アカデミアで送る学園生活 in 5D's   作:作者B

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【新連載】遊戯王ARC-V〈IF〉 第39話 復讐の劫火【4/1】

『アクションフィールド、"仙界竹林"発動!』

 

司会の宣言と共に、舞網チャンピオンシップの会場の風景がソリッドビジョンによって変化する。広大な大空に竹林が空中に浮かんでおり、複数の竹林がそれぞれ小さな浮島でつながっている様子は、現実とは違う幻想的な雰囲気を感じさせる。

そこに相対するのは2人。遊勝塾に所属するエンタメデュエリストである榊遊矢、そして梁山泊塾の前年度準優勝者、勝鬨勇雄。両者が今まさに激突しようとしていた。

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリストたちが」

「モンスターとともに地を蹴り、宙を舞い、フィールド内を駆け巡る!」

 

互いが向かい合い、アクションデュエルの開始を知らせる口上を告げる。

 

『見よ!これぞ、デュエルの最強進化形!アクション―――』

 

「「デュエル!」」

 

 

 

榊遊矢  LP 4000 手札5枚 先攻

勝鬨勇雄 LP 4000 手札5枚 後攻

 

 

 

「いくぞ!俺のターン!

 俺は手札から"EMフレンドンキー"を召喚!」

 

 

 

EMフレンドンキー Lv3 AP 1600

 

 

 

「そして、フレンドンキーの効果発動!このモンスターが召喚に成功したとき、手札または墓地からLv4以下のEMモンスター1体を特殊召喚できる。俺は手札から"EMペンデュラムマジシャン"を特殊召喚!」

 

 

 

EMペンデュラムマジシャン Lv4 AP1500

 

 

 

「さらに、ペンデュラムマジシャンの効果発動!1ターンに1度、このモンスターが特殊召喚に成功した場合に自分フィールド上のカードを2枚まで破壊できる。俺はペンデュラムマジシャン自身を破壊!」

『おーっと、榊選手!せっかく召喚したモンスターを自ら破壊してしまったぞ!』

 

モンスターを自ら減らしたプレイングに、会場の観客がざわめく。

 

「何のつもりだ」

「慌てるなって。お楽しみはこれからだ!

 ペンデュラムマジシャンは、自身の効果で破壊したカードの枚数と同じ種類だけ、デッキからEMモンスターを手札に加えることができるのさ。俺はデッキから"EMシルバー・クロウ"を手札に加える!」

『榊選手はデッキから新たにモンスターを加えたー!さらに、ペンデュラムマジシャンはペンデュラムモンスター。破壊されても墓地へは行かずにエクストラデッキに戻るので、次のターンから大量展開が狙える!これは上手いぞ!』

 

司会の解説により、再び会場が湧き上がる。

 

「俺はさらに、"オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン"をペンデュラムスケールにセッティング!」

 

遊矢はモンスターゾーンのさらに両脇にあるペンデュラムゾーンに、ペンデュラムモンスター"オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン"をセットした。ペンデュラムモンスターは魔法カード扱いでペンデュラムゾーンに発動でき、モンスター効果とは違う『ペンデュラム効果』と呼ばれるものを使用することができる。

 

『榊選手、1ターン目からいきなりペンデュラム召喚か!?いやしかし、ペンデュラムスケールにはオッドアイズ1枚しかセットされていない!いったいどういうつもりなのか!』

「俺はこのままターンエンド。

 そしてエンドフェイズ時、オッドアイズのペンデュラム効果発動!このカードを破壊することで、デッキからAP1500以下のペンデュラムモンスター1体を手札に加えることができる。俺が手札に加えるのは"星読みの魔術師"!」

 

遊矢は新たにペンデュラムモンスターを手札に加え、ペンデュラム召喚の準備を着実にこなしていく。そして、ターンは勇雄へと代わる。

 

 

 

榊遊矢  LP 4000 手札4枚

勝鬨勇雄 LP 4000 手札5枚

 

 

 

「自分のターン、ドロー。

 相手フィールドにモンスターが存在し、自分フィールドにモンスターが存在しないとき、このモンスターはリリースなしで召喚できる。地翔星ハヤテを召喚」

 

 

 

地翔星ハヤテ Lv5 AP2100

 

 

 

『勝鬨選手も負けじと上級モンスターを召喚して対抗だ!』

「バトル。自分はハヤテでフレンドンキーを攻撃」

 

ハヤテが遊矢のフィールドに居るフレンドンキーへ向かってくる。

 

「なら、アクションカードで!」

 

それを見た遊矢は、ハヤテから逃げるようにフレンドンキーと共に竹林の中へ駆け出しアクションカードを探す。アクションカードとは、アクションデュエルでのみ使用できる魔法・罠カードであり、フィールド内に無数に散らばっているアクションカードを同時に1枚まで手札に持つことができる。アクションカードはモンスターを強化するものから攻撃を防ぐものまで様々であり、アクションカード1枚がデュエルを左右することもある。

 

「アクションカードは……あった!」

 

遊矢は竹に張り付けられているアクションカードを見つけた。そして、いざ取ろうと足を踏み出した、次の瞬間―――

 

「うわっ!」

 

踏み出した足の先の地面に短く切られた竹が刺さり、そのまま足を引っ掛けて転んでしまった。

 

「っててて……そうだ!アクションカードは!」

 

すぐに体勢を整えようとした遊矢は、アクションカードのある竹を見る。

 

「遅いな」

 

そこには、先ほどの竹を投げたと思われる勇雄がアクションカードを手に持ちながら立っていた。

 

「お前!」

「いいのか?攻撃はまだ続行中だぞ」

「なっ!」

 

遊矢が振り返ると、すぐそこにハヤテが迫っていた。そして―――

 

「ぐあぁぁぁッ!」

 

フレンドンキーは為す術もなく破壊された。

 

 

 

榊遊矢 LP4000→3500

 

 

 

『勝鬨選手の先制攻撃が決まった!』

「ターンエンドだ」

 

倒れる遊矢を余所に、勇雄はターン終了を宣言する。

 

 

 

榊遊矢  LP 3500 手札4枚

勝鬨勇雄 LP 4000 手札5枚+1(Aカード)

 

 

 

「……お前があくまでそういうデュエルをするっていうのなら、俺は俺の信じるデュエルをする!」

 

遊矢は力強く立ち上がり、デュエルディスクを構える。

 

「俺のターン、ドロー!俺は手札からスケール1"星読みの魔術師"とスケール8"時読みの魔術師"をペンデュラムスケールにセッティング!」

 

遊矢がペンデュラムゾーンに2体の魔術師をセットすると、デュエルディスクに『PENDULUM』と表示される。そして、遊矢を挟むように空へ伸びる青い光の柱が出現した。その中には2体の魔術師が居り、それぞれ1と8の数字が浮かびあがる。

 

「これで俺は、Lv2~7までのモンスターを同時に召喚可能!」

 

遊矢の言葉を合図に、光の柱の間で振り子が揺れ始める。

 

「揺れろ魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!」

 

振り子が左右の魔術師の間を揺れると共に、柱の間に光の輪が出現する。

 

「ペンデュラム召喚!現れろ俺のモンスターたち!」

 

そして、中央の光の輪の中から3つの光が外へ飛び出す。

 

「エクストラデッキから"EMペンデュラムマジシャン"と"オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン"、そして手札から"EMシルバー・クロウ"を特殊召喚!」

 

 

 

EMペンデュラムマジシャン Lv4 AP1500

 

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン Lv7 AP2500

 

EMシルバー・クロウ Lv4 AP1800

 

 

 

『出たぁー!榊選手のペンデュラム召喚だ!』

 

ペンデュラム召喚により、会場のボルテージが一気に高まる。

 

「俺はペンデュラムマジシャンの効果を再び発動!自身を破壊し、デッキから"EMチアモール"を手札に加える!

 さらに俺は、オッドアイズとシルバー・クロウを素材とし融合!」

 

オッドアイズとシルバー・クロウが光となり、2つの光が混ざり合う。

 

「誇り高き銀狼よ。神秘の竜と一つとなりて新たな力を生み出さん!

 融合召喚!出でよ!野獣の眼光りし獰猛なる竜!"ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン"!」

 

 

 

ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン Lv8 AP3000

 

 

 

『榊選手、ペンデュラム召喚からさらにペンデュラム融合を決めたぁー!』

「バトルだ!ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで地翔星ハヤテを攻撃!ヘルダイブバースト!」

 

ビーストアイズは獣のような咆哮を上げると、ハヤテに向かって灼熱の炎を放った。

 

「地翔星ハヤテの効果発動。自分フィールド上にこのカード以外のモンスターが存在しないとき、1ターンに1度、攻撃を無効にできる」

 

地翔星ハヤテはその手にもつ棍棒を回転させ、ビーストアイズの炎をかき消した。

 

『勝鬨選手、榊選手の攻撃を華麗に躱した!』

「くっ、俺はカードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

 

榊遊矢  LP 3500 手札2枚

勝鬨勇雄 LP 4000 手札5枚+1

 

 

 

「自分のターン、ドロー。

 自分フィールド上に地属性モンスターが存在するとき、天昇星テンマはリリースなしで召喚できる。天昇星テンマを召喚」

 

 

 

天昇星テンマ  Lv5 AP2100

 

 

 

「2体目……」

「そして自分は手札から魔法カード"融合"を発動。テンマとハヤテを素材とし、融合を行う」

「何!?」

「天翔ける星、地を跳び、今1つとなって悠久の覇者たる星と輝け!

 融合召喚!覇勝星イダテン!」

 

 

 

覇勝星イダテン Lv10 AP3000

 

 

 

「攻撃力3000……それなら、今度こそアクションカードで!」

 

イダテンを見て警戒した遊矢は、敵に対抗するためのアクションカードを探すべく再び走り出した。

 

「覇勝星イダテンの効果、それは自身のレベル以下のモンスターと戦闘を行うとき、相手モンスターの攻撃力を0にすること」

「ッ!何だと!?」

「さらに自分は装備魔法"魔星剣"をイダテンに装備。このカードは自分がこのターン中に魔法カードを手札に加えたとき、その魔法カードを1枚墓地へ送るごとに装備モンスターの攻撃力を100アップさせる。

 自分は先ほど手札に加えたアクション魔法を墓地へ送り、魔星剣の効果発動!」

 

 

 

覇勝星イダテン AP3000→3100

 

 

 

魔星剣が魔法カードの魔力を吸い、イダテンがその攻撃力を増していく。

 

「まずい!アクション魔法も魔法カード。このまま手札に加えらえたら……」

 

遊矢は焦りながらも、必死でアクションカードを探す。しかし―――

 

「うわッ!」

 

再び勇雄が飛ばした竹槍に足を取られ、地面に倒れこむ。その頭上を勇雄は軽々と飛び越え、再びアクションカードを手に入れた。

 

「これで2枚目。このカードを墓地に送る」

 

 

 

覇勝星イダテン AP3100→3200

 

 

 

「くっ!まだ他に―――あった!」

 

遊矢はすぐさま起き上がり、顔を上げた先にあったアクションカードに向かって走り出す。

 

「ふん」

「ぐあっ!」

 

しかし、再び勇雄に妨害され、アクションカードを先に取られてしまった。

 

「これで3枚目」

 

 

 

覇勝星イダテン AP3200→3300

 

 

 

「くそっ!負けるか!」

 

遊矢は諦めず、再びカードの元へ駆け出す。

 

「無駄だ」

「な―――ぐッ!」

 

だが、それも叶わず、勇雄の妨害により再びアクションカードを先取されてしまった。

 

「これで4枚目。あと1枚取ればイダテンの攻撃力がお前のLPを並ぶ」

 

 

 

覇勝星イダテン AP3300→3400

 

 

 

「させるか!」

 

それでも遊矢は、アクションカードを求めて走り出す。

 

「アクションカードは渡さん!」

 

勇雄は遊矢を追うように走り出した。

 

「自分はひたすら暗い闇の道を歩いてきた。お前のような明るい道でぬくぬくと歩いてきた者に、自分は負けない!」

「なんだよそれ!俺だって、負けてたまるか!」

 

そして2人は、竹藪の中にアクションカードを見つける。

 

「あった!あれは絶対に手に入れる!」

「させん!覇勝星イダテンでビーストアイズを攻撃!」

 

勇雄の指示で、イダテンが遊矢の後を追うビーストアイズに向かって走り出す。

 

「イダテンの効果により、ビーストアイズの攻撃力を0にする!」

 

 

 

ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン AP3000→0

 

 

 

イダテンから放たれたエネルギーがビーストアイズを拘束し、ビーストアイズは完全に動きが封じられた。

 

「本当の闇を見たものにのみ勝利は微笑む。これが自分とお前の差だ!」

 

イダテンの刃がビーストアイズに振り下ろされる。

 

「諦めてたまるかぁぁぁ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辺り一帯に広がった土煙が晴れていく。そこには、地面に倒れながらもアクションカードを手に入れた遊矢と、それを見下ろす勇雄が居た。

 

『おーっと榊選手!アクションカードはなんとか手に入れたものの、残りLPが100になってしまったぁー!』

「終わりだな。自分はこれでターンエンド」

 

 

 

榊遊矢  LP 100 手札2枚

勝鬨勇雄 LP 4000 手札4枚

 

 

 

ターン終了宣言と共に、勇雄は遊矢から離れていく。しかし遊矢は、先ほどの攻撃によるダメージの影響か、はたまた勇雄から受け続けた妨害の所為か、地面に伏したまま起き上がらない。

 

『榊選手、起き上がらない!このまま目を覚まさないのか!?』

「これ以上苦しみたくなければ、サレンダーするか、このまま時間切れになるまで倒れているんだな」

 

会場の空が曇りだし、暗闇が遊矢を包み込む。まるで遊矢の敗北を助長するかのように。

このまま遊矢は負け。観客のだれもがそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのとき―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雷が轟音となって鳴り響いた。

雷は光となって、一瞬会場を照らす。

そこには、不敵な笑みで立つ遊矢の姿があった。

 

「愚かな。ならば、とどめを刺してやろう」

 

勇雄のあからさまな挑発、しかし遊矢はまるで聞こえていないかのように反応しない。いや、それどころか口角を吊り上げ、少しずつ肩を震わせていた。

 

「……くっ……くくっ……ヒャーハハハハハハ!」

 

そして突然、狂い出したかのように笑い出した。そのあまりの豹変に勇雄はおろか、観客や司会さえも言葉を失った。

 

「おい!お前は本物の闇を見たものが勝っつったよなぁ!なら見せてやるよ……本物の闇をよぉ!」

 

そういうと遊矢は両腕を頭上へと掲げ、右手でデッキの一番上を掴んだ。

 

「俺のターン……ドロォォォーッ!!」

 

そしてそのまま、両腕を左右に振り下ろしながらカードをドローした。

 

「イッツ……ショータイム!

 今一度揺れろ、魂のペンデュラム!天空に描け光のアーク!ペンデュラム召喚!」

 

再び振り子が、光の柱の間を揺れる。

 

「現れろ!復讐の業火に燃える二色の眼!"オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン"!」

 

 

 

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン Lv7 AP2500

 

 

 

エクストラデッキから、再びオッドアイズが姿を現した。

 

「さらに俺は手札から、チューナーモンスター"インフェルニティ・リベンジャー"を召喚!」

 

 

 

インフェルニティ・リベンジャー Lv1 AP0

 

 

 

「俺はLv7"オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン"にLv1"インフェルニティ・リベンジャー"をチューニング!」

 

インフェルニティ・リベンジャーが光の輪となると、オッドアイズの周りを囲む。

 

「死者と生者、零にて交わりしとき……永劫の檻より魔の竜は放たれる!シンクロ召喚!

 出でよ、これが死神の真の恐怖!"インフェルニティ・デス・ドラゴン"!」

 

 

 

インフェルニティ・デス・ドラゴン Lv8 AP3000

 

 

 

遊矢のフィールド上に現れたのは、その身体を漆黒に染め上げた、まるで死を誘う死神のような龍だった。

 

『ゆ、遊矢選手!ペンデュラム召喚からシンクロ召喚を決めたー!』

「まだだ!俺は手札から魔法カード"おろかな埋葬"を発動!デッキからカードを1枚墓地へ送る。俺が送るのは、"DT-ナイトメア・ハンド"だぁ!」

「だ、DT(ダークチューナー)!?なんだそれは!」

 

聞きなれない単語に今まで黙っていた勇雄が言葉を発する。しかし、遊矢はそれに答えることなくデュエルを続ける。

 

「さらにリバースカードオープン!永続罠"リミットリバース"!墓地から攻撃力1000以下のモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。ナイトメア・ハンドを特殊召喚!」

 

 

 

DT-ナイトメア・ハンド Lv10 AP0

 

 

 

『遊矢選手が召喚したのは最上級のLv10モンスター。しかし、攻撃力はまさかの0!いったいどうするつもりだ!?』

「ナイトメア・ハンドは召喚・特殊召喚に成功したとき、手札からLv2モンスターを1体特殊召喚できる。"EMチアモール"を特殊召喚!」

 

 

 

EMチアモール Lv2 DP1000

 

 

 

「俺はLv2"EMチアモール"にLv10"DT-ナイトメア・ハンド"をダークチューニング!」

 

ナイトメア・ハンドが10個の黒い星になると、チアモールの体内に侵食する。体内で輝くチアモールの2個の白い星が侵食した黒い星と打ち消しあって消滅すると、残りの8個の黒い星が円環に並び、その中から黒い光の柱が現れる。

 

「漆黒の帳降りし時、冥府の瞳は開かれる!舞い降りろ闇よ!ダークシンクロ!」

 

遊矢の言葉に応え、光の中から漆黒の龍が現れた。

 

「こいつで血の海渡ってもらおうか。いでよ!"ワンハンドレット・アイ・ドラゴン"!」

 

 

 

ワンハンドレット・アイ・ドラゴン Lv-8 AP3000

 

 

 

新たに現れたモンスターは、身体中に無数の目を持ち、この世のものとは思えないようなおどろおどろしい姿をした龍だった。

 

「Lv-8(マイナスはち)!?シンクロ召喚はレベルの足し算ではないのか!?」

「ダークシンクロは、チューナー以外のモンスターからDTのレベルを引いた数と同じレベルのダークシンクロモンスターを特殊召喚する。ナイトメア・ハンドのLvは10、チアモールのLvは2。よって2-10=-8となり、Lv-8のワンハンドレットアイドラゴンが現れた」

「なッ……」

 

勇雄は恐怖していた。明るい世界でぬくぬくと育ったと思っていた少年(ガキ)が、身の毛もよだつ様な闇の気配を漂わせているのだから。

 

「インフェルニティ・デス・ドラゴンの効果発動!手札が0枚のとき、1ターンに1度、相手フィールド上のモンスター1体を選択し破壊し、相手プレイヤーに破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを与えることができる。俺は覇勝星イダテンを選択」

「何だと!?」

「踊れ!死のダンスを!インフェルニティ・デス・ブレス!」

「ぐッ!」

 

 

 

勝鬨勇雄 LP 4000→2500

 

 

 

インフェルニティ・デス・ドラゴンが放った漆黒の炎がイダテンを包み込み、そのまま破壊した。

 

「こいつでとどめだ!ワンハンドレット・アイ・ドラゴンでダイレクトアタック!」

 

遊矢の攻撃宣言と共に、ワンハンドレット・アイ・ドラゴンの目が怪しく輝きだす。

 

「あの世へスキップしなぁ!インフィニティ・サイト・ストリーム!」

「ぐあぁぁぁぁぁッ!」

 

 

 

勝鬨勇雄 LP 2500→0

 

 

 

ワンハンドレット・アイ・ドラゴンの攻撃により、勇雄のLPが0になった。

会場はデュエル開始時の盛り上がりとは打って変わって、まるでこの世界から音がなくなったかのように静まり返っていた。

そして、そんな想像を否定するかのように、『遊矢WIN』の文字が機械音と共に表示されていた。

 

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

EMフレンドンキー

効果モンスター

星3/地属性/獣族/攻1600/守 600

(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。

自分の手札・墓地からレベル4以下の「EM」モンスター1体を選んで特殊召喚する。

 

 

 

EMペンデュラム・マジシャン

ペンデュラム・効果モンスター

星4/地属性/魔法使い族/攻1500/守 800

【Pスケール:青2/赤2】

(1):自分フィールドに「EM」モンスターがP召喚された場合に発動する。

自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力はターン終了時まで1000アップする。

【モンスター効果】

「EMペンデュラム・マジシャン」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが特殊召喚に成功した場合、自分フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。

そのカードを破壊し、破壊した数だけデッキから「EMペンデュラム・マジシャン」以外の「EM」モンスターを手札に加える(同名カードは1枚まで)。

 

 

 

オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン

ペンデュラム・効果モンスター

星7/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

【Pスケール:青4/赤4】

「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン」の(1)(2)のP効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分のPモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージを0にできる。

(2):自分エンドフェイズに発動できる。

このカードを破壊し、デッキから攻撃力1500以下のPモンスター1体を手札に加える。

【モンスター効果】

(1):このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合、このカードが相手に与える戦闘ダメージは倍になる。

 

 

 

星読の魔術師

ペンデュラム・効果モンスター

星5/闇属性/魔法使い族/攻1200/守2400

【Pスケール:青1/赤1】

(1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで魔法カードを発動できない。

(2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードまたは「オッドアイズ」カードが存在しない場合、このカードのPスケールは4になる。

【モンスター効果】

(1):1ターンに1度、自分フィールドのPモンスター1体のみが相手の効果で自分の手札に戻った時に発動できる。

その同名モンスター1体を手札から特殊召喚する。

 

 

 

時読の魔術師

ペンデュラム・効果モンスター

星3/闇属性/魔法使い族/攻1200/守 600

【Pスケール:青8/赤8】

自分フィールドにモンスターが存在しない場合にこのカードを発動できる。

(1):自分のPモンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ終了時まで罠カードを発動できない。

(2):もう片方の自分のPゾーンに「魔術師」カードまたは「オッドアイズ」カードが存在しない場合、このカードのPスケールは4になる。

【モンスター効果】

(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、1ターンに1度、自分のPゾーンのカードは相手の効果では破壊されない。

 

 

 

EMシルバー・クロウ

ペンデュラム・効果モンスター

星4/闇属性/獣族/攻1800/守 700

【Pスケール:青5/赤5】

(1):自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力は300アップする。

【モンスター効果】

(1):このカードの攻撃宣言時に発動する。

自分フィールドの「EM」モンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで300アップする。

 

 

 

ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン

融合・効果モンスター

星8/地属性/ドラゴン族/攻3000/守2000

ドラゴン族・闇属性モンスター+獣族モンスター

このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。

●自分フィールドの上記カードをリリースした場合にエクストラデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。

(1):このカードが戦闘でモンスターを破壊した場合に発動する。

このカードの融合素材とした獣族モンスター1体の元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

 

 

 

インフェルニティ・リベンジャー

チューナー(効果モンスター)

星1/闇属性/悪魔族/攻 0/守 0

このカードが墓地に存在し、自分の手札が0枚の場合、「インフェルニティ・リベンジャー」以外の自分フィールド上のモンスターが相手モンスターとの戦闘によって破壊され自分の墓地へ送られた時、このカードを墓地から特殊召喚できる。

この効果で特殊召喚したこのカードは、その戦闘によって破壊された自分のモンスターの元々のレベルと同じレベルになる。

 

 

 

インフェルニティ・デス・ドラゴン

シンクロ・効果モンスター

星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2400

闇属性チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上

自分の手札が0枚の場合、1ターンに1度、相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。

選択した相手モンスターを破壊し、破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを相手ライフに与える。

この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

 

 

 

おろかな埋葬

通常魔法

(1):デッキからモンスター1体を墓地へ送る。

 

 

 

リミット・リバース

永続罠

自分の墓地の攻撃力1000以下のモンスター1体を選択し、表側攻撃表示で特殊召喚する。

そのモンスターが守備表示になった時、そのモンスターとこのカードを破壊する。

このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。

そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。

 

 

 

DT-ナイトメア・ハンド

ダークチューナー(効果モンスター)

星10/闇属性/戦士族/攻0/守0

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、手札からレベル2モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

このカードをシンクロ素材とする場合、ダークシンクロモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない。

 

 

 

EMチアモール

ペンデュラム・効果モンスター

星2/地属性/獣族/攻 600/守1000

【Pスケール:青5/赤5】

(1):自分フィールドのPモンスターの攻撃力は300アップする。

【モンスター効果】

「EMチアモール」のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分メインフェイズに元々の攻撃力と異なる攻撃力を持つモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターの攻撃力の数値によって以下の効果を適用する。

●そのモンスターの攻撃力が元々の攻撃力より高い場合、そのモンスターの攻撃力は1000アップする。

●そのモンスターの攻撃力が元々の攻撃力より低い場合、そのモンスターの攻撃力は1000ダウンする。

 

 

 

ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン

ダークシンクロ・効果モンスター

星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500

チューナー以外のモンスター1体-ダークチューナー

このカードはシンクロ素材とするチューナー以外のモンスター1体のレベルからダークチューナーのレベルを引き、その数値が-8に等しい場合のみ、シンクロ召喚する事ができる。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分の墓地に存在する全ての「インフェルニティ」と名のついたモンスターと同じ効果を得る。

フィールド上に存在するこのカードが破壊された場合、自分のデッキからカード1枚を選択して手札に加える。

 

 

 

 




Q:どうしてビーストアイズの召喚に融合を使わなかったの?
A:(OCGテキストに)我が書き換えたのだ。

Q:どうして遊矢のデッキにインフェルニティ・リベンジャーが入ってたの?
A:最強デュエリストのデュエルは全て必然!ドローカードさえもデュエリストが創造する!

Q:なんでダークシグナーでもないのにダークシンクロを使えたの?
A:知らん。そんなことは俺の管轄外だ。

Q:これって、ワンハンドレッドよりオーガやトリシュを呼んだ方がよかったんじゃ……
A:満足龍<今はまだ私が動く時ではない。
 満足界の龍<オレに合った仕事でない以上、仕方あるまい。

Q:どうしてこんなシナリオにしたんだ!答えろ!何故だ!答えてみろルドガー!
A:そいつは俺が答えるぜ!1話で遊矢が満足ドローをしていてピンときたからだ!

Q:そもそもダークシンクロってなんなの?
A:「遊戯王5D's」で登場した、星の民の伝説に記されているダークシグナーが使用する特殊なシンクロ召喚。

Q:伝説って?
A:ああ!



はい。というわけでエイプリルフールネタでした。
ネタ自体は1話を見たときから考えていましたが、このたび勝鬨君に生贄になってもらいました。突っ込みどころは多々ありますが、ご了承ください。
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