬間九華の上半身は吹き飛んでしまう。

 

椿はオロチの攻撃により気を失ってしまっているため起き上がることはない。

 

「さて、さらばだな複製品とメガネの女、お前が1番この中で弱かったな!ふはははははは」

 

オロチは魔力を手のひらに集め放出しようとする。そして放出した次の瞬間…

 

「あぁ?なんだ〜」

 

絶望していたアンナと消えかけていたクルスを助けたのは…

 

「アンナ、クルスもう心配すんな、サージャも疲れただろう?」

 

そこには背が160cmぐらい伸び、普段隠している狐耳と尻尾は出してあるが尻尾に関してはサージャが知っている限りでは普段はやわからそうな感じだったのが鋭利な感じになっていたのだ。そして溢れている莫大な魔力は普段のフォックスの魔力の倍以上であった。

 

「なんだ?生きていたのか妖狐族のガキ」

 

仕留めるはずだったアンナとクルスを助けられた事にイラついていたオロチは激しく激怒する。

 

「お前が殺した仲間達は生きてるぜ?」

 

オロチは周りを見渡すと先程殺したはずのガレス達と炎竜、そして九華は生き返っていた。

 

「どういう事だ!何故生きている!」

 

訳が分からないオロチを他所にフォックスは魔力を全開にする。

 

「お前に変えられた人達は俺が救う!」

 

フォックスは日ノ国全域に広がる程の謎の力を使う。

 

「ガレス!ガレス起きろ!」

 

シリウスはフォックスのその力を見て驚きを隠せない、それはまた九華も同じ

 

「あれは覚醒かのぅ?しかしここまでの力それにこれは…」

 

「あれは覚醒と状態(モード)の掛け合わせかな?凄いね彼」

 

炎竜は首をすりすりしながらそう言う。

 

そして周りを見渡すと魔物に姿を変えられた人達は元の姿へと戻りつつある。

 

「九華さん、この力って破壊の力を反転…いや逆転させてるよね?」

 

「うむ、儂の亡くした夫の力じゃ、フォックスが受け継いでいたのは知っていたが、まさか逆転の能力(スキル)を使って破壊の力を再生の力に変えておる。」

 

そんな会話をしている九華を背にフォックスはオロチにこう言う。

 

「俺はもうお前に負けない、ここからはお前のターンじゃない!俺達のターンだ!」

 

フォックスはオロチに拳を振るうのだった。

 

「次回 第13話 フォックスvsオロチ 決着の時 次回をお楽しみにね?」

 




「ハロハロ〜皆のアイドル!シャドーちゃんだぞ〜なんか今回の話はフォックス君が破壊の力を再生の力に変換しちゃったね〜、予想外だよ!まさか覚醒まで目覚めちゃうなんて〜キヒヒ、これはこれであのお方の復活にも繋がるよね?次回…」ってシャドーさん!出てこないでください!ここは作者である僕の空間ですよ!ゴホン、引き続きシャドーさんが乱入してきましたが!ご心配なく、では第13話お楽しみに!
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