わりと原作との差分がデカくなってきましたねぇ(他人ごと)
思ったより長くなってしまったので、適当に眺めてください。
◆各章まとめ
・第一章「王都へ落ち延びた祈り」
幼少期に密偵として王都に潜入したクレマンティーヌは、不運にもリグリットに遭遇してしまい、重傷を負う。
そこで、ラナーに救われ王国を離脱した。
そして、法国や血縁者への不満から叡者の額冠を奪い出奔。幼き日の記憶からズーラーノーンではなく、ラナーの元へと落ち延びる。
クレマンティーヌはラナーに拾われ、「クレア」という偽名と王城付きの治癒師の立場を与えられた。
ラナーは物理的な実験や観察から、武技や魔法などのシステムに疑念を感じ、超越的な存在を予期し、この世を盤上の遊戯に重ね、それに備えるための活動を少しずつはじめていた。
・第二章「自生する花々」
ラナーは教会・診療所・算学小屋などの小さな改革を行いはじめる。
クレマンティーヌはクレアとして診療所で働く傍ら、貴族たちの情報を集めていた。
算学教育が進むことで、民の間にあった「なんとなく搾取されている」という不満が具体的な数字によって具現し、社会運動が高まりを見せる。
民の声がラキュースやガゼフにも届き、王への直訴が成立し、搾取により富を集めていた貴族は失脚、それらの貴族が支持基盤であった第一王子バルブロもまた力を落としていくのだった。
ラナーは小さな波が重なり創発が起き、自身でも予想し得ない展開が起きることを認識する。
しかしなから、そのような変化も時とともに変化の起きない定常状態へと収束していくことも予期していた。
・第三章「王国の外」
国内をある程度安定させることができた王国は、国外へと視線を向け始める。
帝国を挟む場所に位置する竜王国との友誼を結び、牽制を試みるため、ラナーは自身の策を込めたという3つの袋をクレアと蒼の薔薇に渡し、獣人に攻め込まれている竜王国へと彼女らを派遣する。
竜王国への道中、帝国にて皇帝ジルクニフへと謁見し、四騎士と蒼の薔薇が模擬戦を行うことを条件に、帝国内の通行を黙認される。
ジルクニフは、自国を痛めずに、竜王国から獣人が流れてくるリスクを低下させる心積もりであった。
第一の袋にはラナーによるジルクニフの人物評が書かれていた。
帝国訪問により、中途半端に賢い皇帝はラナーの思惑を深読みし、勝手な心労を貯めるであろう。
また、蒼の薔薇の実力を確かめにくる可能性もあるが、その際にはほどほどにとのこと。
全部読まれる哀れな皇帝。
竜王国についた一行は、竜王国の女王ドラウディロンと謁見する。
その際、幼女の姿のドラウディロンには、第二の袋に入っていたラナーからの老婆を労う手紙と肩こりに効く香油が贈られる。
一行には何のことかわからなかったが、ドラウディロンは機嫌を良くし、ラナーへの興味を強めた。
その後前線にて、獣人軍との戦闘が始まる。
順調に獣人を駆逐するが、その中でクレマンティーヌは兄クワイエッセの存在を感じる。
クワイエッセは狂気的な信仰により、クレマンティーヌが法国という地ではなく、王国にて神に報い、獣人討伐という神への奉仕に踏み切らせたと評価。
妹の奉仕を邪魔させないために法国への報告を保留する。
獣人軍の魔道具を奪い使うことで隙を突き、蒼の薔薇とクレマンティーヌは格上である獣人軍の将軍を討ち取る。
帰路につく一行は、どうにもならないときに開けろと言われた第三の袋を好奇心から開封する。
そこには、「お疲れ様でした」とだけ書かれた紙が入っていた。
ラナーの悪趣味さに脱力する一行であった。
一方、その頃ラナーは王都を中心とした経済的な改善を進めていた。大衆たちの振る舞いが釣り鐘型に向かうことに思いを馳せ、それを壊すためには、蒼の薔薇のように互いと互いが強く影響しあう必要があるとの認識を強めるのであった。
第四章「異世界からの来訪者」
ラナーの改革が王都に活気を齎していた。
その裏には八本指を必要悪として飼い慣らす、清濁併せ呑む手腕があった。
また、ラナーは帝国が魔法詠唱者を国家資産として教育・配置していることを評価し、王国にも魔法院・技術局を作り、物流・魔法技術の要衝であるエ・ランテルを模範都市にしようと考えていた。
クレマンティーヌは、先んじてエ・ランテルへ「聖女」として派遣され、冒険者を主に対象とした新設の施療所を運営。
それと同時に、裏社会も掌握する。
施療所にて忙しい日々を送るクレアを案じたンフィーレアは、自分が使用条件を無視してあらゆる魔道具を使えるタレントを持つことを告げ、仕事を手伝おうとする。
それに対して、クレアは自身の価値とその危険性を正しく認識していないンフィーレアを叱りつける。
クレアは、ラナーにンフィーレアが使い潰されることに、自身の行動が法国と重なる嫌悪と無意識な保護欲により、報告からタレント情報を意図的に外した。
その後、ンフィーレアを狙いズーラーノーンの襲撃が起きる。
敵は十二高弟のカジットに加え、近接戦闘を得意とし歪んだ母性を持つ官能的な吸血姫ヴィエラ、厚い腐肉の鎧をまとう巨人グロムという陣容であった。
法国の密偵の少年を性的興奮と共に惨殺するヴィエラと相対したクレマンティーヌは自身の陰の部分を見つめることとなる。
施療所へと迫る敵に劣勢を強いられるクレマンティーヌであったが、突如現れた漆黒の戦士モモンと美しい魔法詠唱者ナーベにより、戦況が覆る。
瞬く間に、ヴィエラはモモンにより鯖折りにされ、グロムはナーベにより消し炭にされてしまった。
クレマンティーヌは残るカジットを無事に倒し、エ・ランテルとンフィーレアを守りきるのであった。
その頃、ラナーはデミウルゴスが王都の流通に紛れ込んだ異常を検出していた。
そのことから、デミウルゴスはラナーへと接触、人外の悪魔的な知能を持つことをナザリックに認識される。
そして、ラナーは自身に匹敵する智者とそれを超えるものへの興味と期待を膨らませるのであった。
第五章「黄金の首輪」
襲撃の危機を乗り切ったエ・ランテルには静かな変化が訪れていた。
プレアデス商会を名乗る帝国から来たという新興の商会が、診療の順番や障害の保証など形のないものに値段をつけ、商売をはじめていた。
民衆の信頼を強めたプレアデス商会は、薬草の高額買取により買い占めを行い、施療所の運営を圧迫し、社会的なインフラを乗っ取る策をはじめる。
独占を壊すため、商会の倉庫をクレマンティーヌとブレインは襲撃する。
しかし、襲撃を先読みしたルプスレギナ、エントマらと衝突。
獣人の討伐により、その力を高めていたクレマンティーヌでも歯が立たず、作戦を諦め、実力差を見せつけられることとなる。
強硬な姿勢を強め、利権とンフィーレアの身柄の引き渡しを要求するプレアデス商会。
それに対して、エ・ランテルへと予定を繰り上げ訪れたラナーは起死回生の一手を打つ。
それは、ンフィーレアの知識から、薬効を消してしまう偽の薬草の群生地に荒くれ者を誘導し、大量に買い取らせ、異物を混入させる。
さらに、エ・ランテルの条例を書き換え、抜き取り検査により衆目に晒す計画であった。
数日後、商会へと押し入り、民衆の前での抜き取り検査により、工房搬入用の薬草に偽物が含まれること、そこには買い占めることを優先し、獣の糞尿などが付着した薬草も含まれていた。
これを指摘されたソリュシャンは、ナザリック由来の商会の加工技術ならば、何も問題のない品質に仕上げられることを主張する。
しかしながら、民衆は金に目がくらみ、そのようなものを商会に持ち込んでいたことを棚上げし、品質より穢れの感覚に従い、プレアデス商会を糾弾する。
ラナーはその状況を鎮め、交渉により、プレアデス商会側の要求を拒み、施療所のお墨付きとして、監査済みの証を与え、その代わりに利益の一部を都市へと納めることを要求した。
これは、利権が乱立していた都市の流通を、現在では強力な商会が束ねていることに着目し、それを都市機能に埋め込み、流通を活性化しつつも都市が管理しやすくする意図も含まれていた。
しかし、それに対してデミウルゴスは「彼女は我々に首輪をつけ、利益を掠め取ったつもりでいるのでしょう。だがその実、我々ナザリックを人間社会の行政の中核に自ら組み込んでしまったことをどう考えているのでしょうか」と呟くのであった。
後日、監査済みの証はシズへの親バカからアインズが作った王冠印の黄金姫シールへと置き換わるのであった。
◆原作との差異が強い登場人物まとめ
・クレマンティーヌ
ラナーの番犬として飼われることとなる。
王都での失敗により、閑職気味の王国付近での亜人の間引きを命じられ、蒼の薔薇と接触している。
特段、亜人討伐に強い使命感がなかったクレマンティーヌは蒼の薔薇と交流し、その際にラキュースから治癒魔法を習う。
その影響に加え、ズーラーノーンに亡命しなかったため、残虐性も原作に比べ多少抑えられている。
竜王国での獣人討伐レベリングで原作よりちょっと強く、近接戦闘ならばプレアデスと渡り合える。
ラナーに対しては、親愛の情も抱いているが、自身を管理しうるものとして警戒感も持っている。
・ラナー
現地勢最高の知恵者。幼少期のクレマンティーヌとの出会いから、『拾い物』に期待を抱いて、クライムやルミィ、サンドラなどの愛着の持てそうな駒を収集している。
そのため、原作のように愛着がクライムに一局集中していない(それはそれとしてお気に入りの子犬ではある)。
天真爛漫の仮面も比較的被らないで過ごせている。
偶然と言う物に興味を持ち始めたことにより、様々な実験や検証を行うようになっている。
異なる対象に類似の構造を見いだすことに長けている。
最近は賢い悪魔の殿方が気になっている。
・ラキュース
苦労人。冒険者は政治に不干渉という不文律を認識してはいるが、原作よりパワフルなラナーに振り回され、蒼の薔薇共々、半分子飼いのような状態になっている。
同年代かつ同性であり、血筋による義務を背負った強者であるクレアに親近感を持っている。
というか友人だと思っている。
獣人討伐レベリングで原作よりちょっと強い。
・ドラウディロン
クレマンティーヌたちの救援で竜王国の状況が良くなり、ロリコンに狙われ続ける日々のプレッシャーが緩んでいる。
ラナーに感謝を伝えるために王国を訪れたいと思っている。
王族同士、腹を割って話せる友人候補としてラナーを捉えている。
・ガゼフ
王共々、バルブロ派閥の弱体で過ごしやすくなっている。
王都で睨みを効かせていることにより、他国の干渉や妨害が弱まっている。
カルネ村に誘き出されることもなく、法国も王国の改善に期待しているため、アインズとの接触はなし。
・アインズ
カルネ村イベントがなかったため、原作より少しだけ慎重になっている。
プレアデス商会やデミウルゴスの王都への干渉など内政的な方針を取っている。
・ブレイン
ラナーに勧誘を受けており、原作と違い王国への帰属意識が多少ある。
ナザリックが慎重になっている影響で、圧倒的美少女吸血姫シャルティアちゃんの爪切りルートが封鎖されてしまっている。残念。
代わりにプレアデスと戦い、武技取得イベントになった。
クレアをライバル視しているが、実力は劣っていると考えている。
・クワイエッセ
原作より狂信度が上がってる。
大体のことが神の試練や思し召しに思えてしまう無敵の人。
妹や自分のような、神の血が色濃くでたものは、神のために生き、神のために死ぬのが当然の義務だと思っている。
・ルミィ
オリキャラその1。
最近はただのメイドに成り下がっているけど、実は最低限の戦闘はこなせるし、絵を描いたり、歌を歌ったりも得意な高性能メイド。
あなたが一番好きなメイドの姿をしている(キャラデザや年齢を考えていない言い訳)。
地方領主の娘であったが、貴族による不正の強要に反発し没落したところをラナーに拾われる。
ラナーに対して並々ならぬ忠誠と愛情を注いでいる。
眠っているラナーの額にこっそりキスをしたことがある。
・レーヴァルド
オリキャラその2。
バルブロの派閥でのらりくらりやり過ごす子爵であったが、帝国との伝手を持っていることをラナーに見破られ、引き抜かれる。
ザナック、レエブン候共々、ラナーに便利に使われている。
・サンドラ
オリキャラその3。
ラナーに拾われた裏社会の女性。元々は計算能力や度胸を買われて八本指で娼婦の中間管理を任されていた。
エ・ランテルではクレアに付き従い、代理として裏社会を束ねている。
・ザイード
オリキャラその4。
獣人の王族で将軍。レベル的には50くらい?
蒼の薔薇とクレマンティーヌの経験値になってしまった。
・ミュー
オリキャラその5。
エ・ランテルでクレマンティーヌを監視していた法国の密偵の少年。
ヴィエラに殺される。
・ヴィエラ
オリキャラその6。
少年が大好きですぐに殺してしまうズーラーノーンのおねえさん。
クレマンティーヌの代わりに、モモンに鯖折りにされる役。
・グロム
オリキャラその7。
見た目は腐肉の巨人だけど、実は本体は腐肉の鎧に包まれた小男で急所が急所の位置にない。
ナーベラルに消し炭にされる役。
・ジルクニフ
ラナーが元気なせいで頭皮が心配になっている。
自分用の備忘録も兼ねたら思ったよりめちゃ長くなってしまった……