ダンジョン中毒から抜け出したい【書籍化&コミカライズ決定】   作:1パチより4パチ派

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最後のあたり、読みづらかったらごめんなさい
伝わればいいな……


踏み潰す

「何だ、ちゃんと動いてるじゃないか。……なら報告がおかしいのはどういう事だ?」

 

 何も無い空間に【転門】が生まれて、そこからエルフの男が出てくる。エルフは当然のように空の玉座にドカリと座った。

 

「な、なに……?」

 

「……またマトモに動けるトカゲか。一体どうなっている、一方的に蹂躙出来る俺の計画が……。まぁあの気狂い人間が居る時点で今更か。やれ」

 

「【光刃】」

 

「ッ!」

 

 エルフの一言の後、即座に魔法が私に飛んでくる。咄嗟に横に転がって何とか避ける事が出来た。

 

「王妃様、王妃様ぁ! 何をなさられているのですか!?」

 

「【氷槍】」

 

 私の声が聞こえていないのか、魔法を撃ち続ける王妃様。まるで何かに操られているような──。

 

「何を……何をしたぁぁぁ!」

 

「爬虫類風情が騒ぐな、やかましい。そら、そいつはまだまだ撃てるぞ?」

 

「ッ! ガァァ!」

 

 地面から生えて来た【石棘】に足を貫かれる。王妃様は魔法の達人。竜人族の体がいくら頑丈だろうと意味が無い程の威力。

 

「ふーむ……やはり俺の魔法は機能しているな。事実、王にもかけた時から何の問題も起きていない……俺が報告を聞き逃しただけか? やれやれ、凡ミスをするとは我ながら情けない」

 

「ま、ほう……?」

 

「しぶといな。頑丈さが取り柄のトカゲらしい。良いだろう、どうせ死ぬのだ。墓まで持って行くつもりだった話をくれてやる。優しいだろ?」

 

 ほくそ笑みながらエルフが手を上げると王妃様の動きが止まった。間違いない……あの男に操られている……!

 

「簡単な話だ。その王妃トカゲは俺が生み出した【傀儡(マリオネット)】で操り人形にしているだけよ」

 

「生み出した……? 魔法を……!?」

 

「そう! それこそが俺が手に入れた力! どん底の底辺だった俺をここまで引き上げてくれた力よ!」

 

 心底楽しそうに低俗に笑うエルフから見たことも無い魔力の奔流が迸る。これは……何……? 最早魔力とも呼べない程の物に圧倒される。

 

「過去にこの国に侵略した時……俺は単なる兵士だった。大した魔法も使えなかった故、碌な戦果もあげられなかった。挙げ句の果てには侵略は失敗。俺もこの国のトカゲに死ぬ寸前まで追い詰められた。今思い出してもはらわたが煮えくりかえる。羽の生えた爬虫類如きに、我らエルフが負けるなどな……大人しく明け渡せば良いものを」

 

 ふざけるな。勝手に攻め込んできて返り討ちにあっただけだ。

 

「マトモに戦えないと判断された俺は軍から除名され、職も無くふらつく毎日……マトモな魔法を使えない俺ではどうにもならんと全てを諦めていた。だが! そんな時、最高の出会いがあった!」

 

『──授けてやろうか?』

 

「その時に出会ったそれに手を翳された時、俺自身が書き換わるような感覚がした! 新たな力が外付けされるような、今までの俺とは違う存在になった!!!」

 

「あぐぅぅぅ!」

 

 ゲラゲラと笑いながら同時に幾つもの魔法をこちらに飛ばして来た。避けきれず、体のあちこちに穴が空く。

 

「全く魔法が使えなかった俺が、いくらでも使えるようになった! それだけじゃない、この世に存在しなかった新たな魔法を生み出せるようになった! 頭に浮かんでくるのだ! 新たな魔法の使い方が! まるで元々存在していた物の説明書を読むかのように!」

 

「う、あああ!」

 

「後は簡単だ! 俺を役立たず扱いした国、ゼルエネスを乗っ取る! 軍に入り直して王に接触! 【傀儡】で最早王は俺のラジコンだ!!! ……と言っても【傀儡】で操れる数には限度がある。対象が死ねばリセットされるがな。操れる数は3枠が限界だった」

 

 そこで。と邪悪な笑みを浮かべるエルフの男は、玉座にもたれかかりながら饒舌に語り続ける。這って王妃様に近付きたくても、出血が酷くて血が足りない。

 

「残り2枠。どうすれば効率よく俺が成り上がれる。どうすれば俺が王と成れる……。いくら王を操れるとて、俺に王位継承する事は出来ない。国の連中も認めない……だからこそ功績を立てる! それが今だ! 今この時、この襲撃は、国の連中も、他国も認める功績となる!」

 

「何を……言って……」

 

「筋書きはこうだ。ウォルタリアは極秘にミアズマボムに近い汚染物質の開発に成功。その結果、自国の水源の汚染が起こったがそれを隠蔽し続けた。兵器転用しようとしているのを我らゼルエネスが把握。過去の過ちを繰り返さぬよう、ウォルタリアに攻め込みこれを阻止、再び開発されるのを防ぐ為にゼルエネスが占領する。尚元居た民草は水源汚染のせいで全員死亡! どうだ、悪く無いストーリーだろ?」

 

「ふ……ざけるな……そんなもの通る訳……」

 

「通る、通るさ。何せウォルタリアのトップが遺言を残すからなぁ。我が国は次世代のミアズマボムを作ろうとしました〜となぁ!」

 

 ようやく理解できた。この男はウォルタリアを使って盛大なマッチポンプをしようとしている……! 全ての不都合をこの国に押し付けて、王妃様を身代わりにし、侵略を正当化する為に!

 

「そうと決まれば簡単だった。両国の会談と言う出鱈目でお前達の王妃を表舞台に連れ出して【傀儡】をかける……。それが大体2年前だ」

 

「水源の汚染は……アリバイを作る為……」

 

「勿論。まぁお前らトカゲを出来る限り苦しめたい目論見もあったが……あまりに事を急くと仕損じると疑われるからな。コレに本命の場所じゃない見当違いの場所を調べるようにさせて、後は定期的に報告させて状況把握だ。俺も自国で忙しいからなぁ。まさか暴走結晶の実験の副産物で出来た瘴気結晶が役に立つとは思わなかったが」

 

 2年間、ずっと調査しても原因不明なのは身内にスパイが居たから。確かに見ないうちに人が増えたと思っては居たが……。

 

「要するに──無駄な苦労御苦労さん! 今日でお勤め終わりって訳だ! 安心しろ、トカゲを皆殺しにした後はここは高貴なエルフが移り住むからな! こぉんな資源大量の島国、お前らには勿体無い! 俺が国を広げる際の資源として有効活用してやろう! ハハ、ハハハハハ!──さて」

 

 エルフの男が指を私に指す。それと同時に王妃様が動き出した。

 

「お前はコレを随分と慕っているみたいだな? せめてもの情けだ。仕える者の手であの世に送らせよう。何、感謝は要らん。爬虫類の感謝など吐き気がするからな」

 

「おうひさま……」

 

「────」

 

 ゆっくりと近づいて来た王妃様は、魔法を練り始める。私は倒れて動けない、顔だけ上げて呆然と見つめる。

 

「──【光刃】」

 

 そして、魔法は放たれた。

 

 

 

 ドグシュ!!! ブジュッ

 

 

 王妃様の胸を貫く形で。

 

「──え?」

 

「は?」

 

 夥しい程の鮮血が噴き出る。そのまま床に膝をつく王妃様を、私は見ているだけだった。

 

「……ア、ナン……タ……」

 

「王妃様……どういう……正気……?」

 

「バカな、まさかレジストしたと言うのか!? 俺の魔法を!? 魔法に優れた王にかけてもそのような事はなかったぞ!?」

 

「ち、せつでしたので……圧倒的出力に任せた物ならば、やりようはあります」

 

 喋る度に口の端から血の泡が出て来ている。それでも、王妃様の目は光を取り戻していた。

 

「ごめ……んなさい……アナンタ……」

 

「え……?」

 

「このような事に……巻き込んでしまって……少しでも……少しでも戦力が居れば……襲撃に抗えるのではと……貴女を頼ってしまった、呼び寄せてしまった……」

 

「あ、あの時の電話は……操られていなかったのですか……?」

 

「時折……【傀儡】に抵抗した際、何とかしなければと……その時にどうにか、どうにか出来る者をと……全て言えればよかったのですが……これが限界だった……」

 

「貴様、俺に虚偽の報告をしていたな! あの気狂い人間の事を俺に伝えなかったな!?」

 

「アナ、ンタ……ごめんなさい……実の子供達すら……手にかけたわたしがいうのはおかどちがいで、す、が……」

 

 どうか、生きて、逃げて──。そう言いながら、王妃様は冷たい血の海に沈んだ。

 

「あ、ああ……ああ──」

 

「……クソ、まさかここまで抵抗されるとは……。どんな精神をしている。よくもまぁ気が狂わないで抗ったものだ、トカゲの分際で」

 

 這って、這って、手を伸ばす。届かない、腕が折れていて真っ直ぐ伸ばせない。

 

「抵抗されるのが分かった以上、コイツを【傀儡】で操るのは不味いな。さっさとトドメを刺して他を操ろうか。王とダンジョンで2枠埋まっているのだ、使えん奴に枠を割いてる意味は無い」

 

「フゥー! フゥー!」

 

「だがまぁ、意味が無かった訳では無い。──無様なトカゲの姿を見ると、胸が空くからなぁ! 自分の子供すら手にかける王妃とは! こんな者にこの島国を任せてはいられんなぁ!!!」

 

「ぅぅぅ……あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁ!!!」

 

「フハ、ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ──どぼぉぉぉぉぉぉ!?!?!?」

 

「……え?」

 

 凄まじい轟音の後、高笑いしていたエルフの男が玉座の正反対に吹き飛ばされた。本来玉座があった場所は壁ごと全て吹き飛んでいる。

 

「あぁ、ここに居たか。探したぞ。エネロマだったか? やるなお前、大当たりだ」

 

『いや確かに王城の生体反応が弱まってるから急いでって【念話】したわよ? でも最短距離で建物ぶち抜いて行けなんて言ってないわよ!?』

 

「時間無かったんだから仕方ねぇだろ。クソ共がやった事にすればいい」

 

『ナチュラルに罪擦るのやめなさい!』

 

 小さな背丈。紅蓮のような髪。全てを射殺すような目付き。でも──。

 

「悪ぃ。遅れちまった。持ってたポーション1本しか無くてな。すぐ回復使える奴来るからよ、それまで耐えてくれ」

 

「セ、ラフィナさん……」

 

 王妃様に回復ポーションを放りながら、倒れ伏した私の前にしゃがんだセラフィナさんは、私の目元を優しく拭った。

 

「泣くな。後は何とかすっからよ」

 

 とても、とても優しい声だった。

 

「な、何だ貴様は……! あの気狂い人間の仲間か!? 淫魔の雑種が、何を生意気に──「うるせぇよ」──な」

 

 セラフィナさんの纏う雰囲気が一瞬で変わる。ゆっくりと立ち上がって、エルフの男の方に歩いて行く。ガントレットを付けた両手から、まるで燃え盛る炎のような魔力が立ち昇る。

 

 

「お前だな、アタシのダチを泣かせやがったのは」

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 モンスターが大量に突っ込んできてから大体1時間。途中、犯人側の竜人族が来たり【勇者の集い】の2人が来たりしたけど……。

 

「あああー! 抜かれてる抜かれてる! 早く倒してー! もうあっちこっちに散開されて突撃されてるせいで、私一杯一杯なのぉぉぉ!」

 

「どぉらぁぁぁぁぁ!!!」

 

 オーガの男が私を突破しようとしているモンスター達を吹き飛ばしてくれ──。

 

「……あっちだよ、コシュタ」

 

「◾️◾️◾️◾️◾️◾️!!!」

 

 自身の体から巨大な首無し馬を出したデュラハン女が、チャリオットに乗りながらモンスター達の首を刈っていく。今ので多くモンスターが倒せた。倒せたんだけど──。

 

「「「「「GOAAAAAAAA!!!」」」」」

 

「減らなぁぁぁい! 全然減らないし何だったら増えてるぅぅぅ!」

 

「ゲルダリアだったか! お前さんも攻撃に回れねぇか! 流石に2人でこの数はキチィ!」

 

「……狩っても狩っても終わらない……。気持ち強めのモンスターばかりになってる気がする」

 

「アクアスにモンスター入れないので精一杯よ! 何なら褒めなさい!」

 

 あれさえ居なければ、まだマシなのに。チラリと見た方向では──。

 

 ガキィ! ドン! ギャリリリリ!

 

「うぉぉぉぉぉ!!!」

 

「クソッタレェェェェェ!!!」

 

 加藤と銀色の竜人族が凄まじい速さで撃ち合っている。力量はほぼ互角。あの加藤と同レベルの奴が居るだけでビビるけど……はっきり言って加藤が押されている。理由は単純。

 

「ハァ! ハァ!」

 

「息が上がっているな。こちらはまだまだだぞ」

 

「回避する必要無いだけだろうが……!」

 

 アイツが装備している【不沈鎧イージスアーマー】。鎧が纏っていない箇所であろうと、問答無用でノーダメージにしてくるバケモンアイテム。加藤と互角な以上、残りの差は装備になってくる。加藤の剣もランクSSSだけど……相手が悪過ぎた。

 

「【神聖剣エヴァルテイン】。所有者の感情を魔力と攻撃力に変換する……。成程、大したアイテムだ。生半可な鎧だったらバターのように切れるだろう。……激情家のようだしな」

 

「知ったような口ほざく程余裕ってか? 舐めやがって……」

 

「舐めてなどいない。単に相性だろう。だからこそ──俺が勝つが」

 

「やれるもんなら……やってみろやぁ!!!」

 

 再びぶつかり合う2人。加藤の方は食らえば当然ダメージがある。回避にも気を遣って隙を見て攻撃。でも相手にダメージは無い。やってられない話だ。

 

「──見えているぞ!」

 

「あ、やばぎょべぇ!」

 

「あぁ! 増殖した私ぃ!」

 

 加藤の援護をしようとした私が拳で消し飛ばされる。増殖した私は本体の私より耐久力が低いから一撃でやられてしまう。足を引っ張って転けさせるくらいやりたかったのに!

 

「ゲルダリア! こっちの援護はいらねぇ! モンスターの方に集中しろ!」

 

「で、でもこのままだとアンタ──」

 

「モンスターさえどうにかなれば袋叩きに出来る! イージスアーマーは確かにダメージ無効だが、無敵になる訳じゃ無い。足止めしてお前で窒息させれば勝てる!」

 

「至極当然のようにえげつない手を考えるものだな。真っ当な探索者……では無いか」

 

「生憎気狂い呼ばわりされてるんでなぁ!」

 

「モンスターの方って言っても……!」

 

 はっきり言ってジリ貧だ。まず最初に加藤が落ちて、その後他の2人。そんで持って最後は私が穴だらけにされてモンスターが中に雪崩れ込むに決まってる。【勇者の集い】の2人だって、イージスアーマーを突破出来ないだろう。モンスターだって居るのに。

 

「【竜爪(ドラゴンクロウ)】!!!」

 

「ガァッ!!!」

 

 何とか剣で受け止めた加藤は、衝撃を受け流しきれなくて吹っ飛んでいく。体勢を立て直して再び接近するが──。

 

「カァァァァァァ!!!」

 

「【極光剣(きょくこうけん)】!!!」

 

 咆哮と共に吐き出したブレスを掻き消すのに一瞬立ち止まった。逆に距離を詰められて乱撃を入れられていく。何とか鍔迫り合いに持ち込んだけど、押されている……!

 

「諦めろ、何もかも諦めて背を向けるなら追いはしない」

 

「やかましい! そんなんだったらそもそも戦わねぇわ!」

 

「何故そこまでしてこの国を守る? お前は他国の人間だろう」

 

「黙れや、と金のなり損ないが! そんなん俺の勝手だろ! 守りたくなったから守ってんだ! 失せろ!」

 

「罵倒を挟まないと話せないのか? ……過去にも我が国ゼルエネスはウォルタリアに侵略を仕掛けている。今回は国王もお望みのリベンジというやつだ」

 

「なぁにがリベンジだ! 逆恨みって言うんだよこう言うのは!」

 

 口では元気だが明らかに消耗している。せめてセラフィナが居たら……。

 

「俺は死にかけの所をゼルエネスの軍に拾われた。生きたければ役に立て。そう言われてここまで来た。このウォルタリアを手に入れる事が俺の役目。……同族を殺して乗っ取るのが、俺の役目だ。お前達が悪だとは思わない、国を守る為に戦う正義なのだろう」

 

「……あぁ?」

 

「だが正義とは人それぞれ。立場によって変わるものだ。こちらは国の利益の為、自国の民の為にこの国を奪う。俺は同族を殺す。お前も俺も己の正義を貫く。故に──恨んでくれるな」

 

 風に流れて聞こえてきたそんな会話。でもそれは完全に──、その言い分は明らかに──。

 

 

 

 

 

 

 

 

「お前今何つった?」

 

 言ってはいけない戯言だった。

 

「──ッ!?」

 

「今正義とか言ったか? お前が? 今のお前が?」

 

 目がどんどん変わっていく。ダンジョン狂いになってる時や、普段の時とはまるで違う目。極限まで怒り狂った、血走った目。

 

「立場によって正義は変わる? な訳ねぇだろ、変わらねぇ。そんなコロコロ正義が変わる訳ねぇだろ」

 

「何だ、突然パワーが……!?」

 

「ダンジョンからモンスター解き放って、国の人達昏倒させて、一方的な侵略決め込もうとする事のどこが正義だ。違う、そんなもんは正義じゃない」

 

 加藤の剣が光始める。感情に呼応して力を増している。いや、それだけじゃない。剣からまるで……憤怒の炎のような──。

 

「正義って言うのは、例え戦う力が無くても、自分に何の益が無くても、目の前で殺意に囚われて、守りたい物見失うようなクソ野郎にすら手を差し伸べるような人の事だ!!! 魔王にすら身一つで立ち塞がって、知り合ったばかりの子どもの為に叱り付けるような人の事だ!!! ──俺らのようなカスが名乗っていいもんじゃねぇんだよ

 

「グッ!? ゴハッ!」

 

 炎の勢いは止まらない。燃え盛るそれは、加藤と……何か別のものの怒りに見えた。鍔迫り合いに負けた竜人族が、モンスターを巻き込みながら吹き飛ばされる。

 

「お前の国の侵略も、お前達の作戦も、お前が宣う──正偽(せいぎ)も」

 

───────────────

 

「テメェがどこの誰であろうと何であろうと、アタシの大切なモン踏み躙るゴミクソは」

 

────────────────

 

「全て」/「何もかんも」

 

 

 

 

 

 

 

「「踏み潰す」」

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