23区で狩り暮らし   作:星を見るパイ

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9章はいいぞ...
演出も、曲も、本当に...
9-45と9-50の曲がお気に入り


2-8 一息つける場所

ふう...隠れつつ移動ってのは時間もかかるし面倒だな

とりあえず店にはついた

 

「いらっしゃ...随分いいの貰っちまったな?フォルケ。」

「フィクサー三人組に。最期に一撃殴られた。」

 

時間が経って痛みが強くなってきた

右側の視界が少し狭いから相当腫れてるだろう

 

「今日も新聞要るか?」

「ああ。」

 

代金の1000眼

もう金に余裕がない

あのヤニカスの内臓にマトモな値が付くとも思えないからな

また狩らないとだ

 

さて新聞は...T社で新しいTTプロトコル発明、エネルギー関連会社の争いの激化、都市悪夢級事件の解決...残念ながら使えそうな情報は無いな

 

「殴打なら...安物やけど軟膏売っとる。買うか?」

「...金が無い。買い取りを頼む。」

「あいよ。いつも通りモツやね。二人分やから8万。」

 

...普通に一人4万で売れてしまった

まあありがたくもらっておこう

 

「なんか少し驚いとったよなぁ?多分肺とかのことやろ。」

 

顔に出てしまった

それにバレてもいた

 

「確かに資源としてはあのモツは終わっとる。でもここは23区やで?タバコでスモークされたのを使いたい料理人だって居るっつーことで、普通に売れるで。」

 

嘘だろ

いくらなんでも節操がなさすぎないか?

まあこっちとしても売れるなら嬉しいくらいだが...

 

「ほんで軟膏買うか?3000眼やけど。」

「買う。」

 

思ったより安かった

効果に期待はしてないが...無いよりかはマシ

今更ながらこの店の品揃えはすごいな

日用品から武器や服などまである

見た目よりも中は広いし空間拡張も使われているのだろう

一応は質屋らしいが...もはや雑貨屋だな

 

近くのまともな店がここくらいだから色々あるのは助かる

 

でも食料品は流石にあんま無いな

しょうがない 一番まともそうなこの携帯食料にしよう

 

 

ーーーーー

 

 

「...」

「おかえりなさ...あ」

「ああ、ただいま。」

 

そうだ 今は家にもう一人居るんだった

俺だと分かるようにただいまの一つは言わないと

それにしてもキュリンの顔が青ざめてる?

何かあったのか?

 

「あ、ああ...」

 

俺から目を離さず、よりかは離せなくなってるのか?

瞳孔が開いている

...ああ、返り血浴びて目元が腫れてるからかもな

 

「怪我なら問題ない。顔以外は返り血。」

「っ、そ、そうですか...。」

 

そんなことより飯だ

大分時間かかってしまったからな

 

「こんな物しかない。悪い。」

「...ありがとう、ござい、ます。」

 

携帯食料渡しただけで涙目になった

よっぽど腹減ってたのか?

包装を無理やり開けて中身に齧りついてる

 

「?」

 

何度も齧りついて...食べてない?

確かにこれといって味しなかったが食べれないほどでは...

 

「??()ほへ(これ)ははふひはへんは?(硬すぎませんか?)

 

...そういえばこの携帯食料、滅茶苦茶硬かったな




フォルケくんより力よわよわで噛み砕けないキュリンちゃん
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