癖の強くない少年の友達は癖が強いことが多い…… 作:疾風“はやて”
僕はレン。
好きな食べ物はチョコミントアイス。
あぁ、そんなこと聞いてないって?
まあ旅に出てから一年ちょっとの、どこにでもいるトレーナーだ。
今は、イッシュ地方にあるサザナミタウンとホワイトフォレストを行き来しながら過ごしている。
出身はジョウト地方なんだけど、訳があって今はイッシュに長く暮らしている。
サザナミタウンのある方の家で住ませてもらい、代わりに家事や、家を空けている間の留守番を任されている。
その方にはバトルの指導もしてもらっていて本当に頭が上がらない。
なんなら他にも何か自分にできる恩返しがしたいのだが、全て断られてしまう…。
そのため、何かお土産やお菓子等を買ってきて部屋に置いている。
他にもイッシュに友人がいて、彼らとも仲良くさせてもらっている。
最近はバトルサブウェイや、PWTというトーナメントにも一緒に出場させてもらった。
イッシュに来て思ったことといえば、、
僕の手持ちポケモンが意外と個性的だと気づいた。
いやイッシュ関係ないやん…。
ピンポーン…!
すると呼び鈴が鳴った。
「はーい…!」
ガチャっ!
「よっ!迎えに来たぞ、レン!」
この少年が僕の友人の1人、“キョウヘイ”だ。
「今日シロナさんはいないのか、残念だなぁ〜」
「いないのにキョウヘイが迎えに来るって言うからここ集合にしたんだけどね」
こいつはこいつですごくて、一時期イッシュ地方のリーグチャンピオンであり、ライモンシティの南にある“ジョインアベニュー”というショッピングモールのような施設の経営…さらにはポケウッドの大スターというどの角度から見てもすごい経歴を持っている、やべえやつだ。
今は、チャンピオンはアイリスさんに任せているとのこと。
キョウヘイとの出会いは、イッシュに来てすぐの頃にライモンシティにて…。
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レン「ライモンシティは意外と観光スポットが多いらしいんだけど……」
あたりを見渡すと、大きな建物がいっぱいだった。
スポーツ観戦とバトルができるスタジアムに、ミュージカルが見れる施設…バトルジャンキーにおすすめバトルサブウェイに、カミツレさんのライブ会場……他にも南に行けばジョインアベニューという施設があるらしい。
うーん…少しゆっくり見て回りたいけどー。
レン「ん?観覧車がある…とりあえずこれに乗って街並みを見つつ決めるか…」
ポフンッ!
「フィア〜!」
レン「えぇ〜、、いつから勝手にでれるようになったの……??」
疑問に思いつつも、僕の足元に寄ってくるニンフィア。
イーブイの頃から甘えん坊だったっけど、最近は特にだな…。
僕の気持ちを察してもあるんだろうけど…。
レン「まあいいや、一緒に観覧車に乗ろうか?ニンフィア」
フィア!と返事が返ってきたので観覧車のある東側へと向かった。
乗り場に着くと、意外とスッと乗れるようで安心。
「お気をつけてお乗りくださーい」
よし乗ろうと思ったところで……。
“すいませーん!俺も乗せてくださーい!!”
え?と思ったが、そういえばその場で会った人同士が乗るのが流行りだと書いてあった。
そして、僕の乗っている観覧車に駆け込んできた少年。
これがキョウヘイだった。
キョウヘイ「いや〜突然ごめんね!」
レン「いや、全然大丈夫ですよ…!」
少年は僕とニンフィアを見る。
キョウヘイ「…その子とすごい仲良しなんだね!」
レン「え、見ただけでわかるんですか??」
キョウヘイ「まあ、なんとなくね!」
キョウヘイは元気に頷くと、ニンフィアを撫で、ニンフィアも嬉しそうにしている。
レン「あの……あなたはなんであんなに急いでいたんですか??後ろを追いかけてくる方もいたし…」
キョウヘイ「あはは、ちょっとした鬼ごっこをね…w」
説明を聞いたところ…キョウヘイさんは色々な仕事を掛け持っていて嫌になって逃げ出したとか…。
僕と同い年でリーグチャンピオン、経営者、ポケウッドの俳優をこなしているらしい。
普通に冗談かと思ったけど、調べたら本当にそうだった。
キョウヘイ「全部の仕事をこなさなきゃ行けないのが大変でさー、、」
レン「……やめたらいいじゃん?」
キョウヘイ「え??」
レン「俳優はやめれないにしても、経営とかリーグチャンピオンは籍だけ置いて、あとは他の人に任せちゃえばいいじゃん」
僕は言ってしまった言葉にハッとする。
こんな何もわからない僕に難しいことを簡単そうに言われるのは……。
キョウヘイの顔を見ると、少し目を丸くしていた…が。
キョウヘイ「そーじゃん!ありがとうレン!ちょっとそれ言ってみる!!」
目を輝かせながらいうキョウヘイに、そんな楽な仕事じゃなくない?…と言いそうになってしまった。
そそのかした僕がいう言葉でもないけど…。
そうして、観覧車を降り連れて行かれながら今までの不満を伝えるキョウヘイを“話は後で聞きますから!”と一蹴するマネージャーに引きずられていくキョウヘイを可哀想だなと思いながら見送った。
これが僕らの出会いだった。
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レン「それで?今日はどこに僕を引きずってこうっていうの??」
キョウヘイ「今日はちょっとお話をしにきただけだよ?w」
レン「……アベニューでくじ引き屋をやれって言われてもやらないよ?」
キョウヘイ「言わないよ!w」
前に何回か声をかけられた気がするが…??
キョウヘイ「それで、ここからは真面目な話……」
そういい優しそうな表情を浮かべながらも、真剣な眼差しをこちらに向けてくる。
キョウヘイ「ポケウッド、、出てみない?」
レン「…………は?」
この人は急に何を言い出すんだ……。
キョウヘイ「いや〜実はさ……“ルカリオキッド”の続編が出ることが決まってさ」
レン「また……?」
キョウヘイ「またって言うなよ!?……それで、続編の役をやってくれる人を探してるんだけど、、あんま詳しいことは言えないけどルカリオ使いの人を探してるんだ」
レン「……キョウヘイがいるじゃん」
キョウヘイ「いや、それが俺ともう1人欲しいらしくてさ!」
レン「なるほどね、、それで僕…ってわけか」
確かに、僕もルカリオ……ルカが相棒だけど。
レン「いや、素人に務まるものでもないでしょ……」
キョウヘイ「大丈夫だって!俺も最初はただ代役やってくれ……てお願いされただけだし!」
レン「あなたと一緒にしないで欲しいな」
キョウヘイ「辛辣…!?」
君はちゃんとなるべくしてなった人なんだから。
キョウヘイ「……何も打算なしで言ってないよ?」
キョウヘイの目を見ると、いつもの雰囲気ではないことが分かる。
キョウヘイ「俺たちが探してる役は普通の人にはできない役ではあるから、そこら辺の人にお願いする訳にも行かないし……俺はレンなら完璧に演ってくれるって思ったから言ってるんだ」
コレは、信頼できる目。
バトルの時、ここぞ!って場面で見せるキョウヘイの表情だった。
レン「……どのくらい重要な役なの?」
キョウヘイ「ヒーローアニメにおける悪役くらい重要だね…」
レン「めっちゃ重要じゃん……」
この目の時のキョウヘイ程頼もしい人はいない、、それにコイツの人を見る目は本物だ。
なによりの証拠は、経営者で成功させていること。
レン「……わかったよ、でも…僕の演技がダメダメだったり、他にいい人が見つかったらすぐ代えてね……??」
キョウヘイ「ホントに!?やってくれる……??」
レン「キョウヘイがそこまで見込んでくれるなら、応えたいしね…w」
キョウヘイ「ありがとー!!それじゃ早速ポケウッドに……!!」
レン「いや行動早くないか……??」
そう言って僕を置いて外へと駆け出していくキョウヘイ。
全く、やると決めた時には体が動いてるのはキョウヘイと特性なんだろうな。
僕は部屋を片付けて、荷物を持ちキョウヘイのあとを追いかけた。
あらすじはこうだ。
未来のルカリオキッドが過去である現代にタイムスリップしてきて、悲惨な未来を目の当たりにした未来のルカリオキッドが闇堕ちしてしまい現代のルカリオキッドと戦う……という物語らしい。
レン「なるほど…ルカは演技、じゃないか。いつも通り僕を信じて行動してくれれば及第点か」
ルカ「バウ!」
やる気いっぱいという様子のルカ。
キョウヘイ「そう!それに、俺達も基本的にはただバトルしているだけで、途中にセリフを挟んだりしながら物語通り決着をつけるって感じだから!そこまで気負わなくても大丈夫…!」
レン「まあ、キョウヘイとのバトルだし……俺が勝つってことは無いだろうから、全力で行こうかな」
キョウヘイ「そんなことないでしょwでもまあ、そっちの方がリアリティあるし、いいかもね!」
こうしてポケウッドにて、『ルカリオキッドvsルカリオキッド』の撮影が始まった……。
レン(13歳)
旅を出た時とは比べ物にならないくらいに、旅を経て性格と雰囲気が大人びた。イッシュの友人の一人、キョウヘイとは同い年。
ジム巡りは、一応終えてはいるが当時、チャンピオンがキョウヘイでありリーグには挑戦していない。
今、チャンピオンは別の人がやっているがその人とも友人関係、そのまた代わりの人も……etc
そこらにいる鈍感系主人公である。
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