GX世界の英霊デッキ使い   作:超融合は許さない

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十代vsダークネス セブンスターズ初戦デュエル(1)

 

 

 セブンスターズが来ると校長に警告された日の夜、俺は辺りに響き渡る騒々しい地響きの音で目を覚ます。

 外の景色を塞ぐカーテンの隙間から眩しい光が部屋へ差し込み、首飾りにしている闇のアイテムがそれに呼応するように光る。

 相棒のハネクリボーが危険だと訴えるように騒ぎ出していることで異常事態だと察し、翔と隼人を揺さぶって起こそうとするが一向に2人は起きず、その有様に2人を起こすことを諦める。

 

 

「くそ、どうなってやがんだ……」

 

 

 カーテンを開けるとその向こうには全身を覆い隠す黒い外套を羽織る男を幻視し、その男の黒い仮面から発せられる光によって部屋の中が包まれた。

 強さを増す眩しい光に眼が眩み、瞼を閉じると同時に身を守るように両腕で身体を庇う。

 そして、光が止むのを感じて目を開けると、既にそこは元のレッド寮の部屋はなく、俺の足は灼熱のマグマの上の中空に浮いていた。

 

 

う、うわぁ!?

  あ、あれ?なんだ、びっくりしたぁ……」

「ここは……」

 

 

 よく見れば足元には半透明の板のようなものがあり、俺はその板に両足をついて立っていた。

 落ち着いて周りを見回すと、俺よりもマグマに近い場所に翔と隼人が捉えられており、2人は半透明の球状の檻に捉えられているようだった。

 そして隣には明日香が立ち、その明日香の視線の先を追えば、先ほど窓の外に見た仮面の男がいた。

 

 

「誰だ!」

「我が名はダークネス、セブンスターズの1人」

 

「お前が……」

「そう、私の最初の相手は遊城十代、貴様だ」

「どうして、十代が……」

 

 

 明日香の問いかけに対しダークネスは自身の首飾りを手に取り、それに導かれて俺を選んだと口にした。

 ダークネスが掲げたペンダントは、俺が精霊世界で託されて身につけている闇のアイテムのペンダントの、その片割れのように見えた。

 つまり、それの持ち主はあのサラの想い人のはずであり、それがダークネスと名乗る男のことなのか、それともダークネスがそのサラの想い人から闇のアイテムを奪ったのか、いずれにせよこの男のことを知らなければいけなかった。

 

 

「お前、そのペンダントをどこで……」

「さぁな、それよりも、向こうの友人を気にかけなくていいのか?」

「兄貴〜!」

「助けて欲しいんだな〜!」

 

「翔!隼人!2人を今すぐ解放しろ!」

「それは無理な相談だ。あの者達は貴様に闇のデュエルを行わせるための駒であり、私が貴様の持つその鍵を手に入れるための仕掛けなのだからな」

 

 

 ダークネスと名乗る男は冷徹にそう言い放ち、冷たい眼差しで俺を見定めている。

 無関係の人間を巻き込むことに躊躇せず、軽々しく人の命を無理矢理こちらの天秤に乗せてくる。

 これが本物の闇のデュエルであり、ダークネスこそが本物の闇のデュエリストなのだと実感する。

 

 

「さぁどうする。今はあの者達は光の檻に護られているが、それも時間と共に解けていく」

「くっ、分かった。そのデュエル、受けてたってやる!」

「十代……!」

 

「良いだろう。これより行われるのは闇のデュエル、敗者はこのカードに魂を封じられ、2度とその身を太陽の元に置くことを許されぬ存在となる」

「魂を……」

 

 

 灼熱の炎が跳ねる火山の噴火口で、熱風に外套を靡かせるダークネスからの闇のデュエルの誘いに乗り、俺は自分のデュエルディスクにデッキをセットする。

 マグマの熱気が肌を焼き、対照的な冬の夜空の冷却が頬を撫でる中、俺とダークネスはディスクを装着して互いに構える。

 明日香を下がらせ、真剣勝負のために相手を見据え、互いに眼光を光らせる。

 

 

「「デュエル!!」」

 

 

 デュエルが始まり、互いの先行と後攻をデュエルディスクが自動的に決める。

 互いに手札が5枚になるようにドローをして、その手札のカード達を確認する。

 ディスクによる判定によって後攻になった俺は、敵の挙動を観察しようと目を凝らす。

 

 

「私の先行、ドロー」

 

「私は『軍隊竜(アーミー・ドラゴン)』を守備表示で召喚。さらにカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

 

 簡易的な鉄の鎧に身を包み、鉄の剣と鉄の盾をを手にし、緑色の鱗と翼を持つ竜の兵士が降り立ち、その身体を伏せる。

 相手の手札は4枚、フィールドには攻撃力が700で守備力が800の守備モンスターが1体、そして伏せカードが1枚だ。

 おそらくは様子見のためのモンスターであり、その上でコンボが決まれば次のターンに何かを仕掛けてくる可能性も考えられる。

 

 

「俺のターン、ドロー!」

 

「俺は『E・HERO ワイルドマン』を召喚!ワイルドマンで軍隊竜を攻撃するぜ!ワイルド・スラッシュ!

 

 

 俺のフィールドに浅黒い肌の野生的な戦士が現れ、その戦士が背に抱える巨大な剣を振るい武装した竜へと迫る。

 その剛腕によって振るわれる剣は容易く軍隊竜の装甲を断ち、切り捨てられた竜はその場で爆散する。

 相手のリバースカードを警戒して罠カードの効果を受けないワイルドマンで攻撃を仕掛けたが、相手の落ち着きようを見て何か、相手の術中に嵌ったような嫌な予感を感じた。

 

 

「この瞬間、『軍隊竜』の効果を発動。私はデッキから『軍隊竜』1体を特殊召喚できる」

「くっ!」

 

「私は『軍隊竜』を守備表示で特殊召喚する」

「俺は、ターン終了するぜ……」

 

 

 相手の盤面をそっくりそのまま残してターンを終わらせてしまったことにより、俺は自分が相手の策に嵌ったことに気づく。

 俺のフィールドには攻撃力1500のモンスターが1体いるのみであり、次のターンに上級モンスターを召喚されるだけでかなり劣勢になると読めた。

 ダークネスのターンとなり、相手がデッキからカードを1枚ドローする。

 

 

「私のターン、ドロー。私はリバースカード『リビングデッドの呼び声』を発動。墓地に存在する『軍隊竜』1体を、フィールドに特殊召喚する」

「モンスターが、2体……!」

 

「そして、私は2体のモンスターを生贄に捧げ、

  真紅眼の黒竜(レッドアイズ・ブラックドラゴン)を召喚する!

 

 

 豪華のように鮮烈に輝く紅い瞳を持ち、冷え切った溶岩のように冷たく硬い装甲をその身に宿す、雄々しき黒竜が力強い咆哮と共に現れる。

 レベル7の最上級モンスターであり、攻撃力が2400、そして守備力2000の強力なステータスを持つモンスター。

 レッドアイズ・ブラックドラゴンが翼を広げる。

 

 

「真紅眼の黒竜でワイルドマンを攻撃ッ!

  ダーク・メガ・フレアッ!!

 

 

 黒竜のその恐ろしい顔がワイルドマンへと向けられ、黒竜は天高く飛翔をする。

 黒竜がその口を開き、紅蓮の炎を形成して火炎のブレスを行う。

 咆哮のように放たれるその獄炎が戦士の肉体を包み、炭一つ遺させずにその戦士を焼き尽くす。

 

 






遊城十代:負けた方が魂をカードに封印されるデュエルをしている。
小鳥遊優花(アサシン):遠くから眺めてる。
天上院明日香:近くから眺めてる。

ダークネス:『英霊』カードを1枚持っている。

主人公の名前を今さら小鳥遊優花にするのはあり?

  • 名前の法則的にそっちの方があり
  • ここまできたら慣れたからなし
  • どっちでもいい
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