後藤隆二って知ってる? 作:俺アラプレイヤー
「なおさらなんできた!?」
俺の名は後藤隆二
「体が勝手に動きました。」
パンッ
ドヤ顔決めてるバカにたった今平手打ちを喰らわせた未来のS級ハンターだ。
「もういから急いで逃げるぞ!まだゴブリンはこちらh…待て、ゴブリンは何をしている?」
ゴブリンが飛んで行った方を見ると、こちらを睨みつけるゴブリン2匹と…
ひしゃげた机の真ん中で伸びているゴブリンだった。
「お前、本当にハンターじゃないんだよな…」
「…はい…そのはずですが…」
そこでリューはある事に気づく。
「お前、さっきの平手打ちは?」
「え、いた…くない」
無言でリューは腹パンを決めるけっこう本気でだ。
「痛くないですよ!」
「いけるぞ…これならいけるぞ!」
その一言で2人は気を引き締める。
「さっきと同じだ!俺が気を引く。その隙に仕留めろ!」
「はい!」
どうやら向こうも覚悟を決めたらしい。
2匹は気絶したゴブリンを捨て置きそれぞれの獲物を握り向かってくる。
まずは吹っ飛ばされたやつの短剣を拾った個体が前に出る。
肩の傷が痛むが関係ない。
まっすぐにぶつかってきたそいつを片手で受け止める。
その隙に潤が短剣でやつの腹を切り裂いた。
「やりましたよ!」
「まだだ!」
更にもう一体斧を持った奴が背後から襲いかかる。
なんとか受け流し、隙を見て潤が首を飛ばす。
「ようやく終わりか…」
「なんとかなりましたね…」
潤も息を切らしている。
「俺は最後にあいつをやってきます。」
「あぁ……」
その時だった。
リューの頭の片隅で何かが引っかかった。
(なんだ?何かおかしい。)
チラリと砕かれた竹刀が目に入ると同時に忘れていた事を思いだす。
「しまった!もう1匹いる!」
「え?」
ちょうど殴り飛ばしたゴブリンに短剣を突き刺した所で潤が振り返る。
それと同時、その近くの机の陰からもう1匹のゴブリンが現れる。
「避けろ!ジュン!」
「!!」
そこで潤も気づくが、少し遅い。もうすでにゴブリンは背後に迫っている。
(まずい、このままでは!)
その時だった。
自然と体に力がみなぎる。
体の中を穏やかでいて熱い何かが駆け巡る。
(体が軽い!これなら!)
そのままの勢いでリューは地面を蹴り抜くと、一瞬で潤の真横まで迫る。
その距離は10数メートル。少なくとも手負の人間が一息で飛べる距離ではない。
そのままの勢いで振り抜いた長剣はゴブリンの首を切り落とした。
しかしリュー自身も勢いをコントロールできず、急停止によって生まれたエネルギーはリューをそこから3メートルほど先の壁に弾き飛ばした。
「リューさん!?」
(間に合った…か…)
そこでリューの意識は途切れた。
「知らない天井だ。」
目が覚めるとそこには白い天井があった。
「大丈夫そうだなぁ隆二」
少しいかつい声が聞こえるが気のせいだろう。
そのままリューが2度目の眠りに入ろうとした時だった。
「……」ポイッ
「…グフッ」
腹に何か重いもの落とされる。
よく見るとそれはメロンだった。
痛む肩を抑えながらゆっくりとおき上がり横にいる人物に感謝を告げる。
「ありがとうございます、師範。おかげでバッチリ目が覚めましたよ。」
この人は俺の師範である。
正直病院にいていい顔の人ではない。
「ならいい。明後日までには傷を治せよ。」
その一言を言って師範は帰って行った。
それからしばらくした後潤がやってきてその後の事を教えてくれた。
あの後大学内に散らばったゴブリンは遅れてきたハンター達に1匹残らず殲滅されたらしい。
この事件で大学はしばらく休講。
怪我人は多数出たもののどれも逃げる人との衝突などの軽傷、重症者1名死傷者はゼロとなった。
「ならよかったよ。今回は助かった。感謝する、ジュン」
「いえいえ、俺の方が先に助けられましたから。本当にありがとうございました。」
「彼女さんは大丈夫か?」
「リカですか?元気にバイトしてますよ。リューさんの治療費を稼ぐぞーって躍起になってます。」
「フッ面白い彼女だな。」
「それもこれもリューさんのおかげですよ。」
その後次の日には退院しようとしたリューを引き止めようと医者と潤含め総勢15名が体をはったとかはってないとか。
それから一年後
「測定不能!?」
「S級か!?」
日本にS級ハンターが登場することをただ1人を除いてまだ誰も知らない。
村田潤
19歳
彼女あり
かなりバカで向こうみずな所があるが、それ含めてみんなに愛されるタイプ。
諸菱をもっとバカにした感じ。
リカ
19歳
潤の彼女
少しヤンデレ気質のあるらしい。
多分死んだら潤に取り憑いて純愛砲撃ちながらモンスターを蹴散らすだろう。