孤独な冒険者の始まりの物語   作:狐男

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今回の話はフォックスがガレス達の仲間に加わってからの初依頼の話ですね〜、果たして今回はどんなことが待ち受けているのやら、お楽しみに!


第2話 新たな仲間たちとの初依頼

俺たちはその後森から街に戻り、俺は冒険者ギルドで依頼の達成報告をするためギルドに向かった、その後は酒場で落ち合う約束だ。ギルドでの報告も終わり酒場へと向かう。

 

「おう、フォックス!早かったな」

 

ガレスはそう言い俺の肩を思いっきり叩く。

 

「依頼の達成報告にそこまで時間をかけたくないんだ。」

 

俺はそう言いつつ辺りを見渡す。酒場に入ったのは初めてなので物珍しさに目を惹かれていた。

 

「フォックスさんは酒場は初めてですか?」

 

シリウスにそう聞かれ

 

「あぁ、初めてだ、それより気になっていたんだがシリウスは敬語で話すタイプなのか?違うだろ?」

 

俺はそうシリウスに言う。

 

「いや〜それはその〜」

 

言葉を濁らされるが

 

「俺は素で喋って欲しいんだ一人称も無理に変えなくていい。」

 

俺はそういうとシリウスは人が変わったかのように口調を、変える

 

「ならそうさせてもらう、俺はフォックスさんが仲間に加わってくれて嬉しいよ」

 

案外あっさりしてるんだなと思う。仲間に入れてもらうからには素で話しかけてもらえないとこちらが気まずい。

 

「それでなんで戦闘職じゃない学者のアンナがいるんだ?」

 

俺は不思議そうにアンナに問いかける。それはそうだ冒険者は戦士や弓使いなどで職業が分かれている。その他にも様々な職業があるがアンナは学者だ。なぜ冒険者にと疑問に思ってしまう。

 

「ボクは見ての通り学者だけど、立派な冒険者だ。深い理由はないよ?単に冒険者に興味があってなっただけだから」

 

興味本位で冒険者か〜、確かに俺も日銭を稼ぐために冒険者になったわけだしそういう理由のやつもいるのか。

 

「まぁまぁ、なんだそう固い話はやめにして飯でも食おうぜ飯でも。」

 

ガレスはそう言い次々と注文していく。

 

「ちょっと〜ガレス〜私たちが食べられる量にするんだよ〜?ガツガツ頼んで食べられなかったらどうするの〜?」

 

メアリーはそういうがかなり食ってるな、俺はちらりとポーラの方も見るがこっちもこっちで大食いだった。

 

「お前ら一体今までどんな生活してたんだ、こんなガツガツ食っててお金は大丈夫なのか?」

 

俺はそう言うが実際心配だ、同じ仲間になったのだから財布の紐は俺が握って置こうかと思うぐらい。

 

「いつもはガレスがよく食うからね、俺は俺であまり食べない方だし、フォックスさんはよく食べる方?」

 

シリウスは俺にそう聞くが

 

「俺は元々多くは食べないようにしている、明日に響いたりするからな、それにお前ら見たところ20かそこらだろ?将来が心配だな。」

 

俺はそう答えるがポーラがあることを尋ねる。

 

「ならフォックスはいくつなんだ?オレから見たらフォックスはオレたちより年下に見えるぜ?」

 

ポーラはそう俺に問いかける。

 

「少なくともお前らよりは年上だ、いくつかは秘密だがな。」

 

まぁ俺は人間(・・)じゃないので実際こいつらよりは年上だ。

 

「ならフォックスは何ができる?ボクから見たら暗殺系の職業と思ってるんだけど。」

 

質問か…なら答えるしかない

 

「確かに俺の職業は暗殺者だ、できることといえば隠密、短剣術だな、他には魔法を少々」

 

俺はそう答える。確かに俺はできることが多い、だができないこともある。例えば空を飛ぶ…とかな

 

「なら逆に聞くがメアリーは魔法使いだろ?初級は使えると思うが中級、上級の魔法は使えるんだよな?」

 

俺はメアリーに質問する。メアリーは魔法使い職だ、かなりの魔法を使えるとみえるが。

 

「正解だよ〜、私は初級〜上級までの魔法は使えるよ〜、さすがに超級は無理だけど」

 

なるほど超級魔法は難易度が高いし人間でも使える者は宮廷魔道士クラスだけだ。俺は実際超級魔法までは使えるがさらに上の魔法(・・・・・・・)は使えない。さすがにあの魔法は精霊族か魔法に関して強い種族にしか使えない。

 

「ちなみに俺は初級〜超級までの魔法は使える。」

 

俺がそう答えるとメアリーが驚きの目をする。

 

「えっ、ほんと?だとしたらフォックスは魔法も最強レベルで使えるってこと?」

 

おっとりした口調からいきなりマジモードの喋り方、普段の喋り方はそんな癖を治すためのものなのかな?

 

「さすがに精霊族やエルフ族には劣るさ、あの種族たちは魔法に関してはめっぽう強い、対して俺はそんな種族達には劣るって訳。」

 

こんな話をしているがガレスはぽかーんとしており、シリウスに関しては暗殺者が魔法も使えるのかって言うぐらい驚いた目をしている、。逆にポーラはわけのわからない会話に付いてこれなくて頭から蒸気が出ている。アンナは学者なので一応理解しているっぽい。

 

「まぁ飯も食ったしお開きにしようか。ここの会計は俺が払うよ。お前たちは先に自分たちが泊まっている宿に帰れ。」

 

そのまま酒場での話はお開きにし、5人は宿に帰ってこうとするがすんでのところで俺のところに爆速で戻ってきて。

 

「フォックス!お前さんも俺たちの泊まっている宿に来るんだ!」

 

ガレスは唐突にそう言うが俺は断ろうとする。

 

「俺は野宿で十分だ、仲間になったからと言って寝床まではとやかく言われる筋合いは…」

 

「「「全然ある!」」」

 

ガレスとシリウスとメアリーがハモった、まさか本当に俺をみんなが泊まっている宿に行かせる気か?

 

「はぁ〜わかった行くよ。」

 

渋々承諾する。数分後ガレス達の泊まる宿に着く。

 

「それでフォックスさんはどちらの性別(・・・・・・)なんだ?」

 

シリウスはそう聞いてくる、あぁそうか仮面とフードをしているから性別が分からないのか確かに俺は声を(・・・・)変えているが、まぁ答えるしかないよな

 

「男だ、こんな身なりだけどな」

 

全員顔を丸くする、確かに背も低いし小柄だけど女に間違われるか?、間違われるのか…若干落ち込んでしまう。

 

「ボクはフォックスは女性だと思っていた、背も低いし小柄だし声に関して何か細工している気がする。」

 

さすがアンナ学者だな、確かに俺の仮面は特別仕様だからな。

 

「ガッハッハッ、ならフォックスは俺たちと同室だな!」

 

ガレスは肩をポンポン叩いてくる。肩を叩かれていたら普通に痛いんだけど、

 

「同室で構わないが。」

 

そう言いお互い女性は女性部屋に男性は男性部屋に移る。

 

「フォックスさんはずっとその格好のままなのか?」

 

シリウスにそう聞かれ俺は渋々答える。

 

「当たり前だ、寝巻きは持っていないし、俺はあまり寝らない体質でな」

 

俺はあるサイクルで自身に暗示を掛けている。それが昼夜問わず活動できる方法でもあり、幼い頃から行っていることだ。

 

「フォックスよ〜、寝ないと明日に響くぜ〜?」

 

ガレスにそう言われるが

 

「寝らないものは寝ない。」

 

俺はそう答えるのだった。

 

夜が静まり帰り、皆が寝た後。俺は1人部屋を出た。

 

「やっとお風呂に入れる〜」

 

なんとここの宿は風呂付きであり大浴場の温泉付き、綺麗好きな俺にとってはかなり嬉しいこと限りなしだ。

早速温泉に向かい服をすべて脱ぐ。

 

「これだから温泉は堪らない」

 

おっとニヤついてしまったいかんいかん、気を抜かずにしなければ。そう言い脱衣所で服を脱ぎ始める。フード付きの服を脱ぎ腰の辺りまで伸びている白髪の髪を見る。

 

「やっぱり切ろうかな〜長いし、でもいつ師匠(・・)が見ているか分からないから怖い。」

 

俺は独り言を言い髪を1つに束ねる。

 

「これでOKだな」

 

鏡を見てそう答える。鏡に写っているのは碧眼に獣の目と同じ縦になっている瞳があった。動物みたいな目だと度々思うが素顔を晒せないのはこれが原因でもある。俺が暮らしていた場所(・・・・・・・・)ではかなり顔が良く男なのに女に間違われるなんて多々あった、それがトラウマになり素顔を隠すようになったのだが。

 

「仲間達に見せたら驚くな」

 

そう俺はつぶやき1人温泉に浸かるのだった。

 

翌朝、皆が揃って宿の食堂に降りてくる中俺は1人食堂でコーヒーを嗜んでいた、仮面つけながらね。

 

「おう、フォックス早起きだな。」

 

話しかけてきたのはガレスだった。朝から元気だな〜と思う。

 

「それぐらい元気なら今日受けようと思う依頼は余裕そうだな。」

 

俺はガレスにそう答える。他の皆にも言う感じに。

 

「フォックスさん、今日受ける依頼とは?」

 

シリウスはそう不思議そうに聞いてくる。

 

「オレもフォックスが受けようとする依頼が気になるぜ〜、まさかワイバーン退治か?」

 

ポーラはそう聞いてくるが俺はこう答える。

 

「違うぞポーラ、受ける依頼はCランクの依頼の魔狼の討伐だ。」

 

俺は魔狼の討伐依頼を受けると答えるすると、アンナが嫌そうな顔で。

 

「うげぇ、魔狼の討伐ってあの大勢の群れで活動する魔狼?ボク達でも勝てるか分からない魔物なのに。」

 

俺は何言ってん?というように肩を竦める。

 

「この依頼を受けようと思ったのはお前たち全員の強化をしようと思ってな」

 

俺がこの依頼を受けようと思った理由は皆の強化に丁度いい魔狼と被害を受けている近隣の村のためにとも思っている。

 

「第一にお前たち全員弱いんだよ。」

 

俺はサクッと皆が弱いことを伝える。

 

「えぇ、嘘だろ、俺たちよえ〜のか?」

 

ガレスは不思議そうに俺に聞いてくるがここはキッパリ答えよう!

 

「弱い、弱すぎるんだよ。Cランクの冒険者じゃマシな方だが、それでもBランクの冒険者ひいてはAランクの冒険者にも圧倒的に劣るんだよ。」

 

こうもキツく言わなければ皆は強くなれない。

 

「分かったら早速大森林に向かうぞ〜」

 

俺は向かう先を伝える、そう大森林である。大森林はこの国ではかなり大きな森であり、尚且つかなり強い魔物も存在する危険な森でもある。

 

「大森林だって〜、それはなんというか危険な場所だね〜。」

 

メアリーはおっとりとした喋り方をしているが内心超焦っているに決まっている。

 

「俺が加わっての初依頼だから気合い入れていくぞ〜」

 

「「「「「おぉ〜」」」」」

 

全員気合い入れてるな〜、内心ビビっているのはメアリーとシリウスだけか、面白くないな〜

そう思いつつ大森林へと向かう。大森林までの街道は長く1週間ぐらいかかる距離でもある。俺たち6人は喋りながら移動しつつ周囲を警戒する動きをしている。そうしなければ盗賊などに襲われる可能性があるし尚且つ強力な魔物に出くわすかもしれないからだ。

 

「1週間かかったが何とか大森林にたどり着いたな〜」

 

俺は一言そう言う、大森林に行くまでの間仲間達と会話をしたところ中々面白いエピソードも聞くことができたしな〜

 

「よっしゃーここでオレ達が魔狼を討伐すればいいんだな!」

 

ポーラは自信満々にそう言う、気合いがあるのはいいが暑苦しい。

 

「しかしな〜俺たち魔狼を討伐したことなんてないんだよな〜」

 

ガレスはそう答え俺をチラチラ見てくる。

 

「だからまずは俺が見本を見せる、魔狼の討伐数は、書かれてないから全滅させる訳ではないからなある程度は魔狼も残すつもりだ」

 

そうそう、魔狼を絶滅させたら生態系が変わるからね〜、ある程度は削らせてもらうけど。

 

「私達もフォックスの戦い方は知っておいて損はないと思う。」

 

メアリーもいいことを言う、確かに初めて共に受ける依頼で戦闘方法なんかも知っておかなきゃ連携取りずらいからね〜

 

「まぁ任せておけ、早速魔狼が現れたようだ。数は…10体か。」

 

俺はそういい短剣を取り出し構えを取る。

 

「まず魔狼は、群れで行動するタイプだから囲まれないように背後に回り込む」

 

俺はそう皆に言いつつ1体目の魔狼の背後に回り込む

 

「すごいな、フォックスさんの技術は一瞬で魔狼の背後に回り込むなんて普通じゃできないよ」

 

なんかすごいこと言われてるけど俺的には普通かな、実際師匠との修行の時に魔狼との戦い方は教えてもらったから。

 

「これで1体目…あのさ魔狼との戦い方教えてるけど、皆だったら連携して倒せると思う。」

 

俺はそういうと残りの9体を一瞬で切り刻んでしまう。

 

「「「「「速くない?」」」」」

 

…えっ、そうかな〜これが普通なんだけど

 

「そうか?これが普通だ皆も慣れれば…」

 

「「「「「慣れないよ!」」」」」

 

そう言われてもな〜、あっ魔狼の気配

 

「皆、魔狼が来てるよ〜」

 

俺は皆にそういい、戦いを譲る。

 

「まずはお手並み拝見だね」

 

俺はそういい木の上に乗り移り座り込む。

 

「ふぅー行くぞお前ら!」

 

初手はガレスが大剣で魔狼に一撃を入れる。強力だな鍛えればとんでもない冒険者になるかもと思う。

さらにガレスの背後に回る魔狼をシリウスが射抜く

 

「ガレス!注意が逸れてるぞ!気をつけろ!」

 

シリウスはそういいつつ魔狼を弓で射抜く、凄まじい程の初速と発射速度だな、これも中々伸びるかも、メアリーも負けず劣らずと、

 

「ファイヤーボール!」

 

無詠唱魔法!?メアリーは無詠唱魔法を使えるのか。無詠唱魔法はその名の通り魔法の詠唱を破棄して魔法を行使することが可能な技術であり並の魔法使いでは使うことができないが、メアリーは無詠唱魔法を苦なく使うことができている。

 

「ファイヤーボールは初級魔法だけどメアリークラスの魔法使いが使えば初級魔法だろうと範囲と威力は上がる。」

 

次に目を通したのがポーラだった、ポーラに関しては魔力を全く感じない(・・・・・・・・・)がそれであの身体能力か…魔力を持たない人間の噂は聞いたことあるけどまさかこれ程とは、ポーラは魔力がない代わりに身体能力と闘気を使った方法を使用している。ポーラの拳に魔狼が耐えられるわけが無い、魔狼が破裂している?

 

「なるほど、なるほどポーラはこのパーティの中で2番目に身体能力が高いか」

 

次はアンナだがアンナは強さと言うより頭で戦うタイプかも?魔狼を自作の罠にはめてる…

 

「これもボクの実力だよ?フォックス」

 

これである程度は理解できたかな

 

「まぁ十分強いよお前ら、これだけ狩ればしばらく魔狼は村を襲う機会はないだろう、よし、依頼達成の報告をしに街に戻ろう〜」

 

俺はそう言いつつ皆に先に行ってるよう伝える。

 

「で?コソコソ隠れている盗賊さんたちはなんの用だ?」

 

次々と盗賊が出てくる。こんなに隠れてたか、気配を消すのが上手いな、20人か…

 

「十分派手に魔狼を狩ったな〜」

 

左眼に眼帯をしている盗賊の長はそう答えつつ、剣を構える。

おそらくだが俺たちを襲い狩った魔狼の素材を奪うって魂胆だろうけど。そういうのは俺には通用しない。

 

「逃げるなら今のうちだけど、忠告はした。逃げてもいいんだが逃げなければ殺す!」

 

そう言ったんだけど、案の定盗賊達は襲ってきたので討伐をすることに。

その後問題を解決した俺はガレス達と合流し街へと戻るのであった。

 

第2話END

 

…………遠くからフォックス達を眺めている人物が居た、その人物はフォックスが気配を探れないギリギリの距離を保っているようだった。

 

「あの子も人が悪いの〜まさか仲間たちに人間を殺させないために自ら人間を殺すとは、儂とてそんなことせんわい。」

 

その人物の容姿は170cm台の背丈の女性であり絹のような白髪の髪に金色の瞳…その中に獣と似たような目を持っていた、さらには和風を思い浮かせるような着物の服頭には狐の耳を生やし9つの尾を生やしている。

 

「まぁあの子も仲間と共にこれから成長していくであろう、だがまだまだ甘いのう〜この距離でも儂に気付かぬとは…」

 

その人物はニヤリと笑う。この人物の名はキュウカ、フォックスと同じ種族であり、現時点にてフォックスの故郷の長も兼用している。

 

「ふむふむ、あの子があの力、覚醒(・・)に目覚める時はいつかのう〜」

 

そう言葉を挟み、キュウカは蜃気楼のように消えていくのであった。

 

 




どうでしたか?第2話、頑張って考えて書いたんですよ〜、最後に出てきたのはフォックスの師匠様であり、妖狐族の中でも最強に値する人物なんですが、他にも妖狐族の中には最強がいますのでご安心を(* ˊ꒳ˋ*)今回の話ではフォックスは魔法を使わなかったですが次回!フォックスが魔法を使いますので第3話お楽しみに!第3話はなんと!パーティ同士での日常や、依頼などの物語を書きますのでお楽しみにしていてください、まだまだ言葉数が足りませんが頑張って成長していきたいと思います!
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