陰の実力者になっちゃった!   作:うおw

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勉強が捗らない時はこれ!2日連続投稿じゃい!
流石にこれ以降は投稿頻度下がるかも…
頑張ったので高評価コメントその他諸々よろしくお願いします。


第4話:影・血・アトミック

 

 

 

 

「アル…ファ?」

 

目の前の光景が信じられない。

こんなイベントはなかった筈だ。

 

壊れた七陰の武器。

地に伏すベータとイプシロン。

そして何よりも。

 

 

 

 

 

胸に孔がある、アルファの姿。

 

 

 

一体何処で間違った?

彼女達にアレクサンドリアを教えた事か?

ベータに教える物語が違った事か?

もっと剣術の訓練をしていれば?

 

 

それとも──

 

 

俺が主人公影野実じゃないから「シャドウ様!!」

 

ガンマの一言で龍の尾をどうにか避ける。

落ち着け。そんな事後で考えろ。

 

 

「ゼータ。デルタ。倒れてる二人を回収しろ」

 

「了解」

「わかったのです!」

 

 

「させると思っているのか?」

 

龍が魔力でできた球を放つ。

「それはこちらの台詞だ」

 

 

魔力球を弾き返すと、龍の雰囲気が少し変わった気がした。

 

「貴様、この女共と儂の闘いに水を差して、何が目的だ?」

 

「我の仲間が傷ついているのだ、見過ごす様な真似はできん」

 

 

「ほう、龍の試練を止め、機嫌を損ねるというのは相当の報いを覚悟しての行いなのだろうな?」

 

「試練?知らんな。貴様の機嫌なぞ余計知った事ではない。我の仲間が傷ついている以上、ただ見ているわけにもいかん」

 

「ほう、貴様がこの女共の代わりに儂の試練を受けると?」

 

 

「貴様が何を求めているのかは知らぬが、我の仲間を治してからならなんでも受けてやろう。今は時間がないのでな。」

 

 

「ほう。だが、それをタダで受け入れると思っているのか?」

 

 

 

そう言って体を動かそうとする龍を──

 

「なっ…これは…鎖?」

 

魔力を地面に流して鎖を生やし、止める。

 

 

「さっきからゴチャゴチャうるさいな。試練だか何だか知らないけど後で好きなだけ相手してやるから今は黙っててくれ」

 

どこかで俺が判断を誤った結果今の惨状がある。

頭で分かってはいるけど今は静かにして欲しかった。

 

「…ッ!」

 

魔力を放出すると、七陰がすくみ上がる。

 

「シャドウ様…」

「…ごめん。こうなったのは俺のせいだ。今からアルファを治す。ベータ、ガンマ。協力してくれ」

 

「「はい!!」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

そこからはとにかく必死だった。

 

アルファの体が汚れない様に魔力のドームで包み、

 

ガンマの助言の元欠損した臓器のイメージを構築。

 

スライムによって作り出したスポイトでアルファと同じ血液型であるベータの血を借り、

 

アイ

 

 

アム

 

 

 

リカバリーアトミック

 

 

「頼む……!」

 

 

 

(歪みを認め尚足掻くか。貴様の魂、なかなか面白い。我が力を貸してやろう)

 

 

 

 

 

「あれ?私、生きて…シャドウ?」

 

 

「…よかった。」

 

 

なんとか一命を取り留めた。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

そこからのシャドウ様は一瞬でした。

 

我々が何度撃ち込んでも目立った傷を与えられなかった霧の龍に一撃で致命傷を与え、我々の目的を話し従わせてしまいました。

 

特に最後の「我が貴様の新たな主だ。貴様が望む力の使い方を魅せてやろう。見逃すなよ?」はメチャクチャカッコよくて筆が捗ってしまいました。

 

アルファ様もなんとか無事で、我々はアレクサンドリアを手に入れる事ができました。

 

それからシャドウ様が明日からミドガル魔剣士学園に通う事になる今日までの間、シャドウ様は以前より積極的に我々に剣術や魔力の鍛錬をしてくださっています。

 

ただ、時折アルファ様の姿が見えなくなるのが心配で───

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

「…それで、学園に通うために明日から王都に下宿するのよね?」

「ああ、平穏な学園生活になるといいんだけどね」

 

夜、カゲノー家のシドの自室。

 

明日から家を出る俺に、アルファが顔見せにやってきた。

 

「まあ、あなたの実力じゃ何かあっても大概はどうにかできるでしょうけど」

 

「それより問題なのはこれ・・をするのが難しくなる事だと思うんだけどね。ほら、こっち来て」

 

アルファが俺の前に来て、腹部のスライムスーツを解く・・・・・・・・・・・・・

 

「んっ…ッ…あッ…」

 

アルファの腹部に緩やかな魔力を流し込んでいく。

 

あの日、龍によって負わされた致命傷からなんとか回復したアルファだったが、失った臓器の一部の代わりを俺の魔力で補った為、ガンマとイータの見立てでは俺の魔力が無くなってしまうと生命活動の維持に問題が起こるとの事。

 

そこで1ヶ月単位でアルファの臓器を維持するためにこうして魔力を流し込んでいるのだ。

 

「終わったよ。調子はどう?」

「絶好調よ。今ならなんでもできそう」

「…これする度に声が漏れるの、どうにかならないの?」

「こればっかりはどうしようもないわ。諦めて頂戴」

 

Hな魔力供給とか何処のサーヴァントだ。

俺はラノベ主人公であってエ◯ゲ主人公になった覚えはないぞ。

 

「じゃ、何かあったら下宿先に来てね」

「ええ。あなたも体調に気をつけて」

 

 

そう言い残すとアルファは去っていった。

 

 

「ふぅ……」

 

 

 

さあ、鍛錬(意味深)の時間だ。




・シド(偽)
龍の事件以降意識を改め魔剣士学園入学までの殆どの時間を自身と七陰の鍛錬に費やした。
アルファ以外からの印象が原作とほぼ変わらなくなる程度にはシャドウエミュも完璧。
魔力供給の度にアルファがいい声を出すので気が気じゃない。
好きなサーヴァントはZeroのバーサーカー。

・アルファ
今作のヒロイン。
原作通りを意識するシド(偽)は彼女だけにはタメで話す。
魔力供給の度にいい声を出す。


・リカバリーアトミック
媒体によって効果が違う必殺技。
漫画版で破壊してた紅の塔をアニメ版では破壊してなかったりこれもうわかんねえな。
原作より魔力操作の技術に劣るシド(偽)が使ったのでアルファがこの様な状態になった。
原作シャドウorイプシロンなら完璧な治療が可能。

幕間(日常回)好きかい?

  • うん!大好きSA!
  • 本編書いて、役目でしょ
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