とある世界線のインフィニット・ストラトス   作:月神サチ

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第5話 クラス代表決定戦までの日々 その3

Side 直久

 

……オレ含めた男性操縦者は現在……新しい3つの寮(男性操縦者判明に伴い急ピッチで建てられた)にそれぞれ放り込まれて監禁されていた。

 

「世界中から日本や学園へさまざまな連絡やクレームが殺到して対応窓口がパンクしてしまっているからな。変に出歩きされて問題増えるより、隔離して可能な限り平等に接触不可にしたほうが波風立たないというわけだ」

 

という理由でリモート授業などで受けることに。

 

アクアが頭抱えていたが、おそらく母親(アイ)絡みだろう。

 

L○neのIDをアクアが教えてきたので友達になったら孤児院時代のこととか持ち込んで圧すごいし……。

 

……かく言う自分も半ば独立してる半身(ラインハルト)から「必要なら書類上の養父としてカチコミかけるが?」と確認来たので「もう少し様子見してて。ついでに西澤さんところに静観しておいてほしいとそっちからも釘刺ししといて」と返しておいた。多分大丈夫だろう……。

 

世界経済の約8割牛耳る2体の怪物が動いたら世界情勢が混乱に陥りかねないから是非もないよね。

 

「……しかしこうなると余計に一夏たちの返事しっかりしないとなんだよな……」

 

性欲向けたらアカンと仏のような精神ロールしてた結果ではあるが……。

 

シャル以外は今のところ妹や娘のように見れていただけあって、今から異性として見るのは……前世(正確にはこの世界に生まれ落ちる前)の自分が「えっ……妹や娘のように見ていた異性に手を出す……!? なかなかに業が深いね」となってしまうのでどうしたものかな〜となっている。

 

うーん、瞑想して客観的に自分を顧みつつ邪念を振り払わねば……。

 

「……いや、ここはやはり……」

 

少し考えたあと、チェス盤をひっくり返してみる(うみねこ感)。

 

……彼女たちにある意味不誠実だが、重婚できるからこその行動を閃く。

 

それで嫌われたり距離置かれたりしたらそれまでだ。

 

 

 

 

 

 

――*――*――*――

 

 

Side 一夏

 

「……?」

 

休み時間にL〇neで直兄がグループを作ってそれにメッセージを送ってきた。

 

『オレに婚姻届を出した、または結婚の意思がある旨を聞いた人をグループにして送信させてもらった。正直娘や妹のように見ていた皆を伴侶として今は見れていない。』

 

『だけど、その想いを無碍にしたくないし、向き合いたいから……付き合うところから始めたいと思う。』

 

『早ければ今年中に、遅くとも学園卒業までに……結婚まで至ればいいと思ってる』

 

『控えめにいって不誠実かもしれないが、オレなりのけじめと皆と向き合う決意としてそれを伝えたかった』

 

『もし納得いかないなら土曜日になる前までにこの会話から抜けてほしい。もし抜けても咎めることは無いし、依頼等もちゃんと受ける』

 

『オレからの連絡は以上だ』

 

…………(思わず溢れたため息)

 

『寧ろ2日でその対応が出てきたから驚いた。自分のことになると数ヶ月悩みそうな優柔不断な直兄が、2日で答えを返してくれて、しかも私たちを受け入れようとしてくれてる。なら、私はなんの問題も無いよ』

 

そう返事を送る。

 

『むしろ大手を振って婚約者名乗のれるし、ボクとしては大歓迎。それはそれとして最初に結婚する人が出たらちゃんとここで報告してよね。ボクは当然一番狙いだけど』

 

『シャルロットさんはブレませんわね……。私も異論ありませんわ』

 

『お兄さんがモテモテで束さん複雑〜。まあ潰れそうな時何度も助けてくれたし、お兄さんが潰れそうな時は束さんが助けるけどね』

 

『直久兄さんのそういう真面目なところがもどかしくて愛おしい』

 

『とりあえず直接会えそうにない人かなり不利だけどその辺どうなりそうかな?』

 

色々質問が飛び始め、兄さんが冷静に1つずつ答えていく。

 

……あとで見ればいいとスマホをスリープに切り替える。

 

そしてチラッと箒やセシリア、本音や千冬姉を見るとこちらを見たり互いに目線が合ったりする。

 

――なるべく兄さんの心の負担にならないように気をつけよう。

 

そんな意思統一が無言で行われたが、とりあえず良しとしよう。

 

 

 

 

――*――*――*――

 

Side アクア

 

日本政府からの通達みたいなのがきて、お見合い相手の書類が届いたのだが、どうもめんどくさそうなのがバックについてる相手ばかり……。

 

「……誰選んでもロクなことにならないし、重婚しろと圧を感じるし、どうしたものか……ルビーのアイドル活動にも影響出かねないし……ん?」

 

アイからだ。

 

……昨日直久さんから許可得てのL○neを教えておいたけどどうやら直接会話(正確にはメッセージのやり取りだが)ができたと喜んでいたが……。

 

『直久と付き合うことになったから、マルチタレントの仕事調整しつつ結婚と同時に引退かな。あと、ルビーが白目剥いてるから、お兄ちゃんとして慰めて上げてほしいかな』

 

1日で色々話が進んでいる……まあ、とりあえずOKとだけ返して、アイと直久さんの恋路は放置しておこう。

 

っと、今度は……ゲルマニアグループ総帥のラインハルトさんからだ……。

 

『ウチに養子の娘と婚約するなら他の婚姻云々を牽制できると思うが……検討するなら連絡してほしい』

 

というメッセージに、その娘さんの写真が添付されていた。

 

……クロエ・クロニクル……ねぇ。

 

恋愛結婚よりもお見合いや政略結婚のほうが相互の初期期待値低いから、逆にうまくいくとかあるが……。

 

「さりなちゃんの動向が気になるからとりあえず前向きに検討しておこう」

 

あと相談窓口として諸々対応すると言ってた楯無さんにも連絡かな……。

 

 

――*――*――*――

 

Side 天上院のか夫*1

 

見た目が良いのとか、ボクにメリットあるのは基本通す方針で、キアラやメアリに書類の山となってる結婚希望の自己アピール書類を捌いてもらっている。*2

 

いやー、ボク以外のゴミ操縦者はこういうことやってくれる人とかいないのか、ボク以外はそれぞれ1人でさみしく過ごしてるらしい。*3

 

ま、ボクは選ばれた人間だし?*4ボクが懇意にしてる亡国企業のフロント企業にISコアを4つほど横流しの上*5、6個分のISを製造するよう依頼しておいたから、この調子で行けばボクの正義執行でボクの唯一性を破壊しようとする危険因子排除に動ける日もそう遠くないはずだ……。*6

 

ボクのために作られた世界なんだからボクを脅かす存在は合ってはならないんだけど*7、神様のおっちょこちょいでバクが残ってるようだから仕方なくボクが掃除しないとだよね*8

*1
with 邪神コメント

*2
なお日英の都合のいい相手じゃないと弾いていく模様。丸投げする相手はちゃんと確認必要だってはっきり分かんだね

*3
冥月院さんは意図的だし、星野君は更識家の人が相談役してくれてるから実のところ問題無いんですよね……。

*4
おっ、そうだな(適当)

*5
はい露見したら反社認定不可避

*6
力を手に入れて目が曇ってる典型例……

*7
自己暗示で転生先に本来のヌシいると言われた記憶を改竄してやがる……

*8
自分の部屋の手入れすら自分でやらずに文句だけ言うタイプだなこれ…




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