110弱が見えない距離まで去ったのを確認してから、門田ヒロミ名言botは高速匍匐前進で仲間の元へと戻った。もうすぐここも禁止エリアとなってしまうため、迅速さが必要だ。崖の近くの掘っ立て小屋の扉を開けると、中に居たのはAIpro。この戦いを運営する政府側と繋がりのある110弱の近くに居たにも関わらず、彼が察知されなかったのは、あらかじめAIproのハッキング技術によって首輪の位置情報発信機能を狂わせておいたからなのだ。「おかえり。何か情報は得られた?」「俺すげぇことを聞いちゃったぞ!詳細は移動しながら話す!エリア移動中だから急ごう!」走りながら二人は情報交換する。「それはヤバいな!その情報を上手く使えば政府側にダメージを与えて皆がこの戦いから脱出する糸口を掴めるんじゃないの?」「そうだよ!だからまずは仲間集めだ!」
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ジャングルの外縁部にて。ぎめい、磯野は悲鳴すら上げずに呆然と立ち尽くしていた。目の前にあるのは、地面から生えた十数本の長い針で足の裏から頭頂部までを串刺しにされたてんめぐの死体。血塗れの鉛板入り聖書が足元に転がっている。「やばい……やばいよこれ!もしかしたらそこら中に罠が……」「慌てるなぎめい!焦りは死につながるぞ!ここまで大掛かりな罠を沢山持ち歩ける筈がない。罠の数は少数と考えるのが合理的だろう」磯野は目の前の地面をボトルシップで叩きながら進む。「てんめぐの死は残念だが、悲しんでいる暇はない!行くぞ!」ぎめいはレンガを構えながらその後をついてゆく。その一連の出来事を木の上から見ていた者あり。ヒカアナ設X_mania(ヒカキンTVでケツの穴とか言ったことあん_manaiけど_mania)である。「本当に頃しちゃった……」彼は罪悪感を感じていた。新たな安全地帯へ向かう途中、物音に慄いて足元に罠を埋め、咄嗟に近くの木の上に隠れただけであり、悪意や殺意は無かったのだ。「こうなったら仕方ないよね……これは事故なんだ…そうに決まってる」自分を説得するように呟き、ぎめいと磯野が十分離れたタイミングで木から降りた。てんめぐの死体が放つ悪臭に顔をしかめながら、廃墟で拾ったスコップで針の周りの土を掘り、露出したスイッチを押す。一瞬で針が収納され、てんめぐの死体は力無く地面に倒れる。十数個の穴がある直径50cmほどの円盤を土から引っ張り出して背負うと、ヒカアナ設X_maniaは足音を立てないようにして安全地帯へと歩き出した。
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一方その頃、安全地帯の卵様神社に接近する者達あり。騎兵刀とスタンガンを携え、左目を布で覆い隠したPoland_mania、軍刀とトンファーを背負ったヒロヒト_mania、バールを構えた東雲なの_maniaである。「しかし……死体とはいえ武器を簒奪して良かったのだろうか……?」ヒロヒト_maniaが呟く。彼らが持つスタンガンとトンファーは、シーランド公国のmemちょによって殺害されたユーフェミアの騎士とהככן־מניא תיו דך סが所持していたものである。誇り高いヒロヒト_maniaは自分が手を下したわけではない者達の死体から武器を奪うことに罪悪感を感じていたのだ。だがPoland_maniaは気にしていない。「別にいいだろ? 歴史を見ても、死者の残したものを生者が活用して成功を導くことは多々あったのだから。あとこういう状況にピッタリな諺があったよな……?なんだっけ……」「死人に口なし」東雲なの_maniaが補足する。その時、突如飛来する物体!!「グワッ!?」東雲なの_maniaは咄嗟にバールで防御。地面に転がったそれは、鋭く研がれた石器であった。「よく躱したな〜!」卵様神社の外周部を囲む木々の間から出てきたのは、"もぐにぃ" と "るかまに"。「石器なんかで大した負傷は期待できないと思うけど?」るかまにがもぐにぃの後ろで杵を担ぎながら言う。「いや、俺の案は実際合理的なはずだ!とにかくこいつらを潰して武器を奪うぞ!」もぐにぃは戦斧めいた大型スコップを振り回す。ヒロヒト_mania達は臨戦態勢!「イヤーッ!」もぐにぃが頭上に振りかぶったスコップをPoland_maniaに振り下ろす。重量のある一撃を騎兵刀で受け止め、彼はもぐにぃの膝にローキック!「グワーッ!」入れ替わるようにるかまにが杵を構えて突進!しかし彼は遺伝的に劣っており、生まれつき身体能力が低い。それを自覚していないのが仇となった!「ひあっ!?」るかまには途中で躓いて転倒!その平たい後頭部に東雲なの_maniaの全力バール殴打!「アバーッ!」除皮質硬直を起こして無様に痙攣!ヒロヒト_maniaはもぐにぃのスコップ打撃を華麗に躱しながら、軍刀で致命的な一撃を与えんとしていた。しかし武器のリーチは相手のほうが上!有効打をなかなか与えられない。もぐにぃはPoland_maniaのスタンガン突きをバックフリップで回避し、愚痴をこぼす。「すぐに死にやがって、るかまにの役立たずめ!」東雲なの_maniaのバールが頭皮を掠め、血が飛び散る。もぐにぃはいきなりしゃがむとその場で回転!足払いめいてスコップが迫る!3人はジャンプで回避し、距離を取る。「ここからが俺の本領発揮だ!」そう叫んだもぐにぃはスコップを地面と水平に構え、立ったまま竜巻めいて高速回転!死の台風が3人に迫る!「ギリギリダンス♪ ギリギリダンス♪」ふざけた掛け声を上げながら回転速度を増すもぐにぃ!「なんだよあの技……当たったらひとたまりもないよ!」東雲なの_maniaは防御姿勢。「どこから仕掛けたら良いか分からんな……」ヒロヒト_maniaもトンファーを構え、激しい攻撃に備える。「イ、イヤーッ!」Poland_maniaは騎兵刀でもぐにぃのガラ空きの下半身を狙う。だが、もぐにぃがスコップを下に傾けたことにより弾かれる。「それくらい想定済みだ! ギリギリダンス♪」回りながら三人を追尾する死の台風!攻防一体の厄介な技だ!「………そうだ!」何かを思いついたヒロヒト_maniaは近くに倒れていたるかまにの体を持ち上げる。除皮質硬直により抵抗ができないのだ!「Poland、スタンガンを貸せ!」「わかった!」受け取ったスタンガンを右手に構えたヒロヒトは、左手で盾めいて持ち上げたるかまにの体でもぐにぃの回転攻撃を受ける!「何っ!?るかまにを肉盾に!?」瀕死のるかまにを無慈悲にミンチにするスコップの連続斬撃!血が飛び散り、裸眼であったもぐにぃの目にクリーンヒット!「うわっ!」視界を塞がれ、回転速度が一瞬落ちたもぐにぃ。ヒロヒトはすかさずしゃがんでスコップの柄にスタンガン突き!飛散する紫電と火花!「グワッ!」手に一瞬電流が流れ、もぐにぃはスコップを手放してしまう。「今だ!」「ヤーッ!」「イヤーッ!」ヒロヒト_maniaの声を聞き逃さず、Poland_maniaの斬撃と東雲なの_maniaの打撃がもぐにぃに命中!「アバーッ!」掻っ捌かれた腹から血を吹き出しながらもぐにぃは倒れた。「やった……歴史的勝利だ!」「ありがとうヒロヒト!君のおかげだよ!」「君達が居てこその勝利だ。こちらも感謝するよ」三人が勝利の味を噛み締めながら卵様神社へ歩き始めたその時!「まだ終わってねーぞ!!」南無三!血塗れのもぐにぃが起き上がり、スコップを振り上げて走ってきたのだ!なんたる生命力!「危ない!」東雲なの_maniaの叫びも虚しく、鋭いスコップがヒロヒト_maniaの頭を割断………しなかった!突如、もぐにぃの頭部が爆ぜ割れ、後ろに倒れ伏したのである。「何が起きたんだ!?」Poland_maniaは周囲を見回す。ヒロヒト_maniaは卵様神社の入口の鳥居の上にある影を視認した。影はしゃがんだ姿勢からゆっくりと立ち上がる。サングラスめいた意匠のある黄色い覆面にメカニカルな狙撃銃。狙撃手は自らお辞儀した。「どうも。ヒロヒト_maniaさん。応接_maniaです」「どうも。応接_maniaさん。ヒロヒト_maniaです」「東雲なの_maniaです」「Poland_mania」です。3人は警戒する。挨拶で油断させてからの狙撃などという卑怯な手を使うヒカマーが居てもおかしくないからだ。「僕達に敵対せず、優しくしてくれると約束するなら、この卵様神社への入場を許可します」応接_maniaは鳥居の上から言う。「どうする!?歴史を鑑みれば、こういう場合は相手が罠を仕掛けている可能性も……」「信じよう」疑念を抱くPoland_maniaの前に出て、ヒロヒトは力強く言った。「無謀すぎじゃない?」と東雲なの_mania。「安心しろ。相手が不意打ち、騙し討ちをしてきたら全力で叩き潰せば良い。飛び道具への対処も一通り考えてある。それに……」ヒロヒトは応接_maniaと、鳥居の根元で不安そうにこちらを見る設Xキン名言botやナミアリを見る。「あの者達が悪いものだとは思えない」
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時間は少し遡り、卵様神社付近の海岸。「ハァ……ハァ……吹き飛べオラァ!!」「セイヤーッ!」マニアスプレッダーとヒカキンは激しい近接戦を繰り広げていた。消防斧を持つヒカキンに対し、マニスプは徒手空拳。しかし、マニスプの高い格闘能力とガスマスクの人工知能による補助によって、ヒカキンがジリ貧となっていた。「ハァ……畜生……なんでお前なんかに」「刃物があるからと慢心したお前自身のせいだ」マニスプは伝統的な空手の構えを取り、トドメのチョップを繰り出そうと迫る。しかしその瞬間、ヒカキンはひっそり、尚且つ素早く首輪のボタンを押した。一瞬の閃光、そして爆発!「グワーッ!」マニスプは後ろに吹き飛ばされる!「なんだ? 雷か!?」いきなり目の前の地面で起こった爆発を疑問に思いながら、マニスプは再びヒカキンへ迫る。だが、まるでヒカキンを守るかのように、天から伸びた光の筋がマニスプとヒカキンの間に着弾!爆発!「グワーッ!」再び吹き飛ばされるマニスプ!「な……なんなんだよ!?」マニスプは眉間にシワを寄せる。今のは落雷にしては不自然すぎる。思わず空を見上げ、雲の間に何かが煌めいたように見えた瞬間、側転! 一瞬前にマニスプが居た地面を、天からの光線が灼き、爆発させた。マニスプは信じられないといった顔でヒカキンを見た。ヒカキンは不敵に笑っている。「まさかお前、運営……政府側と……」嫌な予感がしたマニスプは踵を返して疾走!一瞬後に背後に光線が着弾!常人の3.37倍の脚力で駆け、ヒカキンからある程度距離を取ると、天空からのビーム照射は止んだ。「なんだったんだよあれは……!」マニスプは島の各地に設置された地図モニターを見ながらひた走る。ヒカキンからはできるだけ離れたほうが良い。そう判断したからだ。安全地帯と禁止エリアの境目付近、島の中央部に近い、川が近くにある場所まで走ってきた。廃墟の小屋の中に入るマニスプ。休憩しようとした瞬間、彼の目に飛び込んできたものは……!「ワーッ、ヘヘヘヘッ!?」首なし死体である!マニスプには知る由もないが、それはかつてヒカキンに殺された古代ロマン痰汁の亡骸であった。「全く気の休まる場所がな……ん?」マニスプは死体の傍らに転がっている物体を発見する。大きめのバックパックのような外見で、チューブが生え、小銃のような形の装置と接続されている。「これは……?」マニスプはそれの上部ポケットに入っていた紙を引っ張り出す。取扱説明書だ。「細菌培養装置だと……しかも噴霧器付きだ!」マニスプは歓喜の顔で説明書をよく読み、装置の硝酸塩カートリッジと人工光合成機能に異常がないかチェックすると、持っていた炭疽菌培地シリンダーを装置のソケットに接続する。小銃のような形の噴霧器に備わったディスプレイに情報が表示され、炭疽菌の急速な培養が開始された。マニスプは装置を背負い、噴霧器を構える。「凄い幸運だ……!まるでゼウスキンでも味方につけたみたいだ」偶然に恐るべき力を手に入れたマニスプ。これがどんな惨劇を引き起こすのか、まだ誰にも予測は不可能だ