僕の考えた地味に奇妙なFGO   作:日下部明日太

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俺の考えた一味違う冠位指定

「?………此処は。」

無機質な地面に這い蹲る彼の名は藤丸立香。性別は男性。17才。

(自称)何処にでも在る普通の「人間」。

彼は現在、迷宮に放り込まれた仔犬の様に緊張感を捻り出していた。恐らく彼なりの生存戦略なのだろう。是迄の習慣が未だに根強く染み付いているみたいだ。寝坊助なのもあるが。

………『チカラ』を手に入れてからは『因縁』を切り取った筈なのに。

彼は今、どうすべきか心あらずに居た。「とある」障害により判断能力が剥奪されているからだ。

「………先輩?」

背後、つまり頭上から声が聞こえた。

……何だろう?何時もの幻聴か?

彼は念の為、陸上体操の真似でパッと手を地面に押し出して起きた。

「ッヒャッ!!?」

……若い女性の声だ。何者だろう?

彼は念の為、自衛として距離を離し、足元を視ながら構えた。

「えっ?……っと、大丈夫ですか?……その。」

彼は咄嗟に「大丈夫です。自分、朝に弱いみたいなので。」

「あの…現在の時分はもう真夜中なのですが…、それと」

『顔色がまるで吸血鬼の様に青褪めて優れない様子ですが。』

彼は皮肉気に微笑んだ。まるでナニカを食い縛る様に。

そして深呼吸をした。彼女から見て驚嘆する程に深く。鋭く。

……幻覚だろうか?翡翠色の粒子の様な、或いは波動の様なモノが観える。この様なチカラは『未だ』会得していなかったのに。

「これは一体……なんでしょう。甘く、優しい香りがします。」

……自分にもわからない。しかし、実体感から癒しの効用があるみたいだ。

「……自分にもわからない。しかし、実体感から癒しの効用があるみたいだ。」

彼は自嘲気味に発言した。

「あっあの、有難うございます?で良いのでしょうか?何分会話の仕方が分からなくて。」

…オレも同じだ。

「自分も同じく。挨拶から始めよう……今晩は?で良いのか?」

……彼女は表情豊かに悩んでいる様子だ。じっと待とう。

「…………えぇと、有難うございます?じゃなくて今晩は?でもなくて……あっ!あの……自己紹介から始めましょう。私はマシュ。マシュ・キリエライトと言います。先輩の名前は何ですか?」

……本当に悩む。何処まで個人情報を晒していいのか。………。

「俺の名は藤丸立香。リツカが名前でフジマルが姓だ。今後とも宜しくお願いします。」その場のノリで一礼もした。

「其処までしなくても!!?すみません!此方こそ宜しくお願いします!」

……どうやら何とか会話が成立したみたいだ。久し振りの声出しだから持病が発作しないか心配したが……っ。

ゴンッ。あ、頭をぶつけてしまいました。ごめんなさい。

 

閑話休題〜原作と同じところは省略します。スミマセン。

 

 

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