約1週間ぶりです。
大遅刻申し訳ない。完結までどうにか持っていこうとは思ってるので長い目で見てくださるとありがたいです。
「俺って……ガウマって名前なのか……」
「良かったじゃん!ナナシくん!」
「正確には、今は新世紀中学生のレックスって名乗ってるみたいですよ」
「な、なんで名前変えてんだよ!?名前って、そんなにコロコロ変えて良いもんなのか?」
「いや……どうなんでしょうか……」
「確か……名前の変更許可申し立てって、家庭裁判所の審査とか許可とかいるって感じだった気がするんだよねえ……」
「へえ……店長、めちゃくちゃ詳しいですね」
「あ、うん。昔ちょっとね」
蓬は、話を詳しく聞きたいという青年とその青年の上司にあたる店長と言われていた女性のお店、その住居スペースであるどこか昭和の雰囲気を漂わせる2階に案内され、古き良きちゃぶ台を3人で囲み、これまで蓬に起きたことを2人に伝えていた。
「それで、ガウマさん?で良いですよね?」
「あー…うん多分、そうなんだろうな。でも生憎、俺1ヶ月前からの記憶がねえんだよ」
「え……」
「そうなんだよねえ。ナナシくん、1ヶ月前に河川敷で拾ったんだよね。あの、大きな水門のところの。行き倒れててびっくりしたなあ……」
「その説は!というより!今もお世話になってます!!」
「今も?」
「俺、今ここで住み込みで働かせてもらってて」
「え!?ガウマさん!?こんな美人な店長さんと一緒に住んでるんですか!?」
「おま、そういうこと!気づいてもに言うじゃねえよ!」
「うん。そうだよ〜。図々しいよね?」
「え!?いや、店長が行くところないなら、ここで暮らして働けば良いって言ったんじゃないですか!?」
「え〜そうだったかな?ちょっと1ヶ月前の話だからよくわからないなぁ」
「おい、蓬って言ったか?誓って!俺は店長となんもねえからな?そこのところよく覚えておけよ?」
「ナナシくん。年下にあたるの良くないよ〜」
「ガウマさん……手玉に取られてる……」
「ちょっと店長!揶揄わないでください!」
〜〜〜
「ガウマさんって……あんな顔なのにモテるよね」
「隊長は愛想良いですからね」
「所詮モテる男に顔は関係ないですよ。モテる男の人ってどれだけカッコいいかよりどれだけ可愛いかですから」
「わっかります。可愛いは正義って言いますけど、あながち間違ってないですよね」
時刻は昼。蓬はガウマの生存と今の状況をガウマ隊の3人に連絡し、それによって皆でガウマの様子を見に行くということで昨日の話し合いは決着がついた。
「着いたよ。ここのお花屋さん」
「普通の花屋ですね」
「普通だね」
「今忙しくなさそうだし、ちょっと、話聞きに行こう。すみませーん」
「はーい。あ!ナナシくんのお友達!」
「麻中蓬です」
「南夢芽です」
「?山中…暦です」
「はーい。飛鳥川ちせです!」
「ここの店長やらせてもらってます。今、ナナシくん呼んでくるね!裏で作業してもらってて」
「綺麗な人だね……」
「あの人とガウマさん暮らしてるんだって2階で」
「へえ〜。隊長隅に置けないなぁ……。…??センパイどうしたんすか?」
「いや、あの人、店長さん、俺どっかで会ったことあった気がして……」
「よ!よ、ヨモギ?だったか?そいつらも俺の過去の知り合いか?」
各々が思い思いの考えを抱きながら待っていると件の青年が姿を現す。
「ガウマさん…」
「隊長…」
「本当に、ガウマさんだ。声も顔も」
「そうなんだけど……昨日も言ったけど記憶喪失みたいで」
「そう言うことだ。みんな改めてよろしくな!」
「え、いやでも、昨日隊長に会ったし、ちゃんと名前呼ばれてましたよね?センパイ?」
「そうだけど……。こんな感じのガウマさんじゃなかった気がする……」
「確かに……。私が会ったガウマさんも暗いっていうか静かなガウマさんでした」
「確かに!こんなうるさくなかったです!」
「お前ら!?揃いも揃って失礼だな!?」
〜〜〜
「なるほど……俺はそんなやつだったのか……で、今はその新世紀中学生として、全ての世界をグリッドマンと一緒に守る仕事をしてるんだな?」
「まぁ、ざっくり言うとそんな感じっす」
「昨日ヨモギから聞いた時はほとんどタチの悪い夢か嘘かと思ってたが、こうも事細かに説明されちまうと、逆に本当なんじゃないかって思うようになるぜ……」
「まぁ、俺も、こんな話、記憶ない時に聞かされたら変だなと思うし」
「そうっすよね〜」
「でも、その変なことってほとんど今記憶ないこの人発信なんですよね?」
「そうなんすよね〜」
「ガウマさん。それで……1ヶ月前に持っていたものとかって……」
「ああ。探してみたぞ。服はスーツがあったし……サングラスと……」
「蓬。このスーツって」
「うん。前にガウマさんが着てたやつだよね」
「やっぱりこのスーツでサングラスは街にいたら怖いですよ」
「後、この袋の中にこれが入ってたな」
「!!」
「これって…ダイナウイング」
「ダイナゼノンのメカ…」
「ダイナゼノン……。これがこのおもちゃの名前か。いい名前だな!でも……そのダイナゼノンって確か話に出てきた怪獣を倒すロボットなんじゃねえのか?こんなおもちゃで倒すのか?」
「これを上に掲げて合言葉を言うと、巨大化して。それで怪獣と戦うんです」
「なんか説明聞くとちょっと恥ずかしいかも」
「……冷静になって聞くとちょっとね?」
「その合言葉ってのは……」
「これだったら『アクセスモード。ダイナソルジャー』ですね」
「良し!」
青年は蓬からダイナソルジャーを受け取り座ったままダイナソルジャーを天に掲げて家の天井目掛けて言い放とうとする
「『アクセスモード。ダイナソル』……もが」
「ガウマさん!こんなところで巨大化させちゃ危ないですよ!」
「家潰れますって!」
「死ぬかと思いましたよ!」
「記憶喪失こわ」
「え!あ!いや!そうか。すまん」
蓬と暦の男性陣は青年がいい終わる前に止めにかかる。夢芽とちせは青年の行動にドン引きしている。
「ガウマさん…私達の言うこと信じなくても良いですけど、そういう突飛な行動はマジでやめてください」
「ハイ。反省します。反省しました」
「ナナシくん〜。早速弄られてるねえ。ちょうど休憩時間だから、お昼食べようか。みんなも食べる?カレーだけど」
「だとよ。お前ら。飯食ってくだろ?話の続きはそれからだ」
「わーい!カレーだ!」
〜〜〜
カレーを店長さんからご馳走になった後、ガウマ隊の4人と青年は河川敷でダイナゼノンを動かしてみることにした。そうすれば青年が記憶を取り戻すかもという、ちせの発案である。
「『アクセスモード。ダイナダイバー!!』……??なんも現れねえぞ??もう一回!!アクセスモード!!ダイナダイバー!!」
「……隊長。何してんだろ。だいじょーぶですか?」
「チセ!これなんも反応しねえぞ!」
「え??おかしいな。ちょっとセンパイ。ダイナストライカー使ってみてください」
「わかった」
暦は青年から借り受けたダイナストライカーを天に掲げて合言葉を叫ぶ
「『アクセスモード。ダイナストライカー』」
すると暦の合言葉に応えダイナストライカーが巨大化、顕現する。
『できちゃったけど』
「こ、これが!?ダイナストライカー!?すげえ!?かっけえ!?」
「えー?おかしいな〜。隊長〜!全部試してみてください〜!」
「わかった!」
結局青年はその後、全てのメカを試したが巨大化、顕現することはなかった。
「ここまでやってダメか……クソ!」
「隊長がダイナゼノン使えなくなってる…」
「ガウマさん、調子悪いんですか?」
「…調子悪いって言われてもな……。記憶ねえからわかんねえよな…」
「もしかして、記憶ないのが原因とか??」
「なるほど。記憶ないからダイナゼノンが使えない…」
「え、かなりやばいっすよね?」
「ちせちゃん、これ多分重症だよ」
「えぇ……どうしよう……」
「というか……多分だけどさ……」
「なんすか?センパイ」
「俺達も多分それぞれの操縦はできるけど、合体できないじゃない?」
「え?」
「あ」
「そっか」
「俺達ってガウマさん抜きで合体したこと多分無いよね……」
「……か、か、かなりやばいじゃないですか!?センパイ!?なんで!?なんで余計なことに気づいちゃうんですか!?」
「むしろ、怪獣と戦ってる時に発覚するよりはいいでしょう」
「俺じゃあ、使えないのか……」
「ガウマさん。落ち込んでる?」
「珍しく」
「隊長元気出してください。原因一緒に考えましょ」
「そうですよ!俺達も手伝うんで!」
「リハビリしましょう。ガウマさん」
「リハビリで記憶喪失って治るの?」
「お前ら……ありがとな」
ここまで読んでくださりありがとうございます!
また次の話でお会いしましょう!
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