孤独な冒険者の始まりの物語   作:狐男

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前回 第7話ではまさかのフォックスさんの本名判明してしまいましたね、そして今回のお話は九華さんの修行とフォックスさん達の無限監獄からの脱獄ですね、では第8話どうぞ〜


第8話 九華の修行/無限監獄脱獄

前回のあらすじ、日ノ国に到着したフォックス達はフォックスの故郷である妖狐族の里を目指し日ノ国の名家東家にたどり着くために花異呪骸の森を抜けようとしていた、しかし謎の転移魔法によりフォックスとサージャは謎の空間に飛ばされてしまう。一方転移先を探していたガレス達はフォックスの師匠、九華に出会うが世間話という訳ではなかったようで…

 

唐突に俺たちはフォックスの本名を知っちまう、あったりめぇ〜だ、なぜ今までフォックスは俺たちに本名を内明かさなかったのかを疑問に思っちまう。

 

「九華さん、なぜフォックスさんは俺たちに本名を隠していたんだと思います?」

 

シリウスは不思議そうな顔で九華さんに話を聞くみてぇだな。

 

「単純にあの子が自身の名前を忘れておったからだろう、じゃなかったら素顔が見られた時点で本名も言っておるじゃろう。」

 

なんとフォックスは自分の本名をど忘れしちまってたらしい、まぁかれこれ何十年もフォックスという名前で通してきたからかもしれん。

 

『だとしたらフォックスの本名を知れたボクはちょっと嬉しいな』

 

アンナがなんかボソボソ言ってるみたいだが小声でなんにも聞こえねぇ〜

 

「アンナ?なんかボソボソ言ってるみてぇだが、なんか言うことあんのか?」

 

俺はアンナにそう言うとアンナは顔を真っ赤にして俺にこう言う。

 

「ななななんも無いよ!ボクはただ…」

 

なんかゴニョゴニョ言い出したがわかんねぇ〜

 

「ふむ、そうじゃな、リアン…フォックスに頼まれておったのじゃがお主たち、儂の修行に参加してみるのはどうじゃ?」

 

修行か、そういや里に着いたらフォックスが師匠に色々と教えてもらうといいとか言ってたな、強くなれるならいいかもな!

 

「あぁ、わかったぜ…じゃなかったわかりましたぜ。」

 

俺はとりあえずタメ口にならないよう気をつけないといけねぇ〜、目上の人にはあまりタメ口はダメだって言われてるんだった、同じ冒険者同士ならタメ口でもいいんだがな〜

 

「それじゃ俺もお願いします、九華さん!」

 

シリウスも頭を下げる、他の皆も頭を下げ始める。

 

「まぁなんじゃ?フォックスが大事にしている仲間ならそう頭を下げるでない、むしろお主たちのこれからが楽しみになってきたわい」

 

九華さんはそう言うとニヤリと笑う、そして俺たちは知らなかった修行のハードルがフォックス以上だとは…

 

俺たちは花異呪骸の森にて数日間修行を行っていた、いやなんて言うかそのめちゃくちゃキツイ!

 

「はぁはぁはぁはぁ」

 

俺は何故か森の周辺を永遠と走らされていた、理由は魔力による身体強化をより繊細に行えるようにするため体を鍛えるのだと、それと同時に九華さん…いや九華師匠に100Kgあるジャージと言われている服を渡されこれを着て走らされているので尚更キツさは増す。

 

「ふむ、ガレスは筋はいいのぅ、じゃが魔力の操作力はまだまだ甘い!10Km追加じゃ、頑張るんじゃぞ」

 

「ッッはい!」

 

そしてシリウスはと言うと…

 

「……………」

 

シリウスは座禅を組んでいた理由は精神統一だという、その場所が…

 

「ほぉ〜れ板が斜めになってきよるぞ」

 

シリウスが座禅を組まされている場所は鋭利なタケノコの刃が何百本も地面に突き刺さっている場所である、落ちればタケノコの刃の餌食に

 

「………うわぁぁぁ」

 

座禅を崩したシリウスはタケノコの刃に突き刺さると思いきや刃の隙間に体を押し込みギリギリ刺さらないラインに留まっていた。

 

「危なかった〜」

 

安心し少し深呼吸をする。

 

「まだまだ安定しないのぅ、これでは長時間の弓の撃ち合いにおいて集中力が安定しなくなり命中率は大幅に下がるぞ?」

 

「はい、まだまだ諦めません!」

 

シリウスもこの修行を完遂する為…次のステージへ上がるために努力をするのであった。

 

そしてアンナはと言うと…

 

「なんでボクだけ魔物の討伐なんだーーーーーーー!」

 

アンナの修行はあらま簡単魔物の討伐である、しかし接近戦や体術などが苦手であるアンナはどうも打たれ弱いと判断したのか身体強化の使用をアドバイスに魔物との戦闘で大幅な力の増強を測っていたのだった。

 

「うぅ、これで15体目だよ〜、あと何体倒せば終わるんだよ〜」

 

涙目になりながらもひたすら魔物を討伐していくアンナに九華は…

 

「あと100体じゃな」

 

その数を聞いたアンナは…

 

「100体ーーーーー!?」

 

かなりの無茶ぶりにアンナは驚くのであった。

 

「ほぅ、メアリーよ少しはコツを掴めたのではないか?」

 

メアリーの修行は多種多様な魔法式の展開である。フォックスですらもできない違う魔法同士の同時展開、それがメアリーの今の課題である。

 

「はぁはぁ、まま魔力が〜」

 

魔法の同時展開により魔力が底を尽きかけていたメアリーだが…

 

「ほれ、魔力回復薬じゃ、それ飲んでひたすら同じ事を繰り返すのじゃぞ?儂はいつどこでも見てるからのぅ」

 

メアリーは九華に魔力回復薬を100本渡されそれを飲んで同じ事を繰り返せと命令される。

 

「イエッサ〜」

 

疲れた顔で返事をするメアリーであった。

 

ポーラはと言うと何故かひたすら筋トレをしておけと九華に言われ腹筋やスクワット、腕立て等を1000回以上繰り返し体力が尽きれば少し休み、体力が回復すればまたやり始める事をここ数日行っていた、寝る間も惜しんで…

 

「ふむ、ここ数日でさらに筋肉に磨きがかかるとはポーラはかなりの逸材じゃな」

 

「おう、そうか!九華師匠に筋トレをしておいてくれと言われた時は何事かと思ったぜ〜、オレも毎日のようにしていたからな!」

 

何故か筋トレの話で盛り上がる2人であった。

 

それから数日後

 

「ふむ、よもや1週間半でここまで強くなろうとはのぅ。」

 

九華師匠は俺たちの事をかなり褒めてくれた、1週間半の厳しい修行により、俺たちはかなりの実力になっていた。

 

「そんじゃそこらの亜人や武士なんかにはもう負けはせんのぅ。」

 

「うぅ、1週間半も魔物討伐頑張った〜」

 

アンナは何故か涙を流していた、きっとキツイ修行だったのだろう。

 

「へぇ〜、アンナは近接いけるようになったんだ〜」

 

メアリーもかなりレベルアップしていた、俺はわかるぜ、単一だった魔法を違う魔法同士で打てるようになったらしい?詳しいことは知らん!

 

「シリウスはどうだったんだ?なんか座禅?ってのを組んでたらしいが…」

 

俺はシリウスの修行について聞いてみたすると…

 

「ははっ、かなりキツめの修行だったよ、俺3日間は断食してたかな。かなり集中力が増した気はするよ…」

 

シリウスの目は何処か近寄り難い感じだった。

 

「まぁ俺もなんやかんや筋肉量が増したがな!ガッハッハッ」

 

ポーラの修行については筋トレしてたとからしい…意味がわかんないぜ。

 

「まぁお主たちも疲れたであろう。しばらくの間儂が作った温泉にでも浸かるといい、あそこの麓辺りに位置してある。」

 

「わかりました!ありがとうございます。」

 

シリウスのお礼の一言に合わせて俺たちは九華師匠に一礼する。

 

「うむ、気をつけて行くのじゃぞ。」

 

九華師匠はそう言って俺たちを見送ってくれる。なんて優しい師匠なのだろうかと俺たちは思ったのである。

 

〜九華視点〜

 

ガレス達を見送った後儂はドスの聞いた声で隠れているものを呼び出す。

 

「お主達、数日の間儂たちの事を監視しておったが何者じゃ?」

 

儂は監視していた者たちが何者なのかを問いただす。すると…

 

「俺たちは将軍様に頼まれ白髪の妖狐族を探していた。さぁ大人しく着いてきてもらおうか!」

 

ふむ?悪くないのぅ、忍びの類じゃったか。太刀筋は悪くはないがまだまだ子供じゃのぅ。

 

「ふむ、確かに儂は白髪…キュウビ様のお力の一端を持ち合わせておるが、なぜ儂が…いやキュウビ様のお力が必要なのかが分からぬな。」

 

なぜこやつらはキュウビ様のお力を欲しておる?強いて言うならふむ、考えたくもないことが浮かぶのぅ。

 

「ふっ、なるほどヤマタノオロチの復活にキュウビ様の力が必要なのか?」

 

忍び達の顔が少し冷や汗をかいていた、それもそのはず儂の度肝を抜いた声と魔力に威圧されているからであろう。

 

「だとしたらなんだ?力ずくで貴様を将軍様の元まで連れていくまで!」

 

忍びの隊長格といったところかのぅ、その男が儂目掛けて攻撃を仕掛けてくる。

 

「ふむ、いい踏みじゃがスピードが出ておらんよ。」

 

儂はその男の足をへし折る。

 

「ぐぎゃぁぁぁ!」

 

儂に足を折られたその男は痛みのせいか激しく泣き叫ぶ。

 

「情けないのぅ、男じゃろうて、その程度で泣くでないわ、儂がいじめてるみたいじゃろう!」

 

儂は拳を一突き他の忍び達に目掛けて殴る、風圧を起こし忍び達を天高く飛ばす。

 

「おっと勢い余ってしまったわい、リアンやガレス達はあの程度の高さ落ちても死なんじゃろうに。」

 

九華はそう言うと空中へ舞い上がり落下していく忍び達を回収していく。

 

「ひぃぃぃ」

 

「やばい!殺される!」

 

「助けてーお母ちゃん!」

 

忍び達は情けない声で九華から逃げ去っていく。

 

「ふむ、情報をもらおうと思ったんじゃが、儂も温泉に浸かりに行くとするかのぅ」

 

九華はそう言うと温泉地へと向かう。

 

「おぅ、アンナ、ポーラ、メアリー、温泉はどうじゃ?」

 

儂は温泉に入ると先に浸かっておったアンナ達に声を掛ける。

 

「めっちゃくちゃ気持ちよ、九華師匠!」

 

アンナは温泉が気に入ったようで肩を沈め顔の半分まで浸かっておった。

 

「かなり体がほぐれるね〜」

 

メアリーもご満喫ときた。

 

「ほわぁ〜、温泉って気持ちぃ〜ぜ」

 

ポーラに関しては普段の顔とは違う顔つきで温泉に浸かっていた。

 

「ふむふむ〜、確かにここの温泉は絶賛じゃからのぅ。」

 

儂は肩まで浸かってのんびりしていた矢先、伝書鳩がやってくる。

 

「なんじゃ?新しい新聞か?」

 

儂は伝書鳩から新聞を受け取るとその新聞を読み上げる。

 

「なになに?無限監獄から脱獄者が出た?これまた珍しいのぅ、なんにせよあの監獄から脱獄者が出たのじゃ、国中荒れるぞ?」

 

儂はそう言いつつも人相書きの方を見るすると…

 

「ブフォ、ななななんじゃと?3人とも、この人相書きを見るんじゃ!」

 

儂はアンナ達に人相書きを見せる、すると…

 

「「「えぇぇぇぇぇ!」」」

 

3人はとびっきりの大声で叫ぶ、その理由は…

 

「フォフォフォフォックス?何やってるの?一緒に冒険者として活動しておいて驚いたことはあるけど、ここまでやったの?」

 

アンナはフォックスとそしてサージャと言ったかのぅ?その人相書きを見て驚きながらそう言う。

 

「どどどどうした〜!?3人とも!」

 

ガレスが女湯の方にやってきたので

 

「お主はすぐさま、男湯に戻るんじゃー!」

 

儂はガレスに1発殴り男湯に戻すのであったのじゃ

 

時はフォックス達が無限監獄を脱獄する1週間半前に遡る。

 

「こここ婚約者って、まさかあの?」

 

俺は椿にそう返す

 

「そうだよ?」

 

椿は表情を変えずに肯定の意を示す。

 

「師匠?婚約者がいたのですか?」

 

俺はサージャに向かって首を横に振る。

 

「知らない知らない、大体この国を出たのだって俺が20の時だし。」

 

椿は頭に?を浮かばし俺にこう言う。

 

「でも、九華様に言われた。」

 

「…師匠め、余計なことしやがってーーー!」

 

師匠がやっちゃいけないことしちゃってたわこれ。

 

「どういうことですか?師匠」

 

言葉の意味がわからないサージャに俺は…

 

「俺の師匠が俺の許可なしで勝手に婚約したってこと、椿!この婚約はなかったことに、それと俺は所帯を持つ気は毛頭ない。」

 

実を言うと結婚と言うのには興味はない、それに俺にもある目標がある。

 

「…わかった、婚約破棄」

 

椿は渋々合意してくれる。

 

「わかったならいい、それからここから脱出するぞー!」

 

俺の提案に椿は表情を変えずに目を見開く

 

「どういうこと?」

 

どうやらよくわかってないので俺が追加でこう言う。

 

「どうもここの無限監獄ってのは特殊空間ぽくてな?それでこの空間内の魔力の穴を見つけてそこを叩けば、この無限監獄は崩れて俺たちは脱出できるはずだ。」

 

「でも師匠?その穴を見つけるのにはどれぐらい時間がかかるんですか?」

 

 

「最悪1年間…」

 

俺の答えに2人はお互いの顔を見て俺にこう言う。

 

「長い(です)!」

 

2人はお互い声を合わせてそう言ってきた。

 

「はぁ〜、なら助っ人を呼ぶか!」

 

俺はそう言うと亜空間からある物を取り出す。

 

「フォックス、それ何?」

 

椿は不思議そう?な顔で俺が手に持つものを見てくる。

 

「悪魔の心臓だよ。」

 

その言葉にサージャは驚き

 

「あ悪魔の心臓ですか?なんでそれを?」

 

「サージャと出会う前にAランクの冒険者試験で原初と呼ばれる悪魔を倒したんだよ、その時にそいつの死体から心臓を抜き取っておいた。」

 

悪魔は殺しても蘇ってしまう為予め心臓を抜かなければならない、原初だからか心臓を抜いてもこの心臓に奴の魂を感じるため俺と契約をし現世に出てもらうことにしたのだ。

 

「今から悪魔を召喚するから下がっとけよ?」

 

俺は2人にそう言うと2人はお互い3歩下がる。

 

「よっ!ほいっと!」

 

俺は悪魔召喚にいちいち詠唱を言わないので省くするとアイツが復活する。

 

「ふぅ〜ようやく復活したぜ〜」

 

のびのびとそういう事を言うメイビスだが俺の存在に気付くと…

 

「ひぃぃぃ、もう殺さない…殺さないでください!」

 

俺に怯えた顔を見せたメイビスは地面に尻をついてしまう。

 

「お前が悪事を働かなければもう殺さないよ、というより俺との契約で悪事は働けないようにしたから大丈夫だ」

 

俺がそう言うとメイビスは安心しきった顔になり深呼吸をして落ち着く。

 

「ならもう一度俺…いや私に名前をお与えください!」

 

メイビスが名前を欲しがっている?ならどうするか。

 

「なら面倒臭いんでメイビスでお願いします〜」

 

そうするとメイビスは光だし、気付くとメイビスの服装が変わっていた。メイビスの服は俺と似たような暗殺者仕様の服であり、フードもちゃっかり付いている。

 

「どうでしょうか!フォックス様!これぞまさしく主人愛好家ではないでしょうか?」

 

俺はガチめに引きつつ

 

「いいんじゃないか?」

 

と言うのであった。

 

「それでフォックス、この悪魔に何を手伝わせる?」

 

「この無限監獄の解析を一緒にやってもらおうと思って2人でやれば早く終わりそうな気がするからね」

 

椿は納得したという顔で頭を縦に振る。

 

「師匠、私たちは何をすればいいですか?」

 

サージャの問いに俺はこう答える。

 

「なら今日の食料確保に行っておいてくれ」

 

サージャは頷くと元気な声で

 

「わかりました!」

 

と言い椿と共に森に入っていった。

 

〜サージャ視点〜

 

私は師匠の言う通りに椿さんと一緒に森の中へと入っていく。

 

「椿さんは今晩の食事は何が食べたいとかありますか?」

 

私は椿さんに質問してみる。

 

「鳥と猪」

 

椿さんは単調に答えつつも食べたいものを教えてくれる。

 

「じゃあ鳥と猪を探しましょう!」

 

私がそう言うと椿さんは頷いてくれる。

 

鳥と猪を探して丁度20分経ち狩れたのは鳥のみ、肝心の猪は姿を表してはくれなかった。

 

「いないね、猪」

 

椿さんは少し残念そうな顔をする。すると…

 

「椿さん!いましたよ猪」

 

私は猪のいる方向に指を指す。

 

「大きい、じゅるり、2日分はありそう」

 

椿さんは表情は変えずとかなり喜んでくれている。

 

「ならここは私が魔法で…」

 

魔法で仕留めようとした時椿さんが先に猪に攻撃を仕掛ける。

 

「東流 剣術 紅葉」

 

椿さんがそう言った瞬間、一瞬だけ時間が止まった感覚に陥る、気付くと猪の首は既に撥ねられていた。

 

「椿さん、さっきのは?」

 

私は椿さんに聞いてみる。

 

「東流 剣術の技の1つ」

 

まさかの流派持ちの剣術だったのである。師匠曰く現在流派がある剣術は全部で7つだという。その1つが東流…

 

「すごい技ですね?私さっき時間が止まった感覚に陥ってしまって気付いたら猪の首が撥ねられていてびっくりしました。」

 

「そう?」

 

椿さんはちょっとドヤっとした顔をしたのであった。

 

「師匠〜戻りました!」

 

私は猪を片腕1つで持ち上げて椿さんと共に戻ってきた。

 

「おかえ…ってびっくりした〜、何その猪デカすぎだろ」

 

師匠は仮面を外していたので丁度よくびっくりした顔を見せた。

 

「椿さんが狩ってきたんですよ〜」

 

「すごい?」(ドヤッ)

 

俺はドヤ顔をした椿にツッコミを入れつつ

 

「この猪だけでも2日分はあるな〜」

 

俺は2人を褒めた

 

夜…と言っても無限監獄では日は沈まないので俺の感覚で夜だと定めた、女の子達にとってお風呂に入らないは言語道断!ということで俺は簡易的にお風呂を作った、壁などを配置したため覗き対策なんかはバッチしだ。俺はお風呂の準備をした後無限監獄の解析に戻る。

 

「ふぅ〜、気持ちぃです〜」

 

「気持ちいい」

 

サージャと椿は肩まで浸かっておりかなりリラックスしていた。

 

「…」(ジー)

 

サージャは椿のスタイルを確認していた、椿の胸も確認していた。

 

「どうしたの?」

 

椿に視線を気付かれたサージャは目線を逸らす。

 

「いえ、その椿さんはスタイルが良くてその胸もある程度大きいなと…」

 

椿は自身のスタイルを確認し

 

「これでも小さい方…」

 

椿は胸を隠しながらサージャにそう言う。

 

「でも私よりあって羨ましいです。」

 

「サージャはいずれ私を超える。」

 

椿は勘付いていた、いずれ胸の大きさはサージャが上回る事を…

 

「フォックスの仲間には女の子があと3人いたはずだけど、その子たちの大きさは?」

 

椿はサージャに質問する。

 

「椿さんよりは…あっでもポーラさんはかなり大きかったですよ?」

 

椿はなるほどと言わんばかりの顔で納得する。

 

「なら質問を変える。」

 

サージャは?を浮かばす。

 

「なんの質問ですか?」

 

「サージャはフォックスの事が好き?」

 

椿の質問にサージャは顔を赤くし

 

「えっと、その…はい…」

 

素直に頷くサージャに対して椿は…

 

「なら同じ人を好き同士、今日からライバル!」

 

サージャに拳を突き刺し

 

「は、はい!今日からライバルです!」

 

サージャもまた椿の拳に合わせるのだった。

 

翌日、サージャと椿はかなり距離を縮め仲良くなっていた

 

「2人とも急に仲良くなったけどなにかあった?」

 

俺は2人に聞いてみるが…

 

「女の子同士の秘密」

 

「そうです!秘密です!」

 

と言われた。

 

無限監獄の解析を続けて2日目だがこれといって目星ものは何も見当たらない、メイビスもやってはくれているが中々魔力の穴を見つけられないという。

 

「う〜〜ん」

 

俺は考え事をしていた。

 

「師匠?何してるんですか?」

 

サージャは摩訶不思議なものを見るかのような顔で俺を見てくる。

 

「なんだよその顔、俺が変人みたいじゃん」

 

俺はただ考え事をしつつ攻撃を仕掛けてくる魔物を避けていた

 

「フォックスはおかしい、普通はそんな事できない。」

 

これは流石にベルでも真似出来ない、何故かって?魔力操作を鍛えていないベルにはできっこないことなのである。

 

「これは魔力を操作して魔物の攻撃を予測しているんだ、周囲の魔力を感知することによって対象が次に取る行動を考えそれを予測する。椿やサージャも鍛えればできるようになるよ」

 

と言うのだがこれはあくまで感覚が大事である。

 

「それとは別に、椿!食いすぎだよ!なんでもう食料がないわけ?」

 

そう椿が食べまくるせいで用意してあった食料が全部なくなっていたのである。

 

「それはごめん。でもあまりにもフォックスの料理が美味しかったから。」

 

と言われたのでそれに関しては俺も反省だな。と思うのであった。

 

それから1週間半が経ち遂に!

 

「皆さん!聞いてください!今回我々はこの無限監獄を脱獄します!」

 

遂にメイビスと頑張り無限監獄を解析していった結果遂に魔力の穴を見つけたのである。

 

「おぉ〜、パチパチ」

 

「パチパチ」

 

「これでもうこんな窮屈なところにいなくて良くなるんですね」

 

皆割とノリはいいので嬉しい、1人別に涙を流しているうざったらしい奴がいるが無視無視。

 

「んでここがその穴ね?」

 

俺たちは俺とサージャが最初に転移してきた牢に戻ってきた。

 

「ここの壁が1番脆いらしい、だから俺が魔法でぶち壊すんだ」

 

ここ1週間半、ろくに寝れていないのでかなり我慢の限界!

 

「行くぞ!」

 

俺は初級魔法の火球を使用し壁を壊す。するとその反動で次々と無限監獄が崩壊していく。

 

「これで外へ出れる」

「出れますね!」

 

「あの〜、喜んでるとこ悪いんだけど、ここ空だね」

 

ヒュュュュュュュ

 

かなりの高さがあり下は海一面…まずいなこのままじゃ俺と椿と俺の影に潜っているメイビスを覗き役1名…サージャは死ぬな〜

 

「サージャ!俺の手を取ってくれ!」

 

俺はサージャにそう言いサージャの手を取る。

 

「いいか?絶対俺の手から離れるなよ?」

 

俺はサージャにそう言う。

 

「わわわわかりました!」

 

俺はある魔法を使用するため詠唱を行う。

 

物質変換(マテリアル・トランスフォーム)

 

俺はマテリアル・トランスフォームを唱え海の物質の1部をスライムへと変える。

 

ボョーーン

 

「これで死ななかったな!」

 

「師匠〜、ベトベトします〜」

 

「…これがフォックスの趣味?」

 

「ごめん、これしかなかったわ」

 

俺はマテリアル・トランスフォームを解除し、2人に謝るのだった。

 

〜四方地方〜

 

そこには大量に気絶した兵たちが積み重なってできた山があった、そのてっぺんに立っていたある女性がいた、髪の色は金髪の先端部分が白となっており巫女服ドレスを着込んでおりかなり様になっている様子だった狐の耳と9本の尻尾を持っておりそれは時々ゆらゆらと揺れていた。瞳は閉じており瞳を見たものはたちまち命が奪われると噂がされているような人物だった。

 

「ふふ、フォッ君ったら無限監獄を突破するなんて、やっぱり里に戻ってくるまで待ち遠しいわ、会いに行きましょうか?…では行くとしましょうか。」

 

そう言うとフォックスの姉…レアは霧の如く消えていくのであった。

 

〜蝦夷地〜

 

「ふ〜〜ん、やっぱり彼は脱獄したみたいだね」

 

新聞を見ながら金髪の美少女…シャドーはニヤニヤとしていた。

 

「やっぱり私も接触しようかな〜フォックス君に…」

 

将軍に送った亜人は癖が強く卑怯な手は使いたくないんだという。

 

「フォックス君に顔を見られる訳にもいかないからね、なら接触は避けたいけど彼のデータも集めておきたい…やっぱり私が出向くか…」

 

シャドーはそう言いつつフォックスとの初めての出会いに胸を踊ろさせるのであった。

 

〜海岸〜

 

やっと海岸だ〜

 

「サージャ、椿〜行くぞ!」

 

「わかった」

 

「わかりました!」

 

俺は2人を連れて早速町に向かおうとするのだったが…

 

「そこのお姉ちゃん達!待って!」

 

ある少年に引き止められるのであった

 

第8話 END

 

「次回第9話 救え!少年のお母さんと迫り来る影」 お楽しみに!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回はモチベーションが上がったので早い段階で投稿できました(普通は1ヶ月近く空きますが)
今回は1週間ぐらいですね。このままのモチベーションだと来週にも投稿できそうですね。僕自身も色々とやることがあったりするのでまた投稿できそう!ってなったらやる気スイッチ押して書いていきたいと思います!次回はある少年の出会いとそのお母さんを救う話と+してフォックスさんの姉レアさんvs謎の人物?シャドーとの戦いも書きます!ガレス達との合流はまだ先ですね(笑)これからの展開に乞うご期待です!
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