連邦生徒会長が失踪した、探して前を見えなくしてやりてぇ   作:スピリタス原液

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女郎ぶっ殺してやらぁ、の精神です。

追記:11/15日 軽微な修正


野郎…じゃなくて女郎・オブ・クラッシャー

 

 

 

カタカタカタ……

大きなデスクトップパソコンのキーボード音が、一人では少々大きいと感じてしまうほど大きい部屋に響き渡る。

 

俺の手元には冷め切ってから何日たったかわからない缶コーヒー、そして買い溜めているゼリー系の流動食があった。

 

……連邦生徒会の白い制服を身に纏いこの場に立ってから、どれほどの時間が流れたのだろうか?

 

………いや、そんなことよりも『仕事』だ、『月月火水木金金』これが連邦生徒会のモットーだ。

 

……ちなみに俺以外の他の人員は最低でも1日は休暇が取れるように週ごとのスケジュールを組んでいるから、これは本当に俺しかやっていないモットーだ。

 

………じゃあもうコレはモットーでは無いのではないか?……俺は訝しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……さて

…そろそろ始めてから24時間経つ。

 

……流石に疲れてきた。

 

そう考えてパソコンの電源を一旦切る。

それなら次、気分の『ピーク』が来るまでもう十時間は隣の書類の山をこなそう。

と手を伸ばした時、コンコンコン!と3回ノックされた。

 

誰だろうか?

 

「……どうぞ」

 

しばらく間をおいてメガネと長いエルフ耳が特徴の生徒、リン行政官が入室してきた。

 

 

「…どうしたんだ?お前は今日非番のはずだが……」

 

その通り、彼女は非番の筈だ。

しかし、制服を着ている上、いつもと同じようにキレの長い目で俺を見つめてくる。

 

しばらく見つめていると、彼女は赤面してそっぽを向きつつ口を開いた。

 

「単刀直入にいいます。……先輩、寝て下さい」

 

………急にどうしたと言うのだろうか?

…ちょうど1日前に二時間仮眠をとったのだ。何も問題はないだろう。

 

「……リン、いやリン行政官、私への心遣いは感謝するが…お前が休日を返上してまでコチラに来る必要は無いだろう。

 

……何、私も暫くしたら休暇を取るつもりだ。

厚意は受け取ったし、休暇は1週間に一回しかない貴重な時間だ。楽しんでくるといい」

 

 

よし、それでは仕事を再開しよう……とするが、リンはコチラに向かって進んでくる。

 

 

「寝 て く だ さ い!」

 

 

………………俺はあえなく連行された。

 

____________________

 

 

 

 

 

………ここは仮眠室、周りには特殊なお香とベットが一つ。

まさに『さあ飛び込め』と言うがごとくベットはフカフカである。

 

 

…誰も見てないな?(チラ

 

よし……!(周りに人がいないことを確認して、仮眠室の中でノートパソコンを取り出す)

 

 

 

 

 

 

 

 

「あああああ、疲れたああ!!!」

雄叫びを上げた。

 

 

 

…………あああああああああ!!死にたーい!

けど死ねなーい!

 

と言うか死んでる暇がなーい!

 

 

…………なんで、なんでわざわざ全ての仕事を俺が担当しなきゃいけないんだよ!

 

 

これは!元々!全て!あいつが初めて終わらせるはずの!仕事だろうが!

 

何が「簡単な仕事だし、給料も高い、それに定時で帰れる〜」だ!

 

現実は「簡単(超人基準)給料(最低限)定時(みんなまだやってるよ?タイムカード切っとくね!)」でブラックがブルーに震え上がるレベルだよ!

 

賃金に関してはアルバイトの方が断然もらえるし……

 

と言うかなんだ?日に20時間労働って?労基とか無いんか?

……ああそっか、労基は俺らの下部組織だし言っても対応できんか………

 

 

と言うか、マジで仕事の量が洒落にならないし、アイツがいなくなったせいで常時の何倍もの量じゃねえか!

 

せめてサンクトゥムタワーの制御権ぐらい残せ!

 

マジであれ無いことが原因で、連邦生徒会が機能停止しかけてる所、

 

あの人達の形見を質に入れて、隠し持ってたヘソクリやら自腹切ってなんとかためた金から、ミレニアムからサーバー借りてなんとか1ヶ月は持つように大至急プログラム組んだんだぞ!?

 

……ただ、このおかげで、生徒会長がいなくてもできる仕事はできるようになった。ミレニアムの技術さまさまである。

 

………よし、とりあえずそこまではいい、そこまではいいが……

 

責任者が消えたせいで俺に最終決定が委ねられてるから、マジで寝られない。

今すぐ寝たいが、今後の状況を鑑みても隠れて仕事してないと、現場が回る気がしない。

 

そういえば、アオイからの新しい予算案提出はまだだっけ?……まあいいや、それよりも指導用の牢屋が足りなくなることが問題だ。

 

………もっと踏み込んだら、なんだあの見通し?会長がいなくなってそのままだと犯罪増加率200%を超える?

 

いや……想像の400%くらい下なのはいいけど流石に数値がイカれてるだろ!?

 

おかげで殆どの人材が不足している上に、給付金関連で予算案が完全におじゃんになっちまったじゃねえか!

 

あー、もー疲れた。

……ただ逃げてもこのままだと立て直しすら出来ずにキヴォトスが潰れるし……

 

かといってそれ以外は俺が死ぬし……

 

遺書でも考えるか?

 

うーん……あー、『父さん母さんごめん。草葉の陰ら、あなた達の形見を売ってしまった不甲斐ない私のことを責めてください。俺みたいなマダオを愛情持って育ててくれたのはわかってるけど、こんな結果になってしまい期待に応えられなかったことを今一度謝罪させて下さい。』

 

よし、こんな感じでとりあえずいいだろう………とりまこれは懐に忍ばせとくか。

 

 

 

 

 

 

 

……さて、現実逃避はやめてどんな状況か考えるとしよう。

 

俺はパソコンを2台同時に使う方針に切り替えた。

 

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