「君にまだ仕事をさせるのは早いから、今日から特訓しようと思うよ」
「特訓、ですか?」
「そうさ、君はまだまだ幼いからね、基本から教え込んでいこうと思うよ」
メメントさんが私の髪を解きながらそんな話題を持ちかけてきた。
基本、かぁ…。何するんだろ、ナイフ投げるとか?それだったら嬉しいなぁ……咲夜みたいでかっこいいし…。うおぉ、推しのことを考え始めたら供給が足りなくなってきた…(?)
わ、また抱っこされた…私まだ歩くの下手くそだから有難いや。あの時のふらつきが幼いからだとは思ってもちなかったよ。それで何処いくの?メメントさん。…ほーん、何この広い場所。色々あるけど。
「君にはここでちゃんとあるく練習をしてもらうよ」
「分かりました」
まだ歩くだけでいいなら楽勝楽勝!まかせろって感じっすわ!
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「あ゛る゛け゛な゛い゛っ!!!」
現在、精神年齢幼稚園児にまで成り下がった私は想像より長時間歩けずに大泣きしていた。お恥ずかしながら私今弱いんですよ。分かります?弱いんですよ。(迫真)
もう何回転けたことか、足が血塗れになってるよ……。
暫く大泣きしてると部屋の扉がガチャリと開かれた。びっくりして涙引っ込んだわ。あ、ちなみに何だけど大泣きとは言ってもそんな「ビェェェェ」って言ってるわけじゃないからね、ちゃんと声は抑えてるから!諦めて部屋の隅で三角座りしながらぐずってるだけですから!
「大丈夫?」
「め、めいどさん…」
そこにいたのは私をあやしたり、服の採寸をしたり、鑑定をしたり、服をリメイクしてくれたメイドさん。メメントさんよりこっちの方が私的には尊敬できるね。このメイドさんは一体何度私を助けるんだ。本当大好き。
「メイドさんじゃなくて、ウィータでいいわ」
「うぃーたさん?ファミリーネームとかって…」
「スカーレットよ」
「すかっ…」
「?」
今何と。
「モッ…しかして…」
「?」
レミリアの…母ですか…??…なぁんて、生まれてもないだろうに聞けるわけもなく……。
「れ、みりぁ げふんげふん…吸血鬼ですか?」
「あら、よく分かったわね、でも分かったからと言って殺さないで頂戴ね」
「も、勿論です…」
メメントさんよりウィータさんの方がいい、普通にこっちの方がいい…。…ていうかまって、ここにその名字があるってことはさ、ここは東方のキャラの存在できる世界なのでは…!?な訳ないか、偶然だよね。
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結局今日一日はウィータさんが歩くのを補助してくれた。私の頭がでっかいもんだから本当に歩きにくいったらありゃしない。早々にでかくなりたい。
それで、今何をしてるかって言ったら…。
「ご飯も食べ終わったことだし、何かしたい?」
「ま、魔術の勉強とか…!」
「あら、偉いわね、じゃあそれにしましょうか、メメント様の世話は別のメイドに任せているから安心して頂戴ね」
「ありがとうございます!」
そう!魔術!魔術を教わることにした!私プログラミングは得意だから得意だと思うんだよね。だからやりたいと言いますか…何と言いますか…。兎に角!教えてもらうことにしました!
ということで夕食後にウィータさんの部屋に案内されて、魔術の本を見せてもらうことに。まず最初は基本、防御とかだね。それで教わってるわけだけどウィータさんの教え方があんまりにもうまくてさ、もう私ものの数分で会得しちゃったよ。
「
「あら、早いわね、今までこんな速さで出来た子居ないわよ」
うふふふ、この人褒めるの上手ーい、最高!調子乗っちゃお。
「|ᚺᛁᚵᚺᛖᚱ ᛟᚱᛞᛖᚱ ᛋᚪᚠᛖᚵᚢᚪᚱᛞ《上位防御》」
「ま、まだ教えてないのに…?」
あれ、これダメだったか、というか魔術って魔法陣を使ってやるやつだよね?なんで私は詠唱してんの?あれか?私はまだ厨二病なのか?オーエン私は厨二病なのか?(?)
「と、とりあえず次に魔術生成の基本を教えるわ」
「お願いします」
そうして教えられた魔術の基本。まぁほとんどプログラミングみたいなものだったよ。さっき私が行っていなのは魔法の詠唱。その魔法に使う呪文を魔法陣に組み込むとのこと。ちなみに魔法陣は魔力がないと思う様に行かない。だからまず力を感じられる様にするところから始めることを勧められた。
それで、やってるわけだけど、私に何力があるかわからないから力とだけ言っておくと、その力を常に巡らせる練習をする必要があるらしい。ということでね、ウィータさんの話を聞きながら練習してるわけ。結構難しくてそろそろコンティニューしそうだ。
「それで、こういう術式を組み込んでいくわけ、できそう?」
「で、できますん」
「それどっち?」
「休憩をください」
「そうね、その方がいいわよね、じゃあ休憩しましょうか」
そんなこんなで怒涛の一日を終えてしまうのだった(間違えて寝た)