読者参加型で魔法少女モノってないですよね。なので始めました。
TRPGよりノベルゲーの方が感覚に近いと思いますが、一緒に楽しんでいきましょう。
魔法少女をするには配信が必須な世界で、悪の組織の東京支部を襲撃した後からスタートします。
初めは何も分からないと思いますが、魔法少女と一緒に調べてみてください。
あなたが目覚めると、目の前には知らない天井と──。
「ハロー、3番目の魔法少女ちゃん?…それとも君、かしら」
……ふわふわした格好の奇天烈な少女がいた。
はて……?
「相変わらずなーにも覚えてないのね。ま、分かってたわ。1番と2番もそうだったし」
少女が言っていることが分からない。
確か私はいつも通り登校をして……登校とはなんだろうか?
考えるほど焦りが募る。自分を構成する要素が多く欠けてしまった感覚が、じわりじわりと脳裏から全身に広がっていく。混乱が、ぐるぐると深くなっていく。
「はいはい、焦らないの」
少女が私の手を優しく握り、それから抱き寄せて一定のリズムで背中を叩き始めた。
少女の心音がとくとくと聞こえきて、だんだんと心が穏やかになる。
悪い人ではない。あなたは少女に対しそう感じて安心したようだ。
「ゆっくり、私の質問に答えていって。そうすれば、多少は思い出せる筈だから。──《
心がぽかぽかとする。なんと無く、心から記憶を汲み取りやすくなった気がした。
| 最初に、あなたの年と性別は? |
| 年齢(最低6) 1D20=10 |
| 性別 1で男、2で女 1D2=1 |
言われてから自分を確認すると、自分の背丈は抱きついた少女にすっぽり収まるくらいで、股にはぶらぶらとした物がくっ付いていた。
それを少女に伝えると、「男の子だったかー」と、さっきからピカピカ光る手で私の頭を撫でた。うむ、実に心地がいい。
「それじゃあ、魔法少女になってからどれくらい? 配信経験は?」
| 魔法少女としての経験日数 1D3=3ヶ月 |
| 配信CH 1で有り、2でBAN 1D2=1 |
| 配信何ヶ月か 1D12=2ヶ月 |
| 初期登録者数 2×500=1,000人 |
| 初期CPが100Pに確定 |
言われてどうにか手繰り寄せたチャンネル名を告げると、少女はあっという間にスマホで1000人くらいの配信アカウントを発見した。
横から覗いて確認すると、既に1ヶ月前から配信されていないようだ。
それらを再生すると、私に似た
「たぶん繋がり的にこの子が…それであれとあれがあれだから、戦闘方法は──」
| 顕現した魔法 1.熱 2.液体 3.自然 4.回復 5.超越 6.科学 7.魅了 8.死 9.使役 10.神秘 11.歌 12.封印 |
| 主軸(1)1D12=12 封印 補完(2)(3) 2D12=9.使役 11.歌 |
| (1)あなたは他者の力を弱める効果の魔法を持っている |
| (2)それは自由意思に影響し |
| (3)リズムを利用する |
「──歌を聴いた相手を弱体化させたり、混乱させたりって感じね」
「デバッファータイプね」と少女は呟くと、魔法の力なのか倒れ伏した相手を自前の金属バットで殴る魔法少女の動画を止めて、スマホを仕舞った。
あっと思うがもう取り出してくれそうにない。もっと自分の顔とか、片目に眼帯をしていた自分を観察したかったのだが。
「さて、コレであなたについて大まかには分かった。後は細かい所を詰めていくだけね」
少女は私のいるベッドから出ると、ふかふかの椅子に座ってふんぞり返る。
今ので一体何が分かったのだろうか。私には自分が魔法少女とやらであることしか分からなかったのだが。
「けれどその前に、あなたがなんで此処にいるのか、そして私は誰なのかを教えてあげるわ。感謝してもいいわよ」
そうして少女が話した内容によると、なんでも私は、魔法少女並び人類の敵対勢力にある
魔王城を攻略する騎士団みたいなものと少女は言っていたので、私はその騎士団の一員だったのだろう。
それにしては動画に騎士団仲間が居なかったが。
「それは魔法を使う関係で…まあ、そこは後で話すわ。兎も角、私はその騎士団のリーダー、あなたは…露払いとかの役回りとかじゃない?」
大変不服を申し立てたい言い方である。もしかすればすごい活躍をしていたかもしれないだろう。
しかし…魔王城を攻略する騎士団。となればその結果は惨敗して逃げたか、勝って勝鬨かの2択だろう。
そして私がこうして記憶を無くしているということは……。
「負けたと思ってる所悪いけど、私は結構強いのよ。当然勝ったわ──総員40人中36人が未だ敵の拠点で行方不明になっているけどね」
つまり少女と私、最初に少女が言った1番2番以外全員では?
あはたは10歳にしては頭の回転が速い方だった。
「なんだ分かってるじゃない。結果は戦術的敗北。助かった4人の内3人は後から私が助けたのよ? だから支部は潰せたけど、代わりに東京の戦力も大いに削れることになった。登録者5000万のチャンネルだった私が1万になるまで削られたって言えば──分かる訳ないかー…ま、魔法少女は登録者数がそのまま戦闘能力だってだけ覚えなさい」
つまり1000人の私と1万の少女では10倍力量差があると。
なるほど、リーダーなだけはあり相当強かったみたいだ。
そんなリーダーの名前はなんだろうか? そろそろ教えてくれても良んじゃないかと、あなたは提案した。
「あー聞く?…█████よ」
………?
「だから、█████。……ちょっと尋常じゃなく緊迫な諸事情で自分の名前を魔法の素材にしたのよ。察しなさい」
聞こえた筈なのに一切聞き取れないという不思議体験をしたものの、過去に何かあったのは確からしい。
であればなんと呼べばいいだろうか。いつまでも少女では困ることになりそうだが。
「………アリスちゃんでいいわ。私の配信で付けられたあだ名よ。本当は██って感じに苗字で呼ばせたい所だけど…まあ? 特別に? 魔法少女のよしみで? 親愛を込めて、アリスちゃんと呼ぶのを許すわ」
ヤケにありがたがるように強調していたが、少女はアリスちゃんとこれから呼ぶことにした。
そうなると気になるのは自分の名前である。いつまでもあなた呼びは不便だろうと聞けば、アリスちゃんは苦虫を噛んだような顔で眉間にシワを寄せた。
「んー…! 今はちょっと勘弁してくれない? ええと…ほら、あなたを回収した時に名前が書いてるやつが見つからなかったのよ! でも魔法少女としての名前なら分かるわ。チャンネル名に──」
| 主軸となった魔法から1つ、ランダムなワード3つから1つ選出。 →「封印」 1D3=1 1.「計画」2.「石棺」3.「鼠/レミング」 |
| →魔法少女「シール・サプライズ」 |
「シール・サプライズって書いてあったんだもの! ええ、それを使えばいいわ!」
なぜそこで焦るのだろうか。私はただ自分の名前を聴いただけなのだが。
しかしシール・サプライズとは…人の名前に相応しくないのでは?
「チャンネル名は自分で付けるものよ。文句を言うなら記憶を奪ったMGP財団と過去の自分に言いなさい。はい、これで解決ね! 今はあなたの魔法の詳細と、魔法少女としてこれから何をするかを決めてくわよ!」
アリスちゃんはそう言うと、パンと手を叩いて話を切り上げた。
気になる所はあったが、確かに今は名前より大事なことがある。一先ず「シール」を私のあだ名ということにして終わった方がいいだろう。
だが──先に進むのはこの質問に答えて貰ってからだ。
「…なによ、あなたも記憶がない癖に他人の心配をするつもり?」
それ以前の問題だとあなたは言う。
記憶を失った理由と、そうなってでも倒そうとした相手の事情を聞いてないと。
「…面白い話じゃないし、これはあなたが思うよりこんがらがった事情がある。だから、掻い摘んで話させて貰うけど、それでいい?」
それでいいとあなたは頷いた。
掻い摘んだ事情すらあなたは知らないのだから。
「そうね…まず、私達は魔法少女。
さっき見た動画のコメントみたくねとアリスちゃんが言う。私はそれを見てないのだが……。
それにしてもマスコット…どうも私はそれと契約をしているらしい。その割にはそれらしい姿は見かけないが…そう思ってキョロキョロと見渡せば、アリスちゃんはそれを察して続きを言った。
「言っとくけど私もあなたももうマスコットは相手に奪われた後よ。まあその内怪人に改造されたのが見つかるでしょうしほっときなさい。見かけたらしばき倒して回収すればいいしね」
怪人に改造。しばき倒して。
気になる言葉だったが、今はアリスちゃんの話を聞くことにした。
「それで、そんな私達が倒すべき相手が
人類を洗脳するのは生態系の頂点に立つ為で、その為に敵である魔法少女すら誘拐しあまつさえ怪人にしてしまうんだとか。
先ほど行方不明と言った36人も今頃怪人に改造されてるとか。
そんなことを言われもしたが、それ以上に衝撃的だったのは──。
「で、あなたも例に漏れず拠点跡地で怪人になってたし、それを私が苦労して倒して、色々治して叩き起こした3人目があなた。マジで地に頭擦り付けて感謝してもいいわよ。私が許すわ」
なんだか一言余計な気もするが、つまり今は敗戦の後処理中らしい。
記憶がないのが不満ではあるが、恩のある相手なのは間違いないらしい。
あなたはへへーアリスちゃんばんざーいと感謝した。
「ふふん、なんか違う気がするけどまあいいわ──ここからはあなたがやる仕事を決める時間だもの」
なにっ仕事。
「当たり前でしょ? 現在東京は40人中4人しか居ないの。記憶がないとか、全員見る影もないくらい弱体化してるとか、MGP財団には関係ない。やらなきゃ万単位で行方不明者が出て、同じ数だけ怪人が増えることになるわ」
それは確かに大変そうだが…私は役に立つのだろうか?
「私みたいに跡地から魔法少女を回収するなら兎も角、外回りは星からの供給が届くしある程度なら問題ないわ。国だって切迫詰まってるから学校諸々は免除されるし、どこの店も食べ放題、良い生活は保証されてるから心配ご無用──どう? やってくれる?」
それならと、あなたはアリスちゃんに手を差し出した。
記憶はないが、誰かの役に立てるならやらない理由はない。
協力させて欲しいと──。
| 魔法行使判定 難度15 3D6+3=13+3=16 成功 →《 →[精神欠落]:精神系の選択肢がランダムで一つ選択不可になる[*解除*] |
| 選択肢 1.あなたはおずおずと言った 理性+1 2.あなたは堂々と言った。 勇気+1 3.あなたはやっぱり無理だと手を下げた。 恐怖+1 |
| 1D3=1 あなたは少しだけ理性を重視するようになった。理性+1 |
──目覚めたばかりで不安な中、唯一頼りになりそうなアリスちゃんに捨てられない為にも……あなたは数少ない勇気を振り絞り、僅かな打算も含め、戦うことを決める言葉を言った。
「ええ、ありがとう。これからよろしく頼むわね──シール」
アリスちゃんはそう言うと、早速あなたの目の前に幾つかの紙を取り出した。
「この際よ、魔法がなんであろうと外回りなら関係ないでしょうし、先に決めて置きましょう」
その様子に心がざわつき、運命が廻る音がした……。
| *重要選択肢* |
| 前述 あなたは魔法少女ですが、未だ非力で周囲のこともよく分かっていません。 自分すら不確かなものであり、大事な選択を間違えてしまうこともあるでしょう。 しかしあなたには頼もしい「あなた」達が居ます。1人だと間違えることはあっても、多数で未来の情報を元に選べばそれも少なくなるでしょう。 これはあなたが小さな変化をダイスによって決定する代わりに得たものです。 この世界を知り、より多くの人と関わる程、それはより良くなるでしょう。 大事に扱ってください。 |
| 現在判明しているステータス
名前:シール・サプライズ? 定義:人間/魔法少女/男/10歳 状態:[記憶喪失4][怪人化後遺症4][契約不全] 性格:【──】 / 【──】 傾向:勇気0、理性1、快楽0、恐怖0 契約:【───】 レベル:1(戦闘/探索/精神+1) HP:10/10 存在:65/100 戦闘:2D6+1 探索:2D6+1 精神:2D6+1 CP:100(登録者1000人)
魔法 《音で弱らせる魔法?》 封印/使役/歌。 使えば何かわかるかも知れない。 《怪人になる魔法》 MGP財団が魔法少女を研究し開発した魔法。 使うとその戦闘に勝利するが、存在をロストする。 今は使えないように施されているようだ。
備考 あなたは記憶喪失した魔法少女だ。 悪の組織への襲撃に参加し、一度怪人になったらしい。 右も左もわからないが、今は魔法少女として働いてみることにした。
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| イベント1「塔の喧騒」 魔法少女の仕事は3つ。MGP財団を倒すことと、人気になることと、人々を安心させること。 あなたは数ある仕事の内、東京タワーなる単語に惹かれたようだ。 試しに行ってみたいとアリスちゃんに言ったあなたは、付き添いとして先に目覚めた魔法少女と現地で待ち合わせすることになり──。
[*元気な魔法少女と出逢います*] [*要求能力:探索、精神*]
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| イベント2「公園での放送」 外回りでやることは鍛錬、配信、依頼に分けられるんだとか。 あなたはその中でも自分の魔法について知りたいと考えたようだ。 丁度鍛練をしている魔法少女が居ると聞いたあなたは、早速そこに行ってみたものの──。
[*生真面目な魔法少女と出逢います*] [*要求能力:探索*]
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| イベント3「跡地にあったもの」 外回り? しらねーー! ────あなたはバカだった。 配信を試したいと言ったはいいものの、あなたは記憶喪失でネタなんてない。そこであなたは妙案を思いついた。アリスちゃんの跡地探索にこっそり付いて行けばいいじゃんか、と。 危険なんて知った事ではない。そもそもMGP財団とはなんぞや。怪人とか会ってみないと分からないじゃん。 あなたなりに色々考えていたみたいだが、結局は後付けの理由である。 なんであれ、そこであなたは──。
[*魔法少女アリスにこっそり付いて行きます。何か分かるかも知れませんし、配信は盛り上がります。死にはしません*] [*要求能力:なし(大体失敗する為)*]
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その中であなたは──。
定義:魔法少女…職業に分類。星の敵対者をなんとかする為に選ばれる存在。マスコットと契約し魔法を得る。大人も男性も人外も機械も普通にいるが、少女が1番向いていることから彼女達は魔法少女と名付けられた。
レベルシステムを獲得する。誰かに認知されることでCPを獲得し、それを使って魔法を使ったり成長することが可能。
定義:MGP財団…電脳体。幽霊と電子生命体を合体したような種族のコミュニティ。人間に成り代わったり改造したりするのが得意。殺しも得意。電子機器を通じて自由自在に移動し、世界中で暴れている。昔潜伏を徹底して全人類の7割を洗脳していたが、ある魔法少女達によって御破算になった。
MGP財団の施設、道具、魔法を扱えるようになる。
選択肢
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イベント1「塔の喧騒」
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イベント2「公園での放送」
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イベント3「跡地にあったもの」