23区で狩り暮らし   作:星を見るパイ

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三千大世界イサンがまじでホンルだと勘違いしてた
あと人差し指ファウストがニーアの2Bみたいに見えた
多分黒い目隠しと服の色合いのせい


2-5 優しさと人の心(不要なモノ)

「名前、年齢、どこから来たかを言え。分かる範囲でいい。」

「え、えっと...私はキュリンっていって、11歳です。どこからかは良く、わからないです...。」

 

名前はキュリンね

11歳...俺の7つ下?

裏路地に放っておいたら3秒で解体されかねない気がする

...ああそうだ、一番大事な事を聞いておかないと

 

「キュリン、お前は生きたいか?いつでも、どこでも死が日常の、ここで。」

「...お父さんがね、最後に、こう言ったの。『幸せにできなくてごめんな』...って。」

「だから、私は、精一杯生きてみせるの。お父さんや、お母さんの分まで。」

 

生きる意思はある

それで十分だ

 

 

ーーーーー

 

 

好きなだけ居て良いって言った以上、ある程度の世話はしないとな

全身汚れだらけだしシャワー程度は浴びせてやらな...

あ、屠殺場になってるんだった

となると今は髪を切ってやる程度しかできないか

 

「ひっ...す、すみませんっ!」

 

え?

ああ...急に剣持って近寄ってきたらそんな反応されるか

 

「髪切るぞ。」

「え...は、はい...。」

 

そんな髪が長いと頭重たいだろ

動き回るのに支障が出る

前髪も、目にかからない程度までは切ろう

視界の妨げになったらダメだ

 

「っ...」

 

...やりずらい

顔から恐怖が漏れてるし、震えられると手元が狂う

目の真ん前に剣が通るのが怖いのは分かるんだけど

ハサミは無いしナイフは切れ味悪いから許してくれ

 

とりあえずこんなもんか

後ろ髪は肩の上あたりまで切ったし前髪も目がしっかり見えるぐらいになった

相変わらずボサボサの灰色ではあるが

 

「お、おお?頭が軽いです!」

 

そんな頭横に振って、そこまで変わったのか?

 

「ありがとうございます!」

 

明るい笑顔

...はあ、やっぱりダメだ

すんなりと心に入ってくる

守れる確証なんて何もないのに

それでも、やれる限りのことをやってあげたくなる

 

「右奥の部屋にベッドがある。そこで寝てろ。」

「...えっと、あなたは?」

「お前が入ってこれたように、玄関の鍵が壊れてる。」

「この夜の間は起きて警戒している。」

「分かり、ました...でも私は寝てていいんですか?」

「いい。」

 

行ったか

屠殺してるところを見せるわけにもいかないからな

キュリンが寝てる間に解体しきってしまおう

 

 

ーーーーー

 

 

とりあえずいつも通り内臓は取れたが

いくらなんでも色悪いな...なんか固いし

いくらで売れるかもわからないな

 

時間は5時過ぎ、夜の時間はもう終わってたか

追加の侵入者はなし

 

あ、そうだ

この壊された戸棚を横倒しにして玄関封鎖すれば応急処置できるな

もっと早く気付けばよかった

 

少し安心したせいか眠くなってきたな...

ベッド...はキュリンが寝てる

ソファでいいや

案外悪くない

 

 

 

 

 

 

おやすみ。もう少しだからね




ゆっくりおやすみフォルケくん...
まだ大丈夫だからね
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