23区で狩り暮らし   作:星を見るパイ

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良秀サンのお話で指について深掘りされそうだから楽しみ〜


2-6 狩人

っ!

 

「っあ、あ。」

 

なんだキュリンか...

 

「すまない。足音がしたから、つい。」

「そ、そうですか...おはようございます。」

 

常に警戒することに慣れてきた頃で、誰かが常に家に居るってのは慣れなくなってしまった

どうしても足音を追ってしまったりしまう

 

外は昨日と変わらず明るい

実害は現状無いわけだから気にしないことにしよう

 

あとやるべきことは、武器のメンテナンスとかか

メンテナンスと言っても軽く洗って拭くだけ

研磨は便利な防水っぽい錆止めが剥がれそうだからできない

 

...ん?

キュリンがこっちを見ている

ずいぶん困ってそうな顔だ

何かあったのか?

 

「どうした?」

「あっいや、あの...やっぱりなんでもな(グゥー)...。」

 

恥ずかしかったのかキュリンは顔を赤くする

腹が減ってたのか

別に素直に言ってくれればいいのに

 

「今度からはちゃんと言え。分からない。」

「は、はいぃ...。」

 

なら飯を作らないとな

って、マズイ

冷蔵庫に、こそ泥しか無い

黙って人肉を出すのはダメだ

それにまず食わせたくない

他には水しかないし...買いに行くしかないか

 

「買いに行ってくる。留守番頼む。」

「え、あ、はい!頑張ります!」

 

 

ーーーーー

 

 

今日は内臓売ってキュリンの飯買って、あと新聞も買っておこう

一日経ってまた何か新しい情報があるかもしれない

でも金に余裕がもう全くないな

これからは飯代も増える

無駄遣いはできないしちゃんと稼がないと

 

足音、後ろに3人

...こっちに来る?

まともな武器を持ってる

フィクサーか

 

「依頼書通りの服装に特徴...念の為確認しておく、お前が『共喰らいの獣』で間違いないな?」

「おいおい、ただのネズミじゃないか。これであの金額なら当たりだな。」

「ゆ、油断は禁物ですよ...嫌な感じもしますし。」

 

あの店主から聞いてはいたが...変な名前だな

嘘ついて逃げれる状況でも、無いな

かといって前口上に付き合う気も無いが

 

右から槍、剣、両手にナイフ

槍持ちは怖がってこそいるが俺をしっかり見ている

剣持ちがおそらくリーダー、隙が少ない

ナイフ持ち、武器を弄ぶのは結構だが...

 

敵から目を離すのは馬鹿だろ

 

「っあ、姉さん危ない!」

「は?」

 

一瞬のうちに接近し剣を振るう

間抜け面が地面に落ちて膝を付くのは悪くない気分だな

 

「チッ、ドゥムの馬鹿、油断するなっていつも言っただろうが。」

「ほ、ほぼ見えませんでしたよ!?僕たちで行けますか!?」

「落ち着けディトレフ、なるべく距離を保て。お前の槍なら多少遠くても届く。」

 

あの剣持ちのリーダーを殺りたいが...隙が少ない

剣のリーチではこっちが負けている以上不利だ

それにもっとリーチの長い槍持ちまで居る

 

でもなるべく早く倒したい

増援を呼ばれると面倒だから

それに、キュリンを待たせてるんだ

 

「なるべく早く死んでくれ。」

「死んでたまるかよ獣野郎。行くぞディトレフ!」

「は、はいっ!エスタ所長!」




匂い立つなぁ...ハッ!違う間違えた
狩人って言われるとどうしてもコッチが出ちまう
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