東方欺心録   作:紡縁永遠

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SPELL

 「なるほどねぇ…確かに欲しいわ。母さんはそういうのなかったけど今のルールには欲しいわね」

 「しっかりと金も入るみたいだからな、そりゃぁやるさ」

 

 博麗霊夢、こいつについてはある程度八雲から聞いている。数年前に妖怪退治の仕事で母親を失っていて父親はいない。そして今の幻想郷に新たなルールを作った人間だ、

 

 「そのルールについてだが、俺も使えるのか?」

 「おそらく使えるわよ、でも私はそろそろ御暇させてもらうわ霊夢教えて上げなさいね」

 「あっ、待ちなさい!」

 「ルール、SPELLか、良いルールだこれで五分五分の勝負が出来る」

 「分からないわね、貴方がなぜ対等にこだわるのか」

 

 別に変なことでもないのだが、なぜなら俺たち人間は圧倒的に怪異より弱いのだから、人間の土俵に引き込まなければならない勝てないから、まぁ一部例外もいるがそれはまた違う。

 

 「人には人の戦い方がある。別に問題はないだろうなにせそれに納得させてしまえばいいのだから。それで負けても文句は言えまい、」

 「……」

 「ちょっと完成したやつを試してくる、新しいルールも定着するにはそれなりの時間がかかるまだ思い詰めるには速いぞ〈欺妖(ぎよう)囲火蜂(かこいひばち)〉」

 

 江戸時代に作られた室町時代の妖怪を使ったがうまくいった。炎の鉢なら華やかさにも問題はないだろう。

 

 「博麗神社、貴様には白黒の魔法使いの友にいるのか?」

 「白黒」

 「おーい!」

 「魔理沙!何しに来たのよ!」

 「遊びに来たんだぜ!……そっちは?」

 「外来人よ紫が連れてきたの」

 

 ふむ、ずいぶんと元気な嬢ちゃんだ。いかにもな服装だな。

 

 「木枯だ」

 「私は魔理沙、霧雨魔理沙普通の法使さんだ」

 「普通というのかそれは」

 「さっき使ってたの、スペルカードだよな、やろうぜ弾幕ごっこ!」

 「……わかった、いいだろうただし負けたら金を払え」

 「いいぜ!弾幕はパワーだぜ!」

 

 さて、スペルカード三枚、残機は二、三回しのぎきレバ勝ち、まずわ様子見だな。そして霧雨は真っすぐなやつだおそらく弾幕も

 

 「〈恋符・マスタースパーク〉」

 「これで一枚だな」

 「避けられた!」

 

 真っ直ぐで単調な弾幕が多いな。こちらも使うか、

 

 「〈欺妖・鳴り白蛾(なりびゃくが)〉」

 「ずいぶんとゆっくりな弾幕……ゔぁア゙ア゙ア゙ア゙、五月蝿い五月蝿い五月蝿い、これ止めろ!」

 「負けを認めるということでいいのかな?」

 「ああ、降参だ!」

 「な、何したの?」

 「何もただ蛾が耳元で飛んだら五月蝿いだろう、平安時代に流行った集団幻聴を引き起こした妖怪だ」

 

 まぁ嘘だが、ある程度こういう説明があったほうが今後も使い続けられる。思い込みというのはかなり怖いできてたことが急にできなくなるとそれが続いたりするのもそれだ。

 

 「霧雨といったか、何をしに来た」

 「遊びに来たんだぜ!」

 「……家は?」

 「……」

 「家出か?図星のようだな、別にそれ自体を咎める気はない、ただ家出したままなら一度会ってこい、それだけだ」

 「……霊夢遊ぼうぜ!」

 「いまそれどころじゃないんだけど、それに弾幕ごっこもまだしっかりと広まってないのよ、付き合ってられないわ」

 

 今までこの幻想郷にいた奴らが素直にSPELLを使ってくるとは思わないからな、しかし幻想郷には家族間問題を持ったんつしかいないのか?

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