訓練…CPに頼らない普通の強化方法。魔法の強化に必要なCPを減らしたり、CPでは身に付かない能力を得られる。中にはあなたの思考関係のレベルを上げるものもある。
思考レベル…あなたがダイスやあなた達の選択に頼らずに行う、細やかな選択への対応力。戦術レベル、対策度合い、土地勘…含まれている情報は数え切れない。
| 3/24 1日目夕方 自由行動→「コミュ:反動」 夕焼けが雲の隙間から落ちていくのが見える。あの後怪猫が解決したと報告したり、色々やっている内に、気付けばこんなになっていた。 ガタンゴトンと電車が揺れる。周囲に人は沢山居たが、誰もがスマホとイヤホンで自分の世界に居るようだ。 ……彼女となにを話しても、今なら誰かに聞かれる心配はなさそうだ。だって、誰も現実に耳を貸してないのだから。 |
『にゃあ』
影から、黒い糸の塊で出来た猫が出て来て、撫でて欲しそうに擦り寄ってきた。
『あうー…にー』
子猫を蝕む魔法が二つ消えたからだろうか、撫で心地は最初よりずっと良くなっていて、ふわふわとしていた。子猫も嬉しそうにしている。
子猫が急に現れても、騒ぎはない。ナイト然り誰にも見られない半透明な存在だからだ。
…そういえば、アリスちゃんだけナイト達の姿を見えていたのは何故だろう?
軽く頭を撫でて影に返しつつ、子猫を見てアリスちゃんやパミちゃんに聞いてみたいことが思い浮んだので、聞いてみる事にした。
ねぇ、助けてくれたときに言ってた魔法の都合ってどういうこと? 出てくるまでどこに居たの?
「あー…ここで話さないとダメですか?」
しかしこんな時でもないと聞けないのでは? あなたは訝しんだ。
「まぁ、それはそうですが……変身すれば一発ですけど、せめて物陰やトイレなりで…」
見られたくないこと?
「ほっ…そうですね。乙女として守りたい尊厳的なものです」
パミちゃんは息を吐いてからそう言って、目線を泳がした。
嘘を付いた訳ではなく、出来れば追求して欲しくないな〜と考えてそうな顔だ。
それならとあなたは質問を変える。
パミちゃんはさ、アリスちゃんをどう思ってるの?
「アリスちゃんは…恩人だとは思っています。けれど、何かを隠している感じはしますね。記憶喪失だって彼女なら直ぐに治せそうな物なのに、全然治そうとしてませんし」
それはあなたも思っていた事だった。最初に魔法で治して貰った時、それから死者すら蘇らせたという話。きっとそういう魔法を持った者がかつての仲間に居たのだろう。
アリスちゃんには聴いたの? どうして治してくれないのか。
「……一度だけ。返事は"今のあなた達に返すには重い過去だから"……要領を得ないものでしたよ」
納得が行かないという顔で、パミちゃんが髪をクルクルと指で弄る。
何がどう重たいんですか…と、そうぼやきながら。
「確かにアリスちゃんから見たら、今の私達は薄っぺらいかも知れませんが……だからって、あんなに冷たくしないでも……いえ、失言でした。今のは忘れてください」
あなたの目線を誤魔化すようにパミちゃんがえへんと咳をする。
パミちゃんにとって、どうやらアリスちゃんとの関係は聞かれたくないものに入るようだった。
「…えへん。私だけ質問ばかりでは不公平です。なのでさっきの戦闘、あの黒い毒刃はなんなのですか? 見たところ上手く策が嵌ったと顔に出てたので合わせてみたのですが」
……黒い毒刃?
『───…』
あぁ、ナイトのインクソードビーム!
確かに戦闘中でも姿が見えないのなら…何処から見え始めたか不明だが、彼女から見れば確かに変な挙動に映ることだろう。
別に隠すことでもないと、あなたはナイトと子猫の事、それから魔法の事をパミちゃんに教えた。
「相手が持つ弱体化の魔法で自滅させる歌に、相手が何をしているか把握出来る魔法、それに加え死者を支配する魔法…?」
使役すると1つしか魔法を持たなくなるけどね。
その通りだとあなたが頷く。細かい能力を含めると作文用紙が3枚は必要になるので端折ったが、概ねあなたが持つ魔法はそんなものだった。
「なんですかそれ…実質3つ魔法を持ってるようなものじゃないですか…いえ、使役した者を含めればもっと…やはり、直接戦闘しない分だけ無法が出来るのでしょうか」
誰かと居ないと使えない魔法だよ。だからパミちゃんが直ぐに来てくれたのは本当に助かった。ありがとう。
それを言えばパミちゃんも大概無法な防御性能だったと言ってやりたかったが、それを言ったらぐだぐだになりそうなのでやめた。
そんな事ないと中々認めない姿がありありと思い浮かぶからだ。
「いえいえ、そんなこと……本当に、そんなことないんです。誰かが戦場に巻き込まれないと戦う土俵にすら立てなくて、敵味方関係なく反撃してしまうので……本当に、アリスちゃんの蘇生がなければ今頃私は……」
どうしたのと、あなたが尋ねても反応が鈍くなってしまった。
……随分と気にしてる事に口を出してしまったらしい。
「返すべきなのに…何倍にも増やして返したいのに…なんで、アリスちゃんは受け取って……いえ、私が力不足な……」
理解出来ない考えだが、思考が漏れたような呟きも聞こえた。
……これは逆にチャンスでもないだろうか? 魔法の使い勝手が悪いなら、それこそ配信で強化していけばいい話だ。渡りに船だと、あなたは提案してみることにした。
……口にする言葉には注意を払いながら。
| 選択肢 *魔法の仕様が発端…?である以上、勇気を持って解決できる問題ではない…勇気を除外* *彼女は十分理性的なのに解決してない時点で……理性を除外* *コミュの選択相手から悪印象を受ける選択が2つ消えた!* 1D2=1.ドツボにハマるよりマシだろう。 快楽+1 |
| ×大丈夫。十分やれてるし自信を持っていいと言う。勇気+1 |
| ×何をして欲しいか聴いてみたらと言う。理性+1 |
| 1.うじうじ考えるくらいなら遊ぼうと引っ張る。快楽+1 |
| 2.そっと寄り添ってみる。恐怖+1 |
……よし、[変身/不活性]! パミちゃん…いや、パミお姉ちゃん、遊びに行こう!
「ふぇ…おね…?」
足りない足りないって言うなら教えよう…今のパミお姉ちゃんに足りないものは何か──それは!
「えっ…あれ案外力強っ──」
[キ◯ィちゃんのポップコーンはいかが?]
ギャグ映画を観て、人生の辛みを忘れることなんだよ!
「あなた急にキャラが変わりましたね?」
何を言うか。私…わがはいは配信をするにあたって、アリスちゃ…アリスに与えられたキャラを演じてるだけである。
元はショタなんだからと安易に元気っ子なキャラ付けをされ、その後一人称も特徴の為にとわがはいなるものにされたのだ。お姉ちゃん呼びもその一貫であり……おお、見るも無惨な魔改造だ…わがはいは嘆く他ないぞ。
「…では、何故それを今?」
人生の楽しみが分からないと楽しくないとは、アリスの言葉である。
良い映画にはそれが詰まってると言ったのもアリスである。
わがはいが思うに、アリスについて行きたいと思うならこれも知るべきだと思う次第だ。
パミお姉ちゃんは真面目さんなのだから、その辺りさえ理解すれば完璧という算段、如何か?
「……ぶっちゃけると?」
アリスに付いて行きたいなら仲良くなればいい。仲良くなるならパミお姉ちゃんがやろうとしてる「記憶を取り戻す」よりも、こうして最近有名な映画一本見た方が話題の種になるし仲良くなれる。
ぶっちゃけ今のパミお姉ちゃんは真面目過ぎてアリス達のノリに混ざれてないから、ここらで一つ起爆剤を入れようと思った次第だ。
「……理屈は良く分かりませんが、あなたなりに私の為に考えた結果ってことですね」
うむ、その通りだ。
魔法少女になったのは映画館を無料シアターする為だし、このキャラをしてるのもアリスのノリを少しでも伝える為だぞ。
「分かりました。これがラビちゃんの提案なら血迷ったかと跳ね返してやりましたが……後輩が目覚めたばかりなりにやったことですからね。ここは先輩として、付き合ってあげましょう」
「──すみません、もう一回観に行っても良いですか?」
ダメ。もう帰らないと日が暮れるから。
「分かりました。私1人で観に行きます」
はいはい、また明日ね。
「うおーはなせぇ! 私はまだ観たい映画があるんですよぉ!」
ぐずる子供のように全身の力を地面に張り付くことに注いでいるパミちゃんをナイト達と一緒に引き摺りつつ、どうしてこうなったと考えてみる。
1つ目の映画を観た序盤こそ大人の余裕を見せていたのだが…途中から世界観にのめり込み、終わった頃には感想を喋る機械と化し、2つ目が終わった頃にはこうなっていた。現在は3つ目を観終わった後である。
ふむ、一体何がダメだったのか検討が付かない。チェーンソーマンレゼ編なる怪人っぽい奴や天空の城ラピュタ、劇場版メダリストとか見せただけなのだが……あなたと比べると随分と嵌ったようだ。
「知らなかった…こんなに面白いとは思わなかった! 何故私はずっと食わず嫌いを…!」
帰ったら映画見放題なサブスク入れようね。有料だから稼がないといけないけど。
「えっ有料…あそっか! ネットじゃ魔法少女って一目で分からないから…!」
うんうん、だから配信してお金を稼ごうね。強くなれて一石二鳥だよ。
「配信で……」
| コミュ→説得→精神判定 難度12、選択により-1のボーナス *perfect Communication!「反動」が楽しめる遊びを一緒に見つけた! 絆-1、ボーナス-8 難度12-1-8=3* 「反動」難度3 2D6+1=2+1=3 成功 |
「………………正直ネットに自分を晒すのは未だ抵抗がありますが…映画の為にも、鍛錬を減らして見る時間を確保する為にも、飲み込みましょう」
鍛錬をやめようとしてなくて偉い。
ちょっと怪しい所はあったものの、こうしてあなたは鮮やかにパミちゃんを配信仲間へと引き込むのに成功したのだった。
…ここまで効果的だとは思いもしなかったが。映画を教えてくれたアリスちゃんには感謝……いや、記憶を失う前を知ってるアリスなら、初めから知ってて教えた…?
どうあれ、上手く行って万々歳である。
「うぐぅ…映画を教えてくれたあなたの言葉ですし、ここは大人しく帰…かえ…帰り……ます…ぎぎぎ…」
暴走ウイルスに耐えてるロボみたいになってる。
そんなこんなで帰る頃には真っ暗な夜。あなた達が1番最後に家に着いたのだった。
「おかえり。ネットで空にビームを撃ったのが出てる辺り、巻き込みはなかったみたいね。楽できて助か」
「ただいま戻りました! 私のスマホ何処にありましたっけ!?」
「……寝室の棚、右上の段の赤の収納の1番下の手前辺りよ」
「ありがとうございます!」
帰って早々に家に置いて来ていた自分のスマホを取りに行ったパミちゃんに呆気に取られつつも、アリスちゃんは何か納得したのかさらりと教え、道を譲った。
「…そう。案山子の奴、また出会ったのね」
やっぱり知ってたんだ。
「そりゃあ……ええ、鍛錬も区切りは良さそうだったし、良い頃合いだった。ありがとう、代わりに教えてあげてくれて」
どうして自分でやらなかったの?
「前に教えた人は私じゃなかったからなのと……まだまだ助けないといけない子達が居るのに、その全員の特別な人になるのは疲れるでしょ? 私は嫌よ、痴情のもつれで仲間割れだなんて」
ハーレムも泥棒猫も趣味じゃないとアリスはそのまま部屋の中に戻っていく。
……記憶を失う前の関係を知っているならば、その仲のキッカケを知っててもおかしくないし、それを利用すれば簡単に仲良くなれるということだろう。
ならば、私がするのは構わないのか?
本当に気にしてるなら記憶を失う前の通りに戻しそうなものだが……。
「完全再現に興味はない。どうせ記憶を戻せば元に戻るものだしね」
あなたの呟きに、背を向けたアリスちゃんが答える。
別に質問したかった訳ではないのだが…どうせだと、あなたは今直ぐやらないのかと聞く事にした。
「出来るけどやらない。今のあなたにコレはあまりに重過ぎるし──」
パミちゃんが言われたのと同じ言葉が返ってくる。
その上で、アリスちゃんは少し悩んでから言葉を続けた。
「──あなた達って自分らが思ってるよりずっと、ずっと、ずぅぅっっと、メンドイ性格してるから。全員揃ってからやった方が怨恨が残らない。コレ、リーダーとしてのお墨付きだから。記憶がない障害諸々は昨晩で大体取り除いてるんだから、今は納得しなさい」
| [記憶喪失4]…精神の判定に対し-数値分。性格と名前を忘れ、勇気、理性、快楽、恐怖の傾向を得る。傾向全てが40以上の時、解除される。アリスの魔法によって症状が軽減されている。 |
| [怪人化後遺症4]…数値日後に怪人に戻る。アリスの魔法により永久的に機能を停止している。 |
アリスちゃんはそう言って、今度こそ手に持っていたカレーパンをサクサクと食べながら部屋の方へ戻っていった。
ヤケに"ずっと"を強めに言ってたとか、いつの間に治療を進めてとか、名前くらい教えてくれたっていいんじゃないかとか、最初に私を男だと知らなかった理由はとか、気になることは沢山あるものの……彼女なりに考えてそうしていると伝わって来たので、あなたは一先ず疑問を心の棚に上げておく事にしたのだった。その内聞き出してやろうと思う。
……それにしても、ずっと持ってたカレーパンはなんとかならなかったのだろうか?
| 配信で「反動の魔法少女」を呼べるようになった! |
| コミュ終了 パミと楽しい時間を過ごして絆を深めた! 絆1→絆3 「映画好きにしちゃった/共に映画を観ましょう! 1日10時間くらい!」 |
| *魔法の新たな姿を見て、訓練で出来ることが増えた!* 戦闘「訓練」 ・魔法の挙動把握 0/3 ・肉体の限界把握 0/2 ・連携:偽万能 0/1 ・連携:自惚れ 0/3 ・連携:反動 0/3 ・連携:マスコット 0/3 ・対策:MGP財団 0/1 ・対策:魔法少女 0/1 ・対策:マスコット 0/1 ・対策:軍隊 0/1 ・[変身/第二]の習得*未解放* ・[魔法八解]の習得*未解放* ・[星の経路図]の習得 0/20 NEW! |
| *晩御飯に鍋を囲んだ後、アリスちゃんが何処から共なくホワイトボードを取り出してきた* *アリスちゃんは無言で勉強から逃げようとするラビとパミを捕まえつつ、勉強会を始めた!* |
帰り際にぶー垂れているパミちゃんに渋々変身して見せて貰った魔法。
《
[変身]後起動。毎T/CP+10。
(1)自身の魔法効果以外による移動、行動、発言、思考、[変身]が出来なくなり、[星の加護]/魔法衣装無しの状態で変身する。
(2)《