SSSS.DYNAZENON L'ost   作:無楽

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こんにちは!初めましての人は初めまして!

グリッドマンユニバースMORE VERSEの続き的な感じです。
グリッドマンユニバースしか知らなくても楽しめます。

SSSS.DYNAZENON5周年盛り上げ隊。


第1話「願い事ってなに?」

 

 

 

ある忙しい日レックスはグリッドナイト同盟に呼び出されていた。

 

「なに!?蓬達と連絡が取れない!?」

 

「ああ」

 

「クッソ!大将が今大変な時に!次から次へと……!」

 

「何かが我々の干渉の邪魔をしているみたいです。完全に蓬くん達の世界との交信が途絶えてしまいました。これはもしかしたら……」

 

「あの世界は、怪獣の影響を強く受けやすい。怪獣はおろか、怪獣優生思想やその怪獣をコントロールする手段まで普及している。新たな怪獣が出現していてもおかしくはない」

 

「これから我々グリッドナイト同盟はもう一度彼らの世界に干渉をかけます。レックスさんにもお手伝い願おうと」

 

「そういうことなら、勿論協力する!いや!させてくれ!あいらにもし何かあるなら…助けるのが俺の役目だ!」

 

「わかりました。早速パサルートを開きます」

 

 

二代目がバトンを使いパサルートを開く。

そこには普段明るい色のパサルートがどす黒い色に変化していた。ナイトと二代目は入り口に入ろうとするがバリアのようなもので阻まれてしまう。

 

 

「……やはりこちらからの干渉ができない」

 

「ええ。私達は入ることができないみたいです」

 

「え?いや…」

 

「レックス?」

 

「レックスさん?」

 

「俺…入れるんですけど…」

 

 

レックスがパサルートの入り口に手を入れてみると彼の手はバリアに阻まれることはなかった。

 

 

「どうやら……レックスさんは、あちらに干渉できるみたいですね」

 

「考えてみればレックスとダイナゼノンはあちらの世界で生まれたもの。もしかしたら…世界の異分子だけを弾いているみたいですね」

 

「私達はあちらの世界で生まれたものではないですからね」

 

「分析はいいけどよ!!これどうしたらいいんだ!?」

 

「レックスさん。我々は原因が解決するまで干渉することはできません」

 

「ダイナゼノン世界を作ったグリッドマンなら干渉できるかもしれないが……今は……」

 

「俺しか…いないってことか…!」

 

「そうなります」

 

「なら、やるしかないだろ!!」

 

「レックス。気をつけろよ」

 

「私達もなんとかこの世界に干渉できる手段を見つけてみます!レックスさんご武運を!」

 

「……アクセスコード!!ダイナレックス!!」

 

 

レックスは1人で蓬達の世界へと足を踏み入れた。

 

 

〜〜〜

 

 

8月16日。昼。麻中蓬と南夢芽は南家のお墓参りに来ていた。

 

 

「蓬。このお花飾ってくれる?」

 

「わかった。夢芽。そっち大丈夫?」

 

「うん。大丈夫。初めてじゃないんだからこれくらいできますよ〜」

 

「確かに。2、3回来てるし。俺の顔、ご先祖様に覚えられてるかも」

 

「お前に子孫はやらん!とか言われないようにね?」

 

「それ多分お父さんが結婚の挨拶する時に言うやつだよね。しかもちょっと古いし」

 

「でも、ちょっと憧れるかも」

 

「俺はごめんだよ??」

 

「冗談じゃん」

 

「どうせならみんなに祝福されながら結婚したいし」

 

「え、誰と」

 

「え」

 

「そこはノータイムで答えてくれないとな〜。やっぱり今日は蓬の愚痴をご先祖様に言いつけちゃおうかな〜」

 

「やめれ〜」

 

「ふふ……でも……みんなに祝福されて結婚したいってのはそうかもね」

 

「うん」

 

「たまに思うんだ。もし結婚式開くとしたら、両方の両親と、鳴衣とちせちゃん、ガウマさん、暦さん、後、蓬の友達と…あっちの世界からも呼べるんなら、裕太さんとか六花さん達も呼びたいよねって」

 

「あーいいかもね」

 

「で、たまにそこに香乃もいてくれたら、祝ってくれたらな〜、ってちょっと思うんだよね」

 

「夢芽」

 

「いや、ほんのちょっとだよ?そんな悲しそうな顔すんなよ〜蓬はホントに泣き虫だな〜」

 

「いやまだ泣いてないじゃん」

 

「『まだ泣いてない』なんだ?」

 

「すみません。勘弁してください」

 

 

〜〜〜

 

 

「やっと法事終わった……」

 

「センパイも大変っすね。大人の付き合いでいろんな人にお酒勧められて」

 

「いやホントに。ああいう席で飲むお酒は大概あんまり味しないから。まだ蓬くん達と焼肉した時の方が美味しかった。……焼肉行きたいな」

 

「センパイ。焼肉行ってる暇あるんですか?就活中でしょ?」

 

「就活中だけど、1日くらいは休まないと」

 

「前も言いますけど、無職もとい就活中の休みが欲しいって、どういうアレなんですか?」

 

「じゃあ、ちせは食べたくないの?焼肉」

 

「食べたいですけど。っていうか私の分払うお金あるんですか?」

 

「いや、あっちの世界行けばママさんか、ガウマさんが半分くらい出してくれるかなって」

 

「その考え方終わってんな」

 

「……あれ?ガウマさん?」

 

「ホントだ。隊長ッスね」

 

「おーい。ガウマさーん」

 

「……暦と、ちせか、」

 

「隊長!お久しぶりです!ゴルドバーン元気ですか?」

 

「……おう」

 

「ガウマさん、なんかスーツじゃなくなってますね?もしかして就活中ですか」

 

「センパイじゃないんですから。多分休暇ですよ。今ちょうどお盆休みですし」

 

「……お前ら、本当に……」

 

 

山中暦と飛鳥川ちせが出会ったガウマは昔の包帯と傷だらけの上着とズボン、そして薄汚れたローブを纏ったガウマの姿だった。

 

 

「隊長。ちょっと元気ないですか?」

 

「元気……そうだな。元気なんて昔に置いてきちまったかもな」

 

「なんか意味深に言いますけど、似合ってませんよガウマさん」

 

「そうか……そうかもな。らしくないかもな」

 

「隊長!焼肉行きましょう!焼肉!センパイが奢るって言ってました!」

 

「え」

 

「なんなら、よもさん達も呼びましょ!ガウマ隊全員集合!」

 

「ガウマさん。割り勘でお願いします」

 

「……ああ」

 

 

ガウマは悲しそうな顔で2人を見た。

 

 

〜〜〜

 

 

「蓬。ちせちゃんから連絡あったよ。ガウマさん休暇で帰ってきたっぽいからみんなで焼肉行こうって」

 

「あー。夕飯だったら、良いかもね。久々にみんなで集まりたいし」

 

「ガウマさんに会いたいしね」

 

「……そうだね」

 

「私1回家帰って着替えてくる。今日外暑すぎ」

 

「わかった。待ち合わせ場所みんなで決めておくよ」

 

「ありがとう」

 

 

夢芽と別れた蓬は無意識にガウマと出会い、皆で集まった思い出の場所に足を運んでいた。

 

 

(もう2年も前か懐かしいな)

 

 

ダイナゼノンに乗ったのは数ヶ月だったが蓬にとって確かな思い出になっていった。

 

 

(ここでガウマさんに食べ物あげなきゃ多分夢芽とこうやって出会ってなかったかもな)

 

 

確かに気になっていたクラスメイトではあったがここまで彼女を知れたのは紛れもなくダイナゼノンがあったからだと蓬は感じていた

 

 

(結婚か……気が早いけど……もう半年後は卒業だし……夢芽も同棲したいって言ってたし……)

 

 

「お金貯めないとな〜。バイト増やすか」

 

 

〜〜〜

 

 

8月16日。夕方。蓬はみんなを待つために駅前にいた。

 

 

「あ、よもさーん!」

 

「ちせちゃん、久しぶり!暦さんも」

 

「うん。久しぶり」

 

「よもさん、隊長見かけませんでした?」

 

「え?ちせちゃん達が一緒だったんじゃないの?」

 

「私達今日法事で。着替えてから来たんですよ」

 

「だからガウマさんとは後で落ち合おうって」

 

「じゃあ、もうすぐ来るかな?」

 

「蓬くん、そういえば南さんは?」

 

「夢芽はちょっと支度に手間取ってるみたい」

 

「センパイ……南さん女の子なんですから……」

 

「そんな目で見なくても…」

 

「まぁ多分夢芽もみんなで集まるの楽しみなんですよ。きっと」

 

「…?ごめん。俺ちょっと親から電話きた。ちょっと出てくる」

 

「センパイ迷子にならないでくださいよ〜」

 

「すぐそこにいるから。ならないよ」

 

「…?…!二代目さんから連絡??え、二代目さんもこっち来てるんですか!?」

 

「え!?でも俺達には連絡なかったよ?」

 

「ちょ、ちょっと出てきますね!すみません!」

 

「なんだろう……なんかすごい嫌な予感するな……ん?…夢芽から連絡来てる。もしもし?夢芽?待ち合わせ場所着いた?」

 

『蓬!?良かった……。あの、ちょっと、困ったっていうか、ちょっと変なこと起きてて』

 

「変なこと?……もしかしてまた怪獣が出たの!?」

 

『いや、そうじゃないんだけど……。いや、わかんない……。でも怪獣の力でまたこうなってるのかもしれないし……』

 

「落ち着いて?何があったの?」

 

『香乃が……』

 

「お姉さんが……?」

 

『家に帰って来たんだよね』

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくださりありがとうございます!
また次の話でお会いしましょう!
感想も是非是非
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