「んぐ……」
「……君か?」
「あんたは?」
「上白沢慧音、人里の管理をしている」
「なるほど半人か、俺は木枯という、木鷽の木に枯死の枯れとかいて、木枯だ」
「霊夢のことなんだが」
「……その件はまた後でだ上を見ろ」
人里の下見に来ていたが、まったく気の早い吸血鬼だな、だが元の理念を鑑みるに妖怪の本質を理解していない怪異らしい。確実に子どもと言える。
「この赤い霧、妖気が含まれてるな」
「ああ、急いで混乱を止めないと」
「混乱を止めたら周囲の警戒に移れ、一定以上の力を持つ怪異は周囲にも影響を及ぼす」
「あなたは、」
「俺は専門家だ、人と怪異の間に立つバランサーだ、言ってくる〈
さて、今回は嘘も真も両方使えるからな、いつもよりかは闘いやすいだろう。
「木枯!」
「博麗かお前も来たか……霧雨もいるのか」
「ああ、初のスペルカードを使った異変だぜ!楽しまないとな!」
「その件だが、トップはまだ納得しきれていないようなのでな、SPELLを使わない場合は俺が行く、」
「なんでだ?納得しきれていないって」
「妖怪の力を抑え、人を生かすことに疑問があるようだ、まだ子供と言わざるを得ないな、門番との戦闘は俺がやろう、すでに戦闘はしているのだろう?」
「わかった」
「こんにちは、悪いですがここは通しませんよ」
「だろうな、して幻想郷に新たなるルールとして決闘法が改案された。それは知っているな?」
「はい、スペルカードルールですね、まだ覚えきれてませんがルールというのならそれに乗っ取ってやらせていただきますよ」
「そうか、スペルカードは三枚、残機は二、互いのカードか残機がなくなればそこでしまいだ、残機が多く残っていたほうが勝ちとなる」
「なるほど、分かりました、紅魔館門番紅美鈴行きます!」
武道に精通するものだな、礼儀がある、よかったよ全員が全員否定的じゃなくて、一部否定している感じか。
「〈欺妖・囲火蜂〉」
「おお〜身内以外のは初めてみますね、では私も〈華符・芳華絢爛〉」
「花か、」
先に発動したこちらの方が不利だな、三枚あるうちの一枚は牽制に使えるから……
「〈欺妖・鳴り白蛾〉」
「ずいぶん少なくです……ね?!」
スペルカードに使われる弾幕は副次的な効果がある。鳴り白蛾は音だ。付近にあるだけで、寝る時に耳元で騒がれる音と同じ効果がある。集中力を切らずには十分な効果だ。
「うぐっ」
「残り残機一、」
「こっちも負けていませんよ!〈虹符・彩虹の風鈴〉」
動きが良くなったが最初と比べると鈍いな。虹色の弾幕、帽子に龍、中国系統の怪異か?まぁ俺には関係ないことだが
「〈真妖・
日本の鎖から出てくる弾幕、鎖は二本だが鎖をこちらで操作できる。弾幕密度が低い代わりに精密性を強化した技だ、これは向こうでもよくて勝っていた。
「えっ、ちょっ!」
「先ずは一勝だ」
「……そういえばあんた人間よね?なんで飛べてるの?」
「偽物を使うが、本物を使わないといった覚えはないぞ、百足鉄鎖も本物だしな、それよりも中にはいるぞ、あの霧が人間に害がないとは言い切れないからな」