「おっ、遂に届いたか」
そう言って取り出したのはとあるVRゲーム「New World Online」通称NWOのソフトだった。
「初回で買えなかったから結構遅くなっちゃったな〜」
自室でNWOを始める準備をしながら少年、光円寺頼は呟く。
「よぅ〜し、初期設定終わり!それじゃ、早速始めますか!」
◇◯◇◯◇
「よし、ちゃんとログインできたな。それじゃ今度はアバター設定っと」
〜しばらくして〜
「これでオッケー!」
そこにいたのは黄色い髪に茶色っぽい瞳、身長は170半ばといった好青年だった。
「次は名前かぁ〜。う〜ん、何がいいだろうか……。本名そのままは身バレに繋がるだろうし、かといってイタイ名前にしちまったら知り合いに会った時が怖いしなぁ……。う〜ん、よし!名字と名前から少し取って捻って『ジライヤ』にしよう!」
名前の欄に決めた名前を入力し、決定を押すと様々な武器が現れた。今度は初期装備を決めるようである。
「うぉ〜、大剣に片手剣、それに杖やメイスも!有名どころから色々揃ってんな〜。だが!俺は既に構築は決めてある!ズバリ、『どんな強い攻撃も当たらなければ意味ないよね』だ!ということで、取り回しのいい短剣にするぜ!」
誰もいない設定空間でテンション高く説明口調のジライヤ。彼は一体誰に向けて話しているのだろうか……。そんなこんなで初期装備を決めたジライヤの前に次に現れたのはステータス画面。項目は全部でHP、МP、STR、VIT、AGI、DEX、INTの7つである。HPとМPは初期値で40と10である。HPとМPはステータスポイントを1振ると5上がり、それ以外のステータスは1ずつ上がるようだ。
「うし、装備も決めたところで初期ステだ。初期ステータスポイントは100。ここからどう振り分けていくかで装備できるアイテムやクエストの発現、スキルの獲得とか色々と左右されるらしいが……。まぁ、これはさっきも言った通り、当たらなければ意味なし、つまるところ全部躱す!それに必要なのは……やっぱりAGIか、じゃあここに全振りっと。STRは装備で追加出来るから大丈夫だろ」
俗に言う極振りである。ステータスの値が0ということは現実と大差ないということであり、つまり、AGIに特化したジライヤはVITなどは現実同様ということだ。一体どこの世界に獣の攻撃を受けて無事な人類がいるというのか……謎である。
「これで全部終わりか。それじゃあ改めてゲームスタート!」
はい、頼くんの素早さ狂い物語が無事スタートします。次の話がいつになるかは作者自身分かっておりません。基本的に出来次第投稿を心がけるのですが何分リアルでも忙しいのであまり頻繁には出せないかと思います。そこのところご理解頂けると幸いです。誤字や設定ミス、原作との著しい乖離があった場合、お気軽にご指摘ください。それではまた次の更新までサヨウナラ