GX世界の英霊デッキ使い 作:超融合は許さない
デュエルが始まる。
「「デュエル!!」」
「私の先行、ドロー」
デッキからカードを1枚引き、確認する。
私の手札にはモンスターカードが2枚、装備魔法が3枚、フィールド魔法が1枚だ。
私のデッキは『英霊』デッキ、高レベルのモンスターばかりで少々扱いにくいデッキだが、私には一番合うデッキであり、世界で私だけのデッキだ。
「私はフィールド魔法『大聖杯:英霊 召喚』を発動」
ソリッドビジョンによって、会場内の辺り一体の景色が変わる。
半透明の金色の杯が宙に浮かび、床に大きな魔法陣のような紋様が浮かぶ。
すぐにその半透明な器が姿を眩まし、魔法陣のようなものだけが残る。
「効果発動。手札の『
青い装束に身を包んだ精悍な戦士が現れる。武器を手に持たず、その場に力強く佇んでいる。
クーフーリン。槍の名手であり、その正体はアイルランドの光の御子。
『クランの猛犬』や『アルスターの猛犬』という呼び名を持つケルト神話の英雄だ。
私のデッキの中で最も使い勝手が良い、文字通りの一番槍である。
「1ターン目でレベル8の最上級モンスターを……!」
「だが先行1ターンは攻撃出来ない、次のターンに
外野の喋り声が聞こえる。デュエルアカデミアの人達なだけあって、流石に的外れな意見を言うような人はいなかった。
効果の説明をしていないから、みんなはレベルと攻守しか見れてないけど。
クーフーリンさんを始めとした英霊達の凄いところ、みんなに見せてあげよう。
「特殊召喚に使用した『刺し穿つ死棘の槍』はこのターン使用できない。私はこれでターンエンド」
「ワタクシのターン!ドローでスーノ!」
ターンが移る。対戦相手の目がギラギラと光る。
最上級モンスターの攻撃力2500を前にしてこの対応、流石に試験官は強そうだね。
多分エースモンスターを召喚するなり、モンスターを除去するなり、クーフーリンに対象する算段がついてるね。
「1ターン目で最上級モンスターを召喚するとは中々のものナノーネ!しか〜し!それはあくまで一般的な話!ここはデュエルアカデミア!それだけではお話になりませンーノ!」
高らかに教えを述べながら対戦相手が手札のカードを選ぶ。
しかし、彼の言ってること自体は納得できるものだった。
だからこそ、私のデッキはそれだけじゃないってところを、ちゃんと見せないと。
「ワタクシは手札から『
フィールドにモンスターが2体並び、漫然と機械仕掛けの何かが佇む。
対戦相手の彼がニヤリと口角を上げ、余裕と油断の滲む笑みを浮かべた。
彼が4枚の手札の中から1枚のカードを手に取り、高らかに宣言する。
「さら〜に!『
フィールドの2体の『
ギャラリーの人達が感嘆の声を上げて、彼の動きを見つめている。
間違いなく相手のエースモンスター、そして2体生贄による最上級モンスターが来る。
「モンスター2体を生贄に捧げ『
相手は1ターンのうちに攻撃力3000のエースモンスターを召喚してみせる。
目の前では機械仕掛けの巨人がギシギシと音を立てて駆動している。
相手の手札は残り2枚であり、相手は得意気な笑みを浮かべている。
「バトルナノーネ!『
「ぐっ...」
機械の巨人の巨腕が襲い掛かり、それを無手の槍兵が受け止める。
クーフーリンとギアゴーレムの攻撃力の差は500。私のライフに500ポイントのダメージが入り、LPが3500まで下がる。
一応、問題はないかな。相手を騙すような形になるけど、クーフーリンは戦闘では破壊されない効果を持っている。
「クーフーリンの効果、このカードは戦闘では破壊されない」
「なんでスート!?」
そう、クーフーリンは場持ちが良いのだ。
得物も持たずに戦わされたクーフーリンからの若干の抗議の視線を、彼の方を見ないようにしながら受け取り、意識を切り替えて対戦相手を見据える。
彼は先ほどまでの油断と嘲りのあった目を丸くし、一瞬だけ目を鋭くさせた。
「……なるホ〜ニョ、ただの無策ではないということナノーネ、しか〜し!耐えるだけでは勝つことなど出来ないノーネ!ターンエンド!」
私のターン、私の手札は4枚。
モンスターカードが1枚、魔法カードが3枚、そのうちの1枚がクーフーリン専用の装備魔法だ。
しかし、私の手札には
「私のターン、ドロー」
相手のフィールドには攻撃力3000の最上級モンスターが1体、こちらのフィールドには攻撃力2500のクーフーリンが1体。
そして必要なカードは全て、既に私の手札に揃っていた。
ターンが回ったことで1ターン目に大聖杯の効果によって発生した、使用不可になるデメリットは既になくなっている。
「私は手札の『
空中に真紅のように赤い槍が現れ、クーフーリンの手に握られる。
クーフーリンが槍を握れたからちょっぴり満足気だ。
攻撃力は上がらないが、様々な付属効果によってクーフーリンは飛躍的に強くなる。
「さらに『大聖杯:英霊 召喚』の効果を発動、手札の『
中性的な顔立ちの騎士が現れる。
その相貌は少女のように整っていて、青年のように勇ましい。
その手には透明な剣が握られており、その剣の間合いを把握させない風の結界が剣を覆っている。
私の家族、そして私の相棒である騎士王。
英霊 アルトリアである。
「さらに、手札の『
彼女の剣を透明にしていた風の結界が解かれ、その姿を顕にする。
煌びやかな黄金で飾られ、荘厳でありながら力強さを感じさせる神聖な剣。
エクスカリバーを握り、青い騎士が眼前の機械の巨人を見据える。
「最上級モンスターが2体...!」
「ふむ、3000のモンスターで相打ちを狙いその後に最初に召喚したモンスターで攻撃するのか?しかし...」
「いや...多分、それだけじゃなさそうだぜ?」
わりと色んな人が見てるんだね。まぁ今デュエルしてるの私だけだし仕方ないか。
2体のモンスターを並べた状態でバトルフェイズに移行する。
私はこの2体を使い、そしてこのターンで勝つ。
「バトルフェイズ、
「なにッ!?」
「ふん、いくら戦闘破壊されないとして〜も、わざわざダメージを受けに来るなんて愚の骨頂ナノーネ!迎え撃ちなサ〜イ!アルティメット・パウンド!」
機械仕掛けの巨人の拳がクーフーリンに向けて振るわれる。
クーフーリンはそれを冷徹に見つめながら懐へ潜り込み、掌中の槍を赤く輝かせる。
「装備されている
「なヌ!?」
「刺し穿つ死棘の槍...ゲイ・ボルクッ!!」
槍によって機械巨人の胸が貫かれる。
必中必殺である因果逆転の槍により『
エースモンスターを破壊された相手の顔が、一瞬だけ歪む。
「さらにアルトリアで直接攻撃。3000のダメージを喰らってもらう」
彼女が剣を振り上げ、その聖剣に光を束ねる。
一本の巨大な光の剣となったそれを、彼女は全力で振り下ろす。
神話に記された、アーサー王の一太刀。
「約束された勝利の剣...
エクス──カリバー!!!」
目を焼くほどに輝く光の剣が振り下ろされ、燦然と輝く光で相手を切り伏せる。
土煙が舞い、光がいまだに爛々と輝く中、敵の身体は焼き払われる。
3000ポイントのダメージにより、相手のLPが残り1000ポイントになる。
「ギャーノッ!!」
「一気に3000ダメージ……!」
「しかもクロノス先生のフィールドにはモンスターがいない。その上、手札も2枚も2枚で逆転も厳しい。かなり優勢だぜ」
「バトルフェイズ終了、メインフェイズ。私は英霊 クーフーリンの効果を発動する。クーフーリンに装備されている『
「なンと!?」
「突き穿つ死翔の槍──ゲイ・ボルクッ!!」
赤く光を灯すゲイ・ボルクを握るクーフーリンが、下から突き上げるように槍を振って投擲する。
ゲイ・ボルクが相手プレイヤーめがけて凄まじい速度で槍がせまり、プレイヤーに当たると同時に爆破を起こす。
爆風は会場全てを揺さぶりそうなほどに大きく、それを至近距離で喰らった彼は後ろへと吹き飛ぶ。
「マンマミーヤー!!!」
相手のLPが0になり、私の勝ちが宣言される。
ゆっくりとカードを片付けて、デュエル台を降りていく。
ふぅ...終わった終わった。楽しかった。
「ト、トレビアーノ……」
相手の人がなんか目を回してる。流石に至近距離でのゲイ・ボルクの爆発は迫力が凄かったかな?
近くにいた大人の人に帰っていいかを確認して、帰宅のために歩を進める。
周りの人達が一斉にざわめきだし、一気に周囲がうるさくなる。
「クロノス教諭が...あんな奴らに……?」
「面白い……!」
「すげぇ……ワクワクしてきた……!」
出口を通ろうとすると、後ろから何やら近づいてくる気配を感じた。
振り返ると、同年代らしき2人の男の子がこちらを見ている。
何か用があるのかと思い近付くと、和かな笑顔で茶髪の方の子に話しかけられる。
「よっ!さっきのデュエルすごかったよなお前!俺は遊城十代、こっちは三沢だ」
「三沢大地だ、君の名前を聞かせてほしい」
三沢と名乗る人に手を差し伸ばされ、握手に応える。
固く握手を交わし、笑いかけ合う。
単純に良い人そうな2人だ、仲良くなれそう。
「私は優花、小鳥遊優花。よろしくね」
「ああ、よろしく」
「よろしくな!優花!」
遊城と名乗った人からも手を差し伸ばされ、彼の握手にも応える。
そしてその後、私は彼等と色々な会話を交えて友達になり、学園でも良い友人として共にデュエルを楽しむことを誓い合った。
学園生活に不安もあったけど、なんだか友達が2人も出来て幸先が良いな、楽しい学園生活になりそう。
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使えない。
①:モンスターのカード名が記された手札の魔法カード1枚を相手に見せて発動する。そのカードに記されたモンスター1体を手札・墓地から特殊召喚する。この効果の発動後、この効果の発動に使用したカード名のカードはこのターン使用できない。
②:モンスターのカード名が記された手札の魔法カード1枚を相手に見せて発動する。そのカードに記されたモンスター1体をデッキ・墓地から手札に加える。この効果の発動後、この効果の発動に使用したカード名のカードはこのターン使用できない。
「英霊 クーフーリン」にのみ装備可能。
①:装備モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。その戦闘を行う相手モンスターを破壊する。
②:モンスターに装備されているこのカードが除外された時に発動する。このカードをデッキの一番上に戻す。
戦士族・光・星8・攻2500/守2000
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは戦闘では破壊されない。
②:「刺し穿つ死棘の槍」を装備しているこのカードが戦闘を行うダメージ計算時、その戦闘を行う相手モンスターの効果は無効化される。
③:このカードが「刺し穿つ死棘の槍」を装備している時に発動できる。このカードが装備している「刺し穿つ死棘の槍」を除外し、相手に1000ダメージを与える。
「英霊 クーフーリン」にのみ装備可能。
①:装備モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。その戦闘を行う相手モンスターを破壊する。
②:モンスターに装備されているこのカードが除外された時に発動する。このカードをデッキの一番上に戻す。
戦士族・光・星8・攻2500/守2000
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは戦闘では破壊されない。
②:「刺し穿つ死棘の槍」を装備しているこのカードが戦闘を行うダメージ計算時、その戦闘を行う相手モンスターの効果は無効化される。
③:このカードが「刺し穿つ死棘の槍」を装備している時に発動できる。このカードが装備している「刺し穿つ死棘の槍」を除外し、相手に1000ダメージを与える。
このカード名の①②の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使えない。
①:モンスターのカード名が記された手札の魔法カード1枚を相手に見せて発動する。そのカードに記されたモンスター1体を手札・墓地から特殊召喚する。この効果の発動後、この効果の発動に使用したカード名のカードはこのターン使用できない。
②:モンスターのカード名が記された手札の魔法カード1枚を相手に見せて発動する。そのカードに記されたモンスター1体をデッキ・墓地から手札に加える。この効果の発動後、この効果の発動に使用したカード名のカードはこのターン使用できない。
「英霊 アルトリア」にのみ装備可能。
???
戦士族・光・星8・攻2700/守2700
「英霊 アルトリア」にのみ装備可能。
①:装備モンスターの元々の攻撃力・守備力は3000になる。
②:装備モンスターがそのモンスターの元々の攻撃力よりも高い攻撃力を持つモンスターに攻撃するダメージ計算時のみ装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
③:装備モンスターが闇属性モンスターに攻撃するダメージ計算時のみ装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
④:装備モンスターがレベル9以上のモンスターに攻撃するダメージ計算時のみ装備モンスターの攻撃力は1000アップする。
「英霊 クーフーリン」にのみ装備可能。
①:装備モンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。その戦闘を行う相手モンスターを破壊する。
②:モンスターに装備されているこのカードが除外された時に発動する。このカードをデッキの一番上に戻す。
戦士族・光・星8・攻2500/守2000
このカード名の③の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードは戦闘では破壊されない。
②:「刺し穿つ死棘の槍」を装備しているこのカードが戦闘を行うダメージ計算時、その戦闘を行う相手モンスターの効果は無効化される。
③:このカードが「刺し穿つ死棘の槍」を装備している時に発動できる。このカードが装備している「刺し穿つ死棘の槍」を除外し、相手に1000ダメージを与える。
小鳥遊優花:友達が2人出来てホクホクな人。デュエルバカとしかコミュニケーション出来ないタイプの人。この後バイクに乗ったアルトリアに送迎された。
遊城十代:珍しいカードを使う強そうな相手と友達になれてホクホク。学園生活が楽しみな人。優花の初めての友達1号。
三沢大地:珍しいカードを使う強そうな相手と友達になれてホクホク。少ない情報から優花のデッキを推察してる人。遊花の初めての友達2号
クロノス・デ・メディチ:ドロップアウト・ボーイからのドロップアウト・ガールのコンボに叩きのめされた人。この後怒りながらちょっと落ち込んだ。
クーフーリン:数字だけで決まる勝負はどうにも好かない人。気晴らしに釣りに行った。
アルトリア:帰り道で限定アイスと菓子パンを買った。
オリカのテキスト説明どんな感じが良い?
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一度出したら以降の話で登場しても説明なし
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登場した話で一度だけ説明
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好きなように(今のまま)