アビドスのペットになった!   作:悲しい魚

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書いてみたくなったので書きました。
初めての執筆なので文章が下手くそですが、それでも大丈夫という方は
楽しんで頂けると幸いです。

あと書くの遅いし、見切り発車なので超不定期更新になります。


原作開始前
砂漠(さばく)影狼(かげろう)


 

 

 

 

 目が覚めたら辺り一面砂の山でした。

 

 

 

い や 、 ど う い う こ と だ よ

 

 

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

 

 はい、目覚めたら砂漠の真ん中にいましたこのままでは死んでしまいます誰か助けてくださいお願いします。

 

 いや、割とまじで助けて欲しいんだけど。

 

 まず、なんで俺目が覚めたら砂漠にいるの?ここは普通ベッドで起きて、「知らない天井だ」って言うところなのでは?透き通る程の青空が見えるんですけど?チョーキレイ

 

 しかもぼっちだよ?周り誰もいないよ?美人なお姉さんや白衣着たおじさんどころか生物自体いない、完全な孤独なんだけど?砂でお友達作れと?

 

 その上水も食料もないし、餓死か脱水で死ぬよ?オアシス見つけれなきゃ詰みじゃん。

 

 一人寂しく餓死か脱水で死ぬとか、一番嫌な逝き方なんだけど。

 

 孤独死だけでも嫌なのに、餓死と脱水とか苦しい死因なの酷すぎるだろ。しかもオアシス見つければワンチャンあるとか、中途半端に希望あるのが腹立つ。

 

 などなど、謎と死の危険と愚痴はいっぱいあるけどとりあえず現状の確認をしよう。

 

 こういう時に慌てないのが大事ってどっかで見たしな! 

 まぁ、さすがにこんな状況は想定されてないだろうけど……。

 

 

 

 ◇

 

 

 

 まずは現在地だが……知らん! 何処だよここ! 

 

 辺りを見渡しても、視界に映るはどこまでも続く青空と果てのない砂漠。

 人っ子一人見当たらない。

 

 これはつまり……

 

 Q.遭難ですか? 

 A.そうなんです。

 

 ……はい、次いこう。

 

 

 

 ***(誰か笑えよ)

 

 

 

 次は持ち物とかだけど……うん、なんもない。

 

 水や食料、その他も全てない。完全に生かす気がないですよこいつは。

 

 普段持ち歩いてたものとかもない。服もない。スッポンポンだ。

 

 もちろん、俺がたくさんの時間と金と愛を注いだゲーム達がはいってるスマホもない。

 ちくしょう( ´•̥̥̥ω•̥̥̥`)

 

 

 

 ***(涙が止まらねぇ)

 

 

 

 改めてデータがなくなったんだと思うと心にダメージがきたが、次だ次!切り替えるぞ!

 

 さて次は俺のことだが、今まで砂漠にぼっちだ〜とかスマホのデータが〜とかいろいろ言ったが、正直一番の問題はこいつだ。

 

 意を決して、俺はゆっくりと四本の脚(・・・・)で立ち上がり、自身の身体に目を向ける。

 

「グルル…」

 

 夜を思わせる漆黒の毛並み、砂を踏みしめる四本の脚、大地から数メートルは離れた目線、自分の意思で動くフサフサな尻尾、声の代わりに出る唸り声……

 

 

 

これリュカオーンやんけ!!

 

 

 

『シャングリラ・フロンティア』、通称『シャンフロ』という作品がある。

 

 クソゲーハンターである主人公『サンラク』が、ちょっとしたきっかけから神ゲーである『シャングリラ・フロンティア』に挑むという内容の作品だ。

 

 その『シャンフロ』という人口3000万人を超える神ゲーにおいて、未だ誰も倒せていない『七つの最強種』というモンスター達がいる。

 ロボ侍だのドラゴンだのでっかい蛸だのいろいろいるのだ。

 そのうちの一体に『夜襲のリュカオーン』という黒い狼型のモンスターがいる。

 

 そして、俺の身体の特徴がそのリュカオーンと一致しているのだ。つまり、俺は最強モンスターになったということだ!サイキョーだぜヒャッハー!

 

 などと、盛大にツッコミと解説を入れたが、実は俺がリュカオーンになったというのは一応まだ推測なんだよね。

 

 だって、俺の顔見えないもん。鏡とか水とか無いから顔の確認できないの。見れても狼の顔の判別がつくかは分からんが。

 

 現状、見えるところで分かるのは、黒い毛並みの大きな四足動物ってことだけだな。

 

 だがしかし、俺が自分をリュカオーンだと思った理由はこれだけじゃないんだよね!

 

 これ感覚の話になるんだけど、俺、影に潜れる気がするんだよ。多分、原作リュカオーンみたいに影を渡り歩けるんだと思う。

 

 自分の影は無理だけど、他の影から影になら移動できると思うんだが……

 

 ここ、俺以外の影が無いから試せてないんだよね。

 

 まぁ、だから俺は多分、『夜襲のリュカオーン』に転生(・・)したんだと思う。

 

 ……そう、転生だ。

 

 俺はきっと死んだんだと思う。

 

『だと思う』というのは、俺に死んだときの記憶が無いからだ。

 

 みんなに分かりやすく言うなら、何かしようと思って立ったのに何をしようとしたか忘れたような感じか?

 

 何かあって死んだというのはなんとなく分かるんだが、何があったのかを思い出せないんだよね。

 

 ちなみに、最初の方で落ち着くのが早かったのはこれが原因。なんとなく転生したんだなーって分かってたからね。まぁ、いきなりで少しテンパってたけど。

 

 死因とかは、気にはなるけど別に知らなくてもいいかな。彼女とかいないし、親ももういないし。やり残したこともあると言えばあるが、元々出来たらいいなーって程度だったし、きっと未練なく死んだといえるでしょう!

 

 とりあえず現状をまとめると、俺は多分死んで、どういう訳か砂漠で『夜襲のリュカオーン』に転生したということだろう。

 

 整理して尚意味わからんね。

 

 というか整理しているうちに気づいたが、リュカオーンに転生したってことは、ここシャンフロだよな?

 

 でも、シャンフロに砂漠ってあったっけ?俺、アニメと漫画しか見てないし、うろ覚えなんだけど……あったかな〜?思い出せん。

 

 もしかしたら原作小説だと出てくるけど、まだ漫画では出てないとか?新大陸がどうのこうのっていってたし。

 

 こんなことになるなら原作読んでおけばよかっ……いや、予想できるわけねえだろ!

 

 ◇

 

 さて、現状の把握は終わったので次は今後のことを考えよう。

 

 最初は人に会いたいとか考えてたけど、この姿だと怖がられるよな。有名クランとかが討伐目標にしてるユニークモンスターが街とか行こうものなら大パニックですよ。

 

 という訳で、人に会うのはやめておこうと思う。てか、攻撃とかされそうだし、見かけたら基本逃げるということで。

 

 それはそれとして、ずっと一人は寂しいし誰か話ができる奴が欲しい。高望みはしないので、人間丸呑みできる大きさの人語が話せない狼と喋ってくれる人(モンスター可)と会いたいです。

 

 高望みしてるだろって?残念、最低条件なんだなこれが!

 

 ……無理じゃね?そんな奴そうそういないだろ。

 

 話を戻して、今後の事だがここでジッとするのはなしかな。

 

 さっきから周りを見回してるけど人もモンスターも見かけないしな……。え、ちゃんと人存在してるよね?

 

 そうなると、適当に移動するしかないかな。ここいてもなんの進展もなさそうだし。

 

 それに、どうせなら色んな場所に行きたいし。面白いもの見れるかもだし!

 

 よし決定!しばらく適当に歩き回ろう!そうと決まればとっとと行くぞー!

 

 いざゆかん!まだ見ぬ未知を求めて!

 

 

 

 ◇◇◇

 

 

 

「ククッ、まさか貴方が現れるとは思わなかったですよ」

 

 暗いオフィスの中、椅子に腰を掛けたソレ(・・)は画面に映る巨狼を見ながら呟く。

 

「『恐怖(テラー)』を増幅させる実験……、まさかその過程で異界に通じてしまうとは……全くの予想外でした」

 

 自身の実験の失敗を思い出し、苦々しく呟くソレ(・・)は全身を黒いスーツに包んでいるが、その顔は人ではなく異形のものだった。

 真っ黒な顔におそらく右目にあたる部分が発光し、そこから顔全体に亀裂が走っており、モヤのようなものが出ている。

 

「しかし、そこから『恐怖の権化』が現れるとは!『恐怖(テラー)』の力は次元への干渉も可能という証明でもあり、貴方という興味深い存在とも会えた!『恐怖(テラー)』の増幅という実験の目的こそ達せませんでしたが、それ以上に喜ばしい結果になりました」

 

 ソレ(・・)先刻の苦々しい態度からうってかわり、興奮した様に声を荒げる。

 

「とはいえ、イレギュラーな方法で現れた為か、少々歪な状態のようですね」

 

 落ち着いたのかソレ(・・)は、再び画面を見ながら静かに語り出す。

 

「身体は()の『夜の帝王』のものでありながらその中身、魂と呼ぶべきものが違うようですね」

 

 しばらく巨狼を観察していたソレ(・・)はそう結論づけた。

 

「もし本物の『夜の帝王』であれば、いくら超遠距離かつ光学迷彩を施していても、このドローンに気付かれていたでしょう」

 

 どこかへ歩いていく巨狼を画面越しに眺めながら ソレ(・・)は分析する。

 

「クックックッ、欲を言えばもう少し近くで観察をしたいですが、魂は違えど身体は本物。下手に近づくと気付かれてしまう恐れがあるのでこれ以上の接近は難しいですね」

 

 ソレ(・・)は少し残念そうに呟くが、すぐに気を取り直し観察を続ける。

 

「本物の『夜の帝王』にも興味はありますが、それと同じ、或いはそれ以上に貴方という存在を知りたい。何を考え、何を思い、何をするのか。見たい、知りたい、理解したい」

 

 その時、ソレ(・・)のスマホから着信音が鳴った。

 

「その為ならば『暁のホルス』も『カイザー』も二の次三の次、今の私の興味は貴方のことばかりですよ」

 

 ソレ(・・)は、『カイザー理事』と書かれたスマホの画面を一瞥し、放置する。

 

「このキヴォトスで貴方が何を為し、どのような運命を辿るのか。是非ともその道程を間近で見たい」

 

 少しうんざりした様子でソレ(・・)は尚も鳴り止まないスマホの通話ボタンを押す。

 

「ククッ、その為にもまずは彼の人となりを判断し、それから接触を図るべきですかね」

 

 彼は獣ではなく知性ある存在、であれば無闇矢鱈に攻撃するなどということはないだろうが、彼の性格によっては機嫌を損ねたら話を聞かない、どころか殺される可能性すらある。

 友好的な関係を結ぶためには、彼についてもう少し詳しく知らなければ。

 知らず知らずのうちに地雷を踏んでしまっては大変だ。

 

 などと今後のアプローチの方法を思案しながらソレ(・・)は、なかなか通話に出なかったことで怒っているだろう、スマホの向こうの人物をどう宥めるか考えていた。




作者「いっぱい書いたな〜、今どんくらいだろ?」
_人人人 人人人_
>まだ1000文字<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

(;゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)
( ゚Д゚ )

1000文字書くだけでもたいへんですね。他の作者さん達スゲー!となりました。
と同時に、毎日投稿や毎週投稿している人は本当に人間なのかという疑問が湧きました。コワイ

自分は自分のペースで頑張ります( •̀ᄇ• ́)ﻭ✧
毎日投稿は絶対無理や……

どっちのルートが良いですか?

  • ユメ先輩死亡ルート
  • ユメ先輩生存ルート
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