SSSS.DYNAZENON L'ost   作:無楽

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やる気が続いたので書きました。
不定期での更新となると思いますがよろしくです。

おらにやる気を分けてくれ!!


第2話「幸せな事ってなに?」

 

 

 

 

「帰って来たって……」

 

『うん。今も家にいる。お父さんも、お母さんも、何もびっくりしてなかった。まるで普通のことみたいに受け入れてて』

 

 

時は数分前に遡る。

 

 

〜〜〜

 

 

「じゃあお母さん。夕飯蓬と食べてくるから」

 

「行ってらっしゃい。気をつけてね」

 

「夢芽出かけるのか?送って行こうか?車出そうか?」

 

「大丈夫。みんないるから。1人で行けるよ」

 

「わかった。気をつけてな」

 

「うん、いってきま…」

 

「ただいま〜」

 

「え?」

 

聞こえるはずのない声。いるはずのない人物が夢芽の家へ帰宅する。

 

「香乃…」

 

「香乃!おかえりなさい。長期休暇今日からなの?」

 

「うん。後荷物の整理もしたくて」

 

「少し痩せたんじゃない?ちゃんと食べてるの?」

 

「食べてるよ。ほとんどレトルトだけど」

 

「それじゃあ体壊すぞ。今度、おじいちゃんのところから届いた野菜送るから」

 

「えー。自炊してる時間あんまりないよ」

 

「香乃…だよね?」

 

「?夢芽、久しぶり。元気だった?」

 

「夢…じゃないよね。この状況」

 

「何?ぼーっとして熱でもある?熱中症かな…。今日暑いから気をつけなよ?」

 

「あ、うん。あ、ありがと」

 

「夢芽。時間大丈夫?」

 

「何かあるの?」

 

「今日彼氏と夕飯食べてくるんだって」

 

「え、夢芽彼氏できたの!?おめでとう」

 

「うん。ありがとう」

 

「そっか。夢芽に彼氏か…。どんな人か今度私にも教えてね」

 

「うん。今度…ね」

 

 

〜〜〜

 

 

『ってことがあって……私どうかしてるのかな…』

 

「いや……でも、夢じゃないとは思うよ」

 

『そうなんだよね〜。ほっぺつねってもちゃんと痛いし』

 

「調べ方が古典的過ぎない?」

 

『もうすぐそっち着くから。ガウマさん達にも相談しよう』

 

「わかった」

 

 

蓬はそう言って夢芽との通話を切り、裕太達の連絡先を探す。

 

 

(こういう時は裕太とか六花さんに相談した方がいいよな。もし、怪獣が出たのならグリッドマンにも助けてもらいたいし)

 

 

『えー!!!い、いいんすか!?はい!!わかりました!!はい!!では後ほど!』

 

 

「あれはちせちゃんの声?どうしたんだろう」

 

 

『え!?本当に??嘘じゃない??桁番号間違ってたとかいうオチじゃないよね??え、ホントに?うん。うん。わかった。それじゃあ』

 

 

「暦さんもめちゃくちゃ話し込んでる…」

 

 

「よもさん!お待たせしました!」

 

「ちせちゃん……何かあった?随分嬉しそうだけど」

 

「実はですね…」

 

「こっちも終わったよ。今これ…なんの話?」

 

「センパイ!!センパイも聞いてください!実はですね…しばらくゴルドバーンと一緒に暮らせることになったんですよ!!」

 

「え!」

 

「おー。でも…二代目さん達よく許してくれたね」

 

「なんでも、ゴルドバーンの能力をゴルドバーン自身に使う訓練の一環で、私にその訓練の補助をお願いしたいらしいです!それで小鳥くらいの大きさのゴルドバーンと一緒に暮らせないかって!!」

 

「そっか。ゴルドバーンもちゃんと働いてるんだな」

 

「センパイとは違うんですよ」

 

「ふふふ。じゃあ今日はお祝いだね。少し良いところのお店行こうか」

 

「え」

 

「何その疑いの『え』は」

 

「センパイが自発的に……良いお店に行こうとしてる……今日天気予報雪でしたっけ?」

 

「それ失礼だからね?」

 

「暦さんもちょっと嬉しそうですけどなんかあったんですか?」

 

「え?そう見える?これでも隠してるつもりだったんだけど」

 

「結構バレバレですよ。センパイ」

 

「実は、お父さんが今日宝くじ当たったって一等」

 

「一等」

 

「それ、いくらですか?」

 

「え、なんか1お…」

 

「センパイストップ!!」

 

「暦さん。それ多分ここで言っちゃダメなやつです」

 

「センパイ命狙われますよ!!」

 

「そんな大袈裟な。第一当たったの俺じゃないし」

 

「それでも!身代金目当てに狙われたらどうするんですか!!センパイ!!非力なんですから!」

 

「さっきからずっと失礼だよ?」

 

「そ、そういえば南さんはなんて言ってました?もうすぐ着くんすか?」

 

「いや、向かってるらしいけど、ちょっと異変があったみたいで」

 

「異変?」

 

「見つけたら戻るやつ?」

 

「センパイ。ゲームじゃないんすから」

 

「あ、そっか。それでどんな異変?」

 

「それが…夢芽のお姉さんが夢芽の家に帰って来たらしいんですよ」

 

「え!?」

 

「……それってまた怪獣の仕業?」

 

「わからないですけど…多分」

 

「と、とりあえず、みんな集まってから決めましょう!」

 

 

ドゴォン!!!

 

 

突如として駅の喧騒を破り轟音が響いた。その正体は2年前この世界に突如として現れた怪物の姿だった。

 

 

「今の音は!」

 

「怪獣!!」

 

「また怪獣が…」

 

 

サイレンの音や緊急アナウンスなどが鳴り響く。怪獣が出たのはここより少し離れた場所。だが足音とビルの倒される轟音は鳴り響く。

 

 

「とりあえず!どうしましょう!」

 

「今ダイナゼノンないし……」

 

「夢芽…!」

 

「じゃあ、南さんと、隊長探して、ダイナゼノンで倒しに行きましょう!」

 

「そうしよう…。まず蓬くん、南さんに連絡取ってもらえる?こっちはガウマさんに連絡取ってみる」

 

「わかりました」

 

「ここじゃ電波繋がらないから、移動しながら連絡し……」

 

 

突如起こった怪獣の騒ぎに群衆は狼狽え、その群衆の波がちせをさらっていった

 

 

「センパイ!よもさん!」

 

「ちせ!!」

 

「暦さん!!ちせちゃん!!」

 

 

群衆の波を暦は追い、蓬はその波から弾き出され完全に2人と逸れてしまった。

 

 

「くっ…!ガウマさんにも連絡つかないし、これじゃあ夢芽にも…」

 

 

怪獣の足音が刻一刻と迫る。段々と絶望感が背後ににじり寄って来る。

 

 

『バーストミサイルシュート!!!』

 

 

その時、巨大な影が上空を通過した。その影は迫る怪獣に向かって突っ込んでいく。

 

 

「あれは…!」

 

 

『ジュウガ!!お前!!先制攻撃は俺にやらせろ!!』

 

『すみません。でもこちらの方が効率が良いと』

 

『どうでもいいから。そこ、さっさとやるよ』

 

『………』

 

 

「白い……ダイナゼノン!?」

 

 

〜〜〜

 

 

「もう後戻りはできないな」

 

 

水門の上。傷だらけの男が呟いた言葉は風に乗って消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでくださりありがとうございます!
また次の話でお会いしましょう!
感想も是非是非
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