原作を読み直してオラリオに居る神々に苛ついたのでむしゃくしゃして書いちゃいました。
異端児を知って、
完璧な排斥二割、保護一割、引っ掻き回すのが七割ってなんだよと思いました。
そんな神々に真正面から喧嘩売れる方を中心に書いてみました。
迷宮都市オラリオ。
モンスターを生み出す大穴ダンジョンを塞ぐ蓋にして溢れ出るモンスターと戦う者達・冒険者集いし前線基地。
神の恩恵受けし下界の民は眷属としてダンジョンに潜り、モンスターと戦い、試練を超えて、迫りくる世界の終焉に立ち向かう。
そしてその勇士らに恩恵授けし神々。
人の子らに力を与えし者達は、今日もまた神会を開き顔を突き合わせ、知恵を捻り、見聞を深め、議論を交わし、下界の危機への対策を練り上げる。
「さあーー、第ん万回の神会開始やでー!!」
「「「いえーーー!!」」」
・・・・・・・・・なんてことは一切ない。
下界に降りし神々。
天界より人の世に現れし者ら。
その者らは人々を救うため、下界の滅びを防ぐために此地にいるのではない。
「では、次の二つ名は〜〜」
「「「「ふうーーー!!」」」」
単なる娯楽。
暇つぶしの為だけにきたのである。
救世。
それを真剣に考える神は、ゼウスとヘラが創りし千年の成果が散った今。
もはや片手に足りるほどにしかいない。
カツン、カツン。
オラリオ二大派閥が主神、ロキとフレイヤすら、眷属は望んでいても本神らはどう考えてるかしれたものではない。
カツンカツン。
ドゴンッ!!
そんな乱痴気騒ぎ繰り返す会場。
神を信仰する者達には見せれぬ行状。
扉を蹴り破り現れしモノがいた。
「誰やっ!!」
その者、悟りを開きし者。
かつて煩悩にあえぐ者達を導き。
暗闇の中に道を示した者。
生まれし城を捨て、血の繋がりある家族を捨て、煩悩を捨て、六情を捨て、前人未踏の道を犀の角の如くただ独り歩んだ。
ヒトの王子として生まれ、
仏として散った者。
天上天下唯我独尊。
天上天下唯我最強。
その者の名は、
「「「「釈迦ーーー!?!!」」」」
クチャリクチャリとガムを噛み、神会の中央に歩く釈迦。その途中でモブ神に噛んだガムを捨てといてと渡し、神会会場中央にたどり着く。
「なんや自分、急に現れおって。
ここは眷属がランクアップした神しか参加しちゃいかん神会やで」
オラリオで最も発言力があると自負する道化神を無視し、釈迦は堂々と口を開く。
「あー、俺、
ダンジョン攻略して、
黒竜仏っ殺すんで、よろ」
「「「「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」」」」
「「「「はあっ!?」」」」
「「「「ええええ!?」」」」
その驚天動地の宣言に神会は揺れる。
「ざけてんのか自分!!」
「神が直接手を下すのはルール違反だろ!!」
「これだから人間上がりは」
「五月蝿え」
非難轟々、叫ぶ神々の怒声は、釈迦の一言で静まり返る。
そして右手に握りしめた神器六道棍の先端をビシッと神々へと突きつける。
「神が救わぬなら、
仏(オレ)が救う」
それは享楽に耽る神々に、娯楽の為に下界にいる者達への宣言。
「邪魔する神は」
否。
ガンッと床を大きく叩き続ける。
「俺が殺る」
宣戦布告なり。
天上天下唯我独尊。
誰よりも己が道を征く男。
人類最強のドラ息子、その思春期今だ全盛。
唖然。
呆然。
驚愕。
愕然。
オラリオの神会、いつまでも続くと思われたその当たり前の日常をこの漢はひっくり返した。
「わかっとんのか自分。
そんな勝手は許されへん。
神を全て敵に回す覚悟があるんか!!」
封印の間に坐すギルドの老神ウラヌスではなく、二大派閥の主神ロキが問う。
好き放題している神々とて団結はできる。
だからこそかろうじて今まで闇派閥の台頭を防げたのだ。
遊び人とて遊び場を守るくらいはする。
「はぁ、しつこいなあ〜〜」
けれどそんな、
集団同調意識による威圧など、彼にはまるで効果がない。
「だからさっき言っただろ?
敵とか味方とか。
善人、悪人、神、人間。
全部関係ない」
自らに親指突きつけ堂々と、
「この宇宙で俺はただ釈迦(オレ)だから」
他者の言動思想に、揺らぐ事なき己。
これが悟り者。
これが釈迦。
「ぬぎぎぎ」
あのゼウスとヘラを追い出してまで掴んだオラリオでの立場。
それが、権威が通じぬ存在にロキは悔しげに歯噛みするのみ。
「だが釈迦よ」
「あ、タケちゃんやっほー」
「いやお前さあ。はあ」
オラリオ全体でも希少な善神である極東の武神タケミカヅチは、その揺るがな過ぎる釈迦の返事にため息をついてから発言をする。
「いくらお前が強くとも一柱で為せるほどダンジョン攻略も、黒竜討伐も容易くない。
遊び呆ける神に失望し、届かぬまま命散らす子らの代わりに戦おうとする気概は買うがあまりにも無謀だ」
それは助言。
釈迦が天界最強格の闘士であり、娯楽の為に降りた神らとは違い神力の封印が為されてなくとも、それだけで解決できるならば、既に心ある神が送還覚悟で神力解き放ちダンジョンも黒竜も解決していただろう。
ルールだからが理由で神がやらないのではない。
神では無理だから人に力を授けるのだ。
「ご心配ありがとね」
友神の心からの案じる言葉に釈迦に嬉しそうにニィと笑う。
「でもさ」
けれどタケミカヅチの助言でも釈迦は揺るがない。
「一柱ではないよ」
足音が破壊された扉の向こうから聞こえてくる。
履物が違うのか、歩幅が違うのか、歩くペースが違うのか、その音はてんでバラバラで統一感が一切ない。
「おうタケ、久しぶりだけェ」
その神が現れただけで場の空気が変わった。
居るだけで押し潰されるような圧を放つ神。
高天原の邪神を尽く斬り捨てた。
天界最強の【神斬り】。
神々で最も栄誉ある三貴神の座を、
剣術を極める為に捨てた者。
至剣の求道神。
【素戔嗚命】。
「久方ぶりの竜退治。沸くぜェ」
「「「「なあっ?!」」」」
知らぬ者無き剣神の参戦に神々は驚く。
だが、
「やかましいな」
続いて現れた者への驚愕はそれ以上。
「「「「はっ??」」」」
その者、花果山の大岩から生まれた石ザル。
かつて閻魔大王の閻魔帳から己の名を塗り潰し、食した者に無尽蔵の生命力を齎す仙桃、太上老君の調合せし究極の仙薬金丹を尽く食い尽くした者。
数多の神、大妖怪、大魔王、神造神、その全てを打ち倒し仲間達と【西遊記】を成し遂げた者。
救世の妖猿。
斉天大聖孫悟空。
「な、なにをしにきやがった外天界神!!」
「神が気まぐれで下界で遊び呆けてんだ」
外天界神。
神にとっても危険な存在。
その一柱【不壊神】。
そう称される化け猿は口角を上げて言う。
「なら神が気まぐれに人類救ったって文句ねえだろう?
何しろこちとら、暇なんでな」
何人に止められぬ自由の体現者、下界救済に参戦。
「他にも協力してくれる神はいる。
だからタケちゃん、心配には及ばないさ」
扉の向こうにまだ控える、姿を見せぬ者達。
其れ等がこの三者に劣らぬ闘士であることはあまりにも明白だ。
「本気なのか、釈迦」
「ああ、俺達は本気だよ」
もしもその機会があれば、
神VS人類最終闘争(ラグナロク)。
神VS神最強決定戦(アポカリプス)。
そのどちらかに名を連ねたであろう天界最強の闘士達はかくして下界救済への戦いに身を投じるのであった。
「これは神話になるけェ?」
「あらたな西遊記かもな」
「弟子達が経典に記しそ」
神々による救済闘争。
それに付けられる名は、まだ未定である。
「あ、天界が神造神を起動させてサボってる連中を回収するってよ」
「「「「「はあっ!?」」」」」
悪神、凶神蔓延り混沌とする天界を平定する為に建造された機械仕掛けの巨神。
その矛先がついに下界で遊ぶ神々へと向けられたのだ。
「バカンスももうお終いさ」
それはオラリオの神々にとって死刑宣告に等しいものであった。
補足・説明。
最初に告げますが、
続きません。
ダンまちの神々に釈迦様をぶつけたかっただけです。
このネタで書きたい方がいたら規約を確認後にお好きに使用してください。
この作品は作者がオラリオの神にキレた衝動のまま書いてしまいました。
眷属にやらさず自分でやれ。
そう思い、やってくれそうな方で好きなキャラをだしてしまいました。
ロキには申し訳ないですが反応要員になってもらいました、フレイヤ様は釈迦の前だと何もできないイメージです。オッタルにしても普通に勝てませんし。
釈迦。
立川でバカンスしてる方ではない。
終末のワルキューレ登場の闘士の一柱。
人間サイドでの参加宣言はカッコよすぎです。
当作品では眷属ではなく自神で下界救済を行うつもりです。
素戔嗚命。
終末のワルキューレ登場の闘士。
対戦相手が散るらんの沖田総司。
ダンまちにも居そうかなと焦ってます。
斉天大聖孫悟空。
終末のワルキューレ禁伝神々の目次録登場の神。
見た目が完全にゲットバッカーズの美堂蛮。
三蔵法師との回想シーンが好きです。
その他にも登場させようか悩みましたが、好きなキャラを並べた感じです。
神の眷属ではなく、神自ら下界を救う。
そんな在り方も良いだろうと思って書きました。
もう一度書きますが、続きません。
書きたい方はお好きにネタを使用してください。