Dr.ロマニ「ゴホンっ。そういう訳だから、マシュ。サーヴァントを召喚するから準備して。丁度有り難く其処のキャスターが事前に陣地作成してくれていたみたいだからさ。」
マシュ「分かりました。直ぐに設置します。先輩…?」
…英霊か。………。………。
「ん。了承しました。ロマニ室長代理。直ちに任務続行します」
Dr.ロマニ「いや。だからさ。いきなり直ぐに信頼、とまでは言わなくてももうちょっと信用してもらいたいのだけど。」
…?どういう意味だろう?何が異なるんだ?
キャスター「気を使いすぎだってことだ。坊主。まぁ、今は分からなくても良いがな」
マシュ「先輩は先輩らしくガッチリと構えてください。後は私が何とかしますから。」
…兎にも角にも英霊召喚しよう。余り時間が無い。』
マシュ「はいっ!では、宜しくお願いします!」
藤丸立香は初めての魔術に目眩しながらも多少昂揚感を覚えていた。
この場所の雰囲気(結界内という理由もある)や周りの優しさに絆されているのもあるのだろう。背中から後押しされている気がした。………それが魔術師にとって何と呼ばれているのか知らずに。
汝、天地の狭間に在りて、三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!
『サーヴァント・ランサー、エルキドゥ。』
『君の鳴き声に起動した。どうか無慈悲に使ってほしい。』
……。
エルキドゥ「マスター?」
藤丸立香は立ち眩み、突如膝をついた。
どうやら限界を迎えたようだ。
Dr.ロマニ「立香君!?」
マシュ「先輩!?」
キャスター「まぁ、落ち着け。コイツはーーー。」
……眠たい。まるで頭の上で選択肢が視えるようだ。
ここで終わるのか…イヤ。未だ諦めてはならない。
生きねばならないだけの理由を授かったのだから。
藤丸立香は食いしばった。
消えないキズを更にえぐり刺すように。
◇ エルキドゥ「彼は………っ。」
藤丸立香「ん。確か、英霊を召喚したような…?マシュ?」
マシュ「先輩。大丈夫ですよ。エルキドゥさんのおかげで元気一杯の筈ですから!」
キャスター「オレも手伝ったんだがな。おっと、変態的な意味じゃないからな?」
エルキドゥ「僕程の変態はいないから安心していいよ。けど親友は別枠かな。」
藤丸立香「ありがとう、皆。Dr.もありがとう。」
Dr.ロマニ「ん〜嬉しいけど、そこはかとなく場違い感がするよ。」
マシュ「実際の所、空気みたいなものでしたからね。ドクター。」
キャスター「空気っつーか、現代で言う、体育会系の熱血教師って奴かなありゃ。」
エルキドゥ「フフッ、痩せ我慢してる所が彼ソックリだね。ブフォ。」
閑話休題〜被告人Dr.ロマニの弁明は勿論キンクリします。〜
ドクター「だから酷過ぎるでしょその扱い!!?僕がナニしたっていうのさ!!?」
散々な目に遭っているドクターですが、作者はドクターを嫌っているわけではありません。
運命的なナニカに逆らえない私を許して下さいませ、皆様方。