なお、今回の冒険では判定を全部載せるとテンポが死ぬので解説だけ載せます。
アリスの魔法処理や判定を見やすく整えるだけで1日潰れますからね。仕方ないね。
裏ではちゃんと判定はしているので勘弁してください。
| シーン13/24 4日目 朝 コミュ「アリス」 |
| 場所:「SPオフィス」→隠し部屋 |
| 真っ暗な空間に二つの蝋燭の火が灯っている……情報管理の点から念を入れて選んで場所だが、真剣な話し合いだと言外に言うには打ってつけだと、あなたは早速話を切り出した。 |
「火の神と停滞ねぇ……火なら…《
アリスが一つの魔法を使い、あなたの言うことを理解する。流石リーダーだ、話が早い。
────……ィィン。
そして《
ここ最近は火の神の影響で、ずっと夏が続く異常気象だ。夏関連への感知を広げれば容易に分かるのだろう。
「………まじかぁ」
アリスが顔に手を当て、天を仰ぐ。
火も停滞も知らなかったのだろう。でなければもっと急いでいただろうし、彼女からすれば半月程前に財団との決戦が終わり、後はとゆっくりあなた達を回収すれば終わりの筈だったのだ。
その心中、察して余りある。
「理解した。理解したけど…ここに来て真打ち…裏ボス…いや精々ラスボス……きっっつ……しかも今日入れて後3日…あ"ー…間に合うか? あ、でもまだ財団との決戦よりは…ダメだ感覚的に宇宙に居る相手…転移の魔法に"ゃいに"ぃ"……!」
そこで提案したいんだけど!今日出来る限り魔法少女回収して備えるのはどうかな。
頭を抑えて悩むアリスに対し、あなたは予め考えていた作戦を伝える。
記憶のある魔法少女が強いことは既にシェフで分かったからこそ、勝てると踏んでの提案だったが…。
「ダメ」
予想外にもアリスには一蹴りされた。
…なんで?
「鼠の言う通り、決戦時の能力で全員同じ方向に向いているなら勝てる。確かに勝てるわ」
なら、尚更…。
「……あなた達が、お世辞にも仲が良いとは言えないから。…いや、寧ろ互いに嫌ってるまであるわね」
やってみないと分から「だったら、今日の吸血があなた達にしたことを言ってみなさい?」
……
| 魔法行使→《
…対象との絆が5以上かつ同意又は危篤な場合のみ行使。対象の肉体を取り込み自身の子宮で産み直す。例えどんな状態でも生きてさえいれば赤子として
…精神判定成功時行使可能。対象の状態を正常と見做せる範囲まで治す。ただし、今どれだけ直せたかは対象が睡眠をしなければ分からない。連続で同じ状態異常を扱うとより正確に分かる。中断すると状態異常が欠損したり、年老いたりする。
…精神判定成功時行使可能。CP-10。指定した2つの弱体を回復し、HPを10回復する。
… 精神判定成功時、対象の精神系の状態異常を任意で一つ解除。失敗時症状を1段階回復する。 |
| 判定後→*吸血の魔法少女の全ての状態異常が治療された!* 傾向合計値10以上…突破→全ての記憶が正常に戻り、魔法、訓練、関係を取り戻した!
*性格が「溺愛」『血の甘さ』「強欲」に戻った!* 「一度愛せば絶えず与える」『愛する者の血すら欲す』「全て手に入れたい」
*記憶喪失からの復帰により《 …魔法行使した際に追加で発動可能。CP-250。場所に朱の月か蒼の日を追加し、常に眷属の収納枠として機能する。
吸血の絆処理 →アリスとの絆が10に戻り、自分の家族となった事を理解して15に上がった! ・鼠3→7 ・案山子7 ・自惚れ3
*事実を知ったことであなた達からアリスへの認識が「親」になった* |
「そうね。
痛い所を突かれたからか、あなたは自分の顔にシワが出来る感覚があった。
……そう、アリスの指摘は事実だ。あなた達は配信用に寝起きドッキリを仕掛けた後、夜にシェフの悲鳴を上げる声で再び目を覚ます事となり──直ぐ隣で寝ていたアリスが真っ先に襲われたのだ。
"き…好き…好き! 好き!! 大好き!!! 嗚呼、我が愛しき██、そなたは遂に我の母にすらなったのだな!! 嗚呼…甘美な…なんと素晴らしき関係で、なんて痺れる愛情で、友愛で、親愛で──さぞ、甘い血なのだろう…なァァ…食べたいナァ…!"
"黙れ馬鹿娘が! たかが私の腹から産まれた程度で、私の子供面するんじゃないわよ! こっちはまだ素敵な旦那見つけて普通に生きることを諦めてないの! 殺すことしか脳のない下劣な愛は捨てなさい、バカ!アホ!…バカ!"
いま思い出してもカオスの状況だと思う。娘やら母やらについて問い詰めた結果、あなた達全員でざわついたのも記憶に新しい。今日の朝食だって、かつてない程の沈黙と律動が場を支配していた。
幸い星の加護がなく、あなたと案山子に逸れた隙に、加護無しでも魔法を行使出来るアリスが制圧したが……下手に魔法少女にすればコチラも纏めて殺しに来そうだと言われれば何も言い返せない。
しかしアレは嫌ってる部類なのだろうか。愛情表現に問題こそあれど、十分愛があると思うのだが。
「はぁ? こっちを殺しに来てるでしょ? 嫌い以外ある? 普通愛があるなら殻を割った胡桃の一つでも渡すわよ」
それは…そうだけど…うん、そうだね。確かにそうだ。
「でしょ?」
困った、正論だ。この場合シェフちゃんの愛し方に理解を示してる方が可笑しい側だ。
あなたはアリスの意見に賛同した。頭が可笑しい側だと看做されれば提案を蹴られる懸念があった為である。
「なら、魔法少女を即戦力として回収だなんて、そんな面倒なことはしなくてもいいわね? もう自白したから言うけど、正直産み直しってすっっごく疲れるのよ。シンプルに出産な訳だし。それを一気に? 私を殺すつもり? それにその未来視の魔法少女の情報も全部調べてられてないそうじゃない。そこに別の解決方法があるって考えないの?」
| *アリスに10人以上一度に治す事を強要した場合、治療後にアリスは死亡します* *ただし、星の加護を得ている状態ならば《 |
そういえば回収=それだけアリスちゃんが頑張る必要があるのか……あ、私の母でもあるのか…実感が未だ湧かないなぁ…。
あなたはアリスの理論の前に腕を組む。この作戦の要は1から10までアリスちゃんだ。
罠の回避、落下の衝撃解消、あなたにとってはまだ見ぬ財団の兵器達、魔法少女の影……どれもこれも厄介この上無い。
敵についてはパミちゃんみたいな魔法が無い限り、先手を取ってのシェフちゃんの吸血鬼を突撃させれば終わるとはいえ…果たして100回で終わるのだろうか。吸血鬼に変身するコストを考えれば、どうにも…「はぁ…悩んでるなら相談しなさい」
……アリスちゃん、今考えてるのは、アリスちゃんをどう説得するかなんだよ?
「だったら何? 私は別に意地悪する気はない。嫌だから相談に乗らないなんて…はっ。甘く見ないで。出産だってね、あなた達の存在が嫌なら、端から怪人から治療してない。面倒で愚かだと思っててはいるけど、愛してる。だから、どんな悩みでも、ちゃんと向き合うの」
アリスちゃんが机に肘を付けて、頬杖をして微笑んでいる。ぼんやりと光る蝋燭に照らされた蒼い眼でじっとあなたを見ていて…すとんと自分の心の中で何かが落ちた感覚に、くらりとした。
…えっ? 口説いてる?
「時間の無駄だし悩むくらいなら言えって言っただけよ」
そっか…そうだよね…うん、ちょっとトチ狂った。
なるほど、流石リーダーだ。あなた達を率いるカリスマがある。
忘れてるかも知れないが、あなたは女性っぽいが男性である。10歳程度の身体でも心は高校生真っ盛り。アリスちゃんのような美少女に愛してると言われると、勘違いするようなお年頃なのだ。
そりゃあもう惚れてると勘違いすることもある。
問題は今のあなたとアリスは父母と子の関係であることだが。
魔法による物なので肉体的には問題なくても、心の持ちようは後天的近親相姦になるので、本気で恋愛に結び付けるには幾つかあなたの倫理観を外す必要があるだろう。
「じゃあさっさと話を詰めましょう。
時間は有限な以上、言えることは全部言いなさい」
それじゃあ…シェフちゃんの魔法って100回しか使えないけど、足りるかな? 吸血鬼100人で足りる?
「…あれ召喚済みの眷属を呼び出す分にはコスト使わないわよ? 使うのは眷属創るか、吸血鬼に変身中の時か、月を昇らせる時だけ」
え、そうなの? てっきり呼び出しにも消費するのかと…。
その後、あなたはアリスと意見をぶつけ合い──最終的に10人を目安に救急隊を組む事になった。
初見の魔法少女をそのまま倒すのだ。リスクを考えればどれだけ物量が有っても足りやしない。
特に中にはアリスが懸念している、案山子タイプの強者へのカウンター持ちが何人か居る。前に出す戦力はよく考えるべきだろう。
「それじゃあ攻略情報をまとめると──あそこは全部で5階。
魔法少女の配置は気持ち決戦中や脱出で死んだ場所寄り。
結構崩落してるから配置は変わってるのが多く、どう崩落したかはまだ把握し切れてない。
怪人の魔法の種類によっては上の階への乱入あり。
マスコットの方はまだ会ったことがないけど、絶対居るだろうから警戒は怠らないこと。完全に未知数の相手よ。全力で当たりなさい。
本隊は3階以降から死人が出始めた。崩落も相俟って複数人で纏まって出て来た。
特に5階は一部屋だけしかないけど、22人死ぬ激戦だった。ここだけは絶対避けなさい。此処は1体ずつ上の階に釣って倒す以外ないから。
だから探索は3〜4階まで。最低13体以上の怪人との連戦になると予想される」
アリスちゃんが広げた地図に、一つ一つが特徴的な木彫りの駒を置いていく。
中にはあなたやアリスちゃんに似た駒がある。魔法少女を著した物だ。
アリスは駒を一つ一つ置き、ブリーディングの予行練習も兼ねてあなたに説明した。
「3階。先ずは…特徴で呼称するからね?
隠者。所有する魔法は《
フードを被った駒が階段近くに置かれる。
崩落していない地図の上には、彼女が罠で死んだ事が記載されていた。
「次に双子と人形。
双子の魔法は《
人形は《
片翼の天使みたいな駒と妖精みたいな羽の駒が置かれる。
怪人の不意打ちと兵器の射殺と書かれていた。
「ここから4階。
ここはまだ偵察に行けてないけど…あーあの時のかぁ…×が6つ…結構死んでてー…文学と刀と虎と…共有はここ? 次だっけ…いやアレ相手にあーしてたから…あ、そうだ未成熟と変鉄! なら共有もここで…これで全員と。トリッキーな文学と手数の暴力の刀と普通に強い虎と情報調査の共有とバッファー兼道具製作の未成熟とカチカチの変鉄で全員ね」
多くない? 6人ここで死んでるじゃん。
「解除回復不可の中毒で嬲り殺しにされたのよ。誰が助かるかで揉めて余計に…っというのは置いておくとして、これはあくまでも予想。実態は未確認だからここに何人居ても驚かないように」
6つの駒の下に中毒死と書かれている。前衛中衛後衛と…よくもまぁバランス良く死んだものだ。
パーティを組むのに丁度いい塩梅だ。もっと偏った方が殺しやすかったのに……此処を攻略するならば、決死の覚悟が必要だろう。
全力アリスでも抑え込んで1人か2人。シェフの全戦力を先手で叩き込めれば何人か倒せるが、全員やるには心許ない。魔法少女の怪人は頑丈だ。ちょっとやそっとでは倒せないだろう。
「で、最後に4人。毒消し、都会っ子、騎士道、依頼。コストや条件型のバッファー組。こっちは疎に死んでるから、4階にはこっち側から降りて回収したい。奥に行って降りるイメージね。だから3階の3人とここの4人の救助。それが今回の最低条件となる」
道中襲ってくる連中を省いて7人。それが今回確実に助けると決めた人員だ。
途中遭遇することも考えてある程度余裕を持たせたが…可能ならもっと倒すのが望ましい。
しかし治療するアリスの体調もある。助け過ぎてもダメなのだ。
「幸い昨日の内に怪人にするのに使われてる脳以外、四肢のパーツは全て回収済み。3階の地図作りに兵器掃討、4階にいい感じ行ける当たりは付けてある。バフ剥がしが怪人化で生えてない限り成功するだろうし、賭ける価値はある──やるわよ」
アリスがそう締め括り、地図と駒を片付け始めた。この後直ぐに動く以上、これから直ぐに魔法少女全員を集める必要があるだろう。あなたも勿論それを手伝う算段だが…。
「それと…はぁ…吸血は今から私が叱っておくから、他の2人は鼠が集めなさい……はぁ…言いつけないと…」
あなたの説得から始まったこの流れが果たして何処へ向かうのか──アリスをその気にさせた以上、あなたは少しでも上手くいく様に、不安が湧く心を押し殺し祈るのだった。
| *重大な選択をリーダーにさせる時、感情で語るべきではない 勇気快楽恐怖除外* 1D1=1理性+1 あなたはあらん限りの情報と合理性でアリスを説得した。 説得→難度15-絆6-情報3-理性3=難度3 精神判定2D6+1=確定成功 |
| コミュ終了 絆6→絆8 「…ママ!/違う」 |
| *あなたの説得により、今日の冒険は全員で行くことになった!* *ノルマは7人だが、可能な限り集めよう!* |
| *アリスの怪人化からの治療法が周囲にバレた為、自惚れ、案山子、吸血に爆弾が出来た。吸血の爆弾は既に起爆して爆発中だ。後ろから攻撃されないようにしよう* 爆弾…上手くコミュをする事で解消される人間関係の不和。爆発すると死人が出かねない行動を行う。爆発する状況によっては死ぬ。 |
| あなたは、この救助が簡単に終わらないことを覚悟した。 |
其々の連絡の返答
自惚れ「──は? ママが私達を治すのがとっても大変だってさ、判明したさっきの今で…分かった、今行くから」
案山子「7人連続出産とかお前私の母様を殺す気ですか? 死にますか?……今行きますので、お待ち下さい」
戦闘方針選択
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勇気「アリスに頼んで記憶取り戻す」
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理性「情報的に混乱連打一択」
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恐怖「裏切られないよう味方を宥めよう」