ダンジョン中毒から抜け出したい【書籍化&コミカライズ決定】   作:1パチより4パチ派

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こんなに読んでくれる人がいて、有難い限りです
これからも無理しない程度にやってきます


裁くのはまじょの『一撃』だッー!!

 

「♪」

 

「ギャァァァ! もう許してくれ! 俺は後何回飛ばされれば良いんだ! つーか四槓子なんて初めて見たんだけど! どこだ、どこでやられた!?」

 

「何でイカサマを見抜く遊びになってんだよ」

 

「マジックのタネ見抜く番組あったじゃないですか、それじゃないですか?」

 

 あれから数時間、クォーツと色々な遊びをしたが全部俺が負けていた。イカサマで。

だが見抜けてないのでイカサマを止める事が出来ず、俺はクォーツによく鳴くサンドバッグ認定されて好き勝手されていた。

 

「と言うか何で遊ぶ選択肢が全部賭け事関連なんだよ」

 

「私の趣味です」

 

「あのガキをどうしたいんだお前は」

 

 バレなきゃサマはサマじゃないと言うが、一体どうやっているのか。

この子の未来が不安になってくる。

 

「てかそろそろ昼だぞ、一旦やめたらどうだ」

 

「……そういや結局朝食ってねぇや。クォーツ、終わって良いか?」

 

「♪」

 

「良いそうですよ、彼女も満足したようです」

 

「そりゃあんだけサンドバッグになったしな」

 

 散らかした遊び道具を片付けてると、スマホに着信が入る。

誰からだろう、そう思い画面を見ると【加奈子さん】の文字が出ていた。

 

「おや、電話ですか」

 

「加奈子さんからだ、ちょい出るわ。多分仕事関連での質問だと思うし」

 

 シフトが被ってない時に分からない事があれば電話して良いと伝えている。

前も何回かあったし、今回もそれだろう。

 

「はい加藤です、加奈子さん?」

 

『あ、加藤さん。お休み中すいません』

 

「良いですよ別に。何か質問です?」

 

『いや、その、実はですね……高木さんが職場に来て助けて欲しいって……』

 

「は?」

 

 何言ってんだあいつ。

そもそも助け求める相手間違ってるだろ、加奈子さんに迷惑かけんなや。

俺の知り合いでぶっちぎりの常識人だぞ、ハゲが移ったらどうすんだ。

 

「てか俺には助け求めねぇのかよ」

 

『いや、連絡しても全く反応無いらしくて……』

 

「え? ……あ、通知切ってた」

 

 死ぬ程ウザいスタ爆にキレてあいつの連絡通知全部切ってたのを忘れていた。

大量の助けを求めるメッセージが来ていたので、全部削除した。

 

「あーなんか高木がすいません。邪魔でしょ、今そっち行きますわ」

 

『あ、お願いします。さっきからずっと終わりだぁって言ってて困ってるんです。休憩中なのに全然休憩出来なくて』

 

 電話を切る……助けを求めている、つまり今の高木は追い詰められているという事。

ならば、チャンスだ。

 

「セラフィナ、鶴岡、話があるんだけどさぁ」

 

「顔やばいだろお前」

 

「白面の者みたいな顔になってますよ」

 

 これは俺の──復讐の物語だ。

 

 

◇ ◇ ◇

 

「もうダメだ……詰んだ……」

 

「あの……本当に邪魔なんですけど……さっきから壊れたビデオみたいにおんなじ事しか言わないし」

 

「無理だ……どうすれば良いんだ……分からねぇよ……どうしてこんな目に……」

 

「よく分からないけど妥当なんじゃ無いですかね……?」

 

 高木さんには恩があるのは確かだけど、流石に暴れすぎだと思う。

主に加藤さん関連だけど。

 

「今加藤さん来てくれますから、きっと助けてくれますよ?」

 

「え、マジ!? 来るの!?」

 

「急に元気になるの気持ち悪いなぁ……」

 

 この人加藤さんの事好き過ぎない?

最早病気なのかもしれない。

電話してから大体20分程で加藤さんが休憩室に入ってきた。

 

「おい高木、お前何してんだ」

 

「おおおおお! マイベストフレンド! 連絡付かないから絶望してたわ!」

 

「加奈子さんに迷惑かけんなよ……すいませんこのハゲが」

 

「よぉ、仕事お疲れな」

 

「加藤さん、セラフィナさん。……あれ? そちらの方は……」

 

「あーコイツは……」

 

「初めまして、私は鶴岡。加藤さんの仲間の1人をやっています。免罪符のサブスクいりませんか?」

 

「売り込むな」

 

「また変な人が……加藤さんの仲間って……」

 

「ひ、1人だけマトモなの居るから! マジマジ!」

 

「でもどうせ相対的に、ですよね?」

 

「出会ったらいきなり殺しに来る奴もいるから!」

 

「何でそんな人仲間にしちゃうんですか!」

 

「いや喧嘩売ってこられたの返り討ちにしたら起き上がってきて……」

 

「ドラクエ5じゃないんですよこの世界」

 

「加藤ぉぉぉぉぉ!!!」

 

「うるせぇ!」

 

 高木さんが加藤さんの足にしがみつく。

加藤さんが足を振り回しても決して離さない。

 

「やばいって! 聞いてくれよ! 俺まじ終わるかもしれん!」

 

「お前なんでそんなに必死なんだよ。必死過ぎて顔面崩落事故起こしてるぞ」

 

「魔族の王が、ここに視察に来るんだよぉぉぉ!!!」

 

「へぇー……それマジ?」

 

 魔族の王、その言葉が出た瞬間加藤さんの顔が引き攣る。

周りを見るとセラフィナさんや鶴岡さんも眉を顰めた。

 

「魔族の王がここに来てどうすんだよ……」

 

「魔族側のトップが来るとは……それ完全に国が対応する案件では?」

 

「それがどうもあちら側からたっての願いだそうで」

 

 声がする方を振り返ると、メイド服を羽織った竜人族の女性が居た。

一礼してそのまま部屋に入ってきて、高木さんの近くまで来る。

 

「おー! 秘書! 良いところに来た! コイツらパンピーに今回の重大事件の内容をおし付けられる根性ぉぉぉぉぉ!!!」

 

「このクソ忙しい時に逃げんじゃねぇよクソ上司、戒疤(かいば)量産してクリリンにしますよ」

 

「付ける位置真ん中過ぎてどう足掻こうともクリリンにならねぇぇぇ!」

 

 間髪入れずにタバコで根性焼きされる高木さん。

この一瞬で力関係が分かったかも。

 

「初めましてですかね、私の名前はドラツェルバ、ドラツとお呼びください。このクソ上司の秘書をしています。加藤さんとは一度お会いしましたが」

 

「あれ? そうでしたっけ? どこで?」

 

「数年前まだ私がダンジョン運営の一般事務だった際に、加藤さんのチームのダンジョン占有率が多過ぎた為呼び出して注意しました」

 

「怒られてる事忘れてるじゃないですか!」

 

「そう言えばそんな事もありましたね」

 

「でもあの後加藤が『うるせ〜〜!!!!! 知らね〜〜!!!! dungeon attack』とか言って、丁度予約キャンセル入ったダンジョン突っ込んで行ったよな」

 

「喉元過ぎ去るどころか咀嚼中に行っちゃってるじゃないですか! せめて飲み込んでくださいよ!」

 

「ぐわぁぁぁ! 過去の愚かさが公開されていくぅぅぅ!」

 

「まぁ形だけでしたので気にしてませんよ、私は。事実皆様のお陰で高レアアイテムが大金で手に入るくらいには出回りましたし。今は割とヤバいですけど」

 

「ほら加藤、世界がお前を必要としているぞ」

 

「必要な時だけ求めやがって、JAF入ってない奴に限ってロードサービス呼ぶのと同じじゃねぇか」

 

「それで、魔族の王が来るというのは?」

 

 鶴岡さんが脱線しまくった話を戻すとドラツェルバさんが根性焼きを中断する。

既にいくつか根性注入された証が見えたけど全然可哀想に思えない。不思議と。

 

「数年に一度、人族側と魔族側で互いに使者を送る交換視察があるのですが、何故か今回に限って魔族側が王が行くと申してきたのです」

 

「それって今回が初めてなんですか?」

 

「はい、と言うか魔族の王がこちらに来たのなんて終戦した後の調印時だけです。なのに突然こちらに来る、しかも娘を連れて」

 

「1/4魔族のセラフィナ的にどう思う?」

 

「知らね、アタシそもそも魔族側の国に行った事ねぇし。だが普通はあり得ねぇ話だろ、何せ最高戦力が他国に行くんだぞ。しかも人族の国。一部のバカが盛り上がるんじゃねぇの?」

 

「一部のバカ? どういう事ですか?」

 

「加奈子さん、前にセラフィナの話があったじゃないすか。その時にも言ったけど人族と魔族って最近までバチバチだったんですよ。表向きには争わないけどみたいな。ダンジョンが生まれたのだって、この状況を改善しようとして魔族の王が作った物ですし」

 

 高木さんがおでこに回復魔法をかけながら教えてくれる。

そう言えばそんな事も言ってた、最近までバチバチ……魔族の人は基本的に寿命が長い。

と言う事は……。

 

「もしかして、バチバチにやってた人が過激派になってるとか?」

 

「正解だ、ある程度交流も進んで蟠りが解けてきたのが気に食わない連中が居るんだよ。そいつらはいつだって人族側と殺し合いするチャンス狙ってんのさ」

 

「人族側もそれに関しては同じですね、特に寿命が長いエルフなどの種族はこの考えが根強いです。何せ実際に殺し合った事もありますからね」

 

「平和……平和は何処に……」

 

「まぁ薄氷の上ですね、だからこそこの氷を溶かしたり砕いたりしてはいけないわけです」

 

 鶴岡さんがにこやかに言うけど冷静になって考えたら当然なのかもしれない。

魔族との争いが終わったのが大体100年前、実際に戦争をした人達からしたらこの前まで殺し合いをしていたのだ。

戦ってた相手に突然仲良くしろと言われて反発しない訳がない……。

 

「もし今回の視察で魔族の王やその娘に何かあれば、そこから一気に過激派が暴れ出すでしょう。水を得た魚のように」

 

「そんなのが何でここに来るんだ?」

 

「それが分かれば苦労しねぇよ……」

 

「先方に聞いても着いてから伝えると言われてしまいまして……国側としては匙と一緒にこちらに投げてきた訳です」

 

「匙どころか茶碗も投げてるだろ。国のメンツどうしたし」

 

「やる気無いんだろ、軍も最近腑抜けてるし」

 

「世界を引っくり返す予定ですので、それに関しては有難いですね」

 

「あの突然使命を帯びた言葉出すのやめて下さい、聞きたくないです」

 

 割と軽い感じで会話しているが、表情自体は暗い。

目的不明なのもあるけど、何よりも問題を起こせないのが不味すぎる。

 

「……で? 結局お前はどうすんだよ高木。ここに来る以上、この辺で1番の権力持ってんのはお前らダンジョン運営だぞ」

 

「……やるしかないな、いい感じに接待して、いい感じに帰ってもらうしかねぇ。今回はおふざけ無しだ、今更もっかい開戦なんざ洒落にならねぇ……だから、頼むお前ら! 手を貸してくれ!」

 

「アタシらに何しろって言うんだよ」

 

「魔族の王が娘を連れてくる訳だが、常に一緒に王と居るわけじゃない。ダンジョンの様子見るとか言い出したら待機だろうしな。だから俺が王の機嫌取るからその間──」

 

「娘の面倒を見ろ、と言う事ですかね」

 

「そう! そうなんだよ! 本当は【勇者の集い】に声掛けたかったんだけど、予定があるって言われて断られたんだ! 王の娘守れるのに十分な強さ持っててこっちの事情話せるのお前らしか居ない! 頼む! マジで頼む! やらかしたら詰むから!」

 

 ここまで必死になっている高木さんは初めて見た。

頭まで下げて加藤さん達に頼み込んでくる姿に加藤さんは──。

 

「え」

 

 この世の物とは思えない程の邪悪な笑みを浮かべていた。

負の感情によって出力された笑みを携えたまま、高木さんの肩を軽く叩く。

高木さんは頭を下げているから、その笑顔に気が付けない。

 

「水臭いな高木……俺らは何度も死線を潜り抜けて来た仲だろ? もっと早く言ってくれれば良かったのに」

 

「すまねぇ……流石に今回は焦っちまって……」

 

「気にすんなよ、親友だろ? 手を貸すさ、一緒に頑張ろうぜ!」

 

「あぁ……! ありがとう、加藤!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、落とし前付けなきゃなぁ?」

 

「え」

 

 その声に顔をあげた高木さんの額に、加藤さんは何処からか取り出した1枚のカードを叩きつける。

その瞬間──。

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

「ざまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

 辺りに響き渡る悲鳴と歓喜の声。

まるで以前、加藤さんが高木さんに嵌められてギアススクロールと言うアイテムに血判を押させられた時の再現だ。

立場は逆だけど。

 

「な、なんだ、これ こ、これはまさか……まさか!!!」

 

「ん〜? 高木くぅぅぅん、どうしたのかな? 随分と汗をかいているようだけど、暑いのかな???」

 

「か、加藤! な、何をしたぁ! 回復魔法が効かね……この激痛、間違いなく──!」

 

「痛いよな? 痛いよなぁ! 楽になりたいよなぁ? でも残念! それは無理なんだ、いくらお前の回復魔法が優れてようと……魔女の一撃(ギックリ腰)には機能しない! それがこの世界の掟ぇ!」

 

「この感じ、一度だけ受けた事がある……の、ろい?」

 

「Yes Yes Yes! お前も知ってる【勇者の集い】の精霊族の魔法使いに頼んで作って貰った呪いのカードだよぉ! 流石は探索者の中でもトップチームの魔法使いだ、効き目がバチコリ出てやがる!」

 

「う、うそだろ……? どうしてこんな──」

 

「どうしてこんな? そんなの今までの復讐の為に決まってんだろ! 人ん家に勝手に入って、合鍵ばら撒いて、挙げ句の果てには人助けようとしてる時に騙し討ちでの契約! 俺の怒りはとっくの昔に臨界点突破してんだよ!」

 

「不法侵入に関してはセラフィナもやっただろ!」

 

「顔が良い女だからノーカンじゃボケ!」

 

「差別だろそれ!」

 

「うるせぇ! そもそもお前が合鍵ばら撒かなきゃこんな事になってねぇんだよ!!!」

 

「く、くそ……おいセラフィナ! 鶴岡! 助けてくれ、エリクサー持って来て!」

 

 高木さんは青い顔で2人に助けを求めたけど、呼ばれた2人の反応は冷ややかだった。

 

「は? やだよ。何でお前の為に態々エリクサー持ってこなきゃいけねぇんだ」

 

「お前だって、加藤がギアススクロールに判押した時喜んでたろ!」

 

「判押したのは喜んだけど、やり口があそこまでカスだとは思わなかったからな。それに加藤とお前の事、後で潰すって約束したしな」

 

「ち、畜生……つ、鶴岡! お前は!?」

 

「お2人はここに来る前に、個人的なお願いに応えてくれたんです。なので今回に関してはこちらに付きますね」

 

「と、言う訳だ高木……ここにお前を助ける者は居ない……あ、一応聞いとくか。加奈子さん、ドラツさん、高木の事助けます?」

 

「私は結構です、そこのクリリンもどきは一度反省するべきなので」

 

 凄まじい速さで救助を拒否するドラツェルバさん。

残った私に、全員の視線が集まる。

 

「……」

 

「か、加奈子さんお願いします! ちょっと加藤説得して! 何とか! 何とか!」

 

「……高木さん」

 

「……」ゴクッ

 

「……流石にあれは無いわー」

 

「あぁ……終わった……」

 

「おっとそうだ、呪いの詳細を言ってなかったな」

 

 倒れ伏している高木さんの顔の横にしゃがみ込んでゆっくりと語る加藤さんの顔は、口角が上がりすぎて口裂け女みたいになっていた。

 

「呪いの効果は【1週間に1度、必ず、ランダムなタイミングで魔女の一撃(ギックリ腰)が発生する】だ……」

 

「こ、効果時間は……」

 

「そんなの決まってんだろ? ──俺のギアススクロールの契約が無効化されるまでだ」

 

「つ、つまり……」

 

「そう、そうだよ高木。俺が新しいギアススクロールを手に入れて、契約に協力してくれる人を集めて、お前が持ってたギアススクロールの真逆の契約をして効果を対消滅させるまで……魔女の一撃(ギックリ腰)は終わらない」

 

「ああ……あああ……!」

 

「起きてる時も飯を食ってる時も仕事してる時もダンジョン潜ってる時も寝ている時でさえも! 全てが対象内! いついかなる時でもお前はその激痛に怯え続けなければならない! これが俺の復讐だよ!!!」

 

「そんなバカなぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

「アーハッハッハッハ! ざまぁないぜ! 最高の気分だ! これがざまぁ系って奴か!? 復讐は何も生まないなんて言うが、嘘っぱちだな! こんなにも良い気分を生み出すんだから!」

 

「こ、こんなオチがあって良いのか……ぐがぁ!?」

 

「随分と凝り固まってますねぇお客様ぁ!? 自分マッサージするっす! 任せてくださいっす!」

 

「や、やめ──ぎょわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

 高木さんの悲鳴が再び響き渡る。

ここぞとばかりに復讐をする加藤さんを見て、何で高木さんと親友なのかようやく分かった。

 

「(あぁ、この人達同類なんだ……)」

 

 きっと今までも、やってやられてをずっと繰り返しているんだ。

今がたまたま、加藤さんが常識人の仮面を被ろうとしてるから高木さんが酷く見えるだけで。

本質は全く同じの人間同士なんだ。

そりゃ親友にもなるなぁ……。

響き渡る悲鳴をBGMにしながら、そんな事に思いに(ふけ)た。




この為だけに回復魔法がギックリ腰に効かない設定作りました
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